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五十鈴メールマガジン〔No.727〕言っていることと、やっていること
配信日時:2017/09/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.09.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.727≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         9月も今週が最後の週となりました。

          今期はどのような上期でしたか。

        激変する外部環境をよく見据えながら

          我々に関連する変化にも柔軟に

          対処していかねばなりませんね。

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☆No.727 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_言っていることと、やっていること
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_百聞は一見に如かず(老田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_人とICTの協創(山室社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

    ――― 言っていることと、やっていること ―――
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鈴木貴士です。

五十鈴グループのIOC活動成果発表会が約一週間かけて終了しました。
どこの拠点、サービスセンターでも、長期ビジョンのGVCに向けて、
今中期の「VCアイデンティティーの創造」、今年度の基本方針である
「VC基盤の構築」のスタートの活動を発表してくれました。

もう、数値上の成果を出すのは当たり前で、定性的な成果がそれから先
の大きな成果につながっていくので重要でしたが、概ね全体的に良い方
向に向かっていると思いました。

しかし重要なのは、自分たちが言っていることがやっていることと合致
しているかということです。やっていることを後付けでコンセプトにし
てみたり、言っていることとやっていることが異なっていたり、全く関
係のないことを加えてみたりしていないかということが、発表では重要
になってきます。

「一生懸命頑張ります!」という抽象的な言葉があります。もちろん、
悪い言葉ではなく、良い意味で使われ解釈することが多いのですが、こ
と小集団の活動や仕事では何をどうやるのかさっぱりわかりません。

一生懸命の定義もはっきりさせなくてはならないのです。まずは課題や
目標を定義し、数値や希望する姿を描かなくてはなりません。

よく私は講評の時に言うのですが、むやみに散弾銃を撃ってみて当たっ
たことを発表しても、それは遭遇戦でしかありません。明確に的を絞り、
狙って撃たなくてはならないのです。

それから会社全体の概念からの落とし込みが重要です。全社目標からブ
レイクダウン(細分化)して、自拠点の目標とのつながり、自チームの
目標とのつながり、検証、他チームや他拠点、BP(ビジネスパートナ
ー)との連動についても考えていかなければならないのです。

ですから全体のコンセプトの相関図のようなものが絶対に必要になりま
す。この辺のところを丁寧にやらないと、やったことの発表の積み上げ
になったり、言っているだけの発表になってしまうことになります。

発表の仕方も重要で、全体-部分-全体というようにしてくれないと、
短時間で観る方は理解する訳ですから工夫が必要です。

しかし肝心なのはその活動内容です。特に最近はBPとのつながりや協
創が盛んに行われるようになってきました。グループ内でもソリューシ
ョン部門やロジスティクス部門との連携も当たり前のように行われるよ
うになってきました。

五十鈴建設でも、MOSHDやメタルワングループとの協創が実りつつ
あります。そして「全員参画経営」の言葉通りの活動が多くなってきて
いるのは嬉しい限りです。

五十鈴は「ビジョナリーカンパニー」を目指しています。すなわち「気
分よく働けて、業績がよく、自己成長できる会社」と私が意訳ですが定
義しました。人間は気持ちで動きます。しかし、株式会社である以上、
収益を上げなくてはなりません。

そして、時を越えて永続するためには、社員の成長がどうしても必要で
す。そういう意味では人と組織の成長を感じられる、IOC成果発表会
は重要なイベントです。

しかし世間に目を向けると、北朝鮮問題を始め、国内問題でも言ってい
るだけで政府がやっていないことが随分とありますね。そしてマスコミ
も抽象用語の連発で何を言っているかよくわからなくなってしまいます。

ソリューション部門の講演でも言いましたが、「自分の頭で考える」こ
とをしないとよくわからないまますべてが進んでいきます。解散総選挙
もあるようです。自分の頭でよく考えて、唯一の主権行動である選挙に
臨みましょう。自分たちの未来は自分たちで創るのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

        ――― 百聞は一見に如かず ―――
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9月から五十鈴にお世話になり、小久保前常務からバトンを受け継ぎま
した老田です。五十鈴メールマガジンをご愛読の皆さま、どうぞ宜しく
お願い致します。

この度、五十鈴の財務最高責任者兼管理統括という重責の任務を担うこ
ととなりました。私はこれまで商社の職能グループに属し、財務、会計、
税務、内部統制等の管理に携わった他、約10年の海外(アメリカ、マ
レーシア、ロシア)での勤務経験があります。

営業取引の管理という点では繊維・資材、機械(自動車等)の経験はあ
りますが、鉄鋼業界は初めてとなります。

新しい任務の就任にあたり、9月前半は五十鈴関東(小山、太田)、五
十鈴中央(大和)、五十鈴東海(岐阜)の各サービスセンターを訪問さ
せていただきました。

工場見学では、五十鈴の「魅せるショールーム」を体感しました。単な
る工場の設備(レベラーライン、スリッターライン等)の説明に留まら
ず、グループ経営方針をベースにサービスセンターそれぞれでコンセプ
ト、基本方針を掲げ、独自性を持って日々課題に取り組んでいる状況ま
でわかり易く説明を受けたことや、何といっても社員の方が礼儀正しく、
「いらっしゃいませ」と元気よく挨拶してくれた姿が印象的であり、木
目細かな点まで教育が行き届いていると思いました。

全員が経営に「参加」ではなく、日々継続的に「参画」している五十鈴
の状況、これは実際に現場を訪問しなければわからないことです。

そして9月後半は2017年度上期のIOC成果発表会がありました。
各拠点が組織、個人としての成長や変革に向け、課題を持ち、取り組ん
できた進捗状況や未来に向けてどう成果を創出していくかに関するプレ
ゼンテーションの“熱気”、発表会における社員全員の“一体感”はま
さに五十鈴の成長の原動力となっていると実感しました。

まずは社員の皆さまとコミュニケーションを密にし、五十鈴の歴史、企
業文化を深く理解し、五十鈴用語に慣れる。人から聞くだけでなく、自
分の目で実際の現場を体験する。その上でこれまでの私の知識、経験を
生かし、私自身の考えを共有し、五十鈴の企業文化に合ったマネジメン
トスタイルを打ち出していきたいと思います。

多様な仕事観を持ち、多様な人財を受け入れ、個々人、組織のレベルア
ップを図り、継続的な実践を通じて新しい価値を創り出し、ビジネスチ
ャンスを掴んでいく五十鈴であるからこそ、経営陣、社員全員がどのよ
うに今後の時代、環境の変化に対応し変革していくか、その一端を担う
ことができて非常にやりがいを感じ、楽しみにしています。

私のこれまでの経験談、現在の任務に関する理念・ビジョン等は皆さま
とも共有し相互理解を深めるため、今後のメールマガジンのなかでもご
紹介させていただく予定です。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

        ――― 人とICTの協創 ―――
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五十鈴グループではこの26日でIOC上期発表・経営会議が終了しま
した。バリューセンターに向けてのスタートダッシュはできましたか?

VCを目指すにあたって、IOC活動や日常でのバリューサービス/モ
デルの研究開発を通して、いままでの行動規範やマーケティング等々の
いろいろな面での変化が感じられます。

例えば、日常のさまざまな場所や研究開発の場で、情報の共有化や収集
方法、拠点間やBPとの協創プロセスなどの変化(スピード感、視点、
志向、リモートアクセス等)が見られるようになってきています。

今回のIOC活動では、省人化・自動化・事務/生産の管理精度向上を
IoT、AI、RPA、ICTの活用をベースにしたさまざまな研究開
発があり、単一拠点・チームだけでなく、拠点間・グループ外のBPと
の協創によるプロジェクトや新たに鉄鋼以外の金属・非金属業界のマー
ケティング等々、いろいろな観点からあたらしいバリューが生まれてく
るような活動の芽が出てきています。

反面、IoT、AI、RPA、ICTなど最新技術を駆使して、自動化
・省人化・効率化を推進しておりますが、今まで培ってきた知恵や知識
を次世代に残さないといけませんね。残念ながら、人の匠や知恵の部分
の継承や深化が希薄になってきているように感じます。

話は変わりますが、最近、数十年前の高校卒業式に一人ひとりに校長先
生からいただいた色紙の言葉「人間で勝負」をよく思い出します。

校長先生からは、こんな説明があったように記憶しております。

「これから社会に出て、いろいろな機会や試練があるでしょう。でも、
自分自身をしっかり持ち、常に学び、常に自律し、成長し続け、人間と
しての魅力・価値を磨き続け、周りからの信頼を受け、世の中で必要な
人になることである。」

世の中もインターネットやPC・スマートフォンの普及、会社業務の自
動化・省人化等、身近なところには必ずICT・IoT・AI等の最新
技術があり、この状況下、人の技(匠)・仕事がこれら最新技術を活用
したシステムに置き換わり、アナログ的(技術的に人から人へ継承する
こと)からデジタル的コミュニケーションが多くなり、人間味あるプロ
セス消滅、人としての存在価値減少の危機感を抱いております。

人とICTの関係強化も必要なことですが、人と人の関係や人としての
あり方を見直すことが大切ではないかなと感じております。

今こそ、原点回帰が必要であり、「プロセス、人間味、人となり、信頼
感」の重要性を考え直すこと、すなわち「人間で勝負」ではないかなと
強く感じております。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.728〕は、2017年10月5日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

先日、防災訓練に参加してきました。警察・消防などのプロの救出・救
助はさすがだと感じたものです。有事の際、自助・共助で助かる確立が
高いことを思えば、普段から防災意識を家族・地域・職場等で共有する
ことが重要だと思いました。
今年度上期がまもなく終了する時期となりました。ここでこの半年をよ
く振り返り、後半の下期に向けて決意をあらたにしなければなりません
ね。来週からは年度の後半に突入しますが、上期での学び・経験を活か
してまずは半年後のゴールに向けて確実に計画的に進んでいくことが大
事ですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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