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五十鈴メールマガジン〔No.734〕テレビはこれでいいのか?
配信日時:2017/11/16 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.11.16発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.734≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            11月後半に突入し、

        今年も残すところ1ヵ月半となりました。

          晩秋のこの時期にしっかりと

           冬支度をしておきましょう。

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☆No.734 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_テレビはこれでいいのか?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_日本のモノづくりの未来(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴オート整備工場の現場から】
┃ ■_常に前へ進む気力(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― テレビはこれでいいのか? ―――
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鈴木貴士です。

土曜日の午後に抜歯しました。根管治療等いろいろ試みましたが、歯が
割れていて結局は残念な結果となりましたが、これも長年歯を酷使して
きたからと諦めました。やはり、歯を抜くということは大変なことだと、
改めて思いました。

しかたがないので、家で大人しくテレビを観ていましたが、あまりにく
だらない番組ばかりなので嫌になってしまいます。

ニュースショー紛いのバラエティー番組のようなものが多いのですが、
あまりにくだらない話題や偏向報道が多いので、驚いてしまいます。

NHKは中立という観念が身についているのか、そういう眼で見てしま
いますが、どうしてどうして、報道しないやり方というものが存在しま
すね。

この間、雑誌を読んで知ったのですが、2時間33分46秒に対して、
6分1秒と2分35秒というのが、何を比較したものかわかりますか?

これは国家戦略特区で獣医学部新設に加計学園が選ばれた際、安倍総理
や官邸の働きかけがあったか否か、7月10日に行われた国会の閉会中
審査について、すべてのテレビ局で報道に費やされた合計時間の比較で
す。

最初の「2時間・・・」という数字が、安倍総理や官邸から何らかの働
きかけがあったと主張する前川前事務次官の発言を放送した時間。これ
に対してそのようなことはなかったとする加戸守行前愛媛県知事と原英
史戦略特区委員の発言は、それぞれ6分1秒と2分35秒しか報道され
ませんでした。

これだけでもあまりに偏った時間配分だと思うのです。今年に入ってか
らテレビは連日、森友問題や加計問題で番組を占領し、反安倍の報道を
思い切り流しました。

その結果、安倍内閣の高い支持率は大幅に落ち込みました。しかし、よ
く考えてみると憶測ばかりで証拠はなく、印象操作で物事が進んでいく
ということばかりなのです。

そして、政権に否定的な報道ばかりが取り上げられ、結果それが既成事
実化してしまうということになります。

さらにワイドショーが面白おかしく、なぜそこにいるのかと思われるよ
うなコメンテーターに語らせる。日曜の朝などは、そういう番組のオン
パレードで、私が怒り狂って、雑巾をテレビに向かって投げたりしてい
ると、魔女に「そんなことはいつものことだから、テレビを観なければ
いいでしょう!」と怒られるのですが、いつものように観てしまって後
悔するということが続いているのです。

そう、昔からマスコミは反体制でアメリカ嫌い、中国やロシアには甘く、
さらに韓国にはあれだけ酷いことをされても、反論もしません。さすが
に北朝鮮に対しては、拉致被害者の問題が明確になってからは厳しいこ
とを言うようになりましたが、それまでは寛容でした。

しかし、あれだけの反安倍体制のキャンペーンのなかで総選挙を実施し、
勝利したのはなぜでしょうか? 誰かも言っていましたが、小池都知事
のお蔭ですね。

彼女は都知事選からマスコミを利用して、ポピュリズムを駆使しました。
直接民主主義的な手法を用いた政治手法で、「反議会、親マスメディア」
を展開し、希望の党設立までは大成功しましたが、「排除」の一言でマ
スメディアが離反し、あっという間にブームは去ってしまいました。

ちなみに今世界では、エリート主義と対立する「民衆主義」、「反エス
タブリッシュメント(議会、マスメディア)」型ポピュリズム、「ブレ
グジット、トランプ現象、極右と言われる勢力の台頭で見られる」所謂、
反グローバリズム的ポピュリズムの流れになっているそうですが、その
ような報道もされないのが日本の実態なのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― 日本のモノづくりの未来 ―――
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先日、お客さま主催の講演会を拝聴する機会がありました。日本の中小
企業のモノづくり、とりわけ世界における日本のモノづくりの未来は明
るい未来である、という内容には気分もパッと明るくなりました。

講演をされた方も大変ユニークな方で、2時間の講演も短く感じるほど
でした。元通産省(現経産省)で現在は政策研究大学院大学で名誉教授
をされており、全国の中小企業の現場を訪れては技術者・経営者の意見
を聞き、中小企業の活性化をメインテーマに研究に取り組んでおり、リ
アルで身近な話題が満載で、勉強になることが多い講演内容でした。

講演では、あまり知られていないと前置きしながら、アベノミクスは製
造業・中小企業が肝であり、中小企業なくして日本なし、中小企業は日
本の宝であるという考え方を安倍首相は持っているという紹介があり、
これは10年前に安倍首相が退陣した時に、当時の通産省の首相補佐官
が、「これから一緒に中小企業のために頑張って下さい」と安倍さんに
お願いして、当時の安倍さんを無理やり連れて歩いたというエピソード
を交えて、今ではこれほど全国の中小企業を知っている首相はいない、
という話がありました。

しかしながら現実にはそのようなことはほとんど報道されませんし、そ
のように感じることはあまりないように思います。国会ではいまだに加
計学園問題の追求が話題になっていますし、もっと成長戦略に対する議
論がされないものかと思ってしまいます。

話は講演内容に戻りますが、これから日本は自動車・部品王国になる、
というとても良い話が聞けました。根拠となる理由はいくつか紹介され
ましたが、簡単に説明すると次のようなことです。

世界の自動車需要は今後10年で2500万台増えることに加え、その
何割かは日本に来るということです。その理由としては1000CCク
ラスのエンジンの効率は日本がダントツで、エコカーの技術でリードし
ていることや、世界の工場となった中国のローカル品は安全性・リコー
ル補償時問題、円安元高、労働の質、賃上げ等により、日本の部品競争
力は高いという話です。

この辺りは今後の中国の動向を注視していきたいと思いますし、日本の
モノづくりの信頼性が損なわれるようなことがないように、その一端を
担う我々も肝に銘じないといけません。

また、電気自動車に関する話でも興味深い話がありました。それは実用
化に対する壁です。例えば、ガソリン車の場合はスタンド給油に6分間
止まって6千円払うとし、電気自動車の場合は急速充電に60分止まっ
て600円払う(通常のキロワット単価で算出した場合)とすると、ガ
ソリンと電気では単位面積当たりの売上が約100倍も違うことになり、
土地代がタダでも利益を出すことが難しいという話です。

また、電気のバッテリー寿命では、車本来の使い方から充電と放電が不
規則なため寿命が短くなる傾向にあるとのことで、例として電動工具の
寿命が短いのはバーッと使って使わない時は使わない、不規則な使い方
には合わないという話でした。逆に携帯電話は比較的、充電・放電が規
則正しい使い方になっているようです。

また、電気自動車の場合、暖房は自分でやらないといけない。ガソリン
車の暖房はエンジンからの熱エネルギーも使っていますが、電気自動車
はそれほど熱が出ないので、フルにバッテリーを使うことになる。そう
すると、夏場の冷房時は外気との温度差7度~8度程度に対して、冬場
の暖房時は-5度を25度にすると、温度差30度となり、熱力学的に
3~4倍エネルギーが違うことになる。それをバッテリーから取ること
になると、走るエネルギーよりも暖房に使うエネルギーの方が大きくな
り、冬の高速道路で事故渋滞に遭遇すると、次々と止まってしまう・・
・などなど。

自動車の進化速度に対して社会全体で見ると克服しなければならない課
題も多いということですね。そのようなことにならないように、このあ
たりのことも今後の技術革新の行方や社会的なインフラ整備についても
注視していきたいと思います。

そして、講演の最後に私(講演者)の話よりも車のことは自動車メーカ
ーさんが言っていることが正しいので、私の話より自動車メーカーさん
の話を信じてください、という落ちが付きました。世の中の変化に対す
る情報を多面的に取り、自分の頭でよく考えないといけないとつくづく
思います。


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【五十鈴オート整備工場の現場から】_小林社長

        ――― 常に前へ進む気力 ―――
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今年も早いもので残すところ50日を切り、何か忙しなさを感じるよう
になってきました。また気候も季節外れの台風などもあり、秋らしい日
が少なかったように思います。

秋と言えば、これからシーズンを迎えるスポーツがいくつかありますが、
前にも書いたかもしれませんが、私は高校生の時にラグビーを始め、県
の代表として国体や花園で行われる全国大会に出場した経験があります。

30数年前の話になりますが、会社に入ってからも縁あってA化成さん
や今はないと思いますが、私が営業担当をしていたO製作所さまのラグ
ビー部でプレーをさせていただいたり、また野球チームをつくりお客さ
まのチームと試合をしたり、いろいろな方と交流させてもらうことで仕
事面でも大いに役立ったことを思い出します。

今ではなかなかこのような機会はないかもしれませんが、お客さまとビ
ジネス以外でも関係づくりができれば協創関係も促進されるのではない
かと思います。

こんな昔の話をすると自分の年齢を感じてしまいますが、松下幸之助さ
んの座右の銘にもあるように「青春とは心の若さであり、肉体的な年齢
が年々上がっていくのは、誰もが避けて通れませんが、心の若さは気の
もちようであり、常に前へ進む気力さえ失わなければ、若さは向こうか
らついてくる」というように常に意識したいものだと思います。

五十鈴オートでは、先週末に5年ぶりに社員旅行で九州に行ってきまし
た。今ではあまり社員旅行も行かなくなっているかもしれませんが、社
会人になって初めての社員もおり、あらためて一体感や連帯感を感じら
れたのではないかと思います。

最終日には八幡製鉄所を見学させていただき、最初に総合センターで概
要説明を受け高炉と熱延工場を見て回りましたが、初めて見る者が大半
でそのスケールの大きさや歴史に感心しておりました。

最後に駆け足でしたがNS九州スチールサービスに寄り、私も会社立上
げに携わらせていただき7年ぶりでしたが、当時に比べ人や掲示物も増
え、また加工量も増えていますが、在庫量は増えていないようで全体的
に安定感を感じられうれしく思いました。皆もグループの仲間が九州で
働く姿を見て感じるところがあったと思います。

今回、工場見学に際しお世話になった、八幡製鉄所薄板工程室ならびに
NS九州の皆さまにはお忙しいなか、対応いただきありがとうございま
した。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.735〕は、2017年11月23日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

早くもクリスマス商戦に向けてのコマーシャルが観られる季節になりま
した。今年の秋が短かったせいもあって、目前に控えてまだ冬支度がで
きていないということはないでしょうか。先日、インフルエンザ予防接
種に行き、さらにのどのうがい薬も購入し、できるだけ周囲に迷惑をか
けないようにと予防線を張っているところです。また、周囲にも声を掛
けて、お互いにムリをしないで体調管理に努めるようにしています。普
段から気力を養い、心の充実感を満たすことが大事だと思う今日この頃
です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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