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五十鈴メールマガジン〔No.776〕報道は正しいのか?
配信日時:2018/10/04 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.10.04発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.776≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        先週末に発生した台風24号の猛威は

        さまざまなところで被害を及ぼしました。

       首都圏では電車のダイヤの乱れなどが発生し、

         大勢の通勤客が打撃を受けました。

        今後の台風情報にもさらに注意をして

       万全の対策をしていかなければなりません。

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☆No.776 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_報道は正しいのか?
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ペップトークの効果(山田専務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_「需要創造型建設SL企業」を目指して(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 報道は正しいのか? ―――
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鈴木貴士です。

最近、新聞を読んでいて、「???」と思うことが多いのです。特に気
になるのが、「原発」「憲法」「国の借金」「天皇の退位」といろいろ
あるのですが、最後の「天皇の退位」については、そもそも、なぜ「譲
位」ではなく「退位」なのか「???」となってしまうのです。

「国の借金」は、これは財務省のプロパガンダですが、あの日経の「大
機小機」というコラムでも「国を家計に例えるのはやめよう」という極
めてまともな記事が書かれていました。

国と家計では、徴税や通貨発行権等の点で、政府の財政問題を比喩する
には好ましくないということを述べたうえで、最後に「ここで提案した
い。国の財政を家計に例えるのはもうやめてはどうか。日本の財政状況
がどれくらい厳しいのか、どのように財政再建を進めるべきかついては
さまざまな議論がある。しかし、国の財政を家計に例えるのは紛れもな
い間違いである。政府が間違ったことを公にしているのは問題があるだ
ろう」ということで、これはこれでいいのですが、そもそも「国の借金
1200兆円、国民一人当たり850万円」などと書いていたのは新聞
社でした。

国の借金ではなく政府の負債で、それは国債であって日銀が円建ての国
債を金融機関から買いまくっているので、日銀当座預金が積み上がって
いるというようなことは教えてくれません。

もう発行されている国債の半分ぐらいは日銀が持っているということは
どういうことになるのか? 日銀は政府の子会社だから、連結決算にな
るとどうなるの? とかまでは教えてくれません。

どこかの国から借りているのならば、「国の借金」と呼んでもまだわか
りますが、誰から借りているのかも教えないで「国の借金で破綻する!」
「財政規律を守れ!」と騒ぐばかりで、「安倍政権はプライマリーバラ
ンス黒字化を先送りした。財政もバラマキ過ぎで、どんどん借金の返済
が遅れている。消費税増税は待ったなしだ」という論調が多いのです。
これでは国民は何もわかりませんし、緊縮予算を喜ぶような風潮になり
ますよね。

実体経済はマイルドなインフレでなければ困ります。だから政府も2%
のインフレ目標を掲げているのに、何年たっても達成できないのは緊縮
ばかりやっているからです。

そして最近では、デフレから脱却しており「デフレ脱却宣言」すべきだ
というような学者の記事を堂々と掲載しています。何を根拠にするか、
データや数字で言わなければならないのに、雰囲気や抽象用語、そして
偏った数値のみで社会通念を作ってしまう。デフレかどうかは、デフレ
ーターで測るに決まっているでしょう。

経済成長はGDPですが、実質と名目の違いぐらいはハッキリさせてほ
しいものです。実質は計算で測りますから、デフレ下ではプラスになり
ますよね。

しかしこれからの季節で心配なのは、北海道のブラックアウトです。原
発にこだわるから、新しい火力発電所が作れず、今回のようなことにな
ったなどと、「???」の記事が書かれていたので驚いてしまいました。

泊原発を再稼働せよ! という論調は見かけません。火力発電所はすぐ
にはできないのですよ。今ある原発をなぜ動かさないのか、さまざまな
リスクを声高に言って反対し、中国や他の国でドンドン稼働させている
原発をなぜ稼働させないのか? 新原発のことは、エネルギーミックス
の議論を待ちますが、今ある原発を止めておくのはもったいないと私は
思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

       ――― ペップトークの効果 ―――
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各拠点では上期を振り返り、中期最終年度のゴールイメージを見据えた
下期のIOC活動をスタートさせていると思います。

IOC活動では今までにない新しいチャレンジが数多く展開されますが、
全員参画の意味を一人ひとりが意識して、関心を高め元気が出る活動に
していきたいと考えます。

先日、お客さまの協力会活動の一環で講演会が開催されました。講師は
ペップトークで有名な岩崎由純さん。講演テーマは「選手のパフォーマ
ンスを一瞬で高めるコミュニケーション」でした。

ペップトークとは、スポーツ選手を励ますために指導者が試合前や大事
な練習の前に行う、短い激励のメッセージのことで、応援したい人を勇
気づける言葉がけの技術だそうです。「PEP」は英語で、元気、活気、
活力という意味です。

そんなペップトークを講師が発祥の地アメリカのスポーツ現場で学び、
「勇気を与える感動のスピーチ」を自分、家族、仲間に伝えるコミュニ
ケーションスキルとして確立したとのことで、講演内容は講師自身が体
験したアスリートとの感動的なエピソードを交え、素敵な人との出会い
や、そこでの感動的なストーリーを語るものでした。

最近の話題として取り上げたのが、全米オープンテニスで優勝した大坂
なおみ選手のメンタルを強化したコーチングで有名なサーシャコーチと
のやり取り「世界一になるんだろ? なおみならできる・・・」につい
てでした。二人のやり取りのシーンはTVで観た方も多いと思いますの
で、ペップトークの効果はわかっていただけると思います。

講演では「ポジティブな言葉がけ」をポジティブ語といい、相手とイメ
ージを共有する言葉選びをし、可能な限り肯定的な表現をすることが大
事であると語っていました。

目的語を先に言うと「ミスをするな」と言われても「ミス」の印象が強
く、「ミス」をイメージしてしまいがちです。イメージの世界には否定
語はなく、主語や述語は曖昧になってしまいます。相手にはポジティブ
な言葉で「してほしい」ことを伝え、成功をイメージしてもらうことが
大切だと思いました。

ゴルフ下手な私が言うのもなんですが、ゴルフ場ではキャディさんが各
ホールでコース内容を説明してくれます。「右側は林でOBもあるので
右側はダメですよ」と言う人と、「右側は林でOBラインもあります。
左のバンカー方向を狙ってください」とアドバイスしてくれる人もいま
す。もちろん後者がペップトークですが、結果には技術力も必要でした。

下期から本格的に階層別の教育プログラムが組まれていますが、教える
側はペップトークを意識して、教わる側のモチベーションアップにつな
げましょう。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

   ――― 「需要創造型建設SL企業」を目指して ―――
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五十鈴グループは先月23日でIOC上期成果発表会・経営会議が終了
しましたが、皆さんの拠点ではバリューセンターに向けてのスタートダ
ッシュはできたでしょうか。建設も「需要創造型建設SL企業」を達成
すべく活動を行ってきました。

今期はその最終年度に当たり、今までの振り返り等活動の整理をしなが
ら新しい取り組みを行いました。下期には「定性面」「定量面」ともに、
納得できる活動にしたいと思います。

話は変わりますが、「建設業は今いいよね」と他業者から言われますが、
そうでもないです!

50年前の東京オリンピックのころの話を聞いたとか、現在造られてい
る競技場の情報や東京駅周辺や渋谷駅等再開発を見たり、聞いたりして、
感じていると思います。

50年前の時は、競技場以外にも新幹線、東名・名神高速道路、首都高
速、地下鉄などの建設のために巨額のコストが投入され、合わせて民間
のビル・ホテル等、上下水道のインフラも施工したものですから、経済
的に極めて大きなインパクトになりました。

今回は、競技場の新築および既存の改修工事と一部の首都高速を含む、
インフラ工事です。

では、今後は大変か!「オリンピック後には不況が来るのでは」と考え
ると思いますが、現在人手不足でできていない案件があります。渋谷駅
周辺工事についても同様に、オリンピック開催時までの工事とその後の
工事となっています。

これからは特大な倉庫・流通センターと小規模ビルの建て替えや改修工
事と、今後増える空き家対策が主流になると思いますので、五十鈴建設
もそれに対応した営業活動を行いますが、基本の「需要創造型建設SL
企業」とは何かを考えながら活動していきます。

しかし目の前を考えると、これは弊社にも言えますが、建設業一般協力
会社の従事者・建設会社・設計に係わる社員の不足です。例えば鋼材を
鉄骨に加工する能力が建設の伸びに追いつかず、需要の制約になってい
ます。

材料メーカーにすれば価格を上げたいとの思いも、18年1月から7月
累計の需要は304万トンと前年同比伸び率は0.7%にとどまってい
ます。通常の能力は540万トン前後と言われていますが、今年は猛暑
で作業効率が落ち、台風や地震で物流が混乱しましたので、通常の能力
値には届かないと思います。

お客さまの要望に応えるためにも、「人・物・金」を効率よく運用して
いかなければなりません。

厳しい時こそ、「知恵」を出して対応したいと思います。皆の「知識」
から「知恵」に変えて行動していきます。これからも、協創・協働をよ
ろしくお願い致します。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.777〕は、2018年10月11日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

秋を迎え、晴れた日は天高く快適な気候となる季節。今月は体育の日も
あり、運動会などスポーツ大会がさまざまな場所で行われますね。急な
運動でけがをしないように普段から体を動かしておきたいものです。
そして、本格的な台風シーズンが到来しました。先週の24号で強烈な
被害をもたらしたと思ったそばから、次の台風がすでに待ち構えている
状況です。予報を事前によく把握したうえで、できる限りの備えを行っ
ていきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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