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五十鈴メールマガジン〔No.800〕万年青と群龍
配信日時:2019/04/04 14:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.04.04発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.800≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         約1ヵ月後の5月1日から始まる

         新元号「令和」が発表されました。

        家庭でも職場でもさまざまなところで

         新元号を迎える準備が必要ですね。
 
       元号の持つ意味合いも理解していくことが

           大事ではないでしょうか。

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☆No.800 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_万年青と群龍
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_VCアイデンティティー Part2(鈴木副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_今年度目指したいところ(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 万年青と群龍 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

故鈴木實会長のお別れの会で、参列者に強く印象に残ったものは「万年
青とともに」という、1970年に故人が書いた文章でした。

「家を引っ越したら万年青を一鉢置くものなんだよ」という母の言葉か
らそれは始まります。五十鈴が創業二十余年経ち、各地に営業所や工場
を開設し、その都度、故人は万年青を一鉢ずつ送り、発展を祈るのがな
らわしとなっていました。

そして、五十鈴の植木と言えば万年青と言われるように、会社のシンボ
ルとなりました。万年青は四季を通じて青々として、どんな環境にもへ
こたれず、心が強くてめったに枯れることなく、すくすくと成長します。

そのような、不屈の精神、意志堅固なところが、故人は頼もしく思い、
好きだと言っています。以下引用します。

「社員も万年青の様に強くあれと思うのだが、20年の社の歩みのなか
には幾多の変遷があった如く、とりわけ人の移り変わりに思い起こされ
るところが多い。

ある者は不平不満が絶え間なく、とうとう辛抱できずに去っていき、ま
たある者はしっかりと大地に根強く生えて、立派に成長した。今や経済
は高度に発展をとげ、物質文明は華やかさと豊かさを誇っている一方、
人の世の生存競争は益々きびしくなるばかりである。

このような状況下にあってこそ、時代の風潮に押し流されず、不撓不屈
の気概、強固な意志が必要とされると思うのだが、なかには些細なこと
から嫌気がさし、いとも簡単に白旗をかかげて降参してしまう者がいる
のはさびしいことである。

反対に辛抱強く最後まで自分を諦めないで、自らを鍛え上げた者のみが
残り、会社とともに成長して来たことを感慨深く思うのである。母の話
にどのような縁起があったのか深い意味は知らずに過ぎてしまったが、
万年青を植えるたびに会社の歴史と母の念願とが彷彿と甦ってくる。

五十鈴の続く限り、万年青とともに社員が強く、たくましく成長するこ
とを願うものである。」(昭和45年10月)

およそ半世紀前に書かれたものですが、遺言のような文章ですね。そし
てあれから五十鈴の社員はどうなったでしょうか?

お別れの会でもう一つ参列者に興味を持たれたのが、会長の書です。こ
ちらは私が会長に頼んで書いてもらったのですが、「群龍 首なきを見
る 吉なり」という易経の「乾為天」という、龍の出世の話の最後に出
てくる言葉です。

もともとは六つの龍の段階的な話なのですが、「群龍」は違います。龍
には雲を起こして雨を呼ぶ勢いがあります。群龍というのは、そういう
能力のある人たちが集まった状況を言います。

力のある人たちが束になって、一致団結して一つの方向を目指す、自分
がトップになろうとし、力をそういうことに使って、競争しバラバラに
ならないように、「群龍」の中から首を出してはいけない、頭を出して
はいけない、和光同塵の雲の中にいつも首を隠すようにしていなさい、
いがみ合い、競い合って覇道を行くのではなく、大義を重んじ、権威や
圧力で物事を行わず、天の法則、自然の運航を大切にし、それぞれの人
間の特性を生かし、大事業を行えば成功するという言葉です。

五十鈴の社員は「群龍」になりました。だからこそ、万年青の精神を継
承し、競争ではなく、切磋琢磨して、お互いを尊重し「グローバル・バ
リューセンター」を目指し、全員参画で万年青のようにどんな環境にも
へこたれず、辛抱強く、これからもすくすくと成長していってくれると
思っています。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

    ――― VCアイデンティティー Part2 ―――
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先週末から桜が満開となり、宴会花盛りの毎日となっています。早咲き
の桜があれば、遅咲きの桜もあり、原種は10種類くらいらしいですが、
何百種の桜があるそうです。

五十鈴グループにも、桜に劣らず個性あふれた43の蕾が誕生しました。
綺麗に咲かせる私たちの責任、綺麗に咲きたい自分たちの希望が、うま
く相まって満開の日を迎えられるようにしていきましょう。

さて、2018年度業績はまだ固まっていませんが、昨年末頃から販売
量の雲行きが怪しくなり、3月まで期初予算未達が続いています。量に
左右されない収益体質(VC体質)を創りあげてきましたが、まだ道半
ばなので完全にカバーしきれていません。

2019-20年度において体質転換に拍車をかけ、VCとして進化・
成長を果たしていきますので、VCアイデンティティーの発揮をみなさ
んには望んでいます。

3月号の社内報[in]が手元に届いていると思います。編集員みなさ
んのアイデアが詰まった内容で、いつも感心しながら読んでいます。特
に、今号は、「超日常」という特集が組まれていて、今までにない新し
い日常について、398名の声が届けられ、一部抜粋した形で載せられ
ています。

みなさんが具体的に考え、行動している日常が手に取るようにわかりま
した。まさに、VCアイデンティティーが根付いていると言えるでしょ
う。

特集の最後に、「私たちに根付いた『考え方(VCアイデンティティー)』
は、変わらないものではなく、これからも拡大していくものなのではな
いか? という話に。これからも世の中は変わり続ける、だから価値の
捉え方が大きく変わったり、広がったりするもの。当然、私たちの『考
え方』も変わる・拡大することが必要なのではないかと感じます。」と
結んでいます。

「進化しつづける」ことは表面ではなく、その根本が進化しないと本当
の意味での進化にはなりません。日常を変え、大人の階段を登り、We  
are  VCのもとBIG DREAMを実現していくみなさんがいれ
ば、ワクワク感いっぱいの魅せる未来協創を大いに期待できるでしょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 今年度目指したいところ ―――
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桜も満開で気持ちの良い季節となり、新年度がスタートしました。今年
度は元号が「平成」から「令和」に。新日鐵住金さまも日本製鉄に社名
が変わりました。また、五十鈴グループも新たな経営方針・目標が掲げ
られいろいろな面からも節目の年がスタートしたと思います。

また今年4月から働き方改革関連法が施行され働き方が大きく変わり、
10月には消費税もアップ、それらを始めとした影響を大きく受ける年
とも言えますし、何が起きてもおかしくない不透明な時代に入ってきて
いると感じています。

そんななか、弊社の販売量は前年比増となりましたが業績はいまひとつ、
今年度の九州自動車生産台数も引き続き微増で計画されておりますが、
加工量は年々減る傾向であり、忙しくなるのか暇になるのか予測のつか
ない難しい環境ではあります。

今年は販売に目を向け、参画営業で拡販に力を入れた活動を進めていき
たいと考えており、業容の拡大・サービス価値の進化を求めていきます。

弊社の今年度の基本方針は「サービスセンター価値の創造」、キャッチ
フレーズは「マーケットイン」であります。

マーケットインの発想に立ち、市場の動向、自社のポジショニングはど
うか、お客さまに提供できる価値は整っているか、またどんな問題点を
抱えているのだろうかと思考する必要があります。今までにないモノを
創造していくことで、自社ならではの価値をモノに換えていけるような
ことを目指します。

「現場からの発想がニーズを見出す」とよく言われますように、お客さ
ま(マーケット)のニーズやウォンツを見つけ、どうやってそれを満た
していくか、どう取り組んでいけばよいか試行錯誤し、迅速に対応する
ことで「拡販」「存在感」「成長」「競争力」に結び付け、付加価値・
機能を創造していくつもりです。

そのためには今までのやり方に固執せず、一人ひとりが拡販のために何
ができるのかを考えることが大切ですし、アイデアを積極的に提案して
自らやり抜こうと意識行動をとることが重要ではないでしょうか。

目線を変え、新たなタスクを挑戦的に掲げ、新しい取り組み・施策を着
実に準備していくことが大事になってきます。  

また、年々進化のスピードが速くなっていくのを感じます。慌てること
なく基軸をぶらさずにどんな環境変化が現れても新たな機会と捉え、今
やれることをキッチリやって、必要とされる能力・技術をさらに高めつ
つ、独自価値を提供し続けていけることを達成感と捉えて取り組んでま
いります。

挑戦的な実践行動で九州マーケットでの認知拡大につなげ、サービスセ
ンターとしての基盤を次なる10年先の未来の姿を描きながら、一日で
も早く築いていきたいと思っております。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2019.04.01 全員参画型社内報制作ドキュメント
                「社内報[in]制作の現場」公開

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.801〕は、2019年4月11日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

新元号が発表されてあと1ヵ月の準備期間に入り、改元が自分のことと
して考えられるようになりました。改元にともなう仕事上でのやるべき
ことなど1ヵ月では短いようにも感じられるでしょうが、落ち着いて速
やかに実行し、あたらしい元号のはじまりに期待や夢をもっていきたい
ものです。
五十鈴グループでも新経営方針がスタートしました。長期経営目標のW
ill-Naviのゴールまであと2年となりましたが、バリューセン
ター実現に向けて我々社員が自分たちの成長をはかることを忘れずに一
丸となって臨んでいきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
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