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五十鈴メールマガジン〔No.464〕歴史を語る
配信日時:2013/09/27 10:10
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.05.17発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.464≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

       現在があるのは過去があってこそですから

         過去を知ることは大切なことです。

            さらに過去から学び、

       将来へと活かしていくことが大事なのです。

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☆No.464 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_歴史を語る
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_再編成後の最適組織創造に向けて(黒田執行役員)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_人を動かす力を高めたい(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 歴史を語る ―――
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鈴木貴士です。

拠点社員総会が始まりました。先週の土曜日は、大和サービスセンター
とソリューション部門の拠点社員総会で、五十鈴の60周年ということ
から、創業期から再展開期までの歴史を約一時間で話したのですが、歴
史を語るということが、いかに難しいかが分かりました。

面白いところだけ取り上げて話してしまうと、昔話になってしまいます
し、年号や時系列的にばかり話すと面白くないし、学校の勉強みたいに
なってしまいます。「面白くて、ためになる」ように話すには、「歴史
とは虹のごときものである」ということを理解していなければなりませ
ん。

そのことを私に教えてくれたのは敬愛する渡辺昇一先生ですが、彼もこ
の言葉は受け売りで、言語学者のバーフィールドという人のエッセイか
らの引用で、先生が歴史書を刊行した時に序章で述べられています。

「歴史というものは虹のようなものである。それは近くに寄って、くわ
しく見れば見えるというものではない。近くに寄れば、その正体は水玉
にすぎない」という言葉で、先生は歴史というものを理解したとおっし
ゃっていますが、虹を見る距離と角度、そして何より見る側の人間がい
なければ、虹と同様に歴史は存在しないのですね。

いわゆる客観的なものは個々の「史実」だけで、それはあくまでも虹に
おける水滴のごときものになってしまうので、そこにはある程度の語り
部の主観がなければならないのです。

そういう意味で、五十鈴の歴史を語るのは私が最適人であると自負して
います。何せ、私は創業当時の会社の2階で生まれたのですから。そし
て、その後の歩みは日本の戦後史とピッタリ重なっています。

私が生まれた年の1951年(昭和26年)には、手帳の後ろについて
いる日本の簡易年表のようなものにも、「サンフランシスコ講話条約・
日米安保条約締結」と明記されています。

すなわち、アメリカの後ろ盾で、国際社会に日本が復帰、独立を取り戻
した年になります。朝鮮動乱を経てアメリカは早急に日本を独立させ、
西側陣営、すなわち、自由主義、資本主義を掲げるアメリカ陣営に組み
込もうとしたのです。

一方、五十鈴の前身の千代田鋼材は、朝鮮動乱で大儲けをした後、税務
署に入られ、経理処理が無知でしっかりしていなかったので、「一度清
算して、新会社にしなさい」と指導を受けます。

そして、1952年(昭和27年)1月21日「五十鈴鋼材株式会社」
が誕生するのです。それから60年、会社は還暦を迎えました。創業者
の鈴木實会長は卆寿で、誠におめでたいことです。

今年の社員総会のテーマは「温故知新」ですが、これは論語の「故きを
温(たず)ねて、新しきを知る、以って師と為るべし」ということで、
「古いことを尋ねて、そこから新しいことを知る者は、人の指導者にな
ることができる」という歴史を学ぶ重要性を説く言葉です。

グループ社員総会も楽しみですが、そこに至る拠点社員総会も意義ある
ものです。社員の皆さんに、五十鈴の歴史という虹が見えるように、拠
点社員総会で一生懸命話そうと思っています。

そして、そういうことを踏まえ、社員の皆さんが、自分の人生と共に、
新しい五十鈴の歴史を創っていってくれれば本当に嬉しいと思います。

本番のグループ社員総会では、五十鈴の生きた歴史そのものである鈴木
實会長から直接、歴史が語られると思います。昔話かもしれないけれど、
乞うご期待ですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田執行役員

    ――― 再編成後の最適組織創造に向けて ―――
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5月12日(土)に五十鈴中央/大和SC(サービスセンター)の拠点
社員総会がグループの先陣を切って開催されました。今回は新たな中期
戦略で新体制、五十鈴中央として初めての拠点社員総会でした。青梅S
C、富士SCからも経営管理者が参加し、より五十鈴中央を意識した変
化を感じられる社員総会ができたと思っております。

それ以外にもこの一ヶ月余りの間に五十鈴中央として様々なところで変
化が起き始めてきています。IOCのキックオフでは、会場の都合で日
程をずらしての各SC毎の開催となりましたが、リーダークラスは他S
Cのキックオフに参加することができ、実際に他SCのチームに入って
討議に参加することによってお互いに刺激を受け、今までと違うプロセ
スの討議ができたと思います。

また、GW休暇中には今後のオール中央としての統合効果創出に向けて、
中央の全管理職、リーダー30人余りが大和SCに集合して、IOCの
連携についての会議にまで発展し、今後のSCを越えた活動予定がたて
られました。

今週より青梅SCから他SCへ3名の社内留学を実施しております。今
まで行っていた社内留学の目的に加え、特に中央全体としての最適人員
のシミュレーションや流動化、多能工化及びレベリングを見据えて行っ
ていきたいと思います。

今後は、上期だけで10名程のメンバーを2ヵ月単位で留学させる予定
にしており、これにより働く場所や貢献領域などの意識にも変化が現れ
てくると思っています。

この他にも中央ソリューションチームやOC推進チームの設置、マーケ
ティングの選任化、それらに伴う異動などを実行していきたいと考えて
いますが、形だけの変化に終わらないように、しっかりと成果・実績に
つながるようにしていかなければいけません。

今期の五十鈴中央は、「リアル」「アクティブ」をキーワードとして、
基本方針やキャッチフレーズに使っています。「リアル」にはスピード
感の意味を持たせ、「アクティブ」には自発的の意味を持たせています。

個々がスピード感を持って自らを変化させ、五十鈴中央として目に見え
る成果・実績を出していきたいと思います。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_岩崎社長

      ――― 人を動かす力を高めたい ―――
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長いGWも終わり、今年も5月の半ばになりました。どこの拠点も新中
期戦略がスタートし、今年度の方針・課題の展開も具体的に進み始めて
いると思います。

そうした中、先週の土曜日にソリューション部門の合同社員総会が開催
されました。「前中期・プロジェクトでの学び、気づきを共有し、『イ
ノベーション協創』への変革ポイントを明らかにし、新中期・本年度グ
ループ基本方針を理解し、自拠点の活動に活かす。さらに前期を踏まえ、
新体制での新たなスタートへの意思統一を図る」等の目標観で進められ
ました。

SL各社が、各社なりの方向性・目標・テーマが明確になっていて、良
かったと感じました。我がIBSも遅れを取らないようしっかりと取り
組んでいきたいと考えております。

IBSは、創発による新しいビジネスを創造していくことを目指してい
ます。目標、課題に真摯に取り組むことは当たり前の行動ですが、ソリ
ューション企業としてあらゆる面で人間関係に強く関わる会社でもあり
ます。

そのプロセスにおいて、各々の視野、思考の変革にスピードをつけるこ
とも大事な要素であり、どのように関係を高められるか考えています。

最近よく聞いたり、見たりする言葉で「人間力」という言葉があり、調
べてみたら、「『人間力』とは、学力やスキルだけでは図ることのでき
ない、人間としての総合的な魅力のことであり、仕事ができる人や健全
な日常生活を送っている人が持っている優れた社会的能力のこと。すな
わち、相手の心に働きかけて人を動かす力」のことだそうです。

今年度のIBSは、ソリューション営業をキーに活動を進め、自分たち
のコア・コンピタンスにさらに磨きをかけて、お客さまのためになるビ
ジネスの開発を進めていきます。その際、人間力との相乗効果を図るこ
とが重要だと考えています。

グローバルなお客さま(相手)に、どうすれば相手の心に働きかけて人
を動かす力が身につけられるか。日々自問自答しながらよく考え、信頼
関係を築いていきたいと思っています。

私たちを取り巻く環境はさらにグローバル化が進み、経済・社会の混迷
が続く中、将来像をイメージし主体性を発揮して、新しいもの、今まで
にないものを創造していくことで、長期目標・夢である「グローバル・
バリューセンター」に一歩でも近づくのではないでしょうか。常にモチ
ベーションを高めていきましょう。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.5.16  小山サービスセンター、ジェイ・バスさまより
            原価改善賞を受賞
       →http://www.isz.co.jp/news/2012/0516_000112.html

2012.5.16  富士サービスセンターに東風日産乗用車公司さまが来社
       →http://www.isz.co.jp/news/2012/0516_000113.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.465〕は、2012年5月24日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

過去にはない想像力や発想力で新しいビジネスやサービスの開発に取り
組むためには、どうしても先を見極めようと思いがちですが、むしろ、
過去の歴史から思いがけないアイデアや創造が生まれてくるものです。
ただし、そのためには単に“歴史を知る”のではなく、“歴史から学ぶ”
ことが重要で、その学びを将来に活きる情報やリソースに掛け合わせて
いくことで新たな創造につながるのではないでしょうか。その時大事な
ことは、本来の目的や価値観・ビジョン・ミッションを忘れて、既得権
にこだわったり、部分目標に終始してしまうと、新たな競合が突如現れ
同じようなアイデアで創出したサービスや商品に先行されて、市場を席
巻されてしまうものです。一時の自己犠牲を払っても、目指す目標に大
胆かつ緻密に切り込むことが重要だと思います。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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