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五十鈴メールマガジン〔No.745〕優先順位
配信日時:2018/02/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.02.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.745≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          暦上では立春が過ぎたものの

          この冬の大寒波の影響により

         寒さはまだしばらく続きそうです。

     普段から自己管理のもと体力・気力を養いましょう。

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☆No.745 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_優先順位
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_継続的な努力(鈴木副社長)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_新たなチャレンジ(山室社長)
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【代表メッセージ】

          ――― 優先順位 ―――
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鈴木貴士です。

国会では「もり・かけ」問題ばかり取り上げていますが、あれはいった
い何なのでしょうね。法律違反をしているのなら告訴すればいいだけで
す。あの時間を他の議案の審議に回さなければいけない、と心から思い
ます。

まずは北朝鮮問題ですが、平昌オリンピックで忘れ去られたようになっ
ていますが、ミサイルや核の脅威は依然として存在しています。不測の
事態になったらどうするのでしょう。アメリカが守ってくれるから大丈
夫という訳にはいかないでしょう。

だから憲法を改正すると言ったところで、間に合いません。だから特例
法でこうするとかという議論が必要でしょう。憲法問題も9条の問題だ
けが取り上げられていますが、日本の国防をどうするのか、専守防衛を
変更するのかという基本的な議論をしないといけませんが、憲法を改正
するということだけが政治目的になっているように思えます。

最後は国民投票になるのですから、国民にわかるように説明をしなけれ
ばなりません。三項を付記し、自衛隊の存在を明記しても、二項の交戦
権を削除しなければ戦えません。

こういうところで変な譲歩をしたところで、「戦争法案!」と叫んでい
る人々が納得するはずがありません。長い時間をかけて説明して議論し
て初めて可能になるのです。

戦後日本で言われている「平和憲法」という絶対的レッテル貼りを覆す
のは至難の業です。「子供たちを戦争に行かせるのか!」と言われれば、
誰もが行かせたくないですから同調してしまいます。

世界中で戦争や紛争が起きているのに、日本だけが「平和憲法」を護り、
アメリカ頼みで済むはずがありません。毅然とした態度や断固抗議する
という言葉だけでは国は守れません。

そのうえ日本は自然災害大国です。国土強靱化計画をドンドン進めなけ
ればいけないのに、緊縮予算でインフラ整備もなかなかできない状況で
す。これもプライマリーバランスの黒字化目標や国の借金問題という社
会通念が優先し、財政規律という漠然とした言葉で予算を縛ってしまう
のです。

驚いたことに東日本大震災の時も国債を増やさずに復興増税をして、被
災者からも取ったということを後から聞いて驚きました。ともかく、緊
縮財政、規制緩和、自由貿易という、グローバリズムのトリニティに翻
弄され、国の借金で国民は将来不安を感じ、消費を控え預金を増やすか
ら消費税を増税し社会保障費を安定させ、将来不安を払拭すれば景気は
良くなるという仮説が財務省のプロパガンダもあり浸透しているのです。

財務省のホームページで国の財政問題を勉強すればそういう気持ちにな
ります。世界でも劣悪の財政状態でギリシャと比べられている。自国通
貨建ての国債で破綻した国がないというか、あり得ないのにそういう論
陣でマスコミや政治家、学者も経済界も含め、社会通念化している。

このことが、デフレから脱却できない原因です。昭和恐慌の時、高橋是
清大蔵大臣が何をしたのか、ケインズは世界恐慌の時に何を論じたのか、
状況によって経済理論は適応するものが変わります。

デフレは総需要の不足です。ですから、需要を創出しなければなりませ
ん。それができるのは政府だけです。国土強靱化計画等、息の長い需要
があってこそ、民間企業は投資に積極的になり、実体経済が廻り始める
と思うのです。政策の優先順位は重要なことです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― 継続的な努力 ―――
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先週から始まったIOC発表会が、昨日で終了しました。新中期初年度
の活動を発表した訳ですが、今年は例年より早めの発表会でしたので定
量目標の達成度が心配でした。やはり定性目標を実現している裏付けと
して定量目標の達成は欠かせません。

しかし活動の実績見込み・予定を含め、その定量目標の達成は確実に業
績に反映されていて、立派な活動成果だと思います。

2002年にIOC活動をスタートさせてから17年が経ち、その間、
進化・成長し続ける組織として変革活動を継続的に社員みんなの力で推
進してきました。おかげ様で、「いつでも どこでも あたらしい」五
十鈴のブランド・イメージが、お客さまの間に定着しつつあります。

ひと口に継続的に活動するといいますが、その努力はたいへんなことと
思います。いつも良い成果が出せるとは限りませんし、業務と活動の時
間的、内容的不一致が生まれてしまい、途方に暮れることもあると思い
ます。しかし、そこを不屈の精神で乗り越えて、今があります。

この精神こそが組織の根本を成すものです。これが進化や成長のバロメ
ーターとなります。だから我が社(私たち)は崖っぷちで残せるし、修
羅場をくぐっているので微動だにせず頼りになる存在である、と思って
います。

私たちは今、価値づくりをビジネス・パートナーとともに実践しながら、
新しい企業形態を模索しています。お客さまから見た価値ある企業体と
してその姿を変えていこうとしています。その過程においてまた途方に
暮れることがあると思いますが、五十鈴の精神をもって世の中に必要な
存在として、新しい姿をつくりあげていきましょう。

3月末までにはまだ時間があります。気を緩めることなく、定性・定量
目標の達成をしながら次年度へステップアップしていく種まきも忘れな
いで、IOC活動を実践していってください。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

        ――― 新たなチャレンジ ―――
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9日から平昌オリンピックも始まり、すでに中盤を迎え、日本の選手や
各国の選手の活躍・成果に一喜一憂しております。

五十鈴グループでは、下期の経営会議・IOC発表会が全拠点で終了し、
今期の成果の振り返りと来期に向けての目標の設定を行って、スタート
を切ろうとしている時期になってきています。

我がBITも、今年度は新機能システムの開発やラボラトリー機能の充
実、組織協創力の強化等、いろいろな取り組みを行ってきました。

来年度は中期戦略最終年度に向かって、基本方針「ブランド価値の向上」
キャッチフレーズ「一致団結」を掲げ、さまざまな新しいビジネスシー
ン(新たなマーケット・BP協創ネットワークの拡大、最新ICT技術
の利活用による「SHOW品」創造等)への取り組みを行い、VCへの
道を進んでいきます。
 
そこで、現状に満足せずに新たなビジネス(商品開発等)にチャレンジ
した浜松の和菓子老舗「春華堂」のケースを紹介したいと思います。

春華堂という社名をご存知の方は少ないと思いますが、ここで製造販売
している浜松土産の定番である「うなぎパイ」は、ご存知の方が多いと
思います。

「うなぎパイ」は、東海道新幹線や東名の開通に伴い、インターネット
がない時代に「口コミ」で文字通り“うなぎ上り”に販売数を伸ばして
いき、今も変わらず売上高の8割以上を占めている主力商品です。

春華堂は実は130年続く和菓子の老舗ですが、数十年にわたって本業
の和菓子は「うなぎパイ」におんぶにだっこで、会社としても成長して
いる「うなぎパイ」へ力を入れるため、本来の和菓子販売が伸び悩んで
おりました。

そうした負の流れを断ち切ろうと2011年、うなぎパイの発売50周
年を節目に原点回帰の意味も込め、新しい和菓子ブランド「五穀屋」を
立ち上げ、新たなチャレンジが始まったそうです。

「五穀屋」のコンセプトは、穀物や発酵の技術を使ったこれまでにない
和菓子を作ることで、14年7月、五穀屋のブランドが立ち上がり、店
頭に商品が並べられましたが、売上があまり伸びませんでした。

しかし千載一遇のチャンスが訪れます。静岡県が2015年にイタリア
で開催される「ミラノ国際博覧会(ミラノ万博)」に出展するので、そ
こで「五穀屋」の和菓子を出品してほしいと依頼され、出品したところ
高い評価を受けました。

特に「玉ようかん」は、イタリアの名家に献上することとなり、これら
の実績は「春華堂」にとって「海外でもやれるんだ」というこの上ない
自信につながり、現にその後も海外での活動は続きました。

その海外での成果は国内での販売活動にも好影響をもたらし、16年4
月に百貨店「松屋銀座」に五穀屋を出店すると若い女性客の心をつかむ
ことができ、こうした取り組みが実を結び16年度の和菓子部門の利益
は黒字化に加えて、現在では和菓子の売上が着実に伸びているそうです。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.746〕は、2018年2月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

五十鈴グループ各社での拠点開発活動やIOC活動の成果発表会を聴く
と中期目標からブレイクダウンされた戦略的・継続的な取り組みが大事
だとあらためて感じました。個々の活動自体は地味かもしれませんが毎
日一つ一つ積み上げ、目標に向けて軌道修正を繰り返しながら、限られ
た期限内にやり遂げることがなによりも重要だと思った次第です。
今日で今年度も残すところ1ヵ月半となりました。来年度に向けての準
備期間として最後まで気を抜かずにいきたいものですね。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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