バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.717〕自然災害大国
配信日時:2017/07/13 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.07.13発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.717≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          九州北部を襲った豪雨により

            被害に遭われた方々に

          心からお見舞い申し上げます。

          被災地の早期の復旧・復興を

            お祈り申し上げます。

================================

☆No.717 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_自然災害大国
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ペーパーレスからオフィスレスへ(小久保常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_実効性を高める(新川社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 自然災害大国 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

またしても記録的豪雨が九州地区を襲い、20名以上の方が亡くなりま
した。気象庁等はかなり早くから警鐘を鳴らしていましたが、災害に対
する警戒だけでは被災は防げなかったようです。

毎年、自然災害で人が亡くなるということは大変なことで、日本は豊か
な自然に恵まれている反面、自然災害も多いのです。ですから「国土強
靱化計画」を推し進めなくてはいけないのですが、公共投資が無駄だと
いうことが社会通念化してしまって予算が削られ、ピークの48兆円か
ら今では25兆円まで減ってしまっています。

高齢化による社会保障費が増えてしまうので、他の予算をカットすると
いうことなのですが、これが所謂プライマリーバランス(PB)「基礎
的財政収支」というやつですね。

東日本大震災がありましたが、あのときは復興予算を増税でカバーしま
した。「復興増税」ということで我々は納得しましたが、何とあの時も
被災者からも税金を取ったというので驚きました。

我が国では財政規律として「2020年にPBを黒字化する」というこ
とになっています。

そして現在それが赤字の状態であるため、収入を増やすため「消費増税」
を行うと同時にさまざまな項目の支出の削減をしているということなの
ですが、このデフレの状況でこういうことをやり続けるとどうなるかと
いうことはわかり切ったことですが、真面目な日本人は家計と国の予算
を同じように考えますから、無駄遣いをしない、緊縮予算があたりまえ
だと思ってしまいます。

家計の借金や赤字ということに対して、一般的に嫌悪感を持つのは当然
ですが、そこに財務省のプロパガンダで「国の借金、世界最大、財政破
綻する!」とやられれば、緊縮予算、増税やむなし、と皆思ってしまう
訳ですね。

そもそも国の借金とは国債ですが、これも赤字国債と建設国債とがあり、
前述したように社会保障費が増え続けるのでその穴埋めを赤字国債でや
り、その分建設国債を減らすということをやり続けているわけですから、
公共投資は当然減り続けています。

ということは「国土強靱化計画」に予算はつかず、インフラの整備や防
衛費、科学技術費、教育予算費も削られるという悲惨な状態になってい
るのです。

ここはなんとしても積極財政に転換して、借金を増大させても「国土強
靱化計画」を推進するしかありません。私は子孫に借金を背負わせるよ
りも、国土の不安全やボロボロのインフラを残す方が悪いツケを残すこ
とになると思うのです。

私が社長になった時、会社には330億円の借金がありました。これは
とんでもない会社を継いじゃったなあと思い、一生懸命知恵を絞り経営
を推進し昨年で無借金会社になりましたが、よく考えてみると借金はあ
りましたが、百万トン体制という資産もあったのです。

それを駆使して自動化やIT化、人財教育等を強化し、儲かる会社にな
りましたが、それもこれも会長が百万トン体制という大きな投資をして
くれたからこそ実現したのです。

我が国もこのデフレの状態から脱出すべく、自然災害大国ということを
バネに「国土強靱化計画」を是非とも積極的に推進して欲しいと思いま
す。

そして「国の借金」については正しい理解を深めていきたいものです。
社会通念になってしまったものも、もう一度考え直すことが必要ですね。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_小久保常務

    ――― ペーパーレスからオフィスレスへ ―――
========================================================□■□■

今年の梅雨は不安定な気象となっています。九州の豪雨で被害に遭われ
た方や避難された方には心からお見舞い申し上げます。

先日、車の定期点検を行いました。週末2日かかるのでその間は代車を
借りました。私の車より一まわりコンパクトなサイズで排気量は200
CC小さいのですが、むしろパワーがあり居住空間も広く感じられまし
た。ギアの設定や視野を広くするなどの工夫で、駆動性能と快適性を向
上させているとのことでした。

この代車で買い物に行き、コインパーキングに駐車しました。よく使う
駐車場なのですが、この半年ほどの間にカーシェアのためのスロットが
どんどん増加しているように思います。

全体のスロット数だけでなく、レンタル中となっているスロットが増加
しており利用者増加に加えてその頻度も高くなっているようです。身近
なところで技術やシステムに裏打ちされた付加価値の改善や生活スタイ
ルの変化を感じました。

一方、日々の仕事では環境負荷を低減させるためペーパーレスを意識し
ているのですが、まだまだ紙をベースに作業をすることから抜け切れて
いません。

重要文書をシュレッダーで廃棄しようとすると、廃棄屑が容量一杯とな
っていることがよくあります。改めて処分される紙の量の多さを実感し
てしまいます。

細かいデータなので画面では見にくい、気になるところに書き込めない、
複数のページを見比べるのが難しい、大事な資料なので手元においてお
かないと等々、そのような言い訳からまずはプリントアウトしてという
行動になってしまいます。

しかし日々情報機器は進歩しているので、このような不便さも自らのI
Tリテラシーの低さから不便と感じているだけかもしれません。

モバイル環境の整備、データ保存方法の新化、電磁的な方法での帳票の
保管等に関する法制面の整備などが促進されています。個人的には老眼
の人にも優しい情報機器の進化など、一層の利便性強化を望んでいます。

職能的な業務においても定常的な机にとらわれない業務スタイルが徐々
に現実的なものとなっていくように思います。

日々の業務の改善の積み重ねに加えて、将来的な業務スタイルを思い描
いた上で、その間のGAPをAIやIoTといった技術的な解決で実現
することができるのではないでしょうか。

ペーパーレスの先にオフィスレス、もちろんいろいろな課題があるでし
ょうが、その課題解決の選択肢はどんどん広がると思います。これらの
動きに敏感でいたいと思います。

カレンダーでは1年の折り返し地点を過ぎ、猛暑が待っています。高温
多湿な毎日です。ウィンブルドンでも連日の猛暑で手当てを受ける観客
が続出しているようです。熱中症には十分注意して夏を乗り切りましょ
う。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

        ――― 実効性を高める ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

近年、日本では企業のガバナンス改革に力が入れられています。このガ
バナンス改革は、アベノミクスで「第三の矢」として成長戦略が掲げら
れ、そのなかでコーポレートガバナンス改革が打ち出されたことが背景
にあって、会社法の改正やコーポレートガバナンスコード、スチュワー
ドシップコード等、政府主導で体制が整えられています。

少し昔のことを振り返ると、2006年の会社法施行や2007年の金
融商品取引法の改正を受け、法令遵守(コンプライアンス)体制や内部
統制システムの構築とその運用が日本全体で進められたこともありまし
た。

こういった法令改正や社会からの要請の変化に対し、企業として体制を
整えていくわけですが、そういうときによく耳にするのが「仏作って魂
入れず」という言葉です。

ガイドラインや指導書などが出回って、それに沿って形を整えたけれど
も本来の目的が達成されない・効果が上がっていないなどというときに、
この言葉がでてきます。

例えばコンプライアンスという言葉が出始めた頃には「企業倫理規範」
や「企業行動基準」などの基本文書を作成したり、「コンプライアンス
・ホットライン」などを立ち上げることで、コンプライアンス体制が確
立できたとしていた企業も多かったように思います。

いくら立派な制度や仕組みをつくっても、それを一人ひとりの社員が理
解しなければ、それは有効に実行されません。また、どんなに立派な理
念を標榜したとしても、一人ひとりの社員が共感しなければ、絵に描い
た餅で終わってしまいます。

五十鈴においての取り組みを振り返ってみると、単純にハード面を整備
するだけではなく、本質的な狙いを実現できるのか、実効性が確保され
ているのかに焦点をあてて制度や仕組みの構築が進められてきました。

そして、理念に基づいた総合的・体系的な企業倫理を確立すること、自
主・自発的に五十鈴の社員らしい行動を実践することが、コンプライア
ンスや内部統制そのものだということが根付いています。

どんなときでも五十鈴の企業理念や価値観に照らして、何をすべきなの
か、どう在りたいのかということを全員が考え、行動できることが、強
い組織の条件だと感じています。

そういう取り組みを、これからも進めていきたいと思います。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.718〕は、2017年7月20日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

7月に入り、連日のように気温の高い日が続いていますが、体調管理に
は自らはもちろん、職場内でもお互いに気を配り、声を掛けあって万全
の体制で臨みたいところです。
テレビのニュース等では、先週の九州北部を襲った豪雨災害後のすさま
じい被災状況が報じられており、その猛威を改めて感じています。
災害で亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、現在
困難な暮らしを余儀なくされている方々が早く平穏な生活に戻れるよう
祈念します。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.717≡

======================= ISZ Mail Magazine