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五十鈴メールマガジン〔No.829〕ボーっとしていると!
配信日時:2019/11/07 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.11.07発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.829≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

        11月に入り、秋も充実してきました。

          行楽シーズンのいまだからこそ

           各地の観光名所に行って

          紅葉を楽しみたいものですね。

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☆No.829 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ボーっとしていると!
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_世の中の変化を自分で探して見聞きしよう(瀬戸執行役員)
┃
┃【ワーレックスの現場から】
┃ ■_禁酒禁煙と心構え(三谷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― ボーっとしていると! ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

「チコちゃんに叱られる!」というNHKの番組で「ボーっと生きてん
じゃねーよ!」という言葉が有名になり、会社でも何かと言えばこのフ
レーズでオチを作ったりしていますが、あまりいい言葉ではありません
ね。ましてや設定5歳の女の子に言われるのはどうも抵抗があるのです
が、それはそれとして、本当に「ボーっと」していたら危ないというこ
とがこの前ありました。

朝の日課として夫婦で散歩をしているのですが、その日は祭日でいつも
より時間が遅くなりましたが、いつもの道を歩いておりました。私は難
聴なので、車の気配とかの反応が悪く、ましてや背後からくる自転車等
に全く気づかず、魔女がいつも洋服を引っ張ったりして気づかせてくれ
るのですが、朝のことでいつもの道ですから、緊張感もなくボーっと歩
いていることが多いのです。

その日、一台のゴミを積んだトラックが左折して、我々の歩いている道
に侵入してきたのですが、内輪差で後部の車輪を引っ掛け、横転しそう
になりました。

荷台にあったゴミの塊がいくつか飛んで、私の目の前に落ちてきました。
とっさのことで私は立ち止まったのですが、魔女が私をかばうようなポ
ーズで、なにやら助けられたような心境になりましたが、いつも難聴な
私を気遣っていることがわかりました。

しかし、男がかばわずに逆さになるとはチョット格好悪いですね。衝撃
の音も大きかったので、人も集まり、事故としては大したことはないの
ですが怖い思いをしました。最悪、トラックの下敷きになるか、ゴミの
塊が体にぶつかったかもしれません。

つくづくボーっとして歩いていたらダメだと思いました。この話をいつ
も行っている治療院でしたところ、朝の散歩の道を少し変えてみたらど
うかということになりました。なぜかと言えば、そのことで体の反応が
変わり、刺激を受け自律神経等に作用するとのことでした。

要するに、ボーっとしないということですね。やってみたところ、確か
にボーっとはできませんね。という話なのですが、魔女がそれなら私が
ボーっとしないようにと、いろいろ話をし始めました。

同じ道を歩いていても私と見ているもの、考えていることが全く違うの
ですね。魔女の場合は木とか花とか自然を中心に観て、季節を感じたり
変化に気づいたりしているのです。ですから、花や木の名前を本当によ
く知っています。

一方私は人の顔や家の表札とか、全く異なるものしか観ておらず、自然
については興味がないのですね。そのうえ、腰の調子がその日によって
違うので、痛いときはほとんど周りを観ないで歩いていますから、ボー
っと、というより、神経がそちらに集中してそれどころではないのです。

しかし散歩の道に変化をつけるとそちらの方に気がいって、腰のことを
忘れるということもあるということがわかりました。シャーロック・ホ
ームズとワトソンの会話ではないですが、毎日歩いている道でも気をつ
けてみるとさまざまな、今まで気づかなかったことがわかりますね。

今更ながらボーっとして歩いていたことがよくわかりますし、いかに自
然というものが、四季のある日本では大切なのかもわかりました。萌し
というのはそういうことで、さまざまな季節の移り変わりを感じさせて
くれているのでしょう。

何事も慣れなくてはなりませんが、慣れすぎてはならない。人間として、
「ボーっとして」生きていては神様に申し訳ないのですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

  ――― 世の中の変化を自分で探して見聞きしよう ―――
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小山SCがある第一工業団地に植樹されているイチョウの黄葉がはじま
りました。綺麗に色づき見事な景色に一変するのもあっという間だと思
います。しばらくは朝の通勤の楽しみになりそうです。

そして、今年もインフルエンザの予防接種の季節が来ました。つい最近
まで暑い暑いと言っていたのに、もうそんな季節です。風邪をひいてい
る社員も多いので、しっかり予防をするようにお願いします。

話は変わって、先日、東京モーターショーに行ってきた時の話です。東
京モーターショーに行く前に、あるお客さまの講演会でこれからのモビ
リティ産業に関する講演を聴く機会があり、次の3つのことの重要性を
説いていました。

1つ目は「100年に一度」の大変革の本質は、自動車産業のデジタル
化であるとのこと。これは産業の「ものさし」が生産台数・販売台数か
ら自動車の稼働率・走行距離に変わり、これから普及が進んでいくEV
車は製造販売が「目的」ではなく、自動車産業・ビジネスをデジタル化
させるための「手段」であるということ。

次にミレニアル「世代」を意識した経営の重要性について。これは世界
の消費・生産の主体となった「デジタルネイティブ」にユーザー体験を
売る時代であるということ。

最後に「100年に一度」の大変革の先に情報革命が待っていて、Ma
aS(モビリティ・アズ・ア・サービス)を中心とした移動経験・決済
プラットフォームをいかに提供していくかということ。

これは、これまでの自動車産業の主たる顧客は一般消費者でしたが、モ
ビリティ産業の主要顧客は都市であり、ものづくりから街づくりへと変
わり、自動車に求められる価値を再定義することになるという内容の講
演でした。

自動運転の技術の向上も限界が来る、その時に都市や街にあったどんな
使い方をするのか、その使い方にあわせて技術開発の方向性が決まって
いくということでした。地域データを資源とするモビリティのエコシス
テムで自動車が都市・社会とつながっていく、デジタル化の進展でその
ような社会に変わるということです。

そんな講演を聴いた後の東京モーターショーの見学でしたので、モータ
ーショーというよりも体験的なショーという要素が確かに多かったよう
に感じます。若者の自動車離れも言われて久しいですが、会場には意外
と若者が多かったように感じます。これもミレニアル・ポストミレニア
ル世代が自動車の価値を再定義していく流れだと認識すると、理解がで
きます。

日頃、自分が見聞きしている世界を中心に物事を捉え考えがちですが、
もっと広く世の中の変化を知り、感じ取り、先んじて変化を取り入れら
れるようにしていくことはVC(バリューセンター)に必要なことだと
思います。

そのためにも、聞いた話ばかりではなく、自分で探して見聞きしていく
ことを意図的に増やし、積極的に異業界とも関わる行動を実践してくだ
さい。それがVCの原動力となり、新たなビジネスを見つけ出すことに
つながると思います。

上期に着手したことを進めながらも、この下期にどれだけ見つけ出せる
か。スパートをかけていきましょう。


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【ワーレックスの現場から】_三谷社長

        ――― 禁酒禁煙と心構え ―――
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私ごとで恐縮ですが、胃腺腫の除去手術を受け2ヵ月の食事規制を余儀
なくされました。油物、生物、刺激のある物、固い物はダメで、刺身や
中華、焼肉、天麩羅から蕎麦、カレーまで、おまけに大好きなお酒やコ
ーヒーまでも不可なので、魚の煮付け、煮物、温野菜をお茶をすすりな
がら渋々と食べています。

1日の区切りと働いたご褒美だと勝手に決め、毎日のビールと焼酎かウ
イスキーの水割りで晩酌をするのが楽しみでした。人間ドックの前日も
9時までなら大丈夫と飲んでいましたので、酒が途切れる日はありませ
んでしたが、もう1ヵ月半も禁酒がつづいているのです。

かたや禁煙した時は、昔、大和でも小山でも不渡りをくらい、おまけに
風邪を引き、ここで倒れるわけにはいかないと禁煙ガムを買い、自分の
好きなことを一つ我慢しようとタバコを自分の意志でやめました。不景
気で拡販に忙殺されたのも良かったかもしれません。

今回の禁酒は、それとは違い頭の中を誤魔化している感じで、お前は治
療中なので飲んだらいかん、飲まなくても生きていけるだろう、と自分
で洗脳しているのです。

所詮、欲求は頭で考えることですからこの分なら一生お酒をやめられる
かもしれません。前回の禁煙は義務感というかこだわりが強く、今回の
禁酒はバタバタしてもしゃーないな、何とかなるさという感じです。

書きながらふと感じたのは、今までの自分の仕事の仕方に似たところが
あるな、俺の仕事人生はこんなものかなと、仕事がうまくいかず大変な
時はたかが鉄板商売、切って売るだけ、うまくいっている時はされど鉄
板奥が深いと気を引き締めていました。

研究には柔軟性と執着心が大事だとノーベル化学賞を取られた吉野彰教
授兼名誉フェローが言われていましたが、下手の考え休むに似たり、通
じるところがあるなと思いました。

いつまでもあると思うな親と金、という格言がありますが仕事もそうだ
といつも思っています。無いのが普通だと思えば、後は増えるだけです
から考えようによっては気が楽です。

今は仕事が減ってきていますが、深刻になる必要はありません。増やせ
ば良いだけですから。どうやって増やすかわからない、それは自分で考
えてください。人は教えてくれません。

自考、自主、自立です。長い期間学習して考える力は付いているはずで
すし、今までやってきたことの成果もでるでしょう。

私が入社した時はオイルショックで仕事がなく草むしりをしていました。
それから仕事が増えてきたのですが、富士五十鈴、青梅五十鈴を立ち上
げるので仕事を根分けして減り、またバブル景気で増えれば今度は人材
不足で北関東や東北にメイン工場が移転し、また減りました。

メインの日産以外の仕事に活路を目指しました。小山に転勤になるとO
A機器や家電の生産が中国に移り、毎年半減し3年後にはほとんど仕事
がなくなり、さきほどの倒産がつづいたのです。

まだ中国が世界の工場と言われ始めた頃のことです。乗用車などはまだ
まだ先のことで、韓国がやっと国産自動車をつくり始めた頃です。プロ
パー商売が無くなり、急には自動車に特化できず、商売の転換期にあり
ました。

そこで厚板加工、ハイテン対応、建材、乗用車からトラックへ、プロパ
ーから商社委託への転換、などなどで商売の柱を数本立てました。選択
と集中という戦略が流行っていましたが、そんな呑気な事を言っていら
れる状況ではありませんでした。

菱和に行っても三菱自動車がダイムラーから手を引かれ、存続の危機に
ありました。これは菱和の存続の危機でもありました。否が応でも脱三
菱自動車でコイルセンターの経営を考えざるを得ませんでした。

それが高炉の精整や他商社、他自動車メーカーの新たな仕事の取り込み
という発想の転換につながりました。後の運輸や倉庫の時もリーマン・
ショックの後遺症で仕事は減る一方でした。それが今はロジスティクス
全盛です。

吉野教授はこうも言っておられます。「10年まえに遡ってものごとを
考える。10年後を見据えた仕事をする」。賢者は歴史に学ぶと言いま
すし、先を見据えた手をうっておくことも必要でしょう。まずいのは現
状に流され原因探しをすることです。

自動車業界をみても、製造業からの脱皮と発想転換で未来に向けた選択
と集中が加速され、新分野への投資と合従連衡がさらに進むでしょう。

規模を考えれば、倉庫もワーレックスもまだまだ同業異種において、い
くらでも拡大の余地がありますが、ここは一旦足場固めをし、収益とリ
スクを考えた選択と集中に取り組み、変身するか新たな形に孵化する必
要があるかもしれません。

前途は多難ですが、最後にはあの教授のように素晴らしい笑顔がステー
クホルダーを含め、全員でできるように頑張りたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.830〕は、2019年11月14日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

この連休中に伊豆半島に行ってきましたが、秋の行楽シーズンというこ
ともあってどこもにぎわっていました。車による移動ということで渋滞
はさけられませんが、普段はテレビの映像などでしかイメージできない
景色や光景を実際に観ることがこころの癒しになると思っています。
さて、11月に入り、今年もあと2ヵ月を切りました。休日には気分転
換を図りつつ、仕事でも自らの目標をやり遂げるように計画的に進めて
しっかりと検証し、充実した日々を過ごしていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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