バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.782〕さらば、友よ!
配信日時:2018/11/15 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.11.15発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.782≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          今年も年末まであと1ヵ月半。

           下期の目標達成に向けて

     全力を振り絞って取り組んでいる最中だと思われます。

          本格的な冬までまだ時間もあり、

       この時期に集中していくことが大事ですね。

================================

☆No.782 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_さらば、友よ!
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_適材適所(老田常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_夢をもって将来に臨もう(岩崎社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― さらば、友よ! ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

同業の私の友人が亡くなり、そのお別れの会が新潟で行われました。多
くの弔問客が訪れたので、ご遺族や関係者はさぞかし大変だったと思い
ます。

名士だったので財界、取引先、関係団体、地元の関係者が一堂に会する
のですから、千名ではたらず、二千名の設計にしたようですが、行きの
新幹線のグリーン車から混雑し、呉越同舟で存じ上げている人ばかりで
した。

ホームで親しい取引先の人とバッタリ会ったのですが、「代表、これは
ロシアンルーレットみたいですね。」と言うので、その意味を聞いてみ
ると、ものすごく偉い方と隣の席になるということもあり得るわけでそ
う表現したらしく、「なるほど」と思ってしまいましたが、私の隣の席
は一般のご婦人でなんら気を遣うことなく過ごせました。

駅もごった返していましたが、すぐに世話してくれる人にも会え、車で
式場のホテルに向かい、段取り良く献花しましたが、ゆっくりお別れす
るという感じではなかったですね。

3月に病気の話を突然聞き、亡くなったのが9月末ですから、あっとい
う間の出来事ですが、その間2回お会いしました。

彼とは同じような境遇で、いろいろと会社のことで苦労したわけですが、
最初は彼の方から三菱商事を通して私に会いたいという話があり、それ
からの付き合いですから、30年くらいのお付き合いになります。

さまざまなところに連れて行ってもらいましたが、私と違ってマメなの
で、すべての段取りをしてくれて私は任せっぱなしでした。その間、仕
事の話や会社の話をしてお互い切磋琢磨になったと思います。

リーマン・ショックの前年の暮れに、組合のミッションでブラジルのウ
ジミナスや鉄鉱石のヴァーレ、帰りはニューヨークを経由して帰ってき
ましたが、楽しい思い出になっています。

しかしなんといっても彼は北陸、東北、そして京都に強いので、さまざ
まなところに連れて行ってもらい、すべてを堪能しました。長岡の花火
大会にも何回か呼んでもらいました。こちらのお返しは、五十鈴の工場
見学と社員総会への招待です。彼は毎年楽しみにしていて、何十年連続
で懇親会も含めて参加していました。

今年はそういうことで、ご子息二人が来られましたが、五十鈴の経営を
熟知し、しかし絶対に真似をしないで取り入れたいところは取り入れる
というスタンスは最後まで変わりませんでした。

お別れの会では新潟の芸者衆もお手伝いをしていましたが、私の顔を見
ると泣き出してしまうので困りました。彼と私の仲の良さを知っている
のは彼女たちなので仕方がないのですが、知らない人は「???」とな
ってしまいましたが、彼はそういう伝統文化を護る境遇でもあり、そう
いう振興会社の社長も財界の持ち回りですがやっていました。

ですから花柳界にも強いのですが、酒や芸事はやらず、私がもっぱら呑
み、歌いましたが、学生時代に私が作詞作曲したものをギターで弾き語
りしたのを年配の芸者さんがテープに入れて持っており、この前聞かさ
れて涙が出ました。そんなことまで気を許して披露していたのですね。

彼には立派な息子さんが二人いて、それぞれ鉄鋼商社で修行していて、
「下の息子は五十鈴で修行させたい」と言われたのですが、まだ商社に
1年しかいなかったので、そのうち預かると約束していたのですが残念
なことになりました。

「以て、六尺の孤を託すべし」という論語の言葉がありますが、彼は私
をそれだけ信用してくれていました。いろいろ思い出は尽きませんが、
ご遺族にはできるだけのことはしようと思っています。

「さらば、友よ!」。合掌。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

          ――― 適材適所 ―――
============================□■□■

11月第二週に入り、暦の上では立冬を過ぎましたが、寒すぎず、暑す
ぎず、過ごしやすい秋らしい日々が続いています。食欲の秋、スポーツ
の秋、芸術の秋等、秋は外出もしやすく、さまざまなことに挑戦しやす
い季節でもあります。

先日、ラグビーの日本代表とニュージーランド(オールブラックス)戦
を味の素スタジアムで生観戦してきました。日本代表はそれまでオール
ブラックスとは5戦全敗、ワールドカップ2連覇の王者の前に、結果と
して31対69で敗退しましたが、過去の対戦では17得点が最高であ
った日本代表としては過去最多の5トライ31得点を記録しました。

オールブラックスの試合前に行う伝統の舞「ハカ」から始まり、日本代
表のユニフォームデザインに合わせた白と赤を基調としたタオル(当日
来場者に配布)を振っての熱い応援、日本代表がトライを決めた時の会
場の一体感は生観戦ならではのものでした。

15人制のラグビー(7人制もあります)、体格に劣る日本人が世界を
相手に戦うのは不利なイメージがありますが、一緒に観戦したラグビー
経験のある友人からは、体が大きければ有利なことは間違いないが、走
るスピードが要求されるポジション、スピードよりもスタミナが要求さ
れるポジション等、ポジション別に要求される能力が違うので、“適材
適所”に能力が合う人を配置すれば、体力の不利をある程度補うことは
可能、一人ひとりが持ち味を発揮して初めて勝利が見えてくる競技であ
るとのことでした。

“適材適所”、口で言うのは簡単ですが、なかなか容易に実現できるも
のではありません。先月の第4次安倍内閣発足後の初の内閣改造人事の
会見で、安倍首相は「適材適所の考え方の下」人事を決定したと適材適
所を大きなポイントに掲げていましたが、その後1ヵ月も経たないうち
に、新閣僚の適性を問われるニュースがメディアで騒がれています。

適材適所の語源としては、木材の使い分けからきているとのことです。
豊かな森林に囲まれた日本ではさまざまな木材が建築に使われ、土台に
は耐久性の高い檜、内装の一部となる柱には木目が美しく柔らかい色合
いの杉、屋根を支える梁には強靭な松など、それぞれの木が持つ適性を
活かし、適切な使い分けがなされてきたことに由来し、仕事上で人財の
特性に応じて相応しい仕事に配置するという意味になったようです。

人員の配置はマネジメントが決めることですが、大事なのは与えられた
業務に各自が責任を持って真摯に取り組み、実践していくことだと思い
ます。

自分に合う仕事とは、最初から自分に向いているというよりは、現場で
創意工夫し、課題に取り組むことを継続的に実行していくうちに自分自
身も成長し、仕事が面白くなり、合っていると感じてくるものであり、
組織としても活性化し進化していくこととなります。

まずは各自の現場で最適な人財となることを目指し努力すること、自ず
と適材(財)適所であったと見られることとなります。無論、マネジメ
ントとしても適切にローテーションを実施し、人財のさらなる成長をサ
ポートしていかねばなりません。

今年もあと1ヵ月半、良い年だったと振り返ることができるように目標
達成に向かって、自分の役割は何か、どのように行動していくべきかを
意識しながら日々実践していきましょう。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 夢をもって将来に臨もう ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

今年も残すところ1ヵ月半。朝夕めっきり冷え込んで寒暖の差も大きく
なり、そろそろ冬支度を始める時季になってきました。風邪などひかぬ
よう注意してください。

九州地区自動車業界の環境も上期は物足りなさと歯がゆさを感じる日々
が続きましたが、先月からやっと仕事量も増え始め、気持ち忙しさを感
じてきています。

そして無災害継続日数は幸いに1500日超を記録し、新たに2000
日の目標に向かって活動しております。おかげさまで平穏無事に操業で
きていることに感謝しております。

しかし、いつまでも安心してはいられません。昨今の事業環境は日々劇
的に変化していますので、早めに先を見据えたことに着手することが重
要であり、弊社もこのような変化を敏感に感じながら、新たなスタート
を切らなければなりません。

まずは主力とは別に将来に向けての姿を、試行錯誤しながら新しい価値
づくりへつながるような「夢を描いていく」ことが肝心です。

名言でもあるように、「夢なき者は理想なし、理想なき者は信念なし、
信念なき者は計画なし、計画なき者は実行なし、実行なき者は成果なし、
成果なき者は幸福なし、ゆえに幸福を求むる者は夢なかるべからず。」
だと思っております。

また足元の課題に取り組むことは大事ですが、目先のことにとらわれ過
ぎないよう、将来に向けての課題をバランスよくこなしていかないと会
社の将来も見えてきませんし、会社・自身も成長できず存続していくこ
とも難しいでしょう。

したがって来年に向けての準備を今から少しずつでも進めていき、環境
がどうあろうとも弊社が健全に発展していくためには何が必要か、何に
取り組むべきかを思考して、何か強みとなる武器を開発しなければなり
ません。

やるべきことをやり、柔軟な考え方と組織力で、新しい価値(機能)を
創発し、仕事領域を拡大して必要とされる会社を目指していきます。

具体的には、本業の加工に対しては高効率による安定操業を構築し、新
しい領域としては製鐵所下工程応援加工・母材保管機能向上・輸送機能
取込などに前向きにチャレンジしていきます。

当事者意識をもって着実に実践し、一つでも多くのお客さまの困りごと
を解決できるような技量を身につけ、その結果お客さまに対して新しい
価値を提供し安全で信頼のある会社に近づいていくと考えます。夢や目
標をもって将来に臨んでいきましょう。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.783〕は、2018年11月22日に配信
 いたします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

冬支度に入るにあたり、インフルエンザ予防接種などを行う時期かと思
っていましたが、直近都内ではワクチン不足で接種できない状況だとい
うことです。毎年この時期になれば、ワクチンの確保はされているもの
だと勝手に思っていましたが、こういう想定外もあることをあらためて
認識している次第です。
いつ何時、いつもと違うことが起きるかもしれない今日このごろ。想定
外に直面しても慌てずに済むようほかの対策をとることが大事ですね。
まずは日常のうがい・手洗いから徹底していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.782≡

======================= ISZ Mail Magazine