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五十鈴メールマガジン〔No.770〕終戦記念日
配信日時:2018/08/23 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.08.23発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.770≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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           お盆を境にひと頃の猛暑が

         和らぎ始めたのではないでしょうか。

          8月の後半に突入しましたが、

           まだまだ残暑は続きます。

           健康管理に気を配りながら

         ゴール目指して進んでいきましょう。

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☆No.770 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_終戦記念日
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_目線(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴オート整備工場の現場から】
┃ ■_小さな目標を明確にして全体成果につなげていく(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 終戦記念日 ―――
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鈴木貴士です。

酷暑の夏休み、終わってしまえばなんとなく秋の気配がしないこともあ
りませんね。空の高さも変わってきたようなこの頃です。

私は例によってゴルフ三昧の夏休みでしたが、機会があって日本の終戦
について勉強しました。敗戦のことを終戦と言ったりするのはなぜかな
?くらいにしか考えていませんでしたが、日本の敗戦は「ポツダム宣言」
の受諾ということで決まりました。これは米英中3ヵ国首脳により19
45年7月26日に発表された日本に対する共同宣言です。

ベルリン郊外のポツダムで、トルーマン・アメリカ大統領、チャーチル
・イギリス首相(途中からアトリー首相、なんとチャーチルは選挙で負
けたのですね)、スターリン・ソ連首相による会談で決定されたのち、
蒋介石中華民国総統の同意を得て、米英中3ヵ国首脳の名で発表されま
した。ソ連は日ソ中立条約が有効期間中であったため署名せず、45年
8月8日の対日宣戦布告ののちこの宣言に署名しました。

要するに日本は無条件降伏したのではなく、「ポツダム宣言を受諾」し
た、ということはその宣言を相手国も守るということになります。しか
し私たちが認識していたように、無条件降伏ということでGHQは日本
を占領しました。

確かに13条に「我等は、日本国政府が直ちにすべての日本国軍隊の無
条件降伏を宣言し、その行動における誠意を適当かつ十分に保障するこ
とを要求する。これら以外の日本国の選択は迅速かつ完全な壊滅がある
だけである」となっていて、軍隊の無条件降伏は要求されています。

しかし5条に書かれている通り「我等の条件は以下の通りである」とそ
の条件を示しています。そして、「平和的で責任のある政府が樹立され
れば、連合軍の占領軍は直ちに撤収する」と12条で述べています。

まず重要なことは、日本国政府はポツダム宣言を受諾したのであり、無
条件降伏をしたのではないということですね。それを受けて昭和天皇は
「大東亜戦争終結ニ関スル詔書」を玉音放送で流します。

この作成には、私の敬愛する安岡正篤先生が関わっていたと聞いて驚き
ました。そして戦後、どの部分に拘り、それが採用されなかったことま
でも先生は語られていたそうです。

特に有名な「堪えがたきを堪え・・・」の前段「朕ハ時運ノおもむく所」
を「自明の損する所」にしたかったようです。時運がこうなったからで
はなく、明らかな道理が通らなくなった(多分これは、原爆の投下を意
味していると思います)時点で戦いを止め、子々孫々のために太平を開
くことを願うとしたかったようです。

この詔勅は読むのが難しいのですが、要約すると、戦争をしたのは日本
の自存と東亜の安定を願うことから出たもので、他国の主権を否定して
領土を侵すようなことではなかったが、交戦して4年経ち、戦果は好転
せず、敵は新たに残虐な爆弾を使用して多くの罪なき民を殺傷して、戦
争を続けると日本民族の滅亡の危険まであるということ、そして共に東
亜の解放に協力した同盟諸国に遺憾の意を表し、国民にはその戦死者や
遺族を悼み神州日本の不滅を信じ、総力を日本の建設に傾け、道義を大
切に日本の光栄なり真髄を発揚して、世界の進歩発展に後れぬように心
に期すようにと言われています。

その2日後、出光興産創業者の出光佐三は全店員に向け次のように訓示
しています。要点のみ述べると「原子爆弾によって戦争は消えたのであ
って、勝負は事実の上において決していない。ただ日本が敗戦の形式を
強要されたに過ぎないのである・・・」。

そして人道の無視を訴え、人類の仇敵とまで米国を罵り、最後に「焦土
となった国を今一度立て直す。日本は必ずや再び立ち直る。世界は再び
驚倒するであろう。我が社には最大の資産である人がまだ残っとるじゃ
ないか。愚痴をやめよ。世界無比の三千年の歴史を見直せ。そして今か
ら建設にかかれ。」ということで、戦後の日本はこういう人たちのお蔭
で復興していったのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

           ――― 目線 ―――
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休み中に高校野球を見ていましたが、ふと気づいたことがありました。
それは、自分の目線が変化していることでした。

野球を始めた小学校低学年の頃は、あのようなプレーができるようにな
りたいと思い、高校生くらいになると、郷土校を応援し一喜一憂してい
ました。

ひとの親となった頃は、エラーした選手の気持ちを想い、どうなるのだ
ろうかと心配し、今は、自分の持てる力を存分に発揮できることを願っ
ていて、勝っても負けても感動しながら、頑張ったじゃないか、と声を
かけてやりたい気持ちでした。心を熱くする高校野球、大好きです。

さて、甲子園が終わり夏の長期休みも終わり、今週から仕事モードに心
と体が徐々になってきていると思います。休みから仕事モードへの変化
に対応することは、いわゆる個人の適応力の一つです。

さらに、変化を感じ取り、状況を読み取りながら、先見性をもって自ら
を変えていく適応力に昇華していけると、無形資産としての適応力を身
につけたことになります。

休み中でも世界は変化しています。予測と先見性がものを言う時代、し
っかりと時代を見極めて、新最適力なるものを備えていきたいです。

話は変わりますが、自転車の運転から学べることがあります。運転をイ
メージしてみると、ハンドルを握って前を向いて、目線は5メートル先、
右をこぎながら左の準備に入り、左をこぎながら右の準備、同時に体の
バランス状態を頭に入れて前進していく、常に追加的な運動を少しずつ
こなしていく継続的な動作です。

目と体から感じる、さまざまなデータを取り込みながら意識的に動く、
瞬間瞬間にとるべき行動を選択する、自分を前進させるという目的をも
って、活動をコントロールしていく。このプロセス、何かの参考になれ
ば良いです。

ひと頃よりは涼しさを感じますが、残暑、そして局地的豪雨に気をつけ
て仕事を進めてください。来週には9月に突入です。あっという間に2
/四期終了、上半期終了となります。先見性をもって時代を見極めてい
くことを期待しています。


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【五十鈴オート整備工場の現場から】_小林社長

 ――― 小さな目標を明確にして全体成果につなげていく ―――
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夏季休暇も終わり、皆さん有意義に過ごされたと思います。

しかし、今年の夏は今まであまり経験したことのない厳しい暑さで大変
でしたが、地球規模で見ても高温や集中豪雨、台風の多発など異常を感
じさせられます。

そのような状況でしたので、休み中は部屋で高校野球を見る時間が多か
ったのですが、球児たちも熱中症で足がけいれんを起こすなど、本来の
能力を発揮できずに甲子園を去ったチームもあったように思います。

一方、野球といえばメジャーで活躍する大谷翔平選手の活躍が連日報道
されていますが、大谷選手は野球において類い稀な才能があるのはもち
ろんですが、夢を実現するための「目標設定」を子供の頃からしっかり
していたという話を聞きました。

夢を描いたり、目標を立てたりすることはできても、いざそれを実現さ
せようと行動を起こすのは大変なことですが、大谷選手はその目標を紙
に書いたり、些細なことであってもそれを習慣化したり、その目標もた
だ「速い球を投げる」ではなく160キロの球を投げるというように目
標を明確に絞り、それも無理な目標ではなく努力すればできそうな目標
にして、一つひとつクリアするというように、短期的な目標設定の積み
上げで中期的目標を達成することを続けてきたそうです。

そして、その目標を周りに伝えることで自分にプレッシャーをかけ努力
したそうです。

このように、小さな目標の達成で自己実現につなげ、その達成感により
次の目標達成へのモチベーションを生み出し、継続的な行動を可能にし
たようです。

誰が教えたのかわかりませんが、やはりしっかりした指導者がいたのだ
と思います。

我々も会社や組織の目標をしっかり腹に落とし込み大事なのは、個人個
人がそれに対し、いきなり大きな難しい目標ではなく、小さな目標を明
確にして全体成果につなげていくことが重要であると改めて考えさせら
れました。

最近、スポーツに関する指導者や協会、連盟といった不祥事が続いてい
ますが、昔ながらの考え方ではなく、もっと理論的で科学的に選手や指
導者を育てる環境を作らなければならないのではないでしょうか。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.771〕は、2018年8月30日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

夏季休暇中に車で遠出する機会がありましたが、帰省で混雑する時期を
外していたため高速道路の車の量も少なくスムーズに走ることができま
した。それでも帰りは事故渋滞にはまることもありましたが、無事に帰
ってくることができほっとしています。
休暇が終わり今週から仕事が再開しました。あらためて健康で働けるこ
とに感謝しつつ、今中期ビジョンに向けて気分もあらたに集中していき
たいと思っている次第です。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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