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五十鈴メールマガジン〔No.710〕毅然たる態度
配信日時:2017/05/25 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.05.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.710≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            日本を取り巻く状況は

         憂慮すべき時期に来ているようです。

            しかしながら日本には

            自ら手を打つ手段がなく

       そういう現状に危機感を抱く人が少ないのも

           現実ではないでしょうか。

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☆No.710 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_毅然たる態度
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_多様性ある会社・人財(鈴木副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_時間の有効活用を図る(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 毅然たる態度 ―――
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鈴木貴士です。

北朝鮮が挑発を繰り返しています。それに対し安倍首相はいつも対応で
同じ言葉を繰り返しているだけです。「毅然たる態度で臨みます!」と
言ったって、何をどうするのか、経済制裁くらいしかやることはなく、
完全に北朝鮮に問題にされていないというか、舐められているのです。

軍事力の行使を憲法九条により禁じられ、核兵器を保有できず、敵基地
攻撃能力すら持たない我が国は、防衛に対する主権を持っていないのも
同然です。

こういう状況でも、平和憲法の維持とか、戦争法案反対とか、軍事費を
削れとか言っている人たちやマスコミは本当に平和ボケか思考停止か洗
脳されているとしか思えません。

毅然たる態度というのは、そういうことなら軍事力を行使するぞという
脅威がなければ、ただただ、言葉の攻撃しかできません。国際社会と協
調してといっても、またまたアメリカ様にお願いするしかないわけです。

やはり主権というのは軍事力で担保される、といった国際社会の常識を
日本特有の平和主義で語っていても何の役にも立たないことがなぜわか
らないのでしょうか。

何度もこのメルマガに書いていますが、百田尚樹さんの「カエルの楽園」
を日本人は全員読むべきです。あの寓話通りになる可能性が十分あるこ
とを知らねばなりません。

保守もリベラルもありません。自分の国は自分で護るというあたりまえ
のことをしないと、いつまでも占領軍に護られているという情けない状
態が続きますし、トランプ大統領なら状況によって日本から米軍を引き
上げるということがあるかもしれません。

昔、明治の先人たちが「富国強兵」という国家ビジョンを掲げ、近代の
国づくりに邁進しました。その結果、白人至上主義の世界で侵略もされ
ず、日本は短時間で堂々と世界の列強に初めて有色人種として並びまし
た。

そして毅然たる態度で、日清戦争や日露戦争を戦い抜きました。毅然た
る態度とはこういうことを言うのです。こういう考えは時代錯誤でしょ
うか。

世界平和を実現するには覇権国とそれぞれの国の主権的な軍事力がない
と成立しません。軍事バランスがおかしくなると戦争は起きてしまいま
す。冷戦の時代は東西の陣営の軍事バランスが取れていたので大きな戦
争にはなりませんでしたが、代理戦争のような形でベトナム戦争のよう
な不幸な戦争がありました。

冷戦が終わり、アメリカが覇権国となり世界は平和になると思われまし
たが、湾岸戦争やその他の戦いでアメリカは疲弊し、もはや「世界の警
察官ではない」とのオバマ大統領の発言からは、ロシアはウクライナに
侵攻しクリミアを奪取し、中国は南沙諸島に人工島を建設し、東シナ海
も尖閣諸島問題で揺れています。

次の覇権国家を目指す中国の目の前に日本は存在します。中国の軍事力
の拡大に対し日本は全く対応しておらず、未だに防衛費のGDP1%枠
にこだわっています。

もはやアメリカが去った後は中国の属国になるしかありません。そのよ
うな状態で毅然とした態度をどうしたら取れるのでしょうか。地政学的
な危機は解消していません。むしろ、以前にも増してきているのです。

中東は遠いですが石油の問題もあり、この辺の陰湿な武力紛争も日本に
は大きな影響を与えます。地政学的問題を改めて真剣に考えていかなけ
ればならないのではないでしょうか。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

       ――― 多様性ある会社・人財 ―――
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今年度からスタートしたグループ新中期2ヵ年計画のテーマに「組織と
人財のダイバーシティを高め、・・・」とあります。ダイバーシティを
検索すると、「多様な人材を積極的に活用しようという考え方」と出て
きました。

性別、国籍、年齢等を問わず、目的的に人材活用していくことを言って
います。我がグループでもそのような場面が多少見られるようになって
きています。

しかしグループ中期テーマのダイバーシティは、経験や能力の多様性を
意味しており、社員の持っている可能性を最大限に新最適に発揮してい
る高参画の状態を創り出すことを狙っています。

今、「働き方改革」が議論され、一部実行に移されています。このこと
については政府のホームページ等で勉強してもらえれば良いと思います。

現段階において五十鈴グループは、仕事時の役割、ミッション等、その
変化のなかで働き、その時々において自分の有能感と自己実現を見出し、
やりがいや達成感とともに幸福を感じられる働き方に変えていくことが
大切だと思います。

わかりやすく言えば、定型的なリピート業務を年中繰り返すのではなく、
例えば1日(8時間)のなかで、6時間はCCの人財として働き、2時
間はVCプロジェクトメンバーとして働く。また今日は操業指導者とし
て働き、明日は採用担当者、面接者として働く。

あるいは現場作業を半日して、残りはお客さま現場とコミュニケーショ
ン(情報収集)を行う。という感じで、自分の能力発揮を変えていく働
き方にしていくことです。

毎日毎日、または一定時間ごとに組織における自分の役割とミッション
が変われば(自覚できれば)、行動範囲と目的の対象者が広がるという
ことになります。

働く場面と内容、役割が固定されず、選択の幅が広い職場であり、多様
な仕事観、多様な組織貢献の形が存在する会社であることが、バリュー
センターの基本です。バリューセンターの仕事の仕方、働き方なのです。
当然、求められる人財も、多様性ある人財ということです。

他人から言われて働き方が変わるのではなく、自分の意志で働き方を変
える改革を行っていきましょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 時間の有効活用を図る ―――
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今年度もスタートして早2ヵ月目の5月終盤となり、過ごしやすい時季
になりました。

九州地区の今年度自動車国内生産は、弊社に関わる新車種立ち上げが無
く微減と言われておりましたが、予想外に忙しくお蔭さまで4、5月の
滑り出しは計画を上回る状況です。

五十鈴グループは新中期計画がスタートしましたが、年々進化のスピー
ドが速くなっていくのを感じます。我々も早くグループレベルに追い着
こうと日々活動していますがなかなか追い着けません。今以上のエネル
ギーを費やしてさらなる進化・チャレンジを加速していきたいです。

弊社の今年度の戦略の一つである「システム機能による起用価値の拡大」
を目指し活動しております。強みの発揮としてお客さまへ、ITを駆使
した品質における信頼感・安心感を満足させるサービスを提供すること
で存在感の拡大を図り受注につなげるとともに、顧客満足を上げるよう
実践しております。

そんななか、仕事に追われ活動する時間が生み出せていないのが現状で
す。扱い量が3年前より25%増になっていますが、人数は逆に減って
人員不足が常態化となっており活動に苦慮している状態です。なんとか
活動する時間を生み出さなければならないと思っています。

そのためには無駄な時間を極力減らし、時間の有効活用を図ることが急
務であり、生産性向上の取り組みが不可欠と考えます。また安易に労働
力を増やすことで解決するのでなく、生産性の向上を追求することがも
っとも大事ではないかと考えております。

まずは無駄をなくす働き方が必要です。仕事を溜めると処理するのに時
間が掛ります。仕事を溜めない働き方により、自由な時間を生み出す方
法、身軽にする方法を思考する必要があると思います。

仕事内容を明確化することも欠かせません。本業をキッチリこなした上
で定時間内で仕事を終えることを目指し、仕事を論理的に進めスケジュ
ールを管理する必要があります。

仕事の全体像を把握し、いつまでに何ができたら良いのか、目標・ゴー
ルを明確に定めることも大事だと思います。アウトプットを意識し、優
先順位を考え、そのために日頃から整理整頓しておくこと。残業を前提
とした職場環境を見直すことだと思います。

また責任範囲をきちんと定め、お互いの専門領域を尊重することも大切
だと思います。職場に埋め込まれた知識とノウハウをマニュアル化する
のも一策です。

残業が減らない理由に代替要員がいないことがよく挙げられますが、マ
ニュアル化した知識を共有することにより、人に頼りすぎない働き方が
実現できるのではないでしょうか。

年度末から九州での自動車生産も高まり、忙しくなることが予測されて
います。さらに効率化の加速に伴った新たな案件も生まれてくると思い
ます。

他社が真似のできない独自価値を提供し続けていけることを達成感と捉
え、組織力の高い少数精鋭ローコスト体制で九州マーケットの認知を追
求していきたいものです。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.711〕は、2017年6月1日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

ニュース報道でも、日本には近隣諸国における地政学的な脅威に対する
手段を持たず、結局は話し合いで危機を回避することが大事だという意
見を多く聞きます。しかし我々国民一人ひとりがもっと現状に対する危
機意識をもって政治に参画し、脅威に対して抗う国になるべく働きかけ
をしなければならないと考えるところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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