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五十鈴メールマガジン〔No.738〕うつろいやすい世論
配信日時:2017/12/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2017.12.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.738≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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        今年もいろいろな出来事がありましたが、

        皆さんは何が一番記憶に残っていますか。

          まもなく今年度も終わりますが

     何か一つでも良いことのあった年にしたいものですね。

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☆No.738 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_うつろいやすい世論
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_時代に必要とされるVCを目指して(黒田常務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_畳屋さんからのいただきもの(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― うつろいやすい世論 ―――
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鈴木貴士です。

今年も振り返るとさまざまなことがありましたが、毎日毎日報道されて
いたものが全く報道されなくなったり、次の話題が大きいとそちらの方
にすべての興味が移っていったり、本当にこれで良いのかと思ってしま
います。

そして、その問題が殆ど解決されていないのも問題だと思います。特に
今年は政治では小池劇場に振り回されたのではないでしょうか。しかし、
今は全く興味が持たれていませんが、都知事選から希望の党の立ち上げ
までのあの勢いは何だったのでしょう。

誰か敵や悪役を作り、世論を味方に廻し、議会や政敵に選挙で勝つとい
う方法は劇場型として小泉首相から始まり、橋下徹大阪府知事等がそう
でしたね。

それにネットが絡むと、「炎上現象」として大騒ぎになるということで
すが、その後始末はどのように行われているのか、マスコミはあまり報
道しないで次の話題に飛びついていくということになります。

そしてその優先順位がスキャンダル的なものが多いのです。小池さんの
場合には、安定政権で強いといわれた安倍自民党に、自民党員でありな
がら反旗を翻し、勝利し、豊洲の「盛り土」から、築地の再開発、都民
ファーストの会の都議会圧勝、民進党との合流まで本当にすごい勢いで
したね。

ところが「排除」という一言で風向きが変わり、総選挙では惨敗、結果
立憲民主党と自民党が漁夫の利を占め、共産党や公明党はとばっちりを
食う破目になってしまいました。

小池さんの手法はポピュリズムといわれましたが、それは反議会、親マ
スコミでした。ですから反リベラルが明確になり、マスコミが離れた瞬
間、それは成立しなくなり、奈落の底に落ちてしまいました。

しかし世界ではブレグジットやトランプのような、反議会、反マスコミ、
所謂、反エスタブリッシュメントのポピュリズムが主流のようです。

ですからトランプ大統領は大手マスメディアを敵に廻し、ツイッター等
で主張や反論を繰り返すのです。EUを離脱したイギリスや他の欧州の
極右と呼ばれる政党もマスメディアのそういうレッテル貼りにもめげず
健闘しています。

特にドイツの「AfD」(ドイツのための選択肢)という政党は、20
13年、ギリシャの経済危機を契機に結党した政党で、ドイツのEU離
脱を目標に掲げています。

移民問題に対する見解から「極右政党」あるいは「ナチス」とまでいわ
れるほどですが、今回の選挙で第三勢力となり、盤石といわれたメルケ
ル首相を脅かし、ドイツの移民受け入れの政策を変更させたといわれて
います。

EUは他の国々でも移民問題で、政権与党がそれぞれ極右政党と呼ばれ
る政党に苦戦し、移民施策を変更せざるを得ない状況に陥っているよう
に見えます。

そういうなかで「モリ、カケ」問題で人気を落とした安倍政権は、北朝
鮮問題や小池劇場のアシストにより、引き続き政権基盤を強化しました
が、気が付けば増税、緊縮路線の再強化と呼ばれるようなことばかりが
先行して報道され、これでデフレが脱却できるのかと心配です。

横綱日馬富士の事件は相撲協会やモンゴル力士、貴乃花親方の不可思議
な行動を連日のように伝えていますが、例の富岡八幡宮の事件にワイド
ショーの話題は移りつつあります。

このようなことばかりで、北朝鮮問題を始めとする安全保障の問題が疎
かにならないかと心配です。物事の優先順位を真剣に考えていかないと、
日本は期待が持てない国になってしまいそうですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

    ――― 時代に必要とされるVCを目指して ―――
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早いもので、2017年も残すところ2週間余りとなりました。今年も
さまざまな出来事があり、目まぐるしく過ぎた1年だったと思います。

昨年も企業の不正や偽装などが問題となりましたが、今年はそれがさら
に広がり、日本のものづくり全体の品質が問われるようなことにもなっ
てきました。 

過去からの古い慣習や仕組みのなかでまかり通っていた無理や矛盾が、
時代の変化とともに通用しなくなってきており、それに対応できないも
のが不正や偽装という形で表面化しているのだと思います。

不正や偽装などの不祥事につながることだけでなく、私たちの身の周り
には今までは正しいとして行っていたことや会社のためになるとして行
っていたことが環境や状況の変化により、逆に会社の足を引っ張るよう
になることもありえるようになってきています。

それは会社として今まで以上に時代の変化や流れ、今求められているこ
とを意識しなければいけないのは当然ですが、一人ひとりの意識や行動
がさらに大事になってくると思います。

「今ままではこれでよかった」とか「効率優先」で済ませるのではなく、
しっかりと真剣に自分たちの作業を見つめ直すようにしてください。

話は少し変わって、ビジネスパートナー先としてお付き合いしていただ
いている会社で聞いた話ですが、今までその会社はBtoBの会社対会
社の取引を中心に行っていたのですが、ネット販売の普及とともにBt
oC、いわゆる一般消費者との取引を拡大してきているそうです。

商品の種類は数多くあり商品によって工程数が異なるようで、以前のB
toB中心の時は価格勝負でいかに効率的に生産して安い商品をお客さ
まに届けるかが勝負で、類似の加工や工程をまとめて納期との調整をす
ることで生産効率を極力高めていたそうです。

またその調整を上手にできる人が評価されていたとのことでした。その
ため工程間の仕掛在庫の期間も含めると、一つの商品ができ上がるまで
平均で15日程度かかっていたそうです。

しかし一般消費者を中心とする今ではその仕組みを一切見直して、なん
と5時間で出荷することができるようにし、それが強みとなったのか、
売上を伸ばしているそうです。

当然各工程の生産効率は大幅に下がっているのでしょうが、求められて
いることが変わってきているのです。社員の方も今まで正しいと思って
やってきたことが大きく変わって最初は混乱したようですが、今では仕
掛在庫が大幅に減って空いたスペースで何か新しいことを始めているよ
うです。

時代の変化のスピードはさらに加速していきます。時代に取り残される
ことのないように、時代に必要とされるVCを全員で目指していきまし
ょう。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

     ――― 畳屋さんからのいただきもの ―――
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師走の慌ただしいなか、先々の予定をいつも以上に意識して、不注意に
より体調を崩すことなく新しい年に弾みをつけていきましょう。

さて、直近のことですが自宅の畳を新畳にしました。地元の畳屋さんに
お願いをしたところ、まずは現場を見て採寸したいとのことでした。タ
ンス等も置いていましたので、何かあったら大変だと思い待機しました。

来られてからですが、材質、縁の柄、一畳の値段等を選び、一通りのこ
とを終え、採寸となりました。ここで思い込みによる勘違いにより「え
っ?」という展開を経験することになりました。

タンスの移動から作業開始ということでしたので、衣類を出して動かし
やすいように軽くしなくてはと思い、声を掛けたところ「大丈夫ですよ」
と言われました。

畳屋さん二人掛かりでは腰を痛めないか心配になりましたが、心配無用
ですね。なんとバールのような物でタンスと畳の間に隙間を作り、スキ
ー板のようなものを差し込みました。そして目一杯力を入れないでもス
ルスルと移動させました。

畳屋さんであれば、年を取っても仕事が楽にできるようにと知恵を絞ら
れているのですね。この時、自社の仕事も手抜きをせずに、楽にできる
ようにしていきたいと思いました。

今、BITによる業務診断を初めてお願いしています。みんな真面目に
責任を持って取り組んでいます。だからこそ、もっと楽にできるように
したいとの声が普通に出せる会社にせねばと思います。

次に採寸です。畳一枚一枚を敷いてある状態で採寸と思っていたら大違
いで、畳を全部剥がして部屋全体の形を測り出しました。昔は糸でやっ
ていたものを、今ではレーザーで寸分違わず測るそうです。

畳屋さん曰く、「昔の大工さんは凄く優秀で、畳の大きさに合わせて、
材木の特性をも加味して家を建てる技術があった。今は精度も材木の特
性把握も浅いため、部屋の形に合わせてオーダーメイドの畳を作ること
で、隙間のない仕上がりにする」そうです。

畳屋さんは現状をしっかりと認識し、考え方を変え、お客さまに満足を
していただこうとしているのですね。

来期に向けて、今年度の最終コーナーに入ろうとしています。グループ
からの役割・期待を原動力にして、思考のフレームワークの拡大を図り、
お客さまの価値創出に貢献していきます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.739〕は、2017年12月21日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年もあと2週間で終わってしまうのかと思うと、月日の経つのが早い
ものだとあらためて実感するところです。
しかしその2週間の間でやらねばならないことを考え出すと短いようで
すが、2週間をしっかりと計画的に進めていこうと考えればやりがいの
ある時期でもあります。要は考え方次第ですね。
関東でも寒さが厳しくなった昨今ですが、体調管理には気をつけて周囲
にも気を配っていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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