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五十鈴メールマガジン〔No.797〕知らないこと
配信日時:2019/03/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.03.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.797≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         4月1日に新元号が公表されます。

          5月からこれまでの平成から
 
           新元号に変わるわけですが、

       そのことの意味合いをよく知っておくことが

       日本人として大事なことではないでしょうか。

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☆No.797 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_知らないこと
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_臨機応変 その2(老田常務)
┃
┃【五十鈴オート整備工場の現場から】
┃ ■_次期中期戦略スタートを間近に控えて(小林社長)
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【代表メッセージ】

         ――― 知らないこと ―――
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鈴木貴士です。

私は毎月東京都神社庁が発行している「生命(いのち)の言葉」という
短冊を社長室に掲げてあります。

今月は秋篠宮文仁親王殿下の平成二十七年歌会始お題「本」のお歌です。
「年久しく 風月の移ろひ 見続けし 一本の巨樹に 思ひ巡らす」と
いうものですが、その短冊の裏面に「神道知識への誘(いざな)ひ『譲
位』」という解説がありました。

「天皇陛下が崩御によらず天皇の御位(みくらい)を譲ることを『譲位』
と言います。近世では第百十九代光格天皇の御代に譲位が行われたのが
最後で、以来二百余年、今上陛下含め五代の御代替(みよがわり)は先
帝の崩御を受け践祚(せんそ)が行われました。

崩御の場合、践祚と即位礼の間に先帝を偲ぶ諒闇(りょうあん)の期間
を設けるため『諒闇の即位』と呼ばれます。譲位の場合は、皇嗣(皇太
子)が先帝の譲位を受け新天皇の御位に就くため『受譲の即位』と呼ば
れ、歴史上『退位』という表現は用いられておりません。」

正式にこういうことは知りませんでしたね。だけど、どうして今回のこ
とを「退位」と報道しているのかおかしいと思っていましたので、私は
「譲位」と言っていましたし、敬愛するお亡くなりになった、渡部昇一
先生も最初からそう言われていました。

上記に述べられている通り、今回のことは歴史的なことなのですが、知
らないことばかりで報道先行型でどんどん進められてしまったと思いま
す。

そして今月のこの短冊も、いつもはその歌や言葉の意味を裏面で解説し
ているのに、今回は「譲位」の解説になっているのはなぜなのでしょう。
そして、もうひとつの解説は「元号と『一世一元の制』」について書か
れています。

「皇位が継承されると、元号が新しく制定されます。古い中国にならっ
て、『大化の改新』にあたり『大化』(645年)が使われたのが始ま
りで、『平成』は247番目にあたります。」

「近世以前には大災害が起きた場合に元号を改めて世の中の建て直しを
はかったり、瑞兆(ずいちょう)があったからと元号を新しく変更する
ことがありました。」

「明治時代になると、天皇一世の在位期間に一つの元号という制度、
『一世一元の制』が定められ、即位のときに決めた元号を変更すること
はなくなりました。

元号の選定にあたっては、

(一)国民の理想としてふさわしいよい意味を持つ。

(二)漢字二語である。

(三)書きやすい。

(四)読みやすい。

(五)これまでに、元号またはおくり名(天皇や皇族の死後におくられ
   る追号)として用いられていない。

(六)俗用されていない。

という点に留意することと、元号法に定められております。」

こういうことも正確には知りませんでしたね。なぜ知らないかと言えば、
教えてくれないからで、今回、本当に今上陛下の「お言葉」がいかに重
要なことだったか、安倍政権は特例法や有識者会議でかわしましたが、
女性宮家の検討や女系天皇の議論などは、どう考えてもおかしい。

やはり、「皇統」について、日本人はもっとよく知り、根本的な日本の
国体を確認しなければなりません。国民の家族のありかたと「皇室」は
全く異なりますし、一緒に考えてはならないのです。

それは家計と政府の財政(国の借金と呼ばれていますが)を同じように
考えてはいけないのと同じことです。

4月1日には新元号が発表されますが、天皇陛下が譲位されるというこ
との歴史的な深い意味を我々日本人は知らなければなりません。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

        ――― 臨機応変 その2 ―――
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3月に入り、まだまだ寒暖差が激しく、体調管理が難しい時期を迎えて
いますが、ニュースなどでは春の訪れを告げる桜の開花予想が頻繁に発
表されるようになりました。

この桜の開花のタイミングですが、桜の開花が早いと景気が良くなる傾
向があるとのことで、実際に検証を行っているエコノミストもいます。

東京の桜の開花日が平年(3月26日頃)より早い3月20日頃以前の
年は景気拡大が続くというデータが見られるとのことで、暖かい春の訪
れで桜の開花が早くなると、春物衣料が早めに買われ、外出する人も増
え、外食や買い物などの消費意欲が高まる傾向があるようです。

さらに、桜と景気との連関性は開花日に留まらず、開花してから満開に
なるまでの日数(東京の桜の開花状況を基準としたデータ)が平年(8
日)よりも多い11日以上の年は、大方、景気の拡大局面につながって
いるとのことです。いずれにせよ桜の開花状況は日本における消費者心
理にも影響を与えるようです。

米中貿易摩擦に伴う中国経済の減速懸念などを始め、世界景気の先行き
不透明感が高まっており、10月に予定されている消費税増税を控え、
日本の国内景気にもその影響が顕在化しつつある状況下、今後の景況感
や消費者心理の動向は気になるところであり、“桜の開花状況”もそう
いった視点から注目しています。

今年度も残すところ1ヵ月を切りました。3月はこれまでやり残した課
題の整理、目標達成に向けての最後のひと踏ん張りの時期です。仮に目
標未達となる場合でも、当初の目標設定における見通しが甘かったのか、
目標設定後の外部環境の変化などによるものなのか、目標未達の要因に
ついて、しっかりと追究し問題点を明らかにして改善に取り組むことが
必要です。

同時に、来期に向けた定性・定量面における目標の具現化に向け準備し、
来期を見据え前広に実践していくことも重要です。グループや各拠点の
来期の基本方針、戦略の内容を各社員が十分に理解し、目指すべき方向
性を各社員及びビジネスパートナーも含め、社内外で共通認識し、目標
達成に向け、一体感を持って、取り組んでください。

また、グループを取り巻く経営環境の変化に対し、より敏感にならねば
なりません。外部環境などの変化をいち早く捉え、当初設定した目標の
前提条件が変わった場合は、状況に応じ目標の軌道修正を図ることが重
要です。

経営環境が変化したにも関わらず、当初の目標に固執し、結果として未
達となるのは避けるべきです。昨今の環境が激しく変化する時代には、
環境の変化を先取りし、場合によっては戦略、目標を再設定する柔軟性
も求められます。

無論、環境変化は新たな価値創造を実現するチャンスでもあります。従
来型の思考、行動様式に捉われず、時代が求める企業への進化、持続的
な成長を成し遂げるべく、今期の反省点は来期に生かし、日々実践して
いきましょう。


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【五十鈴オート整備工場の現場から】_小林社長

   ――― 次期中期戦略スタートを間近に控えて ―――
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今期もいよいよ期末を迎え1年が短く感じられますが、今期を振り返る
と11月に小山工場の指定工場化が実現し新2工場体制ができ上がりま
したが、逆にここまでの道のりは非常に長く感じました。

今まで誰も経験したことがないなかでの苦労はありましたが、ここまで
のプロセスにおける学びはオート全体で共有でき、今後の財産となると
ともに改めて自動車整備に関わる厳しさも実感できました。

また、それとともに国が進める自動車保有関係手続のデジタル化も同時
に進めることで効率化も図ることができました。

また、LOG貢献領域の拡大に向けた価値創造活動や人財育成、採用活
動の強化などまだまだ大きな成果はありませんが、今後の成長につなが
る活動はできたのではないかと思います。

我々を取り巻く環境は不透明ではありますが、来期は新たな中期戦略の
スタートでもあり、「経営基盤を自立的に高め、機能・サービスを差異
化しお客さまのLOGバリュー創造に貢献する」をテーマに成果の最大
化と成長サイクルに乗せるべく活動していきたいと思います。

話は変わりますが、業界からの報告で最近「リレーアタック」という新
種の車両窃盗が増えているとのことで注意喚起がありました。これは電
子キーと車が発する電波を増幅器で拾い、数十メートル離れていても解
錠できてしまうそうです。

対策としては電子キーの電波を遮断する缶などに保管することで防げる
ので特に人気の車種や高級車に乗っている方は、管理を見直すなど注意
していただきたいと思います。

最後に、鈴木会長の訃報に接し、ご冥福をお祈り申し上げるとともに、
我々は会長の教えや大切にされてきたことを、継承していかなければな
らないと改めて思う次第です。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2019.03.13 鈴木 實「お別れの会」のご案内

       http://www.isz.co.jp/news/2019/0313_000297.html

2019.03.13 五十鈴の全員参画型経営
        「IOC(五十鈴組織変革)活動ダイジェスト」更新

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.798〕は、2019年3月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年は元号が変わるということで、どんな元号に変わるのか漢字二字を
予想する番組があったり、業務上のコンピュータシステムや書類のフォ
ームを変更するために大変な作業になると言われています。しかし今回
代表が書かれている内容を読み、その意味合いの深さを身に染みて感じ
ています。
生かされていることに感謝しつつ、日本人として歴史的な出来事の本質
的な意味を理解して対処することが大切だと思う今日この頃です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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