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五十鈴メールマガジン〔No.811〕気がつけば
配信日時:2019/06/27 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.06.27発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.811≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

       今週は西日本でもようやく梅雨入りを迎え

         各地で本格的な雨季に突入しました。

          今年は雨量が多いと言われます。

         天気予報には注意していきましょう。

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☆No.811 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_気がつけば
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「売る力」へのこだわり(山田専務)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_老犬介護と数字合わせ(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 気がつけば ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

今年ももう半年過ぎてしまいました。「平成最後」とか「令和初めて」
といフレーズも聞かなくなってしまいましたが、わが敬愛する機動隊員
は御代替わりの儀式やトランプ大統領の来日の警備、そして大阪でのG
20と休む暇がないほど、イベントが続いています。

ラグビーワールドカップもありますし、そうこうしているうちに、オリ
ンピック・パラリンピックイヤーに突入します。何事もないのが当たり
前という感覚は何事も起きないことが当たり前になっているからで、こ
れはいささか平和ボケなのかもしれません。

しかし、そこにはさまざまな場面で活躍する機動隊員の雄姿があります。
私は「機動隊員等を励ます会」の副理事長を故鈴木實会長の流れからや
っていますが、最近では会員の意識も高く、寄付なども集まりやすい状
況になっています。やはり、大震災での活躍や要人警護の成果が認めら
れる時代になったのでしょう。

我々が学生時代のころは機動隊を見たら石を投げるような風潮もありま
した。あさま山荘事件であまりにも機動隊員に犠牲が出て、それなのに
世の中の風潮は機動隊に対し逆風だったのでこの会ができたのですが、
それだけでも危険だから止めてくれという声もあったくらいです。

しかしこの会の歌が凄い! 作詞:川内康範、作曲:猪俣公章、歌:橋
幸夫という当時では超有名な人々が協力し「この世を花にするために」
という曲ができたのです。

総会ではこの歌をみんなで肩を組んで歌うのですが、その三番の歌詞に
「なにを好んでそしりをうける~」という言葉があります。当時は機動
隊がそしりをうけていた時代なのです。

冷戦が続く中、日本の学園は荒れに荒れ、我々ノンポリの中にもデモに
は参加したり、先生をつるし上げたり、授業やテストを妨害するのが当
たり前のころ、機動隊はそれだけでそしりを受けていたのです。

今の若い隊員はそんなことも知らず、どこの地域でも(沖縄は違います
が)災害時には感謝され、子供たちから手紙が来たりします。しかし、
昔はそうではなかったことを知らねばならないと、この唄を歌うときは
三番を割愛しないようにいつも私は強調しています。もしよかったら、
会員になってください。

さて、いろいろなことで消費税増税は延期や凍結になるのではとか、ダ
ブル選挙になるのではとか、さまざまな憶測が飛びましたがそうはなら
ず、このタイミングでアメリカから「現代貨幣理論」所謂「MMT」が
紹介されましたが、「センメルヴェイス反射」でマスコミは報道してい
ますね。

「デフレ」とか「北方領土」とか「TPP」「TAG」「FTA」とか
「一帯一路」という言葉もあまり最近は聞きません。今、日本は老後2
000万円いるとか、「百年安心」はどこへ行ったとかが話題の中心で、
またもや国民の消費マインドを冷やし、老後の生活の不安を煽り、だか
ら増税しなければ年金の原資が足りないというそういうロジックになっ
ているようです。

このまま何事もなく、論点もあいまいなまま、参議院選挙に突入するの
でしょうか。「米中貿易摩擦」はどう考えても、覇権争いで、当分の間
「グレーウォー」は続きます。その間、トランプ大統領や習近平主席、
プーチン大統領、金正恩委員長の発言やパフォーマンスに翻弄されるの
でしょうか。

ブレグジットやイラン中東問題も気になりますね。気がつけば、日本は
米国追従だけで、この国を守れるのでしょうか。何も解決していません
よね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

      ――― 「売る力」へのこだわり ―――
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今月は、上場企業の多くで株主総会が開催され、前期の決算報告、各社
が抱える経営課題、今期以降の会社の方向性等が報道され、それぞれの
会社の経営トップが考える、時代の変化に対する企業価値のあり方や今
後の具体的な経営施策が発表されていました。

我々も、今月行われた社員総会でスマートイノベーションにつながる新
たな学び、気づき、ヒラメキを、各ステージでのプレゼンの中から感じ、
「VCの新」を考え、ステークホルダーとのつながり方や、存在感の示
し方、働き方等、新化への思考のギアチェンジになったのではないかと
思います。

マーケティング手法についても、「モノ」じゃなくて「コト」を売る、
「ライフ」じゃなくて「ライフスタイル」を売る、「スペック」じゃな
くて「意味」を売る、といった活動に取り組んでいますが、社員総会で
も触れられていましたが、「つながりの経済」での世界観で考えると、
もっともっとビジネス機会が変わると感じています。

世間を見渡しても、モノが売れない時代でも、安売りせず、お客さまを
たくさん集め、大きな利益を上げている会社がたくさん存在します。

現に我々の取引先でも、決して安売りをせず会社のポリシーを通し、利
益を上げている会社もあれば、販売量確保のため、販売価格を落とした
結果、利益が低迷している会社もあります。

その違いは「売る力」で、お客さまが商品を自然に欲しいと思わせる力、
そして無理強いしないで買ってもらえる力だと、先程の利益を上げてい
る会社の社長は会話の中で取引先との関係性、「売る力」へのこだわり
をよく語ります。

そしてこの「売る力」が取引先との相思相愛の関係につながり「つなが
るビジネス」のマーケティングとなることも伝わってきます。

そんなことを考えていた週末に、地元のトレンド情報雑誌を読んでいる
と、「安売りが当たり前。そんな業界で利益率を2倍にした印鑑会社」
が私の住む岡崎市にあることを知りました。

岡崎市を中心に11店舗を展開し、インターネットでの店舗も運営して
いる印鑑店で、業界の常識に縛られない面白いことをやっている会社と
の紹介でした。

ネットの世界ではカンタンに価格比較ができるからインターネット店舗
はどうしても安売りになりがちですが、この会社は「価格で印鑑を選ぶ
お客は、ウチのお客ではない。」と明確に発信し、お客さまを選んだそ
うです。

「印鑑を通じて、あなたの大切な日のお手伝いをさせていただくこと。
それが我が社の仕事である。」とウェブサイトに宣言したそうです。

するとこの展開により、注文数は減ったそうですが、売上は同じくらい、
利益は圧倒的になったとのことでした。

一見、お客さまの顔が見えないインターネットショップでも、お客さま
との人間的な関係性、つながりが持てるようになったそうで、この会社
はたくさんの顔の見えないお客に買ってもらうより、価値を認めてくれ
たお客さまに買ってもらう、ブランド構築の覚悟を示したのです。

お客さまを選ぶと、お客さまからも選ばれるようになる。「思い」を伝
えると、お客さまは素直に返してくれる。といった成功事例でした。

この事例は、我々が今行っているお客さまとのいろいろな交渉プロセス
の中で、「売る力」の強化にもつながると思った次第です。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

        ――― 老犬介護と数字合わせ ―――
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我が家の愛犬ヨーキーですが、今年で16歳になり、さすがに目も悪く、
足腰ガタガタで、週末土日は公園で運動とストレス発散を兼ね散歩に連
れ出して寝込まないよう老犬介護に気をつけています。

岡山の菱和へ転勤になるときに女房が寂しくなるからと言って買ってき
ました。五十鈴を出てから何年経つ等、犬の年でわかるので便利でした。
また小山五十鈴に初めて転勤したのが2000年でしたので、一人暮ら
しが何年続いているのかわかりやすく便利でした。

昭和の時代は和暦と西暦が関連づかず、変換が直ぐにピンときませんで
したが、私の誕生日は2月5日なので和暦に25を足せば西暦になり、
昭和27年生まれは27足す25で1952年生まれと覚えておりまし
た。

平成になるとわかりにくく、面倒くさいので西暦で覚えることが多くな
りました。その点、令和は良いですね。令和れいわ(018)ですから
18年を足せば令和元年が2019年になり覚えやすいですね。

1192年いい国つくろう鎌倉幕府、8823ハヤブサ(これは子供の
ときのサイボーグ漫画)、0093ワーレックス(車番)数字の語呂合
わせは役に立ったり面白いですが、最近の統計、データ資料の数字はい
ただけません。

本当にそうかいな?と思えて仕方ありません。経済成長率、完全失業率、
最近では消費税、年金など都合のよい数字がつくられています。会社の
中でも個別の販売数字や経費の積み上げが正しいかと言えばそうではな
く、バランスや世の中の流れできまり、利益にしても出るべきものは出
さなければならないし、出ないものは出ません。

その中で拡販や収益はこうあるべきだ、といった自分の指標をもつこと
が大事で、言い訳や理由にしか使われない統計やデータに振り回されて
はいけないし、都合のよいように悪用するのはもってのほかです。

また似たようなもので指数がありますが、指数とは基準となる年を10
0として比較計算した数値で、推移を見るのに大事ですが、これも自分
がいつのなにを基準の100とするのかが肝要で、燃料サーチャージ等
がこれにあてはまります。

経費面では軽油、人件費、償却費など突然大きくブレるもの、販売では
単価の大きいもの、例えば長距離、手離れのよいもの、積載率などの組
合せで大きく利潤が変わります。

これをプロダクトミックスと言いますが、この管理を統計とか指数を部
下に調査させて指標の調整をし、判断を誤らないようにしたり、この仕
組みをつくりうまく運営するのが社長の仕事でもあります。

要はいかに自分の物差しを持っているかではないでしょうか? 何をど
うしたいのか、方向性を示すのが社長の仕事であり、簡単に言えば5W
1HとPDCAの実践で、アイデアや計画をいつまでにどのように実現
するのかを具体的に示さねばなりません。

VC実現、新規事業、スマートファクトリーをどこまで、いつまでにど
のくらいやるのか、ステークホルダーが物差しで測れるようにしないと
共感が得られず、そのためにもまずは自分の物差しを明確にするのが先
決だと思われます。

ところで物流業界での値上げが進んでいますが、ワーレックスの値上げ
はどうなっているのでしょうか? 宅配は先駆けて20%上昇しました
が、五十鈴14%、他社で6%で全体でも9%位です。せめて10%以
上は確保したいものです。

来年からは標準運賃も制定しなければなりません。できなければ物流業
界に未来はありません。それには荷主の協力と思考の転換が必要不可欠
です。ゆえに国交省主催の「ホワイト物流」推進運動が始まります。

これは物流機能を安定的に確保するとともに経済成長に寄与することを
目的に、トラック輸送の生産性の向上と物流の効率化、それと女性や高
齢者の労働環境の改善、すなわちブラック企業からの脱却です。

これは上場企業と県内トップ50社に自主行動宣言を賛同要請されます。
新約款や標準運賃、労働環境改善などを具体的にどのように取り組むの
か宣言させられます。

日本を代表する企業は、責任を持って自分の物差しが世に評価されるよ
うに、また私たち物流業界の物差しでも理解できる宣言をお願いしたい
ものです。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
――――――――――――――――――――――――――――――――
今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2019.6.21 「五十鈴グループビジョナリーレポート2019」
                         を発行しました
                             
         http://www.isz.co.jp/news/2019/0621_000301.html

2019.6.26 「2019年度 五十鈴グループ社員総会ダイジェスト」
                              公開

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement01.html

2019.6.26 全員参画型社内報制作ドキュメント
            「社内報[in]165号制作の現場」公開

       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement02.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.812〕は、2019年7月4日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

梅雨の季節になり、来週からは7月に突入します。今年の梅雨は例年に
なく雨量が多いというのですが、昨年のような豪雨が立て続けに起こる
ということも想定されます。いつ、どこで災害に見舞われるかはわかり
ませんが、いざというときに避難勧告のもとに冷静に速やかに避難する
ことが重要です。
自分だけは大丈夫だという「正常性バイアス」に陥らないように、ニュ
ースやエリアの情報を活かして、自らの身や家族を守る行動をとらなけ
ればなりません。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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