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五十鈴メールマガジン〔No.473〕熱き夏と冷静な議論
配信日時:2013/09/27 10:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.07.19発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.473≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
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        先日、中国地方から関東地方までの

           梅雨明けが発表されました。

           本格的な夏が訪れる前に、

      体調面も含めて準備を万全にしたいものです。


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☆No.473 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_熱き夏と冷静な議論
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_神の粒子、重さの起源、「ヒッグス粒子」(岩織常務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_ソリューション(SL)営業になる(岩﨑社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 熱き夏と冷静な議論 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

梅雨も明けて、今年も暑い夏がやってきました。しかし、原発反対の大
規模な集会やデモが行なわれ、近年とは異なる熱き夏になっています。

消費税増税も政局がらみで、民主党は分裂しました。国会論戦も熱き夏
になっています。尖閣諸島の問題でも、東京都が買うか、国が買うかと
言っている間に、中国は平然と領海を侵犯し挑発行為を繰り返していま
す。

全ての問題に対し、冷静な議論が必要なのに日本人はそういうことが苦
手なようですね。

熱いといえば、大相撲の夏場所も熱き戦いになっていますが、あの八百
長問題や大相撲改革は何処へ行ってしまったのでしょう。「喉元過ぎれ
ば熱さを忘れる」や「人の噂も七十五日」のように誰の意思決定でもな
く、時間が全てを決めていくのでは同じ過ちがまた起きるのではないか
と思ってしまいます。

歴史を振り返っても、国中が熱くなった時が危ないのです。そういう時
にこそ冷静な議論や思い切った決断が必要なのですが、マスコミや世論
に流された結果、後でとんでもない不幸が待ち受けていることを歴史は
物語っています。

私が学生の時は学生運動が盛んで、多くの学生は熱くなっていましたが、
就職活動の時期になると長髪を切り就職活動に熱くなるというのが普通
でした。本当にのめりこんでいたのが、今の民主党の幹部の菅さんや仙
谷さん、海江田万里さんたちですね。

しかし、戦後民衆が最も熱くなったのは1960年の日米安保闘争でし
ょう。連日、数万人以上が国会を取り囲み、6月15日は主催者発表で
33万人。警視庁の発表でも13万人が機動隊と激突し、東大学生の樺
美智子さんが圧死するという事態にまでなりました。新安保条約を締結
した岸首相は、実弟の佐藤栄作氏と共に自決まで覚悟したといわれてい
ます。

結果、岸内閣は総辞職するのですが、その直前に彼は暴漢に襲われ重傷
を負ってしまっています。

しかし、今から振り返ってどうでしょう。安保条約があるから日本の平
和は60年も保たれ、一人の兵隊も死んでいません。それこそ命懸けで
締結した岸さんは本当に男子の本懐を遂げた人だと思います。

その代わり国防や安全保障を忘れた日本人は平和ボケして様々な問題が
出ています。今起きているいじめの問題や日本人のモラルの低下は平和
ボケの一種だと思います。「原発反対!」と言っても、突然止められる
ことはできないのが現実的な話です。あれだけのことが起これば誰だっ
て、原発には反対でしょう。しかし現実は難しく、電気料金は跳ね上が
ってしまいます。

日本人のことですから、このピンチを凌ぎ新しい太陽光などの自然エネ
ルギーを研究開発していくでしょうが、一朝一夕にできるはずもありま
せん。

現実的な議論、冷静な議論をするには全体主義的にならないことです。
左翼でも右翼でも、全体主義になるからおかしなことになるのです。

そして甘いささやきが一番いけない。「平和」や「安心安全」、「子供
たちを守る」、「弱者救済」、「福祉」など、皆が反対できないものが
ありますね。それを盾にして、私利で物事を進めていくのが一番良くな
いと思います。

戦争で闘った人たちは、皆、平和を求めて自己を犠牲にして戦ったので
す。自国の平和を求めるから皮肉にも戦争が起こるのであり、国家や民
族の誇りや親子兄弟を守ろうとするから戦争は起こるのです。

そういうことを考えて冷静な判断をすべきだと思うのですが、難しいで
すね。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

   ――― 神の粒子、重さの起源、「ヒッグス粒子」 ―――
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今回は、今までとはガラリと趣を変えて、物理学の話題を取り上げたい
と思います。2週間ほど前に、「これまで世界の物理学者が40年以上
も追い求めてきた最後の素粒子『ヒッグス粒子の存在確実!』」とのニ
ュースが報じられたこと、皆さんご記憶ありますか? 物理学は私も全
く得意ではないのですが、少し興味をそそられたのでこの「ヒッグス粒
子」についての報道での解説を整理してみました。

どんなものもどんどん細かくしていくと、最後はもう分解できない基本
の粒子=素粒子にたどりつき、ヒッグス粒子は17種類ある素粒子のう
ちの一つで、1964年にピーター・ヒッグスという英国の物理学者が
存在を予言しましたが、本当に存在するのか立証出来ていなかったもの
なのだそうです。

ヒッグス粒子は、宇宙の始まりである137億年前の「ビッグバン(大
爆発)」の100億分の1秒後に生まれたもので、それまではそのビッ
グバンで生まれた素粒子は、最初は質量を持たず光速で自由に飛び回っ
ていましたが、ヒッグス粒子が生まれて宇宙を満たしたため、これが素
粒子に水あめのようにまとわりついてブレーキをかけ動きにくくなり素
粒子に重さが備わったとされているそうです。

こうして質量が生まれたことで素粒子同士が集まりやすくなり、ビッグ
バンの3分後には「原子核」ができたそうです。その後、38万年後に
は水素などの「原子」が生まれ、水素などの物質のガスが集まり、9億
年後には「星」が誕生し、それらが多数集まって「銀河」になり、そう
した過程で、地球上では生命が誕生し、今の世界が出来上がったのだそ
うですが、ヒッグス粒子は他の素粒子のように物質を構成するのではな
く、「質量を与える役目を果たした」と考えられているものです。

もしこのヒッグス粒子が存在しなければ、あらゆるものが光速で飛んで
しまい、宇宙の成り立ちが説明できないといわれています。

解説が長くなってしまいましたが、この中で大変印象に残ったことは、
この粒子が「物質を構成するものではなく、『質量を与える役目を果た
した』」ということです。

私たちの周りには大変多くのお客さまがいますし、そのニーズ・ウォン
ツ、そしてWillも数え切れないほどあると思います。それを私たち
は日々一生懸命追いかけています。ビッグバンで生まれた素粒子のよう
に飛び回っているかもしれませんが、なかなか捕捉できないものです。
これを認識し相手に私たちの存在の意義を認知してもらわなければ、結
局は、お客さまに満足して頂ける適切なサービス・ソリューションを提
供することはできません。

ここで必要なことは、私たちの持っているソリューションテクノロジー
を駆使し、いわば、ヒッグス粒子が素粒子に質量を与えるかのごとく具
体的且つ効果的な提案をすることによって、原子核から原子、そして星
(=具体的サービス)を誕生させ、さらに、協創によって銀河のような
大きなソリューションに作り上げていくことだと思います。

今回の発表をした研究機関の所長が次のようなことを言ったそうです
「『神の粒子』と呼ばれるヒッグス粒子が存在しなければ『あなたもこ
の世に存在しない』」と。

私たちもそんな存在でありたいものです!


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_岩﨑社長

   ――― ソリューション(SL)営業になる ―――
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7月も半ばを過ぎ、漸く梅雨も明けました。蒸し暑さはだいぶ峠を越し
ましたが、寝苦しい夜はまだまだ続き、本格的な夏は続きます。

来週末からはロンドン五輪が開幕します。皆さんも連日連夜、日本人が
出場する競技を応援するためにテレビの前に釘付けとなり、新たな感動
や記録が生まれるところを目にし、眠れない夜が続くことでしょう。私
も応援していきます。 

今月は今年度の第1四半期が終わり、第2四半期に入っています。オリ
ンピックは4年サイクルで目標を実現させていきますが、私たちは中期
計画3ヵ年で目標を実現させることを目指しています。

どちらも将来へ描いたゴールを実現させるためにステップアップを進め
ますが、私たちの今年は初年度であり、挑戦的に数多くの考動を手探り
でも良いから取り組んでいく年であると思います。

今年度のIBS基本方針は、「SLビジネスの創出」です。タスクの1
つ目は、「営業SLモデルの開発」(新しいビジネスモデルの開発)と
いうことで、商社との関係を最適化する新しい営業SL機能・サービス
の提供を図ります。

2つ目は、「Willマーケティングの強化」で、新たなビジネスモデ
ルを創出するマーケティングプロセスを構築します。

3つ目は、「経営管理プロセスの新化」で、業務受託視点での経営管理
プロセスをゼロベースで見直すことと、社員のSLマインドを醸成し、
活き活きとさせるNEWマネジネントスタイルを実現することです。以
上のことを、着実に一つずつ活動していきたいと考えております。

目標達成に向け、まずはマーケットに今のIBSの機能を知っていただ
くことが大切で、IBSを知っていただく新たな機会を多くつくる必要
があると考えます。

日々、商社をはじめとした数多くのお客さまに接する機会を持ち、自社
の機能を実感してもらうための種々のプレゼン資料を整えております。
待っていてもオーダーは入りません。自ら行動を起こさないと、お客さ
まに分かってもらえません(必要とされません)

だからこそ、SC拠点への同行訪問や協創活動を含めて行動を起こして
います。行動を起こすことが大切で、行動を起こすことで次から次へと
新たな課題が生まれてきて、そこから新たな方向性が導かれ、また新た
な行動に結び付くと思います。

今までのやり方が通用するとは限りません。時代の潮目を読み、時代の
変化に合わせた、想像力や発想力で新しいビジネスやサービスの開発に
思考を働かせて、アイデアや創造が提供できるSL営業に少しでも早く
新化させていきたいと考えております。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2012.7.13  WEBマガジン「五十鈴変革の今」更新 
            →http://www.isz.co.jp/ir/

2012.7.18  大和サービスセンターでGPS
      (グローバル・プロフェッショナル・スクール)実施中
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0718_000127.html

2012.7.18  五十鈴オート整備工場 
      国土交通省関東運輸局 群馬運輸支局長より
      「環境に優しい自動車整備工場」認定取得
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0718_000128.html

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┏ ■ Voice to Voice!
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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.474〕は、2012年7月26日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

最近の若者は熱い議論をしたという経験が以前に比べて少なくなってい
るのではないかと感じます。「相手を傷つけるのが嫌だから」、「自分
の意見をいうのは好きじゃないから」と理由は様々かもしれません。た
だ若者の時にしかできないような意見のぶつけ合いは、若者を大人にし、
将来の理想を語る若者にしか出来ない特権ではないかと思うのです。

                      (編集室/渡邉 健)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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