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五十鈴メールマガジン〔No.787〕今年はどんな年だったか
配信日時:2018/12/20 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2018.12.20発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.787≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         あと十日ほどで今年も終了します。

       一年の振り返りはもうすみましたでしょうか。

          身の周りの整理整頓から始めて

    良い年を迎えられる準備をしっかりとしていきましょう。

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☆No.787 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_今年はどんな年だったか
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_用意周到(その2)(老田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_目標と計画、そして・・・(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 今年はどんな年だったか ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

今年最後のメルマガですが、今年もご愛読ありがとうございました。今
年を振り返ると今年の漢字も「災」になったように、2月の北陸の豪雪、
6月に大阪北部地震、7月西日本豪雨、9月に北海道胆振東部地震や台
風21号等、災害が相次ぎ、改めて日本は自然災害大国であることが証
明されました。

ですから国土強靭化対策を進めなければならないのですが、緊縮予算で
なかなか進まないのが現状です。公共投資が悪者扱いされ、何年も公共
投資が削減され続けているのに、バラマキだ、予算をカットしろ、とい
う社会通念が固定化しているように思われます。

デフレ経済もうやむやになり、最近ではアベノミクス効果でデフレから
脱却したという論調もあります。何を根拠にと思いますが、今の景気回
復がいざなぎ景気を超えて戦後2番目の長さになったと内閣府の研究会
から発表されました。

確かに実質GDPで見れば、計算で出すのでデフレ型経済成長でプラス
になりますが、名目GDPやGDPデフレーターも見なければなりませ
ん。いずれにしろ日本の実質消費は下がり続けています。

来年の消費増税を実行するため、さまざまなことが言われていますが、
ここはそれに惑わされず自分の頭でよく考えなければなりませんが、日
本は人口が減り消費が落ち、少子高齢化で社会保障費が増大するので増
税は致し方ないというストーリーが一般的です。これらの社会通念、ス
トーリーを変えていかなければと思うのですが、マスコミもどういう訳
だか、財政規律とか、バラマキ予算だとか、抽象用語の連発で緊縮財政
を後押ししているように思えます。

何はともあれ災害に対し、オペレーションの対策ばかりでなく公共投資
で災害に備えなくてはなりません。その計画はあるのに予算がつかない
で実行できないのが問題なのです。

戦後の日本はどんどんインフラ投資をして高度成長してきました。今よ
りも貧乏だったのにどんどん投資をしたから民間も投資をして、それに
よって個人消費も伸び、人々は豊かになりました。

所得が増えればお金を使う、お金を使えば物が足りなくなりインフレに
なるのでまた投資が増えるという、高圧経済が成立していたのですが、
バブル経済崩壊後、借金返済に人々は追われ、お金を使わなくなりまし
た。

その上、政府まで緊縮予算と増税で日本はデフレに突っ込み、20年間
GDPは増えていません。1995年に世界のGDPシェアの18%を
占めていたのが、いまや6%を切っているのです。世界のほぼすべての
国が経済成長しているのに日本のみが成長していないのです。

税収も1990年に約60兆円あったのが、今は約59兆円で28年前
の税収を下回っており、このような国は日本以外ありません。こういう
現実を直視して、ムードや抽象用語、プロパガンダに惑わされずに国民
が経済のことを勉強していかなければデフレ脱却はできないと思うので
す。

ところで、我が家では今年とても大きなことが起こりました。なんと娘
が結婚したのです。もう入籍して家を出て行ったのですが、結婚式は来
年の1月に行います。あっという間の出来事で本当に驚きましたが、我
が家の生態系は一変し、初めて魔女との二人暮らしとなりました。

ドルチェが亡くなってから生きものは飼うのをやめようということで、
今いるのは450円で買った金魚のマリリンだけです。しかしこいつは
相当大きくなりました。今やジョーズのように水面から顔を出して、餌
をねだります。

鈴木家は寂しくなりましたが、来年は娘の話からメルマガをスタートさ
せようと思っています。来年もこのメルマガをよろしくお願いします。
皆さま、良い年をお迎えください。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

        ――― 用意周到(その2) ―――
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師走も半ばが過ぎて、いよいよ年の瀬も押し迫ってきました。この時期
よく使われる“年の瀬”、その語源としては、かつて江戸時代では支払
いを後回しにする“ツケ払い”が習慣となっており、その“ツケ”の支
払いを年末までに精算せねばならず、たまった支払いに追われ、その代
償にはいろいろな困難が伴っていたとのこと。

そのように必死で乗り越えていく年末を、川の瀬(川の浅くて流れが速
い部分で、船で通るのが困難な場所)に例えて、使われるようになった
とのことです。

社員の皆さまも足元の各種課題や年末恒例の行事に対する対応などで、
非常に慌ただしくされていると思いますが、“ツケ”は来年に持ち越さ
ないようにお願いします。

さて最近のニュースで私が特に気になったのは、今月8日に外国人労働
者を受け入れる枠組みとなる入国管理・難民認定法の改正案が成立(来
年4月より施行予定)しましたが、その改正の原因である「人手不足」
問題です。

日本の生産年齢人口(15~64歳人口)は1995年の約8700万
人をピークに減少しており、1995年から2017年までに(総人口
は1995年比横ばいであるのに)、110万人強減少しています。

総人口も2011年より減少傾向となっており、現在の約1億2600
万人台(出所:総務省統計局HP)から、2065年には約8800万
人台へ、生産年齢人口も約4500万人台へ減少していくと見込まれて
います(出所:国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口」)。

そのような状況下、今後は人手不足がより深刻化していくことが予想さ
れています。また、働き方改革関連法が来年4月より施行となり、時間
外労働への上限規制が導入されるなど、働き方の質も高めていかねばな
りません。

そのためにはいかに業務を効率化し、生産性を向上させ、付加価値を生
んでいくかが課題となります。工場の“自動化・省人化”やAI、Io
Tといった新たなテクノロジーを活用した“デジタル化”投資を推進さ
せていく必要があります。

さらなる生産性の向上・付加価値の創造には、新たなアイデアを生み出
し、従来の常識にとらわれないイノベーションが必要です。人口構造の
変化に伴う人手不足、それ以外にも厳しい環境変化に直面している現在
だからこそ、先見力や機動力の発揮がより求められます。

世の中の変化を予測する力の大切さを認識し、多様なビジネスパートナ
ーと情報収集、協創に努め、新たな価値創造に向け、日々継続的に実践
してきた五十鈴の社員にとってはイノベーションを具現化し、新たなビ
ジネスチャンスに結び付けるチャンスでもあります。そのためには社員
一人ひとりが目的意識を持って、新しいことに根気よくチャレンジして
いかねばなりません。

今年も残すところわずかとなりましたが、これまでやり残したことを消
化し、来年に向け入念な準備を行い、有意義な年末年始をお過ごしくだ
さい。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

      ――― 目標と計画、そして・・・ ―――
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今年も残すところ、あとわずかとなりました。年度のゴールはまだ先で
すが、残り3ヵ月を考える上でもしっかり振り返りを行い、新年度を良
いスタートが切れるための計画づくりにあてていきましょう。

グループの新たな中期や来年度の方向性も示されました。この時期にな
るとどのようなことが示されるか、私はワクワクして心待ちにしていま
す。

私自身も、胸躍ると思われるような目標と方向性を想い描くのですが、
夢物語のようなものではダメだし、現実的で足元のことばかりでは目標
の意味をなさないし、毎回悪戦苦闘しながら取り組んでいます。
 
計画とは、目標を達成するための手段です。ですから、目標が明確でな
い状態で計画をつくろうと思っても良いものはできあがりません。また、
目標が与えられたものや強制力を感じるものでは、計画そのものを具体
化する時に楽しいワクワクするようなものはできにくいと思います。

例えば、楽しい旅行にしたい、みんなが喜ぶ笑顔を見たいという目標が
ある時には計画づくりそのものが楽しい時間となりますよね。

確かに遊び事はそうだけれど、仕事となると別という意見もあるでしょ
う。けれども、仕事においても、ワクワクしたい、楽しい時間にしたい、
多くの人に喜ばれたいと思っている人はたくさんいると思います。

自分の意志がいろいろな機会やフィールドで発揮できる環境がそこにあ
れば、楽しく、自然体でそれぞれの状況に合わせた目標設定と計画づく
りは可能になると思っています。

また、志も大きな目標を設定するパワーになりますね。絶対にこういう
ことを実現するんだという強い意志があると、血の通った計画ができ、
実践度も高まると思います。

今一度、目標の大小に関わらずどういう状況が整うと達成できるのか、
どういう状況だと未達状態になってしまうのか、自分自身のこれまでを
振り返ることも大事だと思います。

また計画は仮説ですから、実行して新たな発見があれば即修正しながら
新たな実践を繰り返すことも欠かせません。繰り返すようですが、計画
は手段ですからそこには柔軟な姿勢を持つことが大切です。

そういう観点で今期の私たちを振り返ると、計画の中に新たな取り組み
が数多くあった分、そこからの新たな発見と学びがあり、限られた時間
の中での軌道修正の密度と実践度は高かったと実感しています。

その背景には、将来への危機感と達成した時の明るいイメージの双方が
入り混じったような想いを分かち合うプロセスがありました。今期も第
四クォーターを残すばかりですが、良いプロセスを築きながら来期に臨
める状態を創りあげたいと思います。

最後に、目標を立てるにしても計画をつくるにしても、簡単なようで一
番大事にしなければいけない「心構え」について、最近読んだ本に書か
れてあった一節を紹介したいと思います。

「歳を重ねる毎に、『心構え』が如何に人生に重要かを実感してきまし
た。

実は『心構え』は、事実より大切なのです。

『心構え』は、過去より、教育より、お金より、環境より、そして成功
や失敗よりも重要です。

『心構え』は、人々が何を考え、何を言い、どう行動するかよりも、大
切なのです。

『心構え』は、外見や、才能、技術よりも尊いのです。

『心構え』ひとつで、会社を、寺院を、家庭を築くことも破壊すること
も可能なのです。

そして、素晴らしい事に、私たちは毎日どのような『心構え』で過ごす
かの選択肢があるのです。

過去を変えることはできません。

人々の言動を変えることもできません。

世の中には避けられない事が多々あります。

私たちに変えることができるのはたったひとつ、それが『心構え』なの
です。

人生で何が起きるかは、人生の10%に過ぎません。

残りの90%は、それにどう対応するかです。

すべてはあなた次第なのです。

何故ならば、『心構え』はあなた自身だからです。」

                  チャールズ・スウィンドール作

自身の心をしっかりセットして、良き年を迎えましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.788〕は、2019年1月10日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

年の瀬を迎えて、いろいろとやることがあり忙しい日々を過ごされてい
るのではないでしょうか。電車等に乗っていても、さまざまな事情で遅
れることが多くなる時期ですが、こういう状況下でイライラせず、逆に
心に余裕を持てるぐらいにならないとダメだと痛感する今日この頃です。

本号で今年最後の五十鈴メルマガの配信となりました。今年一年間、お
付き合いいただきまして誠にありがとうございました。今年積んだ経験
・体験を今後の糧として、今生かされていることに感謝し年末年始を過
ごそうと思います。皆さまも良い年をお迎えください。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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