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五十鈴メールマガジン〔No.801〕日本人にしか見えない虹を見る
配信日時:2019/04/11 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.04.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.801≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             今週の雨により、

        東京での桜はほぼ散ってしまいますね。

       先週末は花見の最後の機会だったようです。

        毎年のことですが1年に一度数週間だけ
        
        みごとな桜の開花の様子を見るにつけ

          この一瞬のために生きている

       生命のたくましさを感じずにはいられません。

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☆No.801 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_日本人にしか見えない虹を見る
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「BIG DREAM」に向かって(山田専務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_VC組織としての進化(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― 日本人にしか見えない虹を見る ―――
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鈴木貴士です。

新元号も「令和」に決まり、いよいよ御代替わりが迫ってきました。そ
れにしても我々日本人は日本のことをよく知りませんし、それを孫子の
代に伝えることもできないということで、私は敬愛する渡部昇一先生の
「少年日本史」という本を買って、面白ければ13歳と10歳になる孫
にプレゼントしようと思いましたが、ページをめくると大人の私が勉強
になる内容で、読み入ってしまいました。

まず、歴史の見方として、

「水滴をいくら集めても虹にはならないように、歴史上の事実や事件を
たくさん集めても、それは歴史にはならないのです。歴史というのは、
水滴のように限りなくある歴史上の事実や事件を適当な角度と距離をと
って眺めることによって浮かび上がってくるものなのです。」

「虹というのは、無限の歴史的な事実や事件の中から、ある国の国民の
目にだけ七色に輝いて見えてくるものなのです。そういう歴史を『国史』
(=国民の歴史)と呼びます。そして、そのような歴史の虹を見るため
には正しい歴史観をもつことが大切です。」

このような序章から始まり、第一章では「神話と歴史が地続きになって
いる国(神代・古代)」【国造り】「男女がそれぞれの役割を果たしな
がら協同で作った国・日本」ということで、記紀(古事記・日本書紀)
神話の特徴として、まず日本の神話には天地創造の話がなく、そして日
本の神様の最初の数代は独神(ひとりがみ)と称され男女の区別はなか
ったと述べられています。

古事記によると、高天の原に最初に現れた神様は天之御中主神(アメノ
ミナカヌシノカミ)と言い、その後の二人の神と合わせて、造化三神と
言い、いずれも独神で男女の区別はありません。

この後に二柱の神様がでて、ここまでの五柱の神を別天(ことあま)つ
神と呼びます。その後に神代七代と言われる時代になり、最後に現れる
のが伊邪那岐命(イザナキノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)
という男女の神様が、最初に現れた三柱の天の神の命を受けて共同して
島を造ったと古事記に書かれています。

そこから神話はダイナミックに描かれていくのですが、そこには男女間
の秩序まで描かれています。「いざなう」というのは「誘う」というこ
とですから、二人の神はお互いの名を呼び合いますが、女性から呼び合
ったことで、生まれたのは蛭子でした。

大神の指摘で今度は男の方から呼びかけ、次々に子供が生まれ、大八島
と呼ばれる日本の国ができたのです。この話は、日本では最初から男女
同権で国を造ったということ、また男女には一つの秩序があるというこ
とを示していると言えます。

紙面が尽きてしまうので、この本に書かれている「万葉集」のことを述
べたいと思います。「天皇から下層民まで、『万葉集』の採用基準は
『和歌の前での平等』」ということで、これが、今度の「令和」という
元号の出典になったのは素晴らしいことです。

平等の基準というものがあるとすれば、それは国や文化によって違いま
す。たとえば、古代ローマでは法律の前では万人が平等でした。キリス
ト教圏では神様の前では皆、平等です。

そう考えると日本の場合、言霊の前では平等、別の言い方をすれば、和
歌の前では平等だったのではないかと、この本では述べられています。

「神代より言ひ伝て来らくそらみつ大和の国は皇神の厳しき国言霊の幸
はふ国と語り継ぎ言ひ継がひけり」万葉集にある山上憶良の言霊の歌で
すね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

    ――― 「BIG DREAM」に向かって ―――
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新年度のスタートに合わせ、東海地区の各企業でも1日に入社式が開催
されました。

翌日の経済新聞には、米中貿易摩擦による世界経済の減速や10月の消
費増税などで経済環境の先行きに不透明感が増すなか、5月の改元を前
に新たな時代を自ら切り開く気概を求める経営トップのコメントが掲載
されていました。

トヨタ自動車の豊田章男社長のコメントもあり、新入社員を前に「トヨ
タが新しい時代に適合し、生き抜くことができるか、終焉を迎えるか、
瀬戸際の時代に入社された」と直面する現実を受け止める覚悟を語ると
ともに、「皆さんは努力することで何にでもなれる。ぜひ会社の宝、世
の中の宝、世の中に必要とされる人になってほしい」と激励する姿が紹
介されていました。

因みに、創業者精神を大切にする五十鈴の社員は、ずっと「世の中に必
要な存在となれ」との創業者の言葉を常に意識して行動していますよね。

今年度も、新入社員が五十鈴グループの新たな仲間に加わったと同時に、
各SCでも組織変更に伴う新たなリーダーも誕生しています。

リーダーに求められる一つに、「リーダーには二つの覚悟が必要である」
と言われています。

それは先頭に立つ覚悟、そして責任を取る覚悟です。理屈で人を動かす
ことはできません。頭で覚えた理屈を言うと人が動くとか、結果が出る
というようなことはまずないものです。

いろいろな階層のリーダーはそれぞれの立場で、先頭に立ってチームや
組織を引っ張り、そして、責任を取ろうという覚悟が必要なのです。

またリーダーと新入社員の関係を考えていると、知識や技術は教えるこ
とができても、考え方や気持ちについては教えることは難しく、「伝え
る力」が必要になると思います。

松下幸之助さんの有名な言葉の一つに「ひとかどの人の言葉は、一瞬で
人の胸を刺す」とあります。自分も、創業者や先輩の胸に刺さる言葉が
いくつかあり、その思いが伝わり自分の考え方や行動指針につながって
います。

振り返ると、やっぱり自分で本当に信じていることだけが伝わるのだと
思います。口先で言っているだけのことは伝わらない。頭で理解してい
るだけのことは伝わらない。信じて自然に行動に表れていることしか伝
わらない。

このことは、例えばテレビを観ていてもトップアスリートとして結果を
残した選手の言葉は熱く胸に刺さりますが、無責任なコメンテーターの
言葉は気持ちが伝わりません。

そしてマスコミで紹介された入社式でのトップの方々のスピーチで感じ
たこととして、リーダーとして危機感だけを共有するのではなく、夢を
語り、「夢」の共有が大事な役割だということです。

我々にはWill-Naviゴールに向けた夢があります。「BIG 
DREAM」に向かってともに邁進していきましょう。([in]No
164参照)


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

       ――― VC組織としての進化 ―――
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今年も五十鈴グループの入社式に出席しました。IBSの社長になって
3回目となりますが、新入社員の自己紹介とインストラクター代表から
のメッセージには感動、感激を通り越し、入社してくれてありがとうと
感謝の気持ちで一杯になります。

何といっても、一人ひとりから五十鈴の社員としての自覚とか思いが伝
わってくるのです。「初心忘るべからず」というように、今の気持ちを
大切にして五十鈴の社員らしく成長して欲しいと思います。

また、周りの先輩社員にお願いですが、五十鈴で大切にしていることに
ついては、決して手を抜かずに丁寧に理解・浸透を図っていただきたい
と思います。

さて、IBSでは東京オフィス2名、名古屋オフィス3名の計5名の新
入社員が入りました。弊社での5名の採用は久々で、過去を辿れば、2
003年の会社設立時に9名という実績がありました。

その当時はどんな感じだったのかと思い、五十鈴60周年記念誌で振り
返ってみたのですが、改めて今年度の採用の意味合いについて全社員へ
の浸透を徹底しなければと思いました。

今年度の弊社基本方針は「パートナー価値の追求」、キャッチフレーズ
は「GO!!ネクステージ」です。

キャッチフレーズには2つの意味合いを持たせています。1つ目はネク
スト・ステージ「次のステージ」、2つ目はネクスト・エイジ「次の世
代」です。

新しい発想、新しい力を求め採用しました。受け入れをする一人ひとり
の先輩社員も組織風土・文化も、ここ2・3年で成長・進化してきてい
るので、心配する以上に期待するところの方が大きいです。

先日ですが、本屋で「『伝える力』の磨き方」という題名の雑誌が目に
留まり、購入しました。その中で池上彰さんは、伝えることのスタート
は相手がどんな常識を持っていて、どのような言い方をすれば伝わるの
か、それを常に意識することと述べています。また、何がわからないか
を知ることが、伝える力を磨くことになると言っています。

バリューセンターの営業をリードしていく上で、「わかったフリは成長
を止める」ことを肝に銘じて、全員で取り組んでいきます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.802〕は、2019年4月18日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年も新年度が始まりました。桜の季節とともに始まるわけですが、花
の命は短く、せっかく満開の見ごろ・見どころになったと思えば、雨や
風とともに散ってしまいはかないものです。その短い鑑賞の期間にどれ
だけ目に焼き付けられるか、車を運転しながら景色を横目で見ているだ
けですがそれでも1年に一度のこの機会を貴重な時間だと感じています。
新年度となり、計画もカレンダーもこれからどんどん埋められていくこ
とになりますが、まだ白いスペースの多い手帳をみながら、気分一新で
あらたな挑戦をしていきたいと思う今日この頃です。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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