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五十鈴メールマガジン〔No.830〕即位の礼
配信日時:2019/11/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.11.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.830≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         日曜日は即位祝賀パレードがあり、

          明るい話題であふれています。

          しかしながら景況感は厳しく

      気を引き締めて臨んでいかなければなりません。

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☆No.830 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_即位の礼
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_ハンドルの遊び(鈴木副社長)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_地域社会・お客さまとの協創を目指して(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 即位の礼 ―――
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鈴木貴士です。

土曜日、日曜日は天皇即位式典で、日本は大いに盛り上がりましたね。
私の社長室から皇居前広場がよく観えるので、先週の国民式典の準備の
様子がよくわかりました。絶好の見学ポジションなので、ここから生で
式典を観ようかと思ったくらいです。

国民祭典は文字通り、素晴らしい祭典で、嵐を始め著名なミュージシャ
ンが演奏し、日本の文化的な底力を見せてくれたと思います。

そして日曜日、祝賀御列の儀、パレードは秋の日本晴れの中、滞りなく
行われ、両陛下の素晴らしい笑顔で、日本中に感動の嵐を巻き起こしま
した。つくづく、日本に皇統があることを誇りに思うとともに、しっか
りと守っていかなければならない伝統を感じました。

今月はこれからも大嘗祭等の儀式が続きますが、これらは神事であるた
め国民にはよく見えませんから、一連の即位の礼に対する祭典は一区切
りついたと思いますが、ちょっと気になったのが、即位の礼の時の各国
の来賓についてです。ネットで調べてみるとやはり、「格落ちした日本、
前回の即位礼と比べて外国賓客が横並びで格下げ」という配信がありま
した。

私はアメリカから誰が来るかと思っていたら、運輸長官とかいう人だっ
たので驚きました。あれほど同盟国として、また、安倍首相とトランプ
大統領の関係からみても、大統領はともかく副大統領ぐらいが来ると思
っていたので、なぜかなと思っていたら上述したようなブログを見つけ、
読んでみてもっと驚きました。30年前の平成に行われた即位の礼と比
較して、あまりにも異なるからです。

191ヵ国から参加していただいたのは、160ヵ国より増えてはいま
すが、ソ連が崩壊したり、ユーゴが解体したりして国の数が増えている
のだから自然増と言えますが、注目すべきはその中身です。35ヵ国が
格下げと思われる状態なのです。

大統領が平成の時はお出ましになったのに今回は駐日大使が非常に多い、
少なくとも5ヵ国がそうです。大統領から副大統領とか首相、外務大臣
とかは当たり前のようになってしまいました。

逆に格上げと思われる国もオランダは皇太子から国王になったように、
グアテマラ、シンガポール、スリランカ、ニジェールは大統領が、中国
も副総理から国家副主席になっています。昭和から平成に変わった時の
日本の国力と平成から令和になった今の国力を考えると、そういうこと
なのでしょうか。

平成の始まりの日本の経済力は世界の約18%を占めていました。とこ
ろが、今は6%にまで落ち込んでしまいました。国力の他のものが三流
と言われても経済力は一流と言われていたのが、3分の1になってしま
ったのです。

ここまで落ちると各国から見れば大統領が行くような国ではなく、駐日
大使でよいと思うのも残念ながら無理からぬところですね。一番ショッ
クなのは、やはりアメリカから軽く見られているということです。外交
はアメリカだけと言ってもいいくらい、何を言われても追従してきたの
に、重要な国と思われなくなってしまったのでしょうか。

地域別にみても、アジア大洋州5ヵ国、欧州6ヵ国、アフリカ6ヵ国、
中南米9ヵ国が格下げしていますし、11ヵ国は不参加です。これを見
れば、日本の外交は「何をやっているのだ!」と思わざるを得ません。
これが「平成日本」の政治、外交の採点表なのです。日本経済を再生し
なければ、国際社会での地位は凋落するばかりです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

         ――― ハンドルの遊び ―――
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今年は、町内自治会の役員という仕事をしているのですが、高齢化が進
み老夫婦だけの世帯が増え、輪番制の役員を受けられる人が少なくなっ
てきています。

自治会として機能しているので、役員の仕事は多岐にわたり、会報くば
りや会館の清掃、各イベントの準備と実行等、いろいろとあるらしいで
す。実は、女房殿が役員の仕事をしています。

これから役員の数が少なくなっていく予測のもと、仕事の仕分けをして、
そういった事を引き受けてくれる業者さん(またはアルバイトさん)に
外部委託をする案が検討されていくみたいです。

ここまで高齢化の影響がでてきているのだと思いながら、打つ手が会社
じみているのを、おかしいとも感じた次第です。IoT、ICTは進ま
ず、人手に頼るやり方を脱しきれていない自治会でいます。自治会組織
として世の中の進化についていくまで、まだまだ時間がかかりそうです。

さて、時間に限度があるのが会社であって、世の中やお客さまの変化・
進化に合わせ、または先んじて進化していくのは言うまでもありません。
しかし、進化やイノベーションを追い求めても、簡単に成果につながる
わけではないのです。

最近感じるのは、目標まっしぐらに行き過ぎていて、遊び、余裕が失わ
れていることです。楽しくやりたい、楽しみたいと言葉で言っているだ
けで、楽しむ工夫がされていないので、ワクワク、ウキウキ感を感じら
れず、何かモヤモヤした感じがあるのではないかと心配しています。

車のハンドルに「遊び」があって、デコボコした道でもまっすぐに進め
るのは、承知の通りです。F1ならハンドルの遊びは無いでしょうが、
私たちはF1レーサーでないのだから、もっと「遊び」を取り入れて、
目標に進んでほしいものです。

我が社は自由裁量に任せている範囲が広いと思います。特に時間の使い
方は、そう言えると確信しています。だからその時間を有効に使うため
にも、夢ある目標をたて、「遊び」ながらの日々があることを望んでい
ます。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

   ――― 地域社会・お客さまとの協創を目指して ―――
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建設の神生です。

台風15号、19号、さらには21号と今秋相次いで台風の被害が発生
しました。災害時には、人命救助やライフラインの確保が最優先です。
しかしその後には、大量に発生する「ごみ」の問題が必ず発生します。

建設業界は建物をつくると同時にゴミ(産業廃棄物)も発生しています。
これらは建設廃棄物処理法に沿って適正に処理を行っています。これら
の廃棄物はきちんと分別をし、リサイクルし易いように搬出しています
ので、産業廃棄物処理会社はスムーズに通常処理ができていますが、災
害ごみはこのようには進みません。

2万8千棟余りの家屋が床上・床下浸水し、約200万トンの災害廃棄
物が発生した昨年7月の西日本豪雨では、処理が来年7月までかかる見
通しとのことです。

今回は各地で河川が氾濫(はんらん)した19号を中心に一連の台風に
よる家屋浸水がのべ約7万棟にのぼるため、環境省は西日本豪雨を上回
る災害廃棄物が出ると見込んでおり、処理が長期化する可能性があると
思われます。

災害廃棄物は、「災害がれき」と「災害ごみ」に分類されます。災害が
れきは災害によって壊れた家や建物から発生した木くずや壊れたコンク
リート、金属くずなどです。「木くず」はチップ処理を、「コンクリー
ト」はクラッシャーにより細かくして再生砕石にして、「金属くず」は
もちろん溶かして、再利用しています。

「災害ごみ」は各家庭や避難所での生活で出てくるゴミや、壊れた家具
や電化製品などの粗大ごみのことで、この処理はリサイクルがなかなか
難しい物です。

また、分類することが重要で、資源化や焼却量の軽減をして、効率的に
処理がされます。

このようにするには、大きな仮置場が必要です。公園やグランド、場合
によっては、学校の校庭が仮置場になっています。

これを計画的かつ効率的に搬出、収集、仮置場、中間処理、最終処分と
各工程間で相互連携を図ったオペレーションを構築するのが重要ですが、
市内全域を一体としてではなく、いくつかのエリアごとでオペレーショ
ンするのが良いでしょう。しばらくは仮置場が一杯の状態が続くと思い
ます。この処理には五十鈴建設は力になれておらず心苦しいところです。

建設には台風で屋根がめくれてしまった工場の修理が来ていますが、長
さ40mほどの屋根なので、屋根の高さに成型機を設置して材料を送り
出すようにして計画しなければなりません。時間もコストもかかります
ので、お客さまには少しでも負担を少なくできるように計画しています。

建設はお客さまに対して、一歩先を行くサービスを提供しようと考えて
いますが、建物の過剰設計ではいけないので加減が難しいところもあり
ます。

しかし、今までの経験と新しい環境変化に対しての対応を含めて、良い
ものを提供していきます。今後も協創・協働により、会社を進化させた
いと考えておりますので、皆さまのご協力をお願いします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.831〕は、2019年11月21日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

日曜日の天皇皇后両陛下の即位祝賀パレードはさわやかな秋空の下で、
大勢の国民が詰めかけ、壮麗で賑やかな雰囲気のなかで行われていたの
が非常に印象的でした。これからの令和の時代を私たちが切り開いてい
かなければならないと思いました。
一方で、足元の景況感は消費増税・米中貿易摩擦・日韓関係悪化などの
状況に加えて、立て続けに起きた台風や大雨の被害も重なって悪化して
います。景気に左右されないビジネスを、と望むところですが、現実は
そうは容易には実現しません。今年度のゴールに向けてスパートをかけ
つつ、いっそう気を引き締めていかなければならないと感じています。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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