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五十鈴メールマガジン〔No.469〕一夜明ければ・・・
配信日時:2013/09/27 10:20
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.06.21発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.469≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

     今週は台風の大荒れで各地に被害をもたらしました。

        我が国は地震や台風に襲われる危険度が

       どこにも増して多いと改めて実感しました。

   非常時に備えて、周囲の環境を整備しておけるかが大切ですね

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☆No.469 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_一夜明ければ・・・
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_商習慣の常識を超えた戦略(山田常務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_オカムラ様の全国特約店総会に参加して(本多社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 一夜明ければ・・・ ―――
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鈴木貴士です。

いやはや凄い台風でした。一昨日(19日火曜日)の午後9時ごろ家に
帰ったのですが、車から玄関に入るまでのわずかな時間でもビショビシ
ョになりました。翌朝、「一夜明ければ、ドピーカン!」(昔、大橋巨
泉が11PMで流行らせたフレーズ)というわけで、20日水曜日は朝
から素晴らしい天気でした。

いつものように愛犬ドルチェを連れて外に出ると、家内が大切に育てて
いる家の庭の薔薇が一部折れており、さすがの魔女も「エーン!」と泣
いておりました。様々なところで小枝が折れたりして大変なことになっ
ていましたが日本人は偉いですね、ご近所の多くの方が掃除をしたりし
て、片付けに精を出していらっしゃいました。

私がよくお話をするご近所のご婦人は、高いイチョウの木を伐っておら
れました。「大変ですね!」と声をかけると、「よそ様にご迷惑をかけ
るといけないから、今やっておかないとね」と日本人に生まれてきて良
かったと思うような発言をされ、尚かつ、わざわざ高いところから降り
て来てドルチェを撫でてくださり、「ドルチェも頑張ってね、だいぶ元
気になったわね」と優しい言葉をかけてくださいました。

少し世間話をしてから「行ってきます」ということで別れました。少し
行くといつも会う障害を持っている初老のご婦人と遭遇しました。足と
聴覚と言語が不自由なのですが、彼女はいつも積極的に発言して、コミ
ュニケーションをとろうとします。

そして、なによりその表情が明るく溌剌としていて頭が下がります。聴
こえていないかもしれませんが、私も積極的に発言し、その媒体はドル
チェがなってくれます。

彼女と別れ、いつもの神社へ向ったところで、好事魔多し、天敵の黄色
いラブラドールと遭遇してしまいました。どういうわけだか本当に相性
が悪く、またよく遭うのです。向こうは相当離れていてもワンワン吠え
ていますし、さすがのドルチェも近くで挑発されると吠えて「私だって、
やるときゃやるわよ」というように向かっていきます。

私は必死で引き綱を締めるのですが、確実な制御ができず、ドルチェを
諭し、自ら自重してもらうしかありません。この時に私はいつもマネジ
メントの極意を体感するのです。「他者は管理できない、管理できるの
は自分だけである」「鞭より、いつもニンジンが勝つ」日常の教育と躾
が大切なのが本当によく分かります。

さて、なんとか大事に至らず、ドルチェをなだめて神社へ行くと、神社
も枝が折れ、結構な大木も倒れておりました。その中を進み、水場へ行
くと興奮したせいか、ドルチェが水を飲みたがりました。「馬を水場ま
では連れて行けるが、水を飲ませることはできない」これも「リーダー
シップの王道」に書かれていた言葉です。

そんなことを思い出しながら、駒沢公園に入るとさあ大変、小枝もあた
り一面に落ちていましたが、銀杏や梅の実などが散乱し、大きな並木通
りの大木が道を完全に塞ぐような形で倒れて、周囲に人が集まっていま
した。

それでも人々は日常と同じように、ラジオ体操をし、三々五々それぞれ
の自宅に戻りました。台風のときの非日常性とこの平和で穏やかな日常
とのギャップ。我々は天変地異と共存していかなければなりません。

未だ遅れている、震災復興と電力問題。我々は叡智でそれを乗り越えて
いくことができるでしょうか。「一夜明ければ・・・」というように簡
単にはいかないことは事実です。

万人の知恵と熱意と思いやりで、「理によって動き、情によってさばく」
ことができるでしょうか。今一度、自ら求めるものを薄くして、被災者
の立場になることが重要だと、今回の台風を通して改めて思いました。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

      ――― 商習慣の常識を超えた戦略 ―――
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五十鈴東海としての新組織がスタートして2ヵ月半が過ぎようとしてい
ます。

この2ヵ月半の間で、人の動き(人事異動を含む)や仕事の進め方(新
たなプロジェクト活動のスタート等)が目に見える形で変わってきてい
ます。

残念ながら目に見える形での実績には至っていませんが、失敗を恐れず、
「新最適の追求」に向け挑戦し続けていきたいと考えています。

久しぶりに東海のお客さまの経営陣の方々と、会社の状況やマーケット
の展望についていろいろとお話をさせていただくと、お客さまの考え方
に大きな変化を感じます。

なぜなら、円高、グローバル競争激化といった環境変化の中、生き残り、
勝ち残りを真剣に考え、以前より柔軟な姿勢で新たな価値づくりの提案
に耳を傾け関心を持っていただけるのです。

以前はどちらかと言うと閉鎖的な土地柄で、あまり他系列の自動車部品
メーカーの動きに関心を示す度合は低かったように感じていましたが、
LCCや海外からの部品調達が進む中、積極的な情報収集を行い、競争
力向上を狙う姿勢が伝わってきます。

そういえば以前、リーマン・ショック後の消費不況の影響で、百貨店の
売上の大半を占める衣料品の落ち込みが続き、崖っぷちに立たされてい
る銀座の老舗百貨店が、ファストファッションと手を組み銀座でパート
戦争を戦った話を思い出しました。

その百貨店が、名古屋で創業した「松坂屋」であり、ファストファッシ
ョンが「フォーエバー21」でした。

商品の陳列方法も、丁寧な接客を重んじる百貨店とフレンドリーな接客
のファストファション業界と、商習慣が大きく異なる両社が手を組むな
ど以前は考えられなかったそうです。

それでも松坂屋銀座店がフォーエバー21と手を組んだのは、立地の変
化に対応するための戦略で、初めての挑戦であったと伝えていました。

確かに銀座店の目の前にはユニクロ、H&M、ZARAなどファストフ
ァション勢に包囲された格好になっています。

松坂屋は「生き残りを賭け、今までの百貨店業界の常識を破る。フォー
エバー21を誘致することで、集客力向上を狙い、協調してプラス効果
を生んでいきたいと考えた」とのことでした。

確かに私もこの目で見ましたが、他の百貨店と違い、幅広い層の女性が
入店しており、盛況状態が今でも続いていました。(余談ですが、名古
屋には最近H&Mがオープンしましたが、フォーエバー21はまだ出て
いません。)

このように、今迄の商習慣の常識を超えたコラボの実例は今では珍しく
ありません。我々もマーケットの新最適を考え、お客さまの新たな価値
づくりに貢献するためにも、強みの連鎖に結びつく系列を超えたお客さ
まの交流機会を企画することで、お客さまの競争力向上に向けた活動の
機会とし、我々のビジネスチャンスに変えていきたいと考えています。


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【五十鈴建設の現場から】_本多社長

  ――― オカムラさまの全国特約店総会に参加して ―――
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先月29日、岡村製作所さまの全国特約店総会に出席させていただきま
した。場所はオープンしたばかりのパレスホテル東京で五十鈴東京本社
のすぐ近くです。

建物の外観は強化ガラスを使用しており、明るく清潔感があり皇居を一
望できます。ホテルは事務所を併設した複合ビルで、入口は別々にあり、
またロビーは少し小さく感じましたが落ち着きがあり、とても良かった
です。

さらに会場となった会議室兼宴会場は天井までの高さが7m以上あり、
稼動間仕切りは豪華さと重厚感のあるオカムラ製の1枚が幅1.6m高
さ7mのものを使用しており、たいへん素晴らしい建築物でした。

総会はメタルワンさまの松岡社長の挨拶で始まり、岡村製作所さまの中
村会長、久松社長からの挨拶兼業績報告と続き、前年度の功績に対する
表彰式では、「五十鈴建設は大幅に売上を伸ばし、オカムラ製品販売に
貢献した」ということで躍進賞をいただきました。

今年度もアンテナを高くして、オカムラ製品の拡販に努力していこうと
決意を新たにしました。

続いて行われた記念講演会では、テレビショッピングでお馴染みの株式
会社ジャパネットたかたの高田社長の講演でした。テーマは「変化対応
から市場創造の世界へ」。テレビではいつも特徴のある甲高い声で商品
説明を行っていますが、講演会では普通の声でとても聞き易かったです。

お話の中で、父親が経営するカメラ店から分離独立して、今日の会社へ
進化・成長させてきたことにおいて、「大切なことは情熱と夢を持って
やり続けること、またどんな商売でも毎日3時間真剣に勉強し、それを
10年間やり続ければ一流になれる」と言われたことが印象に残ってい
ます。

また変化対応では、使い捨てカメラや一眼レフカメラ、またデジタルカ
メラ等の変化、進化を例に話されたり、大手フィルムメーカーではフィ
ルムに代わる新たな商品を発掘した経緯を話され、最後は、その商品の
良さを伝える、相手が理解するまで伝える力、お客さまの関心を惹きつ
ける最初の10秒が勝負ということで結んでいました。

次に市場創造では電動歯ブラシを例にあげ、日本人はたいへん清潔好き
で、特に女性は1日に最低3回以上歯を磨くそうです。その女性をター
ゲットに何千万人もいる市場を創造し、後はその商品の良さをどう伝え
るか、商品知識は必要だが売る本人がその商品に惚れ込まないと本気度
がお客さまに伝わらない、そして重要なのは値段の設定だそうです。

お客さまが瞬間的に「得をした」と思える値段で、100万本単位で売
れるイメージができれば、成功は間違いないそうです。

そして、鈴木会長・代表がいつも言われているように、「企業は何のた
めに存在しているのか」については、「それは人の幸せのため」という
感謝の手紙をたくさんいただくことが、高田社長の元気の源となってい
るということで講演を締め括られていました。

総会の後の情報交換会は、メタルワンさまの山田本部長の挨拶で始まり
ました。懇談の中で商談がうまくいかなかった時の苦労や成約できた時
の達成感等、和やかな雰囲気の中、お開きとなりました。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
―――――――――――――――――――――――――――――――― 
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.6.13  富士サービスセンターに、中国五礦集団公司さまが来社
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0613_000120.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.470〕は、2012年6月28日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

台風の接近はニュースで報じられますが、いざ台風が来ても結局は何も
できずに、何とか凌いでいるのが常ではないでしょうか。いつかくる天
変地異に備えて普段から身の周りの環境整備を行うことの重要性を認識
し、一人ひとりがそれを行動に移すことで、被害をできるだけ最小限に
留めることができるはずです。そういう実行力に対して、どれほど皆が
関心を寄せられるかが大事だと思うところです。そういう言動を私たち
大人が、次の世代に受け継いでいかなければならないと思います。

                      (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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