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五十鈴メールマガジン〔No.763〕ワールドカップで思うこと
配信日時:2018/06/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.06.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.763≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        ワールドカップでの日本代表の活躍で

          連日報道が盛り上がっています。

        また外国での日本人サポーターのマナー

         の良さも報じられているところです。

         試合だけでなく、さまざまな面で

        日本の良さを発揮できると良いですね。

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☆No.763 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ワールドカップで思うこと
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_事故・トラブルへの危機管理(黒田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_北条五代の内政(山室社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― ワールドカップで思うこと ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

サッカー、ロシアのワールドカップのサムライ・ニッポンの活躍で、日
本中盛り上がっていますが、よく観察しているとさまざまなことがあり
とても興味が持てます。

まず、直前の監督交代による賛否両論は、もはや監督を代えて大成功と
いう論調になり、何をやっても西野監督は褒められるようなことになっ
ています。

ベテランを起用し、彼等のやる気と自主性に任せるといった方針が多分
成功しているのでしょう。もともと私は、なぜ日本人監督を起用しない
のかと疑問に思っていました。しかし監督に就任すると日本ではまとも
に生活できないような状態になってしまうということは、岡田元監督の
講演で聴いたことがあります。

しかしコミュニケーションが重要なチーム作りで、日本語でやれないと
いうことは相当不利なので、そういうことを踏まえ西野監督が覚悟を決
めて監督就任を受諾したのでしょう。だから監督の覚悟とベテラン選手
の意地が良い結果を生んでいるのだと思います。

もう一つは例の日本人サポーターの試合後のゴミ掃除が世界中から共感
を呼び、セネガル戦ではセネガルのサポーターもゴミ拾いをしたとの報
道がありました。

それはそれで素晴らしいと思いますが、身分差のある国では掃除をする
人の仕事を奪う結果となるのではないかという心配も残ります。でもい
まのところは日本人がリスペクトされているので良いことですね。

一方、日本では渋谷のスクランブル交差点や道頓堀の飛び込みで大騒ぎ
をしているサポーターのマナーはどうでしょうか? 大勢の警備の人を
出動させ、多くの人に迷惑をかけているのではないかと思ってしまうの
です。このサポーターのギャップは何か。このへんが日本人の精神構造
を考える良い機会になると思います。

それと、国歌、国旗に対する他の国の取り組みは日本と全然違いますね。
大きい声で国歌を歌い涙まで流す選手が、試合になると反則ばかりで汚
いことばかりやるというのも、日本人と価値観が異なります。

またコロンビア戦では両国のサポーターが仲良くしていたのは良いこと
ですが、一部のコロンビアサポーターが悪ふざけをして、それをSNS
で拡散させるということもありました。しかしセネガルのサポーターも
そうですが、明るく応援合戦をし、試合が終われば健闘を称え合うとい
うシーンが多く見られました。

次に選手の戦闘意欲ですが、これも価値観が全く異なると思います。強
くなければ生きていけないという狩猟民族、遊牧民族ばかりなのですか
ら、農耕民族の日本とはやはり違いますね。

外国で揉まれた日本人選手でも、やはり最後は強さ、逞しさでは体力も
含め難しい。そこを技術力とチームワークでどう戦うかということでし
ょう。

あとは流行語にもなりそうな、「半端ねぇ!」という言葉、もともと大
迫選手と高校の時に対戦した相手が、インタビューの時に興奮しながら
言った言葉ですが、これがまた半端ねぇ画面で、その顔がTシャツにな
ったり、イラストになったりしているのも面白いですね。

さあ、この盛り上がりを受けてポーランド戦がどうなるか、その試合の
行方で、その後のマスコミが何をどう報道するか、これで予選落ちした
ら誰を悪者にするのでしょう。

そして逆に決勝トーナメントで勝ち上がったりすれば、もう大変な騒ぎ
になるでしょう。延長国会は誰も興味を持ちませんし、トランプ大統領
の貿易への動きもどこかへ行ってしまうのが心配です。なにはともあれ、
「頑張れ! ニッポン!」


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

      ――― 事故・トラブルへの危機管理 ―――
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まだ梅雨も明けていないのですが、ここ数日は暑い日が続いています。
この暑さにはまだ体も慣れていないと思いますので、十分な熱中症対策
をお願いします。

あついと言えばW杯、日本代表も熱いですね。あれだけ前評判が悪かっ
たものがこの快進撃です。組織の力とは恐ろしいもので監督の方針や個
々の危機感やモチベーション、そして勢いによりこれだけチーム力が変
わるのかと思わされました。是非この勢いで決勝トーナメント進出を果
たしてもらい、決勝トーナメントでも日本代表の熱い戦いを見てみたい
ですね。

話は変わりますが、最近新幹線での大きな事件や事故を耳にすることが
多くなったように感じます。先日の新横浜・小田原間での殺人事件はま
だ記憶に新しいところですが、手軽さ利便性とセキュリティのどちらを
優先するかなど話題となった事件でしたが、起こったことに対しての乗
務員の対応は何をすべきか意識した行動であったように感じます。

昨年12月には新幹線の台車に亀裂が入り、名古屋駅で立往生した事故
がありました。これはJR西日本の乗務員が異音や異臭などを認識して
いたにもかかわらず3時間以上も点検もせず走り続け、乗務員がJR東
海に交代したことにより異常に気づき、走行不能と判断し、名古屋駅で
止まった事象です。あと少しでも走り続けていれば、大惨事になったで
あろうと新幹線初の重大インシデントと認定された事故でした。

そして、今月14日にJR西日本の新幹線が博多駅で長時間停車した事
故がありました。これは途中で人をはねたことにより前方部分が破損し、
それに対向車が気づき、安全確認のために止めていた事象です。これも
「ドン」と音がしたことには気づいているのに何が起こったか確認せず
そのまま走り続けてしまっていたようです。

わずか半年前に重大インシデントがあり、安全確認の重要性を再認識し
たにもかかわらず、その場で停車して確認せず他から指摘されるまで走
り続けるとは意識が低すぎるようにしか思えません。2件の事故は死者
や怪我人は出ていませんが、もしもを考えると殺人事件も怖いですがこ
れも怖い話だと思ってしまいます。

状況は全然違いますが、先日富士SCで自動クレーンでの故障がありま
した。自動クレーンは老朽化が進み、制御プログラム等でもエラーが出
ることもあり、もし止まれば一次加工すべてが止まってしまいます。そ
のため今期に自動クレーンのソフトの更新を予定していました。

そんな折、制御用PCの故障で自動クレーンの置場管理ができなくなっ
たのですが、手入力での置場登録により不便ながらなんとか稼働させる
ことができました。

PCの復旧後は通常の自動クレーンの稼働に戻り、一通りの動作確認に
より数日無事に稼働していたのですが、手入力データと現物置場の整合
性までチェックできていなかったためデータ不整合となり、誤動作を起
こし再び稼働停止となりました。

幸い大きな影響は出なかったのですが、自動クレーンの誤動作は大きな
事故にもつながりかねませんでした。自動化が進めば進むほど、故障時
の確認はより慎重に確実に行わなければなりません。

トラブルは起きないように予防するのは当然です。しかしどんなことで
もトラブルは必ず起きてしまいます。だとしたら起きてしまった時は何
をすべきか、しっかりと意識を持って行動することが大事になると思い
ます。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

        ――― 北条五代の内政 ―――
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五十鈴グループでは、「五十鈴グループ社員総会」(今年度テーマ:B
IG SHIFT)が先々週の土曜日に開催され、Will-Navi
の2020年ゴールも目の前に迫ってきました。

この1年間の五十鈴グループの進化を振り返り、共有化を図り、今期も
全員参画でGVCに向けて、いままでの単なる延長線上でない新たなバ
リュー創造に邁進していきましょう。

BITも中期最終年度、20周年目を迎え、「ブランド価値の向上/一
致団結」を基本方針/キャッチフレーズに掲げ、VCへの道を目指しま
す。

さて一方我が国では、今、衆院予算委員会で、加計学園や森友学園をめ
ぐる問題や財務官僚のセクハラ等への野党の追及に政府はバタバタして
いるなかで、外交では米の日本への鉄鋼・アルミ関税の発動や日本抜き
で米朝韓での協議が進んで、この12日には米朝首脳会談がシンガポー
ルで開かれ、合意文書にサインされ、日本の内政外政の対応・対策が後
手になり、停滞感があり、現政府への不信感が高まっています。

現在の政局混乱の時から遡って五百年前の戦国時代に、武力統治だけで
なく、戦国大名としては先進的な領国経営政策を導入し、在郷国人から
も信頼され、領国支配の強化を積極的に進めてきた大名(小田原城主/
後北条氏)がおりました。

後北条氏の初代伊勢新九郎盛時(1519年死去、死後に北条早雲と呼
ばれている)は、分国法の祖形となる『早雲寺殿廿一箇条』(家臣の日
常生活や奉公上の心得)という実際的な家法を定め、早雲以降歴代も当
時としては斬新な領内への政策創出・実践により、豊臣秀吉に滅ぼされ
るまでの百年にわたり、関東一円の領国支配を確立した北条五代(早雲
・氏綱・氏康・氏政・氏直)が存在しました。

たとえば、財政基盤強化/税制改革(四公六民)・領国内検地・『小田
原衆所領役帳』(家臣の諸役賦課調査)作成・領国内の度量衡の統一・
撰銭令/通貨(永楽銭)統一・凶作や飢饉の年の減税政策・評定衆等の
官僚機構(領内の訴訟処理など)の創出等、これら多様な施策により、
家臣や領民の負担が明確になり、領国支配がより円滑に行われるように
なり、その後も税制の改革にも熱心で領民の負担軽減などに尽力してお
り、在郷勢力から支持され、また、それまでの諸点役と呼ばれる公事を
廃止し、不定期の徴収から百姓を解放し、結果的に負担を軽減させ、同
時に税が直接北条氏の蔵に納められ、中間搾取がなくなり、国人等の支
配力が低下し、北条氏の権力はより強固なものとなっていきました。

その他の施策として、全国から職人や文化人を呼び寄せた大規模都市開
発/上水道(小田原早川上水)造成・鎌倉鶴岡八幡宮の造営、武具製作
に不可欠な皮作事業、職人使役のための公用使役制の採用や伝馬制の確
立などがあげられます。

今一度、我々も足元だけを見ずに、将来を考え、過去に学び、日本とい
う国や子孫のために未来を考えていかねばならないと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2018.06.27 「2018年度五十鈴グループ社員総会ダイジェスト」
                              公開

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement01.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.764〕は、2018年7月5日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今月も残すところ数日で6月が終了し、来週から暦も7月に変わり本格
的な夏の季節に突入します。夏バテや脱水症状、熱中症などへの対策に
も力を入れて、皆で声を掛け合いながら今年もより厳しい暑さが予想さ
れるこの季節を乗り切っていきましょう。
暑い夏といえば、今まさに4年に一度のサッカー・ワールドカップがロ
シアで行われています。予想を打ち破る日本代表の快進撃にワクワクす
る人も多く、応援も熱くなりますね。一方で過激な応援が問題にならな
いように節度ある行動が求められます。日本代表の頑張りに私たち一人
ひとりが日本人としての矜持をもって応えていくことが大事ではないで
しょうか。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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