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五十鈴メールマガジン〔No.793〕一人暮らしの不安と野望
配信日時:2019/02/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.02.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.793≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            五十鈴グループでは

            今週から来週にかけて

       半期に一度のIOC成果発表会が行われます。

         次期中期へ向けての成長・進化が

            期待されるところです。

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☆No.793 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_一人暮らしの不安と野望
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_Will-Navi最終の中期へ向けて(黒田常務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_まだまだこれからが・・・(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 一人暮らしの不安と野望 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

娘の結婚式に参列するために上京していた大魔女が博多に帰ることにな
りました。もう少し居てもいいではないかと言ったのですが、言い出し
たら聞くような人ではありません。

去年のクリスマスに上京し今までいたのですから、一ヵ月半ぐらいにな
るのでしょうか。ともかく、達者という言葉がぴったりで、身体も特に
口の方は本当に元気でした。

三食きっちり食べるのと、毎日欠かさず散歩をするという基本的なこと
が習慣になっているのが長寿の秘訣だと思いました。

博多に帰れば一人暮らしで大変だから、こちらで娘と一緒の方が楽だと
思うのですが、魔女とは喧嘩ばかりしていましたね。似た者同士ですか
らお互い一歩も引かず、こちらがハラハラしてしまうのですが、そこは
親子、後を引くことはありませんでした。

さて魔女が大魔女を送って行って、二、三日は博多の家の掃除などをす
るというので、私は一人になることになりました。私は神経質なので、
一人だと朝起きられるだろうかとか、鍵が閉まっているだろうか、何か
つけっぱなしにしていないかどうか心配でたまりません。あと、家のこ
とは何もできないのです。

魔女が出かけた次の日は社外取締役をやっている会社の役員会でした。
その会社は朝早く8時からスタートなので、6時には起きなくてはなり
ません。起きられるだろうかと心配であまり眠れず、でもちゃんとセッ
トした目覚ましは6時に鳴りました(当たり前か)。魔女から電話やメ
ールがあり、娘からも心配で電話やメールがありました。

そして連休に入ったのですが、翌日のゴルフは雪の予報で中止になりま
した。私には密かな野望があり、一人暮らしになったらコンビニで三食
すべて賄うというものです。

毎日散歩の帰りにグリーンスムージー等を購入するのですが、その時に
品ぞろえを見ると実に美味しそうなものが並んでいますし、総菜物も充
実しています。カロリーも記載してあるので太る心配もないということ
で、こういう日が来ないかと思っていました。

その日がついに来たと思っていたら、魔女からメールが入り、雪で交通
機関の乱れが心配だからすぐに帰ってくると言うのです。私は些かガッ
クリしましたが、緊張感は去りいつもの調子になりました。

土曜日はそれほど雪が降らず、朝の散歩もできましたが、帰ってきた魔
女が張り切り朝から好物の納豆や鮭のフレーク、新じゃがの味噌汁など
を出すので食べ過ぎてしまいました。

午後再び歩こうとしたのですが、雪が舞ってきたので中止し、ためてあ
ったテレビの録画などを観て過ごしましたが、たった一日なのに一人で
いたときの注意事項で叱られ(例えばリビングのカーテンの開け閉め)
ふてくされ、二日目を迎えました。

またしても朝からトマトスープやハムトースト等をガッツリ食べ、今度
は一人で長時間散歩をしました。二人だと間が持てないので、娘夫婦に
連絡すると「焼き肉が食べたい」ということで、夕食は四人でたらふく
食べてしまいました。

翌日体重計にのると多少は増えていましたが誤差の範囲で、このまま連
休を乗り切るかと思いました。最終日、その日はジムでトレーニングが
あったので、油断し早い時間から家で出されたものをすべて食べてしま
い、体重は取り返しのつかないことになりました。

テレビで博多の殺人事件のニュースがあり、よく見ると大魔女の家のす
ぐ傍で慌てて連絡を取りました。警察からの聞き込みもあったようです。

やはり一人暮らしはこういうことがあるので、緊張感をもって生きなけ
ればならないですね。しかし、いつの日かコンビニ爺さんをやってみた
いと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

   ――― Will-Navi最終の中期へ向けて ―――
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来週からIOC成果発表会が始まります。今中期最終の集大成の発表会
となるので、この2年間の成長や進化が確実に感じられる発表会になる
のではと期待しています。

チームによっては活動の進捗の悪いチームもあるかもしれませんがこの
中期全体で捉えればさまざまな活動を行うことにより、変化進化が起こ
っていると思います。しっかりと振り返り次期中期につながるように検
証して発表をお願いします。そして次期中期への準備も併せてお願いし
ます。

五十鈴中央ではこの中期の2年間は、目指す企業像を「スマートビジネ
ス創造企業」、そして定性目標を「VCプレミアムの創出」としてバリ
ューセンター目指して中央でしかできない、中央だからこそできるプレ
ミアムなビジネスモデルや起用価値をつくりだしていこうと取り組んで
きました。

そのような活動により、ファブレスやロジではお客さまの戦略推進や機
能代行などのビジネスモデル、知財では新テクノロジーや自動化、リモ
ート化といった業務モデルなどバリューセンターとしてのプレミアムに
つながる機能が生まれはじめています。

来期以降はこのプレミアムの芽を本物の「バリューセンター=VC」の
プレミアムモデルとして確立すべく、もっとVCを魅せられるようにV
Cとしてのブランド化をしていこうと考えています。そのためにもビジ
ネスの価値だけでなく組織や人財などすべての価値を高めていく必要が
あると思います。

それには、前回のメルマガに書きましたがOODAループのように不確
定で予測不能な状況にも柔軟性を持って行動できるスピード感や実践力、
そしてそれを支える思考力、創造力につながるように、知的生産性を高
めていくことに主眼をおいていきたいと考えています。

いよいよ次期中期は長期経営目標Will-Naviの最終の中期とな
ります。スタートした10年前にはあまり明確にはなっていなかったバ
リューセンターも徐々にカタチづくられ、やるべきことも明確になって
きていると思います。是非バリューセンターに向けて全員で進化し続け
ていきましょう。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

      ――― まだまだこれからが・・・ ―――
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2月に入り今期の追い込みと締めに細心の注意を払うとともに、頭のな
かはすでに来期のことで一杯だと思います。IOCの発表会時に開催さ
れる経営会議で中長期、来期の方向性ややるべきことが示され、検討さ
れます。

一年のなかで未来に向け、期待感とできるかなと一抹の不安がよぎるワ
クワクする心踊る時期でもあります。世間も世界も米中問題や消費税、
オリンピック需要後退など特に下期が景気動向が不安で一年間の安定運
営が危惧されます。

そのようななか五十鈴グループの課題達成に向け鋭意努力するのは当然
ですが、我がワーレックスにおける運送業界では国より次々と新たな改
善を要求されています。

昨年までの総量規制や新約款での料金収受などまだまだ道半ばで、荷主
への浸透もイマイチで零細企業ほど恩恵を授かっていませんが、安全確
保とドライバー不足改善のため、まずは会社が適正利潤をあげルールが
守れる健全な体質にすべく次の一手を打てるように指導が強化されます。

一つ目は標準運賃(最低運賃)の設定です。これは平成2年以降の規制
緩和により誰でも参入でき運賃も自由に設定となり無法状態となったた
め、値引き競争になり適正運賃が得られず無理な運行での事故増加や残
業代カットなどがはびこり、魅力のない業界へと変貌し物流の危機や弊
害が論じられるようになりました。貧すれば鈍するです。

二つ目は労働時間の短縮です。16時間の拘束時間の厳守、80時間内
残業、連続運転時間など大変な思いでやっと遵守できているのですが、
製造業や事務職と同じ残業時間を基本45時間以内、平均60時間にし
なければなりません。

業界レベルでは100時間くらい行なっており、50%の削減が求めら
れます。それに有給休暇の年間5日の消化があります。

どのくらいの荷物が運べなくなり、対応するにはドライバーやトラック
をどうやって確保するのか、考えるだけで頭が痛くなります。5年間の
猶予があるのでそのころは不景気になっており、どうにかなるさと国は
安易に考えているのではと思えるくらいです。

ここで運送業の実態について説明します。全企業の年間所得額の平均は
490万円ですが大型トラック運転手では447万円、中小型において
は399万円で1割近く低く、年間労働時間では2124時間に対し、
2604時間となり2割以上長く働いております。

またトラック業界で働く人の45%は40~54歳で、女性の進出は2.
4%となっており、有効求人倍率は全企業の1.35倍に対し2.68
倍と高くなっております。

300人規模未満の中小の有効求人倍率では6.45倍、流通業全体で
は11.32倍になります。

他業種より給料が安く労働時間が長くて高齢者が多く、女性のいない職
場では働き手はいなくなって当たり前です。

しかしながら物流の需要は増えることはあっても減ることはありません。
この相反すること、矛盾することに取り組み勝ち残らなければなりませ
ん。限られた時間と数でこれまで以上の量をこなさなければなりません。

どうすれば良いか? 答えは決まっています。できないことは断ればよ
い、やらなければよい。限られた資源を有益なもの、未来につながるも
のに集中投下する、それも一つの戦略ではありますが短絡すぎて脳がな
い。皆がわかっているがやらないことが問題です。

トラックの稼働率はどのくらいだと思いますか? 労働時間の25%で
す。積載率は72%です。回転率は2.5回です。これをそれぞれ20
%上げれば72%の輸送能力増加が見込めます。逆に車もドライバーも
削減できます。

これら低稼働の原因は荷主およびその先の顧客の対応にあり、これらを
運送業者と一緒になって改善しないと効果は限られてしまいます。少な
い労働時間で同じ、あるいはそれ以上の収入を会社も個人も得るやり方、
働き方を作り上げねばなりません。

自動運転、配送センター化、共同運行、モーダルシフト、宅配ボックス
等いろいろと対策が取られていますが、大企業の話ですべての業者、特
に零細企業に有効ではないので肝心なことは自社で何ができるかだと思
います。

運ぶものと自社の規模、能力(コアコンピタンス)を考え、最終的には
自己解決できたところが生き残るのではないでしょうか。ソーシャルW
ILL実現に向け、コイルセンターにおいても加工賃で食える、そのな
かに当然ながら運賃も適正にした対価を貰える交渉をはじめてください。

過去の悪習にあぐらをかいたデリバリー体制に、徳川幕府に終焉をもた
らした黒船の役割を物流業界が国と一緒になってやるべき時期に来てい
るのだと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.794〕は、2019年2月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

早くも下期IOC成果発表会の時期となり、今回は今中期の締めくくり
と、次期中期が長期経営目標Will-Navi最後の中期のため、最
終ゴールまで残り2年強となりました。
8年前にWill-Naviがスタートして、当時には想像もできなか
った新化や成長をしているのではないかと思われます。次期中期では具
体的な活動をつうじてWill-Naviの成果を達成するのと同時に、
皆で次の長期経営目標へ向けて組織とメンバー個々の成長を思い描いて
いきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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