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五十鈴メールマガジン〔No.817〕怪獣カリンゴン
配信日時:2019/08/08 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.08.08発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.817≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          連日猛暑がつづいていますが

              今週末からは

       夏季休暇の人も多いのではないでしょうか。

          しっかり休暇を取るためにも

    休み前のこの時期にやるべきことをやっておきましょう。

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☆No.817 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_怪獣カリンゴン
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_健康管理(老田常務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_「危機管理」と「リスク管理」(山室社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 怪獣カリンゴン ―――
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鈴木貴士です。

最近はYouTubeを観ることが多いのですが、さまざまなブログや
情報で満ち溢れ、どれを観たらいいか迷ってしまいますね。とりあえず
キーワードを入れれば面白そうなのが出てきますが、最近私は「カリン
ゴンの怪獣でもわかる経済のお話」というのを偶然発見し、毎日配信さ
れるのを楽しみにしています。

なんと、ぬいぐるみの怪獣が出てきて経済の話を中心にその時の話題を
解説するのですが、なかなか面白い。最近では高校野球の大船渡高校の
佐々木投手の不登板の話題も取り上げています。

しかし政治や経済の話がやはり多く、その解説がわかりやすいので参考
にしています。れいわ新選組が突然登場したことや、山本太郎氏や大西
つねき氏のことなどもカリンゴンに解説されると、なるほどねと思って
しまいますし、山本太郎氏の選挙参謀が極左の某氏であるらしいとの情
報も発信しています。

要するに単純化して白黒つけるという感じではなく、疑問に思っていた
ことを共感的理解しているような気になってしまうのです。

もっと面白いのは、財務省などに直接電話をかけて質問してそれを生で
発信していることです。しかし、役所とは本当に真面目に答えるのです
が、直截的な答えは言いませんね。結局なにを言っているかわからない、
そしてそれは担当ではないからわからないと答える。結局部分の話しか
しないのでこれでは全体が見えないで仕事をやっているのだから、うま
くいくはずがないと思えてしまうのです。

我々は知らず知らずのうちに権威というものに依存する傾向があります。
特にマスコミではやはりテレビはNHK、新聞は日本経済新聞になりま
す。朝日新聞や毎日新聞は左、産経、読売は右と勝手にレッテルを貼り
付けていますが、最近ではなにがなんだかわからない状態になってきて
います。

そしてSNSがブームになってさまざまな情報が拡散し、この前の参議
院選挙もN党やれいわ新選組が議席を獲得するのに大きな影響を与えた
と思いますが、この二党を見てもそのアプローチや考え方はまったく違
います。

世界を見ても、これも報道でしかわからないけれども、それでもメガト
レンドはわかります。米中は明らかに「トゥキディデスの罠」(戦争が
不可避な状態までの覇権争い)に突入しそうであるし、ブレグジットは
どうやら「合意なき離脱」になりそうだし、ロシアは再び覇権国に向か
いそうであるし、中東はますます混乱しそうであるし、中国は一帯一路
という、地政学上、ランドパワーとシーパワーといういままで成立しな
かった二つの力を同時に持ち、世界の覇権国を長期的に狙っていること
ぐらいはわかります。

そして中国大陸から見て、防波堤のような形で存在しているのが我が国
なのです。これは国防意識を持たなければどうしようもなく、軍事費に
おいても「財政が・・・」なんて言っている場合ではないですし、アメ
リカ頼みもどうやらトランプ大統領のお陰で危ないかもしれないという
ことで、自分の国は自分で守るという当たり前の気づきを教えてもらう
ことになりそうですね。

米軍の基地がなくなれば、普天間問題や地位協定の問題もなくなります。
時間的猶予をもらって日米安保条約を改訂し、日米同盟を強化したうえ
で自衛隊を国防軍にし、憲法改正して専守防衛でも交戦権は認めるとし
なければ自衛隊員が本気で国を守ってくれる筈はありません。カリンゴ
ンはそういうことも言っています。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

          ――― 健康管理 ―――
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7月中旬までは雨が多く比較的涼しい夏でしたが、先週梅雨明けし、8
月1日に東京では初の(最高気温が35度以上の)猛暑日を記録するな
ど急に暑さが厳しくなってきました。東京で初の猛暑日が8月までずれ
込むのは2008年以来とのことです。

まだ身体が本格的な暑さに慣れていないので、各自、健康管理には十分
留意してください。五十鈴グループ各拠点では昨年の経験を踏まえ、猛
暑対策を講じていると思いますが、社員の健康管理には念には念を入れ
て対応願います。

最近のニュースで私が気になったのは、先週7月31日に米国の中央銀
行にあたる連邦準備制度理事会(FRB)で政策金利の0.25%引き
下げが決定し、年2.00~2.25%となったことです。米国の利下
げはリーマン・ショックが起こった年である2008年の12月以来と
なるとのこと。

今回の米国の利下げは、米中貿易摩擦の影響や世界経済の減速により、
景気の先行き不透明感が強まるなか、あくまで不確実性に備えた“予防
的措置”であり、「長期的利下げ局面の始まりではない」と利下げ公表
後のFRB議長の声明では述べられ、金融市場の事前予想にもこの利下
げ幅は織り込まれていました。

しかし、米国の金融政策の舵取りが緩和方向へ明確に転換されたという
事実には注意する必要があります。足元の経済は堅調だと言っても、今
後の経済に変調の兆しがあるからこそ利下げが行われたのであり、世界
経済を牽引してきた米国経済の減速が進めば、その影響は日本経済、そ
して我々の鉄鋼業界にも波及してきます。

社員の皆さまも、今後の外部環境の変化にはより敏感になってほしいと
思います。こういった先行き不透明な状況だからこそ、リスク管理の重
要性を改めて認識し、管理を徹底するようにしてください。

毎年この時期、五十鈴グループ各拠点には企業の経営や業務が各種法令、
社内規程に則り、適正に運営されているかを目的とした内部監査の一環
として「経営基盤チェックリスト」による自己診断を実施いただいてい
るほか、下期に向けて「経営基盤チェックリスト」の結果を受けたうえ
での改善活動や各種監査を実施していきます。

リスク管理体制を整備するうえで、内部監査を充実させ、不適切な問題
点を発見して改善していくということは我が社だけのためではありませ
ん。ステークホルダーや社会全体から、五十鈴グループがいかに信頼を
得られるかに関わってきます。

不祥事の発生を事前に予防し、健全な企業体と見なされればビジネスチ
ャンスも拡大し、企業価値のさらなる向上につながります。

監査は問題点を発見することだけでなく、問題点を改善していくことが
より重要です。各拠点の社員の皆さまもこのことを念頭に入れ、監査対
応の方、ご協力願います。


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【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

     ――― 「危機管理」と「リスク管理」 ―――
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最近、国内では地震が多く発生したり、梅雨前線・台風による暴風雨で
大きな災害が起こったり、京アニ放火やさまざまな殺傷事件、高齢者の
交通事故等の人災、吉本の闇営業問題、7payのセキュリティ問題等
々があったり、世界情勢では米とイラン、米と中の貿易、日本と韓国、
英のEU離脱等々の問題が先々どうなっていくのか、我々には気が抜け
ない不安定な世の中になってきました。

今回は、危機管理とリスク管理について考えてみようと思います。

それらの違いは簡単に言うと、危機管理が「すでに起きてしまった事態
への対応」で、リスク管理は「まだ起きていない事態への予応」という
定義になるようです。

「危機管理」とは、すでに起こってしまったトラブルに関して、事態が
それ以上悪化しないように状況を管理することで、例えば地震発生時に
社員や家族を迅速に安全な場所へと避難させるのが「危機管理」で、ビ
ジネスでは販売した商品に欠陥があったときや検査ミスがあったときの
対応、システムのバグによるトラブル対応、自社の運営するアカウント
が炎上してしまった際の対応も危機を最小限に食止め、早期回復のため
の「危機管理」が必要になります。

「リスク管理」とは、想定されるリスクが“起こらないように”そのリ
スクの原因となる事象の防止策を検討し、実行に移すことをマネジメン
トすることで、例えば地震発生時に備えて避難訓練を実施したり、防災
用品を備蓄したり、欠陥商品の流出やSNSの炎上といったトラブルが
発生した際に取るべき対応をマニュアル化したり、対策のための要員を
あらかじめ確保しておいたりするのも「リスク管理」(リスクマネジメ
ント)となります。

景気の減退や、少子化による国内市場の縮小による将来への危機感を抱
いている日本企業は多く、企業として成長しつづけていくために「備え
あれば憂いなし」という言葉がありますが、新規事業を起こすことや海
外市場へ進出するといったことに乗り出す必要に迫られるようになり、
「リスク管理」(リスクマネジメント)の重要性は今後ますます高まっ
ていくと思います。

五十鈴グループで強化されているBCP対策(連絡網の整備・地震避難
訓練・インフル対策等)、安全管理、品質管理、コンプライアンス、情
報セキュリティ等の「危機管理」はもとより、自動車のEV化や将来の
現鉄鋼マーケットの変化に予応するために、我々グループの価値創りや
新事業の創出等々、五十鈴グループの目指すGVC実現は企業永続とい
う意味での「リスク管理」だと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.818〕は、2019年8月22日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

夏本番を迎えて、毎年のことですがこれだけ暑いと生身の人間とはいえ
オーバーヒートしてしまいそうになります。そういうときにはこまめな
水分補給をしたり、休憩を挟むなど体調管理を心がけましょう。命あっ
ての物種、自分のことは自分で守る、組織でやっているのだから互いに
気を配るということも大事ですね。
来週は8月の旧盆を迎え、夏季休暇を取られると思いますが、しっかり
とオフを楽しむために計画立てて臨みましょう。レジャーでは、怪我や
事故などには十分気をつけて良い夏にしていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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