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五十鈴メールマガジン〔No.475〕スポーツの祭典から見えるもの
配信日時:2013/09/27 10:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.08.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.475≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆
          
                     毎日暑い日が続いていますが、

     ロンドンではまた別の意味で熱い日々が続いています。
       
           毎日寝不足になりながらも、
    
          日本のために世界で戦っている

          選手たちの一生懸命な姿を見て

   日々、私自身が日本人であることを強く想う今日この頃です。

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☆No.475 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_スポーツの祭典から見えるもの
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_きくちから(山田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_良い規範文化を大切に(山室社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

     ――― スポーツの祭典から見えるもの ―――
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鈴木貴士です。

いよいよロンドン五輪が始まりました。どうしても日本人選手の動向に
世間の注目が集まりますが、こういう機会に日の丸や君が代を意識する
ことは良いことではないかと思います。

世界は一つと言いますが、まずは国単位での統治、自治をしっかりして、
国ごとにスポーツという競技で競い合うということが、古典的ではあり
ますが適当な落としどころではないかと思います。オリンピックは愛国
心からスタートすることが悪いことのように教えられた戦後の教育の呪
縛から離れるきっかけにもなりますし、国際色豊かな開会式でもあれだ
けの国がこの地球上にあるということを認識するだけでグローバルな感
覚は養われます。戦争や政治や、商業主義に翻弄された時代を経て、そ
れでもオリンピック憲章に基づき継続されていることは人類にとって良
いことだと思います。

今大会で一番の注目点は女子の参加選手が多いこととアラブ諸国の女子
選手の登場でしょう。少し視点を変えてみると、オリンピック放送のテ
レビのアナウンサーは圧倒的に女性が多いですね。そういった意味で、
女性の活躍はこれからあらゆる場面で増え続けると思います。差別反対
を唱えるよりも、実践的にどんどんポジションを獲得し成果を上げれば、
さらに活躍の場が広がるでしょう。平等を求めることよりも、違いを認
めて公平に対応することが一番重要なことです。

あと特に感じたことはプレッシャーとの闘いですね。期待された選手が
思いもよらないところで失敗したり、敗北したりする。それとは反対に
話題にも上らなかった選手が活躍したりするのには、やはりプレッシャ
ーが関係しているのは間違いありません。メンタルトレーニング等、当
然やっているのでしょうが、やはり人間の意識というものはそう簡単で
はないということが分かります。

そして「後世畏るべし」という言葉通り、いつの時代でも若い力がでて
きます。今回も高校生のスイマー、男子400メートル個人メドレー銅
メダリストの萩野選手は17歳の若さでした。

日本のお家芸である柔道もすっかり世界のスポーツになり、日本の柔道
とは違ったものになってしまったのは、いいことかどうかというよりも
仕方がないことなのでしょう。

「道」という概念を論理的に説明することは「ウェイ」と訳すことと全
く意味が異なるのですから難しいですね。そういうことは置いておいて
も、今回の判定制度だけはなんともしがたいですね。こういうことを観
ているだけで、国際社会におけるルール作りというものは如何に難しい
ものなのかが良く分かります。

オリンピックは参加することに意義があるというのは本当に良く分かり
ますが、大国はその商業主義や権威主義のためにドーピングのリスクも
あります。スポーツマンシップの重要性を宣言する選手宣誓の中にはっ
きりドーピングという言葉が入っていたのにも驚かされました。やはり、
世界の主流は「性悪説」なのですね、様々な規制や罰則をよく理解して、
判定制度や判定については手続きをよく知り、対処しなければなりませ
ん。

「性善説」が主観の日本人が、グローバルに活躍するためには「性善説」
を棄てることではなく、「性悪説」とどう付き合っていくのかが重要だ
と思いました。日本のカーメーカーのインドの従業員の暴動や日本の領
土問題もオリンピックも同じ問題が横たわりますね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田常務

          ――― きくちから ―――
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ロンドンでの3度目のオリンピック開催の真最中、「より速く、より高
く、より強く」肉体と精神の限界に挑むアスリートたちの雄姿を、時差
など関係なく世界中が躍動し熱く注目し、「挑戦する勇気」と「人間の
偉大な可能性」を教えられる思いで見守っています。暑さも厳しい折、
皆さんの体調管理はしっかりできているでしょうか?

社員の皆さんは勿論のことですが、特に管理職以上の皆さんは自己管理
に努め、寝不足で事故・怪我など起こさせないように「周囲への気配り」
に努めて下さい。

さて、季節が移りゆくように五十鈴の組織も、取り巻く環境も大きく変
化している今、皆さん自身はその環境変化に対応できていますか?

今回は、「きくちから」について、あえてひらがなのテーマにしました。
以前研修で学んだ方も多いかと思いますが、一般的に「きく」という言
葉には3種類の言葉があります。

「訊く」:訊くは尋ね、どんどん突っ込んで情報を収集すること
「聞く」:聞くはBGM音楽のように自然に耳に入ってくるということ
「聴く」:聴くは相手のその時の感情と向き合って丁寧に注意深くきく
     こと

言うまでもなく、組織において重要な「きく」とは「聴く」です。「聴
く力」によってコミュニケーション能力が豊かであるか否かが分かりま
す。ここで研修のおさらいですが、「聴く」という漢字は「みみへん」
に「十分」な「目」そして「心」で成り立っています。

言葉にならない相手の気持ちを目でしっかりと捉え、声のトーンに含ま
れる感情までも心を使って丁寧にきくという意味が込められています。
つまり、耳だけではなく目や心も使って注意深く相手を理解しようとし
ているかどうかです。  

組織が大きく変化している今、「変化を前向きに捉える人」も「不安を
感じる人」もいると思います。だからこそ、特に管理職以上の皆さんは
「聴き上手」にならなければなりません。「聴く」ことは、どんな悩み
を抱える人をも癒す力になります。

相手が「この人に語りたい」と思うような聴き上手になるためにも、た
だ一方的に受け止めるだけでなく、穏やかな表情で相槌を打ったり、ほ
んの一言挟むだけで豊かな対話が生まれ、それが信頼へと繋がっていく
のではないかと思います。

そして具体的な考え方や方向性を示すことで、話をしてくれた当の本人
にとっても自分自身にとっても何かを発見するきっかけになり、対話の
意味が生まれてきます。

上手な対話を進めることで、相手の抱える不安や悩みが「逆に大きな原
動力」になり、変革活動へさらに加速していくものと信じてやみません。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

       ――― 良い規範文化を大切に ―――
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いよいよ、先週から4年に一度のロンドン夏季オリンピックが始まりま
したね。開会式、男女サッカー予選、競泳、柔道等、各競技を夜遅くま
で観戦して、寝不足になりながら、日本人選手の勝ち負けに一喜一憂し
ておりますが、皆さんはどうでしょうか。

話は変わりますが、最近「会社として、社員として、当たり前のことを
当たり前に行うこと」を継続的にマネジメントすることの難しさを痛感
しております。

わが社BITでは、お蔭様で五十鈴グループ内外のお客さまから色々な
仕事をいただき、日々、社員がお客さまのところやグループ各拠点に飛
び回っていることが多くなり、社員全員が一堂に顔を揃える時が一ヵ月
に数日しかありません。本日も気がつくと3、4人の社員と外部パート
ナーの方たち3、4人がいるだけです。

こんな状況の中でわが社の強みである組織の結束力や一体感、CS協創
力を低下させないために、今まで築いてきた良い規範文化・プロセスを
どう維持していくかに腐心しています。

社員全員が集まる朝礼や月次報告会を活用して報連相を徹底すること、
外出していない人への気配りを強化すること等々、五十鈴グループやB
ITの価値観を大切にすることをベースにし、具体的事例を交えて話し
続けて、良い規範文化・プロセスをみんなが忘れないような気配りを心
がけております。

例えば、スケジュールの事前連絡を徹底すること、指示事項に関しては
メールだけに頼らずに直接相手に確認するようにすること等々、双方向
コミュニケーションを徹底的に実践しています。

特効薬はありませんが、日々規範文化の大切さを説き、より高い目標観
を与え、共有化し、社員全員に行動や考え方を浸透させていくことと、
自分自身が常に有言実行するしかないと感じています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.476〕は、2012年8月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

大学の頃迄サッカーに明け暮れていた私は、ロンドンオリンピックにお
ける男女のサッカー日本代表の快進撃に胸躍らされています。最近のサ
ッカー選手もそうですが、世界で活躍する日本人がどんどん増えている
印象です。今年生まれる子どもが大人になる未来はグローバル化という
言葉では片付けられないほど様々な言語を使用するのが日常化している
のではないかと思います。ただ言語が使えることは非常に良いことです
が、日本人であるというアイデンティティはきちんと受け継いで、次の
世代に繋いでいくのが今の時代を生きる私たちの責務だと思うのです。

                      (編集室/渡邉 健)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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