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五十鈴メールマガジン〔No.715〕社会通念
配信日時:2017/06/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.06.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.715≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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       蒸し暑く歩いていると汗をかく陽気ですが、

        道端で見かける色鮮やかなあじさいに

          こころ和む時期を迎えました。

            来週から7月ですね。

        気を引き締めて2/四期に臨みましょう。

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☆No.715 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_社会通念
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_もの造りから、何を創るのか(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_社員総会バリュー(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 社会通念 ―――
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鈴木貴士です。

社会における暗黙の了解事項が「社会通念」で、法律のように明文化さ
れていないのですね。組織文化等で「規範」の勉強をしましたが、それ
と同じようなことですね。

人間の行動に影響を与えるのは規範ですが、思考や価値観にまで影響を
与えるのが「社会通念」です。

この前も電車でゴルフ場にいったのですが、エスカレーターの右側を空
けておくのは完全に規範になっていますね。「歩かないでください」と
書いてあるのに、誰一人、守らない。家の魔女のように断固右側に立っ
ていると、突き飛ばされるか、罵られることになるのです。

それから「不倫」、もともとは倫理から外れた、人の道から外れたこと
をいうのですが、今では完全に結婚している者が浮気をすることを言う
ようになってしまい、それも徹底的に弾劾されるようになってしまいま
した。

特に人気者や有名人は容赦なくやられるのはリンチのようなものです。
日本では源氏物語のような男女の愛情を見事に描いたものがあるのに、
昨今では「不倫物語」等と言われるのは情けないことです。

最近私が懸念しているのが緊縮予算です。家庭では無駄遣いしないで質
素倹約が美徳ですが、贅沢したいのも人情です。ですがカードローンで
破綻したりする人が多くなり、社会問題化したりするのでサラ金の規制
を厳しくするのは良いのですが、国や行政が緊縮予算ばかりで倹約する
と、国民に対するサービスが減るのと同時にお金が回ってこなくなりデ
フレを加速します。

ミクロ会計ではお金は使うと無くなってしまいますが、マクロ経済では
お金は減りません。誰かの支出は誰かの所得になります。そして、誰か
の負債は誰かの債権となり、お金は無くなりません。

それなのにデフレ下の今、オリンピック予算でも削ると受けがいいので、
小池都知事はそういうパフォーマンスばかりしますね。オリンピック景
気は盛り上がりません。折角のチャンスの足を引っ張っているのです。

国の借金問題でも財政問題でも同じことですが、大騒ぎして緊縮して増
税するということが社会通念になりつつあるのです。

確かに日本の人口は少子化ですから減り続けています。一方、高齢化で
すから社会保障は増え続けています。しかしだから日本はもうだめだ、
ということではないのです。

冷静に考えてみてください。「国の借金」と言いますが、誰から借りて
いるのでしょう。日本の対外純資産は300兆円以上あり、世界で最大
のお金持ちの国です。と言うことは国ではなく、政府が誰かに借金して
いるのは国内のことで、それは国民と言うことになりますね。

借金を子供たちに回してはいけないと誰もが思います。しかし、財務省
のプロパガンダでそういうことが社会通念となり、皆が倹約しお金を使
わなくなり、消費税増税に納得し身構えます。

皆がお金を使わないのだから税収は減り、さらに財政状態は悪くなりま
す。その繰り返しがこの失われた20年なのです。

公共投資は無駄ばかり、「コンクリートから人へ」なんてことを言って
いた人たちは何を根拠に言っていたのでしょう。この間、公共投資は減
り続けており、ピーク時の半分になってしまいました。

この緊縮、増税は将来のことを考えると致し方のない「痛みを伴う改革
だ」という社会通念がまたさらなるデフレを促進させるように思えてな
らないのです。そして、社会通念になると合理的な議論はできなくなっ
てしまうのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

     ――― もの造りから、何を創るのか ―――
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グループ社員総会が終わり、2週間が経とうとしています。総会アンケ
ートの感想を読んでいると、ステージ1、2のライブを当事者意識を持
って解釈し、自分のこととして捉えている主旨の記述がたくさんありま
した。

こんなにもポジティブに考え、前向きな行動に結びつけようとする感想
や意見には驚くとともに、草の根的な文化として、未来志向的な職場の
変革や一体感を醸成しつつあると感じました。

そして、明日で1/四期が終了します。今年度のスタートとしては、上
々の成果となっています。底堅い自動車生産に支えられながらも、昨年
度の拡販とコスト削減努力のお陰だと思います。これからは6月値上げ
においての営業活動強化と中期目標に向けた全員参画活動を、イノベー
ティブに実践していきましょう。

さて、タイトルにあるように、「もの造りから、何を創るのか」です。
ほとんどの社員は広義の意味で「価値」と答えるでしょう。方向性とし
ては価値創りとなりますが、実際のところ、何を創れるのかわからない
のが本音でしょう。「創る」なので、明らかな目標物が無いのは仕方な
いことです。

重要なことは、「もの造りから」(「もの造りを通して」)なのです。
基本的には創発的イノベーションを起こしたい、その結果として「価値」
につなげていきたいということです。

造り方にはいろいろな方法・プロセスがあり知恵があります。その多様
性ある環境を考え、共に価値を創り出す場がバリュー・プロデュース・
フィールドであり、未来志向の自己成長・自己実現を遂げる場でもあり
ます。

さあ、「何を創るのか」。少しずつ見えてきて、いろいろなところにピ
ントを合わせる必要があると感じると思います。グループ中期戦略のテ
ーマを念頭に、個々の具体策の展開を進めていきましょう。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

        ――― 社員総会バリュー ―――
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梅雨明け前ですが、家のベランダで咲く2種類のあじさいは、「まだだ
よ!」と自慢げに日々色を濃くしています。まもなく始まる本格的な暑
さに備えて、日々健康管理に留意しましょう。

さて、五十鈴グループ全社員が一堂に会する社員総会が終わりました。
大きなイベントが終わるとほっとするというのが常ですが、五十鈴の社
員総会は毎年何か大きなものが心や頭に残り、安堵よりも「さて次は!」
「もっとこうしたい!」という気持ちになります。

昨年の社員総会終了後には、来年はこんなことができたらいいなと思っ
ていたのですが、1年が経過してその時思ったものとは全く異なる内容
となりました。もちろん予想をはるかに超える良いものでした。

それは、その時イメージした成長進化度を上回っていたこともあります
が、1月に新中期が発表され、2月には各社ごとに新中期と2017年
度の方針が明確になり、3月には新たなステージに変わるための準備が
行われ、4月にはそれに基づいたキックオフが実施され、5~6月には
グループ社員総会のテーマにきちんと応える各社の独自性ある拠点社員
総会が開催され、本番に臨む時にはすでに新たな活動がそれぞれの場所
で始動しています。

日々の仕事のなかに、自らの進化を促進する活動が継続的に展開できて
います。

そんな時間の過ごし方ができるということは、本当に素晴らしく嬉しい
ことです。

そして、代表が当日仰っていたように、全員が集い、全体は全体として
どうあるべきなのかを確認するというまさに「グループ」であることに
改めて期待や可能性を実感する価値ある機会であったと思います。

総会を創り上げるのも、登壇する人々だけでなく、事前の準備段階に関
わる全員参画のプロセスがしっかり根付いている証だと思いました。

アイコミでもVC基盤の確立に向けて、これまでのソリューションの枠
組みにとらわれることのない新たな動きを加速させています。前中期で
芽生えたものにいくつ花を咲かせることができるのか、皆で挑戦です。

アイコミの目指す企業像は「Vivid創造企業」です。わくわく・ド
キドキの活力を自らが生み出す企業になろうというものです。目指す姿
に大きく近づく1年にしたいと思います。

来年の社員総会がどんな企画で展開するかは、グループ全員の取り組み
次第です。私たちだけの自己満足になることなく、多くの方々に感動や
嬉しさを提供できるものになるよう共に頑張りましょう。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2017.06.26 「五十鈴グループビジョナリーレポート2017」
                         を発行しました
                             
      http://www.isz.co.jp/news/2017/0626_000272.html

2017.06.28 「2017年度五十鈴グループ社員総会ダイジェスト」
                              公開

      http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement01.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.716〕は、2017年7月6日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

東京は雨が降りそうであまり降らず、蒸し暑い日が続く今日この頃です。
本格的な夏に入る前の準備期間として“備え”をしっかりと行うことが
大事な時期ではないでしょうか。
2/四期に突入するにあたり、今一度中期・今期末ゴールの状態を確認
し、意欲的な組織風土を維持していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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