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五十鈴メールマガジン〔No.702〕アルキストになった魔女
配信日時:2017/03/23 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.03.23発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.702≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          桜の開花が告げられましたが

       今年度もあますところ1週間となりました。

       新しい年度を迎える準備も抜かりなく行って

           新年度の始まりと同時に

          満開の桜をめでたいものですね。

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☆No.702 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_アルキストになった魔女
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_人生と経営に大切なもの(山田常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_来年度から取り組むこと(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― アルキストになった魔女 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

もう何回も書いていますが、愛犬ドルチェを失ってから、毎朝夫婦での
散歩が日常化しています。さらに魔女は毎日必ず1万歩歩くという使命
感を持ち、スマホのコンテンツを利用し、1万歩歩くと目標達成マーク
がつくことを喜びとして、どんなことがあっても目標を達成しています。

夜中に「アッ!」とか言って、突然「歩数が足りない!」と家のなかを
走り回ることさえあります。春分の日、墓参りに行くのも計画をたて、
一日中歩いて過ごすということになりました。

まず東横線で自由が丘から渋谷に向かったのですが、渋谷で銀座線に乗
り換えるのは本当に嫌になるぐらい不便で、さらに工事の影響で狭い階
段を80段くらい上らなければなりません。しかし歩くのを目的にして
いれば、さほど文句も出ないということですね。

墓参りを済ませ、次にホテルオークラで開催されているワインの試飲会
に向かいました。虎ノ門の駅から歩いたのですが、道もよくわからず、
坂が多く、汗をかくくらいの運動量でした。

歩いている時に魔女が「どうしたのかしら、右手の薬指が痛い」と言う
ので、見ると少し赤く腫れていましたが、どこかにぶつけたのだろうと
いうことで話は終わりました。

ワインの試飲会は我々が40年前に結婚式の披露宴をやった場所でした
が、名前も「曙の間」から「アスコットホール」に変わっていました。
その日はアメリカの大統領選挙で、披露宴でジミー・カーター大統領が
当選したことをスピーチした来賓がいて、どよめきが起きたことを思い
出しました。

試飲会は混雑していて、要領もよくわからず、ただただ試飲を人の流れ
に任せてしたのですが、面白くもなんともなく知っているソムリエでも
いないかと探すと、いましたいました、有料の試飲の券を販売していた
ので、「なんだ、やっぱりお金を取るところにいるんだ!」と声をかけ
イジリましたが、「鈴木さまはここに来られるより、レストランの方に
飲みにお越しください!」と言われ、それはそうだと思いました。

私はワインは美味しければいいので、いつもソムリエに任せています。
しいて言えば、白はシャルドネ系が好きなくらいで薀蓄を傾けるような
ことはできません。あとは値段ですが、あまり安いものを頼むと頭が痛
くなるので、といっても何万円もするようなものは飲みません。

ということで味と値段を比較していたのですが、人が多くイライラして
きました。そういう混雑のなかでもマニアたちは楽しそうに薀蓄を傾け
ています。魔女も「ここにいてもしょうがないわよ!」ということで、
早々に退散することになりました。

コンシェルジュに今度は日比谷線の神谷町駅の行き方を聞くと、シャト
ルバスが出ているということで、アルキストとしては歩こうかと思いま
したが、時間もピッタリだったので利用しましたが、女性のコンシェル
ジュがとても感じ良く丁寧でさすがだと思いました。

中目黒で乗り継いだ電車が各駅停車だったので都立大学駅で降りて、ス
ーパーマーケットに行きましたが、最近、アルキストの魔女は歩くため
にさまざまなスーパーを廻っているようです。

ここでも日本人はこんなにさまざまなものを口に入れるのかというくら
い品揃えが豊富で、働く人々は明るくきびきびしていて感動モノでした
が、最後のオートレジを私に見せたかったようです。

こういうモノもさらに進化し自動化が進むのでしょう。大量の荷物を両
手で魔女が持ち、もちろん歩いて帰ったのですが、私が持たないと世間
体が悪いと言ったのですが、この方が歩くときバランスがいいと、魔女
が重い荷物を持って帰りました。

帰ってから大相撲をテレビで観戦したのですが、稀勢の里が横綱になっ
てから、家では娘までが相撲ファンになり応援しています。思えば日本
のデフレと日本人の横綱が出なかった時期は一致していますね。

デフレはまだ脱却していませんが、稀勢の里にあやかってもらいたいと
思いました。応援していると、魔女が「アッ、これだ!」と言いだしま
した。お相撲さんが仕切る時、気合を入れてまわしを叩きますね、これ
を魔女が真似してパンパン叩いていたのです。それで指を痛めたことが
判明しました。まあ、魔女との生活は痛快で楽しいものです。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

       ――― 人生と経営に大切なもの ―――
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今年度も残り一週間、新年度を迎える準備は完璧でしょうか?

「VC基盤の構築」に向けた新たなVCプロセスを本格的にスタートさ
せる準備、そして新入社員を迎える準備、自分自身のキャリアビジョン
に向けた目標設定の確認等々、手を抜かず最終確認をきちんと行い、4
月からのロケットスタートに備えましょう。

来年度も外部環境は決して甘くはなく、危機意識を失わず戦略課題に挑
戦していきたいと思います。

好きなTV番組の一つにテレビ東京の「カンブリア宮殿」があります。
先日の放送で「地方発! 奇跡を起こす女性社長SP」として以前この
メルマガでも紹介させてもらった、「こうじ屋ウーマン」こと浅利妙峰
さんが紹介されました。

前回もメルマガで書きましたが、彼女は大分県佐伯市にある創業320
年の糀屋のおかみで、なんと私の姉の大親友です。そして私も幼い頃よ
りいろいろなアドバイスをいただいた、大変お世話になった恩義あるお
姉さまです。

番組の内容を少し説明すると、日本の主婦が味噌や甘酒を手作りしなく
なり糀が売れず、父親の代で伝統の糀屋をたたむかどうかの瀬戸際に立
った時、家業を継ぐ覚悟をした彼女は大分県産業科学技術センターに相
談に行く。

ここで受けたアドバイスは「自分たちが当たり前だと思っているところ
に宝が眠っているかもしれない」というものだった。「自分が知らない
だけで広がっている世界があるかもしれない。もっと糀を知ろう」と専
門書を読み漁り、江戸時代の文献のなかに「塩糀」の文字を見つけた。

彼女は試作に試作を重ね、塩と糀と水の分量を発見し「塩糀」を売り始
める。しかも商標登録もせず、レシピも惜しげもなく公開したことで大
手メーカーも追随。「糀」文化を日本の台所に取り戻すことに成功した。

そして今、糀の可能性を海外にもアピール。古くて新しい、日本のスー
パー調味料を世界での席巻に向けた挑戦を続けている。

以前、NHKの「プロフェショナル仕事の流儀」でも同じような内容で
紹介されましたが、改めて感じたことは

1.温故知新で昔の人の知恵に、今の欲求・ニーズを重ね合わせて商品
  を作ったところ
2.一人勝ちせず皆で良いものを分かち合おうとしたところ
3.「先憂後楽」「苦あれば楽あり」を確信しているところ
4.一歩踏み出せば世界は変わると言って、明るくたくましく生きてい
  るところ  

です。浅利姉さんの昔からの人生哲学は「一人勝ちに未来はない。がー
んと大きく一人勝ちしても、すとんと落ちるから。じわじわみんなと一
緒に階段を上って行けば長くいける。そういうものが日本の伝統ではな
かろうか」というものです。

この哲学は、五十鈴の価値観の一つ「世のため人のために仕事をする」
に通じるものがあり、来期の「VCプロセスへの変革」においても大切
な考え方の一つだと思っています。

余談ではありますが、番組の冒頭で3分間ほど「美容や健康に良いと糀
がブームになっている」との紹介で、愛好者の一人として私の姉貴がT
V出演していました。(「収録では4時間近くも撮影したのに、放映は
3分だけ・・・(笑)」と言っていました)


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 来年度から取り組むこと ―――
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桜の季節になり、桜開花の話を聞くと春を感じるこの頃です。

今年度も残すところ一週間余り、毎年この時期は年度末の締めと新年度
がスタートダッシュできるように日々熱が入ってきていることだと思い
ます。

我が社も、やっと会社としての安定感と機能が発揮されはじめ、今年度
の業績見通しもプラスで締められそうです。

九州地区の来期自動車生産台数は微増ですが、弊社に関係するお客さま
は落ちる計画になっており、今後は拡販にも力を入れていく必要を感じ
ております。

そのためにも、お客さま(マーケット)のニーズやウォンツを探り、ど
う取り組んでいけばよいのか進めなければなりません。

「現場からの発想がニーズを見出す」とよく言われますが、お客さまの
ニーズを見つけどうやってそれを満たしていくか。これは企業の永遠の
テーマであり多くのビジネスマンがこのことで腐心しています。

いろいろな本を読んだり、たくさんの人に話を聞いたりして、効果的な
方法を求めていますが、結局、まねではなく自分たちが苦心した末に自
らあみ出すものなのかもしれません。

ニーズの発見方法で、現場からの発想が重要であり、「いつも現場に行
って現場から発想しないとお客さまのニーズを満たすことなどできない」
と、よく言われております。

メーカーであれば小売の現場に行って、消費者の言動をしっかり把握す
ることから始めるわけです。とかく現代人は、データや理論を偏重して
現場に足を運ぶことを怠りがちです。それではいつになっても現実と理
論とのギャップを埋めることなどできません。

学問の世界でも基礎研究というのは人のやっていないことを研究するの
であり、わからないことを探す難しさがあります。そこである先生は、
「町に落ちているがま口を拾うように」この基礎研究をしているそうで
す。

つまり、がま口は机上で本を読んでいても絶対に拾うことなどできない
のです。拾うために町に出て歩くほかありません。こうして絶えず町を
歩くことで基礎研究の種を探しているわけです。これもまた現場からの
発想だと思います。

これに習い、何か新しいことを考え出そうとするときは、必ず足を使っ
て歩こうと思います。そしていつか必ず大きながま口を拾おうと思うの
です。

次に、併せて考えておくことは市場の動向、自社のポジショニングはど
うかだと思います。お客さまに提供できる価値は整っているか、どんな
問題点を抱えているのだろうかと思考する必要もあります。

将来像をイメージし、新しい今までにないものを創造していくことで、
自社ならではの価値をモノに換えていけるよう目指したいです。

我が社の来年度はCCからSCへとしての新たな可能性に踏み出してい
きたいと思っております。来年度の基本方針は、「サービスセンター基
盤の創造」、キャッチフレーズは、「Innovation & Ac
tion」であり、社員一人ひとりがサービスとはを常に考え、全員参
画で拡販に力を入れていくつもりです。

各自一人ひとりが拡販のために何ができるのかを考え、行動することが
大切であり挑戦的にスピード感をもって実践行動に移していきたいと思
っております。

どんな環境変化が現れても、新たな変革機会と捉え、プラス思考でイノ
ベーションを楽しんで進化させ、九州マーケットでお客さまから必要と
される存在感のある会社に少しでも早く近づき、10年目の節目として
次なるステージにステップアップしたいと考えています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.703〕は、2017年3月30日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週東京での開花宣言が出ましたがあいにくの雨ふりの日だったので意
外なニュースだったのではないでしょうか。こういう雨を催花雨という
ことも知りました。春に早く咲けと花をせきたてるように降る雨のこと
をいうのだそうです。
今期も1週間ほどで終了しますが、来期よ早く来いと言えるぐらいの準
備をしておきましょう。時間はまだまだありますよ。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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