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五十鈴メールマガジン〔No.804〕奇跡の経済教室(その1)
配信日時:2019/05/09 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.05.09発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.804≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        5月から「令和元年」が始まりました。

      そして今週から経済活動が活発に動き出します。

          2019年度のゴールへ向けて

          心機一転で進めていきましょう。

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☆No.804 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_奇跡の経済教室(その1)
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_路線バスでの気づき(瀬戸執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_新しい時代と共に(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

      ――― 奇跡の経済教室(その1) ―――
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鈴木貴士です。

敬愛する中野剛志さんが「目からウロコが落ちる『奇跡の経済教室』」
(KKベストセラーズ)という本を出版しました。「こんな高度な内容
をこれ以上分かりやすく書くのはもう無理です。――中野剛志」と裏表
紙には書かれていますが、本当に面白い絶対お薦めの一冊です。

今回は「基礎知識編」ですが、続編として7月には「全国民が読んだら
歴史が変わる『奇跡の経済教室』戦略編」が出版される予定です。

この本の第一部では「経済の基礎知識をマスターしよう」ということで、
第一章「日本経済が成長しなくなった単純な理由」から始まります。そ
の最大の原因は、ずばりデフレということで、平成不況はデフレ不況で
政府が政策を間違えた結果だと喝破しています。

デフレとは「需要不足/供給過剰」の状態であるから、脱却するのは需
要を増やせばよい。つまり消費や投資を拡大すればよいのです。ポイン
トはデフレ(需要不足)で不景気の時に、個人や企業が消費や投資を手
控え貯蓄に励むというのは、まったくもって経済合理的な行動だと言え
ます。

しかし、その正しい行動を全員でしてしまうと所謂「合成の誤謬」とい
うことになります。企業や個人といったミクロのレベルの行動ではこの
問題は解決されず、マクロの経済全体の運営をつかさどる「政府」がな
おすしかないと述べられています。

デフレ脱却は政府の責任でなされるべきで、企業が内部留保を貯め込む
のも、賃上げしないのも、積極的な投資を恐れているのも、ひとえに、
デフレという経済環境のせいだと述べられています。

そして、インフレ対策とデフレ対策が述べられ、大きな例えとして、サ
ッチャーやレーガンが新自由主義に基づく政策を実施したのは当時のイ
ギリスやアメリカがインフレに悩んでいたからで、デフレの状況で新自
由主義を断行すればどうなるかは平成不況を見ればその原因は明らかで
す。

バブル経済が崩壊し不況に陥った日本では橋本政権から「構造改革」で
公共投資をはじめとする財政支出の削減、消費税増税、「小さな政府」
を目指した行政改革、規制緩和、自由化、民営化、そしてグローバル化
等の政策が断行されましたが、これらはすべてインフレ対策です。そし
て、それを二十年以上続けました。

平成とは「新自由主義」が席巻した時代と著者は述べ、これに反対する
勢力に「抵抗勢力」のレッテルが貼られ、政治や言論の表舞台から追放
されたとも言っています。

そして、デフレの時は公共投資の政策の優先順位は、「最善の策、必要
なものを造る公共投資」「次善の策、無駄なものを造る公共投資」「無
策、公共投資を増やさないこと」「最悪の策、公共投資の削減」という
ことになります。

需要創出のためには公共投資が必要なのですが、無策と最悪の策を取り
続けてきたのが、平成の日本なのですね。繰り返しになりますが、イン
フレとデフレでは対策は正反対になります。

「産業や労働者は保護して、競争は抑制しろ。グローバル化には背を向
けて、保護主義に走れ。政府は大きくしろ。公務員は増やせ。公務員の
給料も上げろ。無駄な公共投資であっても、増やす方が削るよりもずっ
とまし。」これだけ聞けば、単なる暴言でしょう。

しかし、これらは、どれも「デフレ」の時には、正しい政策だそうです。
なぜならインフレの時にはこの暴論がデフレの時には正反対ですから正
論になってしまうのです。だから人々の理解を得ることが難しいのです
ね。(続く)


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

        ――― 路線バスでの気づき ―――
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連休中の話になりますが、普段は滅多に乗ることのない路線バスに乗っ
て出かける機会がありました。

かなり昔の記憶なので感覚的なところもありますが、最近の路線バスは
社内が広く、奥までフラットで、乗り降りも高低差がない仕様になって
おり、乗りやすくなっている印象でした。

運転手さんのマナーも徹底しており、乗車して席に着くまで発進はしま
せん。満席でも手すりや吊革を持って態勢が整うまでは社内ミラーで確
認を取っていました。

乗り降りする人が居ない停留所でもバスを停めているので疑問に思って
いると、時刻表よりも早く到着したので「約一分間停車します」とアナ
ウンスが流れました。

なるほど、そう言うことかと感心してしまいました。停まるたびに繰り
返される「指差呼称」も発進時に「よし!」と声を出して確認先の対象
をしっかり見ていることがハッキリとわかりました。

お年寄りや足の不自由な方が乗車してくると、車内の奥に通してあげて
席を譲るなど乗客同士で当たり前のように譲り合っていました。

バスの性能が良いのか運転手さんの技術が良いのかわかりませんでした
が、前後の揺れも少なく、大した時間ではありませんが、立っていても
疲れを感じることはありませんでした。

しかし、帰りのバスは大変揺れて立っているのが大変なくらいでした。
これは運転手さんの技術と意識の差が大きく影響しているなと感じまし
た。

普段乗ることのない路線バスなので、いろいろなことが気になってしま
いました。後でこのバス会社のホームページを見たら、「指差呼称によ
る安全確認」「右左折時の一旦停止」「発進時の着席確認」が安全の重
点施策として取り組んでいることがわかりました。

たった一日の乗車ですが、徹底して取り組んでいることは伝わってくる
ものなのだと感じました。

「指差呼称」は腕と指で確認の対象を指して、見たものを口に出して言
い、言った言葉を自分の耳で聞く、この行為により脳の覚醒を促し意識
レベルが切り替えられ、緊張感や集中力が増して確認の精度が上がると
言われています。

正確な仕事を遂行するためにも、「○○よし!」と声をしっかり出して、
「指差呼称」を実践していきましょう。ちなみに、帰りのバスは自分の
降りるバス停がわからず焦ってしまいました。何事も確認が大切ですね。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

        ――― 新しい時代と共に ―――
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今年は10連休という大型連休でしたが、その連休の間に「平成」から
「令和」へと元号も変わりました。TV番組も皇室の特別番組が編成さ
れるなど、皇室の変遷や天皇陛下のご公務の大変さがよくわかる内容で
した。上皇陛下御夫妻にはお身体を大事にしていただき、ゆっくり過ご
されていただきたく思います。

天皇陛下が譲位されるということで、今年は皇室カレンダーを初めて購
入しました。毎月のカレンダーに皇族の方々の写真が掲載されているの
ですが、3月、4月は現在の上皇陛下御夫妻で「天皇皇后両陛下」との
記載があり、5月、6月は現在の天皇陛下御夫妻が「天皇皇后両陛下」
との見出しで載っています。

当然「令和」という文字はどこにも見当たりませんが、5月からは新し
い天皇陛下に替わるということがよくわかるカレンダーです。

我々も新元号ではありませんが、新しい経営方針に入り、すでに1ヵ月
が経過しました。ITCでも新たな体制でのタスク管理やお客さま対応
をスタートさせています。

直近のタスクや将来に向けてのタスクなど、やるべきことが山積してい
ますが、皆で役割分担をしながら、全員での協力体制で進めています。

タスクの数も多いことや未知の研究開発的なタスクもあり、今年度は
「Speed & Try」をキャッチフレーズにし、まずは試す、早
く実施していくことを意識して取り組んでいく一年にしたいと思ってい
ます。

5月から令和元年となり、祝賀ムードで良い雰囲気ではありますが、今
年秋には消費税も10%に上がる予定で、今年後半の景気動向は厳しい
予想が多く出ています。

世の中がめまぐるしく変わる時代ですが、新しい時代の中でも、いつで
も必要とされる会社であり続けられるような変革を推進していきたいと
思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.805〕は、2019年5月16日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年のGWは年末年始のような雰囲気がありましたが、今月から令和元
年がスタートしました。暦上では立夏となり、梅雨や本格的な暑さのま
えの初夏の時期になり、なにをするのにも最適な季節ですね。
年度としてはすでに1ヵ月が経過していることを再認識して、今一度経
営方針や年度目標、自己目標を見つめなおし、推進していきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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