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五十鈴メールマガジン〔No.775〕人と組織の成長
配信日時:2018/09/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.09.27発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.775≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          9月最後の週も間もなく終了。

          来週からは下期が始まります。

           これまでの活動を活かして

      さらなる高みを目指して邁進していきましょう。

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☆No.775 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_人と組織の成長
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_進歩から進化へ(鈴木副社長)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_南無阿弥陀仏とたわいもないこと(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 人と組織の成長 ―――
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鈴木貴士です。

五十鈴グループでは先週、恒例のIOC成果発表会が各地で行われまし
た。半年に一度ですがもう何十年も行われているので、マンネリ化しな
いかと心配するのですがまったくそのようなことはなく、いつも新鮮で
社員の皆さんと組織の成長が楽しみです。

そして、本当に組織は生き物だということがわかります。「孫氏の兵法」
に「善く戦う者は之を勢いに求めて人に責めず」という言葉があります
が、組織の力は個々の力の集積ではなく組織そのものの力で、その勢い
があれば良い成果が得られます。

しかし、組織の要素である個人の成長ももちろん必要であり、その人と
組織の好循環が大きな成果をもたらすことになります。

IOC活動は「五十鈴組織変革活動」ですが、イノベーションを日常の
なかに落とし込むということで、このドラッカーの教えに沿い、知恵を
絞って五十鈴流に具現化したものです。五十鈴の小集団活動の歴史はJ
K(自主管理活動)、拠点開発(組織開発)と変遷をたどり、その土台
があったからこそ、現在も活発に行われているのだと思います。

継続は力なりと言いますが、やり続けることで人も組織も能力が蓄積さ
れ、啓発されていくのだと思っています。

しかし最近では情報機器が進化し、パワーポイントをはじめとして、発
表そのものが高度なものになってきました。しかし肝心なのは、あのデ
ィズニーランドのダンサーのように「初演の感動」を伝えられるかとい
ったプロセス、感情的なものが大きく左右されます。

あの程よい緊張感と真剣さが発表会全体を盛り上げ、拠点の総体を理解
させることができるのです。ですから、今回も新入社員の発表が数多く
あり、非常に感動的でした。

高校野球をはじめとする、学生スポーツでもあの一生懸命さが感動を呼
びファンが多いのでしょう。小集団活動は組織や職場の問題解決的なも
のももちろんありますが、今の五十鈴はVC(バリューセンター)を目
指すといった未来志向的なものが歓迎されます。

発生的な問題は日常で解決し、機会開発的な問題解決として未来志向で
物事を考え、世の中のトレンドや働く人々の欲求まで考慮して価値を追
求していくということになります。

そして、自分たちのチームや組織だけでなく、BP(ビジネスパートナ
ー)の力も借りて、社会や業界の常識を変えるような大きな変革を模索
しながら、中期計画を全うし、長期ビジョンである、2020年「グロ
ーバル・バリューセンター」の実現を目指しているのです。

世の中の「価値」は時代によって変わっていきます。人間の「価値観」
も時代によって変化していきます。しかし、どのような時代になっても
変わらない不変の法則というものもあります。

易経という古典のなかに「易の三義」というものがあります。まずは
「変易」、森羅万象、この世の中はいつも変わり続けています。しかし
「不易」、変わらない不変の法則も存在します。そして「簡易」、その
法則はシンプルなものです。

ですから、「不易流行」の考え方が必要になってきます。すなわち、社
訓や創業者精神のように変えてはならないものを確認し、世の中や時代
に合った変革を起こしていくことが重要なのです。

そして、それは難しいことではありません。世のため人のためになるこ
と、必要な存在になること、それが重要なのです。そうすれば、人は成
長し、組織は社会の公器として存在が認められるのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― 進歩から進化へ ―――
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先週から始まったIOC成果発表会が、日曜日で終了しました。みなさ
ん、お疲れさまでした。とても良い内容がたくさんありました。

中期戦略2年目の上期成果として、バリューセンターに向けた組織価値
づくりとマーケットにおける価値創造のプロセスを中心に、各チームの
頑張りを感じました。

特に、SS、SL部門に劣らないLG部門の活動は、グループ事業3本
目の柱として、しっかりとした事業体に変革されつつあるのがとても頼
もしく思いました。

さらに「新最適」というコンセプトのもと、広い視野と高い視座にて、
みなさんが独自の機能価値提案やバリューチェーンの提供を試みたおか
げで、「魅せる未来協創企業」という「グループの目指す企業像」が具
体的になってきています。

また、継続的なイノベーションを自然体で起こせるプロセスが、組織内
に生まれつつあります。バリューセンターとして、プラットフォーム化
していくことを大いに望みます。

さて、最近のIOC活動において特筆すべきは、仮説思考が常態化して
いることです。スタート時点の仮説から何度か仮説修正を加え、創意工
夫のプロセスを作りあげながらサービスへとブラッシュアップして、お
客さまWillに応えていく活動に進歩しています。

しかし、ここで考えなければならないことは、お客さまが私たちのバリ
ューサービスを使って、果たそうとしていること、その先にある目標、
に着目していないといけません。

バリューサービスを使っていただくことに執着しては決していけないの
です。お客さまとのやりとりを繰り返すなかで、創発バリューが生まれ
る可能性があり、お客さまはそれを期待していると思います。

社会の構造変化に適応できる力を組織内に蓄え、組織外には数々のパー
トナーシップを結び、IOCを「進歩」から「進化」へシフトさせる環
境は整っています。お客さまWillを勘違いせずに正面からとらえ、
新しい知を探す範囲を広げ、コミュニケーションと協創スキルを磨くこ
とがIOCの進化につながり、プラットフォームとして新たな組織価値
形成となっていきます。

グローバル・バリューセンターの実現は、あと一歩のところにあります。
自らの世界を広げ、一人ひとりの成長がバリューセンターの礎となりま
す。長期目標に向かって一歩ずつ進んでいきましょう。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

    ――― 南無阿弥陀仏とたわいもないこと ―――
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1週間続いたIOC成果発表会も終わり、一息ついている間もなく下期
に向けて実績づくりや営業にと忙しくされていることと思います。ワー
レックスも昨年取り組んだ鹿島営業所や仙台営業所が期待通り拡販がで
き、存在感を表してきています。

それに物流業界の悲願である新約款を軌道に乗せるという課題も皆さま
の協力もあり、今のところ順調に進んでおります。倉庫のほうはという
と延長ヤード化が思うように進まず苦労しておりますが、建材の好調や
天候不順、トラック不足などにより倉庫は満杯状態となっており、引き
合いは強く安定操業しており、ややオートが人手不足で苦労しています
が、LOGグループとしてはまずまずのスタートとなっております。

しかしながら今期はまだ新しいことに取り組めていません。約款などを
含んだコンプライアンスや働き方改革など、伸びきった兵站の地固めを
行うべく時代に合ったスタイルを求め、デジタコ、AI自動配送や新シ
ステムには着々と取り組んでいますが、消費税、オリンピック後、米中
関税の問題など不況に対する来期以降の対策が取られていません。

また第三ステップとなる鉄を運ばない新事業への取り組み、ノウハウを
活用した教育産業、運送加工(製造、倉庫、修繕)も手についていませ
ん。

不景気になってなにかやらねばと考えても所詮、短期間では素人には無
理だと思います。勢いと必要とされている時にまずは一歩を踏み出さな
いと先が開けません。

IOCの時期になるといつも思いだす言葉があります。

夢なき人に目標なし。
目標なき人に計画なし。
計画なき人に行動なし。
行動なき人に成果なし。
成果なき人に幸せなし。

IOC活動でビッグシフトを考えられている人は、new-style
次なる夢をワーレックスとともに実現しようではありませんか。

それと上期活動では十分ではありませんが、安全対策に取り組み成果が
出ました。

3月から4月にかけて落下などの重大災害が多発しました。1ヵ月間に
4人もの人が落ちるなんて考えられないし、あり得ないことでした。お
まけに東名の事故もあり、10年間の災害が一度にやってきた感じでし
た。

非常事態宣言を発令し、六郷神社にドライバーを含め280名全員でお
参りしました。リーマン・ショックの時もそうでしたが、こんなことが
続く訳がない、半年もすればメドがつく、いまはなにを言ってもダメで
やれることを徹底してやること。声掛け運動、5Sの徹底を全員が幹部
自らが一緒になってやり、悪い流れを断ち切ることでした。

結果は5ヵ月継続して重大災害なし、と格段に良くなりましたが荷主を
含む小ロット輸送、固縛等の根本的安全対応はいまだ取れていません。

事故もそうですが、拘束時間や残業時間80時間以内も、忙しい東海地
区でも守れるようになってきています。80活動、30活動で待機時間
も徐々に減ってきています。やらねばしゃあないと覚悟をきめて腹をく
くればそれでできるのです。覚悟が足りないからあれこれ言い訳をする
のです。

浄土真宗に南無阿弥陀仏というお経があります。これは阿弥陀様に感謝
(南無)するということですが、人間のこころの闇、どうにもならない
不安を払ってもらい幸せになり、感謝のお経を上げ、感謝の行動は墓参
り、法事を自ら行うことで取り除く、大きな流れに従い己のできること
を尽くして愚痴など言わず感謝することで救われる。一周忌で田舎に帰
った時に先輩のお坊さんが説教のなかで説明してくれました。

お坊さん、お寺と言えば先週行った広島の広高校の同期会でのことです。
IOC成果発表会の後、上野で開催していたので遅れて参加しました。

手頃な価格のジュエリーで若い娘に人気があるヨンドシーホールディン
グスという会社で会長をやっている木村くんが来ていました。彼は日経
の交遊抄にも出ていたのですが、日本商工会議所の会頭の話になり、永
野会頭は広島の出身で実家は彼と同じ田舎の下蒲刈島のお寺(弘願寺)
で、里帰りされた時は町民皆で日の丸の旗を振って出迎えたと言ってい
ました。

永野会頭と言えば、新日本製鐵会長であり、私の記憶に違いなければ鈴
木会長がお世話になった人の写真を六郷本社の大会議室にかざってあり、
一番最初に鎮座していたと思います。

そんな話をしながら現在の三村会頭にも我が社はお世話になり、私が営
業部長時代には自動車鋼材部長でお客さまのところへご一緒させてもら
いました。意外なところで共通の話題でつながり広がるねぇ、とたわい
もない話をしました。

今年のIOCはBP(ビジネスパートナー)がキーワードですが、商売
の原点はビジネスパーソンにあると思います。

五十鈴に入った頃は客先の購買担当が大学の先輩で、後輩だからといっ
て仕事をたくさんくれました。神奈川5大学の下から2番目なので地元
のN自動車の協力会社にたくさんいました。なかには受託商社にしてく
れた人もいました。

I自動車のコンペに参加させていただいたのも、見学に来られた時にい
ろんなことを話したのがきっかけですし、スタートした時は学生時代の
知り合いが担当部長でした。

小山に転勤になった時は大和のお客さまが助けてくれたり、菱和にいけ
ば関東の知り合いが仕事を回してくれたり、運輸、倉庫にくれば岡山の
皆さんが助けてくれたり、メタルワンさんの皆さまにも助けられて営業
所も増え、ワーレックスが今日まで頑張れています。

すべてたわいもない小さなことから始まっていますが、目先のことに捉
われずその時点で一生懸命頑張ったことがあとで花咲き実を結んでいま
す。

IOC活動でのいま時点の頑張りがきっと次世代の五十鈴の柱になり、
新たな事業として拡大することを祈念します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.776〕は、2018年10月4日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

五十鈴グループでは先週でIOC成果発表会が終わり、この週明けから
は来週から始まる下期への準備に入っています。活動の力の入れどころ
がより明確になり、下期活動の良いスタートダッシュにつながることを
期待します。
気がつけば彼岸も過ぎ、いくらか穏やかな気候になってきました。これ
からは仕事や趣味に集中して取り組める絶好の季節ではないでしょうか。
台風情報などには相変わらず注意しつつも、一日一日を充実した日にし
ていきたいものですね。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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