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五十鈴メールマガジン〔No.815〕ケルトン教授来日
配信日時:2019/07/25 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.07.25発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.815≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             今年の長い梅雨も

          まもなく明けるとの予報です。

         本格的な夏の季節が到来しますね。

          これからは熱中症の予防など

         暑さ対策を進めて、ゴールへ向けて

            邁進していきましょう。

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☆No.815 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ケルトン教授来日
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_移り変わり(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴オート整備工場の現場から】
┃ ■_原点に戻って、本質を確認しよう(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― ケルトン教授来日 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

「京都大学レジリエンス実践ユニット主催『MMT国際シンポジウム』」
に行ってきました。ニューヨーク州立大学のステファニー・ケルトン教
授が生で登壇されるメイン会場には抽選漏れで行けませんでしたが、パ
ブリックビューイング会場に参加しました。

こちらでは「MMTポリティクス――現代貨幣理論と日本経済」という
演題で三橋貴明氏が講演し、そのあとで約一時間、ケルトン教授の講演
がLIVE配信されました。

まず驚いたのはケルトン教授の美しさです。あまりに素敵なのではじめ
はそちらの方に関心が行ってしまい困りました。あと、私は難聴なので
同時通訳だと非常に聴きづらいので苦労しましたが、通訳はほぼ完ぺき
だったと思います。

さて講演の導入部、「ウォーレン・モズラーの名刺」の話が非常に面白
かったです。MMTの創始者の一人である大富豪の実話ですが、家事を
しない子供たちに掃除、食洗機の片づけ、芝刈り等の家事をやったら自
分の名刺をそれに応じて報酬として出そうとしましたが、子供たちはパ
パの名刺なんかいらない、だから家事をしないと言い出しました。

そこで彼は、この素晴らしい屋敷で暮らしたいなら月末に名刺を20枚
提出しろと命じたところ、子供たちは家事を始めたという話です。名刺
を日本円、月末の名刺提出を徴税と考えると、MMTの基本がよくわか
りますね。徴税によってその国の紙幣が流通する価値を持つのですね。

もう一つは図がないとわかりにくいのですが、「経済のシンク(水槽)」
というものがあり、そこに政府は政府支出というじょうろで水をつぎ足
し、国民経済という水量を調整し、溢れそうになれば徴税ということで、
排水管から水を抜いて、適量にするという話です。

政府の役割は国民経済が適切なインフレ率、完全雇用の下で生産性を高
めていくことが可能なようにシンクの水を調整することだという例えな
のです。これも面白かったです。

講演のポイントを整理すると、

1.政府の財政赤字は、政府以外の経済主体の黒字

2.国債発行残高は、政府が支出し、徴税で回収できなかった貨幣の履
  歴(歴史的な記録)

3.経済の制約は財政でなく、インフレ率(リソース、供給能力)

4.徴税は、国民の支出能力を奪い取る装置。消費税増税は消費抑制政
  策

5.経済がバランスしていれば、財政は赤字でも黒字でも均衡でもよい

6.日本は金融政策で国民の債務を増やすのではなく、財政政策で国民
  の所得と自信を増やすべき。

そして、なるほどと思ったのは「財政赤字」や「政府の負債(国の借金)」
という言葉を問題視し、その定義を変えるべきだと語りました。

例えば、「財政赤字=国民黒字」「国の借金=貨幣発行残高」という具
合です。言葉を考えると同時に、その言葉が表す概念について正確に理
解することですね。

しかし美人なだけに日本のマスコミも記者会見では多数いましたが、ち
ょっと恥ずかしくなるような理解の仕方で、途中でケルトン教授が「二
十年デフレで苦しんでいる国の記者がインフレの質問ばかりされるのに
興味を持った」と言われる始末で、いかに日本のマスコミが勉強不足な
のかがよくわかりました。

そして主流派経済学の「クラウディングアウト」等の説を「compl
etely wrong」(まったく間違っている)という発言には迫
力がありました。そりゃそうですよね。お金のプールなんかないのです
から。しかし、才色兼備とはこういう人を言うのでしょうね。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― 移り変わり ―――
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梅雨明け宣言が待ち遠しい毎日です。ニュースで長梅雨の過去例を取り
上げながら、その時々の状況を解説しています。今週には梅雨明け宣言
が出ることを祈るばかりです。

季節の移り変わりと同じように、時代とともに移り変わるコトがたくさ
んあります。先般お客さまの講演会で、いまどきの女子が求める男の条
件という話がありました。お話では、「4低男子」がいま求められてい
るらしいです(異論、反論はあるでしょうが)。

知らなかったので、ここで「4低」を簡単にご紹介します。

〇低姿勢:女性に対して威張ったり、偉そうにしない。

〇低依存:家事、子育ては分担して、奥さんに依存しない。

〇低リスク:堅実な仕事でリストラをされる心配がない。

〇低燃費:趣味などで浪費をしない。

バブル全盛期は、3K:高学歴、高収入、高身長が求められる条件でし
た。環境と育てられ方で、考え方、価値観が違ってくるとは思いますが、
昭和生まれの人間にとって、なんとも言いがたい条件となってしまって
います。全員がそうとは言いませんが、そのような空気感は多分にある
と思います。

会社に求めるコトも変わりつつあります。給料が高い、ボーナスが多い、
福利厚生が充実しているコトが求められていた時代は終わり、休みが多
い、なんでも言える自由で明るい雰囲気、ハラスメントがない、学習環
境が整っているコトが条件に挙げられる時代です。

社員に求めていたコトも大きく変わっています。会社のため、会社に従
順に、不平・不満を言わない、なにがなんでもやり遂げる・・・すべて
が会社中心に求めていたコトが、いまでは社員中心になりつつあります。
コトの是非ではなく、考え方の移り変わりです。

多分、現代の条件として挙げられている事柄も、5年、10年先では、
相当変わったコトになっていくと思います。それが、時代なのです。

しかし我が社に一貫してある考え方(創業者精神)、「世の中のため」、
「社員の幸せのため」という普遍的な考え方に基づいて行動していくこ
とは間違いありません。

移り変わりのなかで、変えてはいけないコトがあることを忘れずに、時
代とともに変わっていく(適応していく)ことになる私たちです。


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【五十鈴オート整備工場の現場から】_小林社長

    ――― 原点に戻って、本質を確認しよう ―――
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蒸し暑く日照時間も短くうっとうしい日々が続いていますが、おそらく
このメルマガが発刊される頃には梅雨も明け、本格的な夏になっている
と思います。引き続き自己管理をしっかりやっていきましょう。

少し前の話になりますが、私用で大阪に行ったときに駅の近くに吉本新
喜劇のよしもと西梅田劇場があり、ちょうど開演に間に合う時間で席も
空いており、生で観るのも初めてだったため家族4人で急遽入ることに
しました。

いざ始まってみるとストーリーは他愛ないものですが、会場のお客さん
たちは一斉に笑いはじめました。なにが面白いのかと、ふと周りを見る
と笑えない、笑いを忘れた自分がそこに居ることに気づき、なぜだと考
えているとストーリーの展開ばかりに意識がいき、役者さんの動きや喋
り方、その間合いなどに意識がいっておらず、笑いの本質を観ていなか
ったのかなと思います。

よく「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、私の場合はその反
対だったようです。

閉演となり表に出たところで、娘に「お父さん結構笑っていたよ」と言
われましたが、振り返れば最近あまり笑うことがなかったなと思いなが
ら、良い気分転換になりました。

一方でお笑い芸人や企業はいま、別の問題で騒がれていますが、もう一
度原点に戻り現状を見直さなければならないのではと感じます。

我々の業界は深刻なエンジニア不足で、大手ディーラーなどは積極的な
営業活動を控えているところや外国人財の活用を拡大しているところな
どがあります。

五十鈴オートでは仕事のやり方や効率化を進めながら、今年度の目標で
ある「新たな価値の追求」を目指し活動しています。あわせて皆がもっ
と笑顔で常に笑いのある柔軟な職場にしていきたいと、あらためて思う
次第です。


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┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.816〕は、2019年8月1日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

7月に入ってもこれまで蝉の鳴き声を聞いていなかったのですが、本格
的な夏の到来となれば、ようやく暑い季節に突入しこれから毎日のよう
に夏の風物詩である鳴き声を聞くことができます。やはり晴れた日は朝
から耳をつんざくほどの蝉しぐれを聞くと活発な夏を迎えた気分になり、
これがなくては夏とは言えないのではないか思うところです。
今日を含めて7月も残り一週間ですが、これからの厳しい夏を迎える覚
悟を決められるよう、暑さ対策をぬかりなく進めていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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