━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.03.28発行

　　　　　　　　　　　　　　　　 五十鈴メールマガジン ≡No.799≡

＝＝ISZ Mail Magazine ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝

　◆　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　◆
◆◇◆　　　　　┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃　　　　◆◇◆
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　　　　　　　　　　あと数日で本年度も終了します。

　　　　　　　　　　　さまざまなことがあった
　　　　　　　　　
　　　　　　　　　１年間だったのではないでしょうか。

　　　　　　　　　　まもなく、新年度が始まります。
　
　　　　　　新しい幕開けに期待を込めて臨んでいきましょう。

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☆No.799　CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃　■＿お別れの会
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃　■＿万年青とともに（瀬戸執行役員）
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃　■＿デジタルイノベーション（山室社長）
┃
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【代表メッセージ】

　　　　　　　　　　―――　お別れの会　―――
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鈴木貴士です。

五十鈴の創業者であり、相談役、そして、グループ会長の故鈴木實のお
別れの会が２５日の月曜日に行われました。

約千人の人々が駆けつけてくださり、盛会でしたが、何と言っても三菱
商事や新日本製鐵の先輩の方々が懐かしいお顔を見せて会長の人柄を語
ってくださったのは本当にありがたいと思いました。そして、私に対す
る激励の言葉も併せていただき嬉しく思っております。

六郷本社の地縁で、商工会議所のお歴々が大勢お越しくださいました。
私はそちらには関与をすることなく東商の議員になってしまったので、
あまり面識はございませんが、会長がどのぐらいリーダーシップを発揮
していたのかが理解できました。

後はボランティア関係で、機動隊員等を励ます会の関係で警察関係の方
やその他団体の方も多く参列してくださいました。何十という団体の役
員を長く務めるということは人徳があってのことです。特に私に社長を
譲ってからはそういう活動を活発に行っていました。

しかし、創業者のお別れの会をやるということは初めてでもあり、最後
でもあるということなのでどうなることやらと気を揉んでおりましたが、
これも会社の実力のうちということで、ＩＭＳや秘書たちに任せてあと
は勝手知ったるホテルオークラを信用して当日を迎えました。

ともかくお客さまをお待たせしないということを大前提に前広に準備し、
早く来られたお客さまもどんどん入場していただくという段取りを組み
ましたが、早いお客さまは１１時からということでしたが、１０時過ぎ
には来られるということで１０時１５分には立礼のポジションを取りま
した。

それから３時間、大過なくスムーズに会は行われたと思います。来てい
ただいた皆さま、お手伝いしてくれた社員の皆さん、本当にありがとう
ございました。故人も五十鈴の組織力を頼もしく思ってくれたことでし
ょう。

それでも、若い社員は会長の顔も知らない人もいますし、ましてや怒鳴
られたこともない人の方が圧倒的に多くなってしまいました。生まれた
ときは関東大震災、大東亜戦争では陸軍中尉、習志野憲兵隊の分隊長、
そして戦後、事業を立ち上げ、五十鈴の百万トン体制を一代で築き上げ
た故人はスケールの大きい人間でした。

「人生意気に感ず」という信条で適当なことはやらずに常に徹底的にや
るということが、当たり前でした。ですから少なからずやり過ぎて失敗
したことも多々あります。そして、何度も言うようですが三縁主義をモ
ットーにしていたので情に厚く、それで大変なことになり窮地に陥った
ことも度々ありました。

そういうことがなければ財産ももっと残していただろうし、安泰だった
と思いますが、それはそれで本人の人生、天寿を全うしたと思います。
何の悔いもなかったと思っています。

グローバル化する現代、故人から見れば、カネ、カネ、カネの浅ましい
時代に見えるでしょう。「今だけ、カネだけ、自分だけ」という状況の
正反対を実践した人生でした。会社は社員のため、経営は社員を幸せに
すること、「五十鈴に入社して本当に良かった！」と社員に言わせたい
というのが、口癖でした。

そしてあくまでもユーザーオリエンテッド、「お得意さんに誠意をつく
そう」ということ、「仕事は實を入れてやろう」という真剣さ、そして
「何でもみんなで話し合おう」というコミュニケーションを大切にする
といった、社訓の精神は故人の生き様でもありました。我々はその理念
を継承していかなければなりません。

皆さま、本当にありがとうございました。故人に成り代わりましてお礼
を申し上げます。（合掌）


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【執行役員が伝えたいこと】＿瀬戸執行役員

　　　　　　　　　―――　万年青とともに　―――
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「万年青（おもと）」、五十鈴の拠点に必ずある鉢植えです。会長の
「お別れの会」の会場にも一鉢置かれていました。「万年青」の鉢植え
の横には会長の記した書が添えてありました。

「五十鈴４０年史」を改めて読み返し、創業者精神を継承していくこと
の大切さを今一度、社員の皆さんと共有したいと思います。

「『万年青とともに』

『家を引っ越したら万年青を一鉢置くものなんだよ』

真っ赤に色づいた実とつややかな濃緑色の葉とを交互に見やりながら、
母は幼い私にこう教えてくれた。

五十鈴鋼材も創業二十余年、各地に営業所や工場の開設を見ているが、
私はその都度、万年青を一鉢ずつ送り、発展を祈るならわしにしている。

今では、五十鈴の植木と言えば万年青といわれるようにわが社のシンボ
ルとなり、昔流の紋所として各地に君臨し、社員を励ましている。

万年青は四季を通じ青々として、どんな環境にもへこたれず、心が強く
て滅多に枯れることなく、すくすくと成長する。そんな不屈の精神、意
志堅固なところが大変頼もしく思われ、好きである。

社員も万年青の様に強くあれと思うのだが、２０年の社の歩みのなかに
は幾多の変遷があった如く、とりわけ人の移り変わりに思いを起される
ところが多い。

ある者は不平不満が絶え間無く、とうとう辛抱できずに去って行き、ま
たある者はしっかりと大地に根強く生えて、立派に成長した。今や経済
は高度に発展をとげ、物質文明は華やかさと豊かさを誇っている一方、
人の世の生存競争は益々激しくなるばかりである。このような状況下に
あってこそ、時代の風潮に押し流されず、不撓不屈の気概、強固な意志
が必要とされると思うのだが、なかには些細なことから嫌気がさし、い
とも簡単に白旗をかかげて降参してしまう者がいるのはさびしいことで
ある。

反対に辛抱強く最後まで自分を諦めないで、自らを鍛えあげた者のみが
残り、会社とともに成長して来たことを感慨深く思うのである。母の話
にどの様な縁起があったのか深い意味は知らずに過ぎてしまったが、万
年青を植える度に会社の歴史と母の念願とが彷彿と蘇ってくる。

五十鈴の続く限り、万年青とともに社員が強く、たくましく成長するこ
とを願うものである。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（昭和４５年１０月）」

これからも創業者精神を胸に刻みバリューセンターへの道のりを皆さん
と心を一つにして邁進していきたいと思います。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】＿山室社長

　　　　　　―――　デジタルイノベーション　―――
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今年度ＢＩＴは、鉄をベースの五十鈴ノウハウからの創造ステージだっ
たものが、クラウド技術活用のシステム開発（ＳＫＹ２）、サービスセ
ンターとの協創で最適なデジタル技術（ＲＰＡ等）のＲ＆Ｄや五十鈴グ
ループの新事業展開対応を通し、新たな創発ステージへの成長につなが
ってきました。

さて、１８世紀英国の産業革命、１９９０年代はＩＴ革命、現在はそれ
らに続く革命の「デジタルトランスフォーメーション（ＤＸ）」が進ん
でおります。

すでに皆さんはデジタル化の中で生活をしており、大きな変化を実感さ
れていると思いますが、２００７年にＡｐｐｌｅから初代ｉＰｈｏｎｅ
が発売され、いまや誰もがスマホを持つ時代になり、ＳＮＳを通して、
情報を瞬時に発信、取得、シェア、共感を得ることができ、どこにいて
もリアルな情報を得ることができ、加えて情報処理の革新によるビッグ
データ解析を活用することで、より詳細で正確なユーザーニーズを知る
ことができるようになりました。

では、どのような革新的サービスがあるのか、全世界の流通小売業にイ
ンパクトを与えた／Ａｍａｚｏｎ、自動車で移動したい人と車を所有し
て空き時間がある人をマッチングする配車・カーシェアリング／Ｕｂｅ
ｒ、旅行者と物件所有者をマッチングする民泊／Ａｉｒｂｎｂ、シェア
オフィスなどのスペースを低料金で提供し、そのスペースに集まり、新
たなビジネスが生まれる場／ＷｅＷｏｒｋ、その他、Ｓｐｏｔｉｆｙ／
音楽、Ｎｅｔｆｌｉｘ／映像などが挙げられ、日本でも、ＺＯＺＯＴＯ
ＷＮやメルカリといったサービスが生まれ、さらに既存の枠組を超えて、
デジタル技術の駆使によって新たな事業を創造していく変革が進んでお
ります。

これらデジタルイノベーションの中、五十鈴グループは、長期経営計画
のゴール２０２０年に向かって新経営方針が始まり、ＢＩＴでは新経営
方針のテーマを「フレキシブルで多様な創造力と進化性ある組織力を発
揮して、ＢＩＴバリューの認知拡大を図る」とし、来期基本方針「魅力
あるバリューの創造」、キャッチフレーズ「デジタルイノベーション」
を掲げ、他業界にも通用するバリューサービスの新たなデジタルプラッ
トフォーム（ＦｕｔｕｒｅＲｏｏｍ) の構築へクイックスタートを切っ
ていきます。

最後に、２０１９年２月２２日、創業者である鈴木實会長がご逝去され
ましたこと、心からご冥福をお祈り申し上げます。


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　◇◇◇ＮＥＷ！今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2019.03.26　創業者 故 鈴木　實 「お別れの会」 ご参会お礼

　　　　　　　　http://www.isz.co.jp/news/2019/0326_000299.html

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【次号のお知らせ】
　次号の五十鈴メルマガ〔No.800〕は、２０１９年４月４日に配信いた
　します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

早いもので２０１８年度があと数日で終わります。皆さまにおかれまし
てもこの一年を振り返ってさまざまな出来事があり、記憶に残ることも
多くあったのではないでしょうか。経験や学びを糧としてこれからやっ
てくる新しい時代に前向きに突き進んでいきたいものです。
さて、来年度もいろいろな出来事が予定されていると思います。できる
かぎり自分のこととしてしっかりと向き合っていくことが大事ですね。
本年度も当メルマガをご愛読いただきましてありがとうございました。
今後とも何とぞよろしくお願いいたします。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（編集室／本間　靖啓）
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　発行人：五十鈴株式会社　鈴木貴士
　　　　　（〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1　岸本ビル10階）
　編　集：株式会社アイ・コミュニケーションズ

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