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五十鈴メールマガジン〔No.476〕私は関係ありません
配信日時:2013/09/27 10:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.08.09発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.476≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆
          
        ロンドンオリンピックも半分を折り返し、

        色んな場所でドラマが生まれています。

         筋書きのないストーリーだからこそ

        多くの人に感動を与えるのだと想います。
                     

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☆No.476 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_私は関係ありません
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_多種多様な樹木によるチームワークのあり方(黒田執行役員)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_大切なこと(一倉社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 私は関係ありません ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

この間ゴルフ場でちょっとした事件がありました。送ったはずのキャリ
ーバッグが届いていなかったのです。私は結構あせってゴルフ場の人に
色々言ったのですが、「私は関係ありません」という態度で「届いてい
ませんね」と返答されるのみでした。

伝票の控えを持っていた私の運転手に電話して対応を求めたのですが、
宅配会社の電話が9時からでないと繋がらないということで途方に暮れ
ました。なんとかスタートデスクの人から配送会社の近くの配送センタ
ーの電話番号を聞きだし電話したところ、そこも8時からということで
した。取り敢えず、朝食でも取ろうと食堂に向かいました。

食堂でも、私自身、秘書に電話をしたり色々出来る限りの対策を打って
いたのですが、それを聞いていた食堂のおばちゃんが、「知り合いが宅
配会社にいるから聞いてあげる」と自ら動いてくれたのです。

そのゴルフ場のフロントも、スタートデスクもキャディーマスターもす
べての人が「私は関係ありません」という中で、食堂のおばちゃんだけ
が進んで対応してくれたのです。

後から入り口で対応してくれた人が、地場の配送センターがどこにある
とか言っていたので、そこに電話して確認を取ればいいだけの話なので
すが、みんな「私は関係ありません」ということで、私と仲間の人間だ
けが走り回るということになってしまったのです。しかしそのおばちゃ
んの対応で安心することが出来、冷静になることができました。

結果としてスタート時刻には遅れたものの、無事バッグは届きました。
届かなかった原因は宅配会社のミスだったのですが、そういうことはゴ
ルフ場で結構あることなので、配送センターにすぐに連絡を取るように
なっていればいいはずですが、そのようになっておりませんでした。
「貸しクラブと靴はあります」という対応でした。

いずれにせよ、プロセスの問題ですね。「何かお困りですか?」「何か
お役に立てませんか?」こういう人に対する配慮、関心が重要なことで
す。「私は私の仕事をちゃんとやっています」というだけではその仕事
は成立しません。他者との関わりの中で仕事とは成立するのです。

昼食の時、改めて食堂のおばちゃんに御礼を言うとそんなことは当たり
前という態度でした。さらに「何処から来たか」と聞いてくれたり、
「何を食べると美味しいよ」とかいろいろなことを教えてくれました。

要するにお客に対する興味、関心が非常に高い人だったのですね。「困
った時はお互い様」の精神はもちろん、お客さまが今何を求めているか
ということを感性で接することが大切だと思いました。

今週の日曜日、NS九州で久し振りに自分で研修をやりましたが、その
時もプロセスの大切さを話しました。よいコンテントを求めるためには、
よいプロセスが必要だということを講義や、実習を通して分かってもら
おうとしたのです。

人数の少ない会社はプロセスが全てです。研修の成果がでるかどうかは
これからですが、みんな熱心だったので、私は期待しています。

帰りの飛行機は久し振りにJALに搭乗しましたが、再上場を控えてい
るからでしょうか、客室乗務員の対応が以前と変わっていて非常にいい
のです。クレーマーまがいのお客の注文でも丁寧に感じよく対応してい
ました。

全てはプロセス、そのためには相手に対して五感を全て使って、発信、
受信してコミュニケーションを取っていくということが、お客さまに対
する真摯な態度として見えるのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田執行役員

  ――― 多種多様な樹木によるチームワークのあり方 ―――
========================================================□■□■

日本では立秋は過ぎましたが、暑い日がまだまだ続くと思います。みな
さんも毎日大変だと思いますが、体調には充分に気をつけて健康管理を
お願いします。

ロンドンでも日本人選手の熱い戦いが毎日展開されています。今回のオ
リンピックは、若くエネルギー溢れる新しい力と団体やペアでのチーム
ワークをエネルギー源として、予想を上回る活躍が目立つ大会だと感じ
ます。みなさんもあまり夢中になって夜更かしし過ぎて、寝不足でエネ
ルギー不足にならないようにしてください。

話は変わりますが先日、大学講師の講演を聞く機会がありました。未来
に繋がる自然エネルギーのお話で、内容は日本列島の太平洋側には「付
加帯」と呼ばれる海底の堆積物(たいせきぶつ)の層が広く分布してい
るそうです。これは大昔に太平洋側の海洋プレートが日本列島の陸上プ
レートの下に潜り込んでいく際に海洋プレートの上に乗った海底堆積物
が陸上プレートに付加、隆起してできたものだそうです。

その付加帯は高濃度の海の恵みの有機物を含んでいて、付加帯の地域に
ある温泉では温泉水とほぼ1:1の割合でメタンガスが湧出しているそ
うです。しかし現在は、その殆どが大気中に放出しているだけで活用で
きていないそうです。

このメタンガス自然発生のメカニズムを上手く仕組み化すれば、さらに
多くのエネルギー化が可能との話でした。プレート運動により日本は地
震国となっている一方で、付加帯というエネルギー源も得ているのです。
資源の少ない日本と言われてますが見過ごしてる資源があり、まだ知恵
や工夫でやれること、やるべきことはあるのだと思います。

あと違う大学講師が生物多様性の講演をしてくれたのですが、東日本大
震災の時、東北の海岸線には多くの松原があったのですが例の大津波に
全て根こそぎ流され、津波の被害を和らげる役には立っていなかったそ
うです。「奇跡の松」で一本だけ残った松は有名になりましたけど。

松原は美観のためもあって松以外の植物は一切植えていないのですが、
伊豆などに見られる様々な樹木がある海岸線は、過去から津波に負けず
被害を和らげる役割を充分果たしているそうです。つまり、単一の生物
だけでは弱いのですが、複数の生物が影響しあうことによって強くなっ
ていくということです。なにかチームワークと似ていますね。

私たちも知恵や工夫でチャンスを見過ごすことのないように、五十鈴の
組織力、チームワークを発揮して目標達成を目指していきましょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_一倉社長

         ――― 大切なこと ―――
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九州地方は、7月半ばの大雨により各地で被害が出ましたが、梅雨明け
と共に連日の猛暑となり寝苦しい毎日が続いています。さらに、ロンド
ンオリンピックの日本人選手の活躍についつい夜更かしをしてしまって
いる状況ですが、夏休みに入る前に気の緩みによる事故・怪我など無い
ように気を引き締めているところです。

今期、4~7月が経過した段階で九州での自動車生産好調のおかげで業
績も期初計画を上回って推移しています。工場の生産性も拠点開発とは
別に、4月に立ち上げたプロジェクト活動による色々なシミュレーショ
ンにより昨年より加工量は増加していますが、昨年ほど稼働時間は掛か
っていない状況です。プロジェクト活動や拠点開発活動をやってきたこ
との成果が現れています。

しかし、仕事そのものは慣れてくればある一定の水準までは向上してい
くと思いますが、仕事への取り組み姿勢や考え方はそうはいかないと思
います。

NS九州は現在、15名で稼働しており五十鈴からの出向者が9名、地
元採用者6名という構成になっております。仕事そのものはOJTによ
り教えていくことが出来ますが、仕事への考え方はやはり教育が必要だ
と痛感しました。

先日、代表に来社していただき、出向者・地元採用者全員でチームワー
クやプロセスの大切さ、仕事への取り組みについて講義していただきま
した。特に地元採用者はこのような講義は初めての経験だということで
新鮮に受け止めてもらえました。

今回のことを一つのキッカケとし、初心に戻り、全社員が一体感を持っ
て取り組んでいける会社を目指していきたいと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2012.7.25  ベル・インフォ・テック主催の「ソリューション人財
      リテラシ向上セミナー」にスズヤスさまが参加
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0725_000129.html

2012.7.25   三菱マーケティング研究会分科会で、
            代表取締役 鈴木貴士が講演しました
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0725_000130.html

2012.7.26   日東工業さまQCサークル大会において
            浜松サービスセンターが特別賞を受賞
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0726_000131.html

2012.8.3  五十鈴中央の各サービスセンターにて、
      住友金属工業さまの工場見学を実施
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0803_000132.html

2012.8.7  高崎サービスセンターが、赤城山植林活動に参加
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0807_000133.html

2012.8.8  小山サービスセンターに、葵商店さまがMOSHD
      (メタルワン・サービスセンター・ホールディングス)
      グループのベンチマーキングとしてご来社
            →http://www.isz.co.jp/news/2012/0808_000134.html

2012.8.8  小山サービスセンターに、
      新日本製鐵 君津製鐵所さまがご来社
      →http://www.isz.co.jp/news/2012/0808_000135.html

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┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
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【次号のお知らせ】
 来週は夏休みのため、次号の五十鈴メルマガ〔No.477〕は2012年
 8月23日に配信いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

「金メダルを追い求めること」「自分の出来る限りの力を出すこと」な
ど、オリンピックに出場する選手も成果の捉え方はそれぞれ違います。
異なる成果を追い求めるためには、そのプロセスを変えなければなりま
せん。出場選手も様々なプロセスの工夫をしてオリンピックへ出場して
いることでしょう。
自分たちの生活はどうでしょうか。仕事に追われているのであれば、仕
事に臨むプロセスを変えなければ成果は変わりません。プロセスの検証
を定期的に行って“自己を変えていく”ことで、はじめて自己成長に繋
がるのだと思います。

                      (編集室/渡邉 健)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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