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五十鈴メールマガジン〔No.471〕ミス・一生懸命
配信日時:2013/09/27 10:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.07.05発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.471≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
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          人と協働で何かをやる時には

   目的をしっかりと定めた上で一生懸命やることが重要ですね。

   皆さんは仕事で目的をきちんと見据えて取り組んでいますか。

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☆No.471 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ミス・一生懸命
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_あいまいさ(鈴木副社長)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_魅せる未来協創企業(臼井社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― ミス・一生懸命 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

私が五十鈴に入社した頃、部下にとても感じの良い女性社員がいました。
しかし、その立ち振る舞いとは異なり、仕事のミスが非常に多いのです。
それでも彼女はいつも一生懸命やっていて、健気でかわいそうになりま
した。そして、付けたニックネームが「ミス・一生懸命」でした。

彼女はミス・ユニバースとかミス何とかとか、そういう意味にとらえて
喜んでいましたが、私が「一生懸命やってもミスしちゃうからだよ」と
本当のことを言うと、明るく「頑張ります!」と答えました。しかし、
努力しても一向にミスは減らないのです。

要するに努力の仕方が間違っているのですね。まあ、最終的に同じ部の
職員と結婚して良かったのですが、結婚式のスピーチでも「ミス・一生
懸命」の話をしました。

何故このような話を思い出したかというと、日曜日にゴルフで私のメン
バーコースに行ったとき、見習いのキャディが付きました。以前にも付
いたことがあったので「あれれ、まだ見習いなの?」と聞くと、「まだ
まだ、成長していないんです」と明るく素直に答えていましたが、プレ
ーが始まると本当にそうでした。

ともかく良く走るのですが、走ることが目的になってしまい、キャディ
としての務めができていないのです。一生懸命やっているのですが、肝
心のことが分かっていないので、トンチンカンになってしまうのです。

「本末転倒」という言葉がありますが、まさにそうで、何が重要で何が
重要でないかが理解できていないのですね。マナーにうるさいお客さま
と一緒だったのですが、「ライン上に立つな」とか、「ボールばかり拭
いているんじゃない」とか、「打つ時にカートを動かすな」とか本当に
よく注意してくださいましたが、最後は、彼女が固まってしまい、一同
嫌な思いをすることになりました。

一生懸命やっているから褒めてあげたいのですが、やっていることが目
的に適っていないので、全員、あてにしなくなってしまいました。ピン
までの距離とか、コースの説明とか、グリーン上のラインとか、必要最
低限のことがちゃんと理解されていないのです。

分からなければ分からないと言ってくれたほうがまだましで、適当に言
ったことを信用すると逆の結果となったりして、キャディ一人でこんな
にも不愉快になるものかと思ってしまいました。ここのゴルフ場の多く
のキャディは気が利くので、いつもお客さまが褒めてくださいます。

確かに全員が労を惜しまずよく走るのが有名です。しかしそれは別次元
の話で、キャディとしての知見があって、さらに労を惜しまないという
ところがいいのですが、我々のキャディは走ることや、ボールをまめに
拭くこと、さらには何かやらなければならないと思い込んで、動いてい
けないところで動いてしまったりするので困惑しました。

最後は緊張して壊れてしまったのでしょうか、上がってからクラブをチ
ェックしたら結構間違えていて、また注意されるという可哀想なことに
なりました。一番うるさいお客さまが「一生懸命やってもダメな奴は向
いていないんだよ、会社でもそうだ!」と仰るので、一同ぎくりとして
しまいました。

そう言えば、最近、事故やミスが多いですよね。「仕事は實を入れてや
ろう」もその仕事の目的と手段が分かっていないと「ミス・一生懸命」
になってしまいますよ。仕事から目を上げて、目的を確認しましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― あいまいさ ―――
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今年の我が家の節電対策は、「パッションフルーツ」の栽培です。昨年
は「ゴーヤ」を育てました。ほとんど何もせず、声をかけ、眺めている
だけで育ってくれました。日よけにも十分効果がありました。

パッションフルーツは、ゴーヤより簡単で、「葉が秋くらいまで長持ち
する」とお店の人に薦められました。ゴーヤより簡単? どのくらい簡
単なのか想像がつかないので、苗を買って植えてみました。とりあえず
昨年同様のことをして、様子見の状態です。

「簡単」なんて、人間の感覚はいい加減なものです。「少し」とか「多
少」とか、感性を伴う表現で状況を伝えられると、互いの勝手な解釈の
もとで判断するので、痛手をこうむることがあります。

「大丈夫か?」「多分、大丈夫です。」こんなやり取りを耳にしますが、
それは「大丈夫なのか、大丈夫でないのか」ハッキリしません。「確率
的に大丈夫らしい」みたいな、発言の責任を回避するような表現が横行
しています。

あいまいな表現ですませられる事象ならいいのですが、そうでない時、
次善の策を早急に検討すべき時など、責任をもってハッキリと発言する
必要があります。

「あいまいさ」は、日本人のコミュニケーションの特性、と言っている
時代ではないと感じています。グローバル化という時代の流れは、それ
を認めるのでしょうか? 発言の責任と、その表現をグローバルに適し
たものにすることも、グローバル化の一歩です。

話は飛躍しますが、「清濁併せ呑む」という故事があります。度量の大
きさを表す例えです。それで通った時代もありましたが、現代において
は「濁を呑んではいけない」時代となっています。

しかし、度量の大きさは、人間力そのものです。濁を呑まなくてすむよ
うに、知恵を働かせてグローバルな世を生きていく必要があります。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

       ――― 魅せる未来協創企業 ―――
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梅雨明け宣言も間近となり、本格的な節電・省エネ対策実行段階となり
ました。社内でも前年より進んだ対策を講じたいと皆で話し合っていま
すが、なかなか難しいものです。五十鈴グループ内での様々な取り組み
を取り込んでいきたいと思っています。

先頃メタルワンさまからの依頼で、五十鈴の現場力を魅せる映像を制作
する仕事を行いました。岐阜サービスセンター(SC)の協力を得て、
2日間にわたり撮影を行いました。

仕事やIOCの成果発表会で工場を見学することは多々あっても、一つ
のラインを2時間余りずっと見続けるという機会はありませんでした。
フルフル21を合言葉に、21世紀に入り五十鈴の工場の自動化は進み、
一人当たりの生産性は大幅に向上しました。

自動化されたから生産性が上がっているのだと外部の多くの人々は思う
でしょう。私自身も自動化の存在が大きいと思っていましたが、スリッ
ターラインに従事する3人の働く姿を見続けていて、これは違うと気づ
かされました。

自動化設備よりもそこで働く彼らの連携のとれたムダのない動き、確実
な点検作業、コイルが何本も繋がっているような連続的な工程作業、仕
事中は必要最低限のコミュニケーションで進められており、その姿は美
しく格好良いものでした。2時間見ていても飽きないというのは凄いも
のです。

一方、大和SCでは4年目となるGPS(グローバル・プロフェッショ
ナル・スクール)が開催されています。今年も6名の中国の方々が五十
鈴の工場のマネジメントや操業技術を学びに来ています。こちらも、初
日に同席させてもらいました。

ITC・五十鈴中央・大和SC・中国SCのメンバーがそれぞれの立場
で期待と不安を抱きながらも共通の目標を確認する1日でした。現在、
言葉や文化の違いを超えて相互理解しようと臨む姿を見てこれから先の
新たなドラマに興味津々状態となりました。

五十鈴の「魅せる」はすでに各所でたくさん生み出されています。けれ
ども、私たち自身にとっては当たり前で気づいていないことが多いので
はないか、あともう一歩努力すれば本物の「魅せる」へと変貌するので
はないか、魅せる「モノ」と「コト」の違いをもっと深く考える必要が
あるのではないか・・・と色々なことを今考えています。

そんな思いと視点をもって、今期はたくさんの「魅せる未来協創ツアー
巡り」をしながら、多くの人と新発見をしたいと思っています。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事 
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 
2012.7.4   サンデンさま 2011年度の「取引先評価」において
            五十鈴関東が第1位を獲得
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0704_000124.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.472〕は、2012年7月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

梅雨時期に入ってからしばらく、空梅雨の時期がありましたが、今週に
入ってからは雨が続く天候になっています。梅雨と言うと、どうしても
「天気が悪い」から「調子が優れない」とか「気分が乗らない」とか、
なぜかマイナスのイメージが起きやすいのですが、ここで考え方を少し
変えてみれば、もっと快適な過ごし方もできるのではないでしょうか。
梅雨が明ければ、強烈な猛暑が想定されますから、ある意味では、梅雨
の季節の方がまだ凌ぎやすいのだ、とか。そう考えれば、この梅雨の僅
かな期間も貴重に思えてきますよね。
                      (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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