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五十鈴メールマガジン〔No.768〕危機管理の対応
配信日時:2018/08/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.08.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.768≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           この夏、これまでにない

         さまざまな災害に遭遇している日本。

     今後もどんな災害に見舞われるかはわかりませんが、

           どのような災害であっても

         被害を最小限に食い止める活動を

   日々行っていくことが求められているのではないでしょうか。

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☆No.768 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_危機管理の対応
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_災害の夏に痛感するBCPの意義(黒田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_熱中症への対応と予防策(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 危機管理の対応 ―――
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鈴木貴士です。

この前の台風12号は今までに経験のない、変な台風でしたね。東から
西にフックしていく台風なんて見たことありません。そして、その前の
豪雨による災害で、まだ復興にも手が付けられないような状態での台風
接近、上陸では多くの人々が警戒し、心配したのは間違いありません。

取り分け気象庁を始めとする予報機関は、早め早めの警戒を促し、空の
便を含め交通機関も慎重な対応をしたように思います。こういうときは
何かあってからでは遅いし、すぐに責任の所在を追及するようなことに
なるのでどうしても慎重にならざるを得ませんが、一方で大丈夫だった
なあと思う時もあります。

テレビは特に非常に危険で激しい状況を画面で繰り返し報道するので、
すべてがこのようなことになるような雰囲気になります。あとは視聴者
からのSNSによる投稿も多いので、タイムリーな情報も放送されます
が、点と面では違うので判断する時には多面的な情報を取って、自分で
決断しなければなりません。

今回もそうでしたが、やはり海岸の傍や河川の傍は警戒が必要ですね。
結局は津波と同じように水害被害に遭遇する危険度は高いですね。

私は土日で東海地区に遊びに行く予定で、どうしようかと思っていまし
たが、先方は予定通り土曜日会食、日曜日のゴルフは雨でもやる予定な
ので私は私の判断で来てくださいと、極めてもっともなことを言われ、
いろいろな情報を取り、夜中に東海地区を通過するという判断で新横浜
から新幹線こだまで三河安城に向かいました。

こだまというのは各駅でひかりやのぞみに抜かれるので、長いこと停車
します。その度毎に今回は特に、このまま動かないのではないかと不安
になってしまうほど、ネガティブな情報がテロップで流れます。

まあ遊びごとなので、行けなくなったらしょうがないかと思っていまし
たが、JRの在来線や各鉄道が早々に止まってしまったりしたので心配
していましたが、遅れもなく無事に三河安城に着きました。

雨も降っておらず、新横浜で降った以外は各駅でも曇りか晴れていまし
た。台風に追いかけられながら西に行くというのも、なんか変な感じで
した。

居酒屋もキャンセルが多かったのですが、逆に飛び込みで来る客も多く
繁盛していました。台風が来るのは間違いないので時間的には早く終わ
りましたが、私はよせばいいのに数人と二次会に行きましたがそこも結
構繁盛していました。ただし、そこからホテルに戻るタクシーは調達で
きず、ウルトラC(こんな言葉今は使わないか)でなんとかホテルに帰
りました。

酔っていたこともあってぐっすり寝て、朝起きると一夜明ければド・ピ
ーカンで、とても良い天気です。

雨でもやると言っていたので覚悟していましたが、何の問題もありませ
ん。風が少し強かったですがかえって涼しく、最近やったゴルフのなか
では一番快適でした。ここでもキャンセルが多くゴルフ場は空いていま
したが、メンバーだけで天気が良いので来たという人もいたようです。

首尾よく、夕方には我が家に戻り、テレビを観ていると台風関連の報道
ばかり、そしてその被害の激しい場面が映し出されています。

何か申し訳ないような気持ちになりましたが、そこに九州の大魔女から
電話が入り、弟のマンションに避難したとのことで安心しました。

予想外のことも起きるので油断してはいけませんが、情報を多面的にと
り、それぞれが適切な判断をしなければならないと思いました。「自助、
互助、公助」が重要ですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

    ――― 災害の夏に痛感するBCPの意義 ―――
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「災害的暑さ」と言われた暑さも幾分和らいできているように感じられ
ますが、まだまだ暑い日は続いています。これまでの暑さのなかで積み
重ねられた疲労もあると思います。体調管理には十分注意するようにお
願いします。

この暑さでさまざまなことがクローズアップされています。炎天下のイ
ベントの中止やスポーツの競技などを夜間に変更するなどして、2年後
の東京オリンピックの開催時期や夏の高校野球の意義にまで論議が及ん
でいます。また学校でのエアコン設置などの問題もでてきており、ある
調査によると学校での教室のエアコン設置率は50%程度で、体育館に
至っては1%しかないそうです。

もしこの学校へのエアコン設置が本格化してくれば、富士SCのエアコ
ンを製造しているお客さまへの影響もかなりあると思われますので、富
士SCの受注量も増大するのではと期待をしています。

その一方で災害と呼ばれるだけの暑さとあって、先々週の熱中症により
救急搬送された人は前年同時期の約3倍になっているそうです。これか
らの日本は夏の暑さは災害に匹敵するようになってくるのかもしれませ
ん。いままで以上の準備、対策が必要になると思われます。

他にも今年の夏はさまざまなことがあり、直近では逆走台風があり、想
定外の被害がありました。大阪北部地震や西日本豪雨もあり、年々我々
を取り巻くリスクは確実に高まってきています。

先日「BCPキーマン会議」が開催され、年間活動計画の説明や災害対
応の見直し等が話し合われました。BCPは短期に事業継続を図ること
が目的となります。さまざまなリスクが高まってきている現在では、事
業を継続すること自体が企業価値にもつながると思います。

企業にとって人は最も大事な資産であり、安否確認も事業継続のために
は重要なことでありますが、それで終わりではなく、その後いかに事業
継続につなげるかが、さらに重要になってくると思います。そのために
は普段からの準備が大事になります。

最近は想定外の災害も多く、一概に「備えあれば憂いなし」とはいかな
いとは思いますが、被害、損害を最低限に防ぐことはできます。そのた
めにも心の準備も含めて災害に対する備えを宜しくお願いします。

ちなみに「BCPキーマン会議」の後、会議メンバーで池袋防災館に行
き防災の体感をしてきました。疑似の体感であっても、もしもの時の備
えにはなります。興味のある人は拠点のBCPキーマンに確認してくだ
さい。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― 熱中症への対応と予防策 ―――
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先週前半は非常に暑い日が続き、MOSHDグループからも熱中症で体
調を崩し、病院にかかる方も出ました。台風12号が上陸した前後は少
し過ごしやすい気温にはなりましたが、今週以降も毎日30度を超える
気温が続く予報です。体調管理には十分気を付けましょう。

五十鈴グループ各社では、熱中症対策としていろいろな対応をしていま
す。水分補給をこまめにとるように声を掛け合ったり、塩飴や体温を下
げる冷却グッズなどを用意したり、スポットクーラーや扇風機などを整
備していますが、それでも実際工場内で作業をしていると非常に暑いで
すね。

毎年気温が上昇しているため、体調把握をどのようにするかという観点
での新しいウェアラブルがいろいろと開発されています。そのようなな
かで今年販売が開始された、「スマートフィット」という体調管理のウ
ェアラブルを試験的に導入(岐阜SCにて実験中)しています。

試験をしている社員は5名だけですが、評価結果によっては来年度以降
でのグループ展開を検討していきたいと考えています。

先週のある暑い日に岐阜SCを訪問する機会があり、試験中の5名の体
調がどのようにアラームが出るのかや、現状の利点などを確認してきま
した。少し労働負荷の高い作業をすると心拍数が上がってアラームが出
たり、体温が異常に上昇するとアラームが出るなど、本人はそれほど問
題ないと思う状態でもアラームが出るようです。

しかし、客観的データ(心拍数や体温など)で変化を把握できるのは良
いことであり、人それぞれで異常値の値は違いますが、客観的データで
アラームが出れば、大丈夫かどうかを本人に即座に確認に行けます。

確認後に大丈夫であればそのまま作業を継続すれば良いですが、異常を
確認すればすぐに休ませることができます。個々人の限界値(アラーム
を発する基準値)もデータを収集していくなかで個々人用に設定変更が
できるようになっているため、使い勝手は良いかと思いました。

しかし、この「スマートフィット」というのは熱中症を発症する前に手
を打とうというもので、熱中症になりにくくする環境改善(工場内の気
温を下げる、社員の体温を下げる等)ではありません。

工場内にエアコンを完備し、温度コントロールができると良いのですが、
我々のような工場での設置は設備費・維持費共に高額となるため、現状
は見合わせている状況です。

安価で効果的な環境改善ツールがないかとアンテナを張って見ています
が、一長一短があり、なかなか良いものはありません。今週も米国製超
大型ファン『Big Ass Fans(ビッグアスファン)』という
ファンが比較的安価で室内温度を低下させる効果があるということで、
実物を見学に行く予定にしています。

扇風機付きの作業服も販売されており、MOSHDグループの数社でも
試験的に導入して状況確認しているということです。ITCとしては、
いろいろな情報を集め、できるだけ実態を確認し、効果的な改善ツール
を紹介できるようにしていきたいと思っています。

熱中症対策だけでなく、最新のテクノロジーを活かした自動化や無人化
の開発にも取り組み、バリューセンターとしてのITCを追求しながら、
世のため人のためになる商品やサービス開発を進めていきたいと思いま
す。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.769〕は、2018年8月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

喉元過ぎれば熱さを忘れるのが人間の性で、おそらくこの最高気温が年
々更新される異常な暑さも冬になれば忘れているのではないかと思うと
ころです。
先日、BCPキーマン会議の後に防災訓練に行きましたが、消火器の使
い方、火災発生時の建物からの避難方法、震度7地震の体感実習、人命
救助法(AEDの使い方)などを具体的に教わり、日ごろニュースで読
む災害に直面したときにとるべき行動の一つひとつの意味合いや重要性
を学びました。
暑さ対策も防災活動もいかに日常から頭で理解するだけでなく、実践し
て身体に覚えさせることができるかが重要であり、それを周囲に伝播し
ていくことがさらに大事なことだと思っている次第です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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