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五十鈴メールマガジン〔No.832〕反日種族主義
配信日時:2019/11/28 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.11.28発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.832≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            11月も残りわずか。

         今週末から今年最後の月に入ります。

          残り1ヵ月となるわけですが

      今年も無事で良い年であったと振り返れるよう、

      やるべきことをしっかりと果たしていきましょう。

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☆No.832 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_反日種族主義
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_今年を振り返る(老田常務)
┃
┃【アイ・コミュニケーションズの現場から】
┃ ■_紙派? 電子派?(臼井社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 反日種族主義 ―――
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鈴木貴士です。

韓国を震撼させたベストセラー「反日種族主義」の日本語版が文芸春秋
から出版されましたが、すぐに増版になり、それでも品薄状態が続いて
います。

今この時期にこのような本が韓国の学者の手によって書かれたことは驚
くべきことです。「確かに、日本支配は朝鮮に差別・抑圧・不平等をも
たらした。だが、だからといって、歴史に嘘をつくことはできない。」
と「日韓危機の根源」として「反日種族主義」を取り上げています。

日本語版・序文には次のように書かれています。「李承晩学堂は、大韓
民国の初代大統領・李承晩の一生を再評価し、彼の理念と業績を広く知
らしめるために設立された機構です。このたびの『反日種族主義』は、
その李承晩学堂が企画し刊行しました。

多くの日本人がこの点を不思議に思うことでしょう。李承晩は強硬な反
日政策を採った人物ではなかったか、彼を尊崇しようと設立された機構
が、いったいどういうわけで彼の政策を批判する趣旨の本を刊行すると
いうのか、と。そのことについてこの序文を借り、簡単に説明しておこ
うと思います。」ということで、李承晩の理念と日本に対する感情的変
遷を取り上げています。

この本を編纂した李栄薫という学者は李承晩学堂校長でもあるのです。
プロローグで彼はいきなり、「嘘の国」という強烈なインパクトのある
自虐的言葉からスタートします。

「韓国の民主主義は、西洋で勃興した民主主義とは別のものです。韓国
の民族主義には、自由で独立的な個人という概念がありません。韓国の
民族はそれ自体で一つの集団であり、一つの権威であり、一つの身分で
す。そのため、むしろ種族と言った方が適切です。隣の日本を永遠の仇
と捉える敵対感情です。ありとあらゆる嘘が作られ広がるのは、このよ
うな集団心理に因るものです。すなわち反日種族主義です。

これをそのままにしておいては、この国の先進化は不可能です。先進化
どころか後進化してしまいます。嘘の文化、政治、学問、裁判はこの国
を破滅に追いやることでしょう。そのような危機意識を持ってこの本を
読んでいただきたいと思います。この本は、体当たりで反日種族主義、
その巨大な文化権力に突進します。」というプロローグから彼らのなん
とも言えぬ国家を思う危機意識を感じられずにいられません。

そして第一部から、彼をはじめとする数名の学者が克明に事実を取り上
げ、解説していきます。もちろん、従軍慰安婦や徴用工のことも書かれ
ていますが、日本人として情けないところは、これらのことが日本人の
詐欺師による捏造のところが大きいことです。

そして、日本政府の対応、謝罪、これまでの交渉のまずさが、それらの
問題を助長させたことは言うまでもありません。嘘は嘘、毅然とした態
度を見せず、なにやら穏便に事が済むなら、という弱腰の態度が逆に彼
らに誤解を生ませることにもなっているのです。

私が懸念するのは、これを読んだ日本人が大喜びすることです。慰安婦
・徴用工・竹島等両国を取り巻くさまざまな問題を韓国を愛する研究者
らが実証的に検証し、日韓関係を危機に陥らせた数々の「嘘」を自らが
指摘しているのですから、このことに敬意を表し、日本も冷静に事実に
基づいて対応していく。そして、未来に向けて、隣国として、歴史的な
事実を踏まえ相互理解を深めることとしたいものです。


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【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

         ――― 今年を振り返る ―――
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11月も終わりに近づき、暖かい日があったかと思えば突然寒さが厳し
くなるなど、天気の移り変わりが早く、日中と夜の寒暖差が激しくなり、
体調を崩しやすいので、各自、健康管理には十分に気をつけてください。

さて、今年もあと1ヵ月を残すのみとなりました。各業界の経営トップ
の今年の年頭挨拶では、米中貿易摩擦の本格化の影響による景気の減速、
英国のEU離脱(BREXIT)問題、地政学リスクの高まりなど、日
本を取り巻く外部環境の“不透明感”から、景気の先行きを懸念する内
容が目立ちましたが、こういった要因は結局年末まで払拭されず、来年
に持ち越される状況となっています。

米国では、7月末から10月末までに計3度政策金利の引き下げが実施
されました。その要因の一つに世界経済の先行き“不透明感”が挙げら
れましたし、先月10月15日に国際通貨基金(IMF)より発表され
た最新の世界経済の成長予測において、2019年の実質GDP成長率
を3.0%と7月の予測(3.2%)から下方修正し、リーマン・ショ
ックが起きた2008年(3.0%)および翌2009年(マイナス0.
1%)以来の低水準のGDP成長率見通しとなった理由にも、米中貿易
摩擦の激化や中東情勢の緊迫による地政学的リスクの増大などの“不透
明感”の高まりが挙げられています。

また、日本では夏以降、度重なる台風や大雨などの自然災害による被害
に伴う経済への悪影響や、消費税率引き上げに伴う消費動向の今後の推
移など、将来の見通しを立てづらい懸案事項が多く、“先行き不透明感”
という言葉が例年よりも氾濫した年であったのではないかと思います。

しかし、“先行き不透明感”を目標未達の言い訳にしてはいけません。
上述の経営トップのコメントでも外部環境の不透明感などの経営環境の
変化を好機として、企業変革やいろいろな発想で新しいことへ挑戦して
いこうという趣旨も多かったですし、経営環境が厳しくなればなるほど、
中長期的な視野に立った戦略、リスクへの対応力、企業変革の質の高さ
とスピード感などが求められます。

2019年の干支は己亥(つちのとい)でした。その語源から、外に向
けて積極的な活動をするよりも、組織内部の充実を図る年と言われてい
ましたが、結果的には良いアドバイスであったのではと思います。

経営環境の変化に対する企業組織としての適応力、リスク耐性などの企
業の内部管理体制が問われる年となりました。

これから12月に入ると、今年やり残した各種課題、2020年~20
22年度の事業計画の策定、さらには忘年会などの年末恒例の各種行事
などの対応で忙しくなりますが、「先行き不透明感が強く、経営環境は
厳しかったが、事前に予測、対応していたおかげで目標を達成し、今年
は良い年であった」と振り返られるよう、今年の総決算をして、来年へ
の準備も怠らないようにお願いします。


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【アイ・コミュニケーションズの現場から】_臼井社長

        ――― 紙派? 電子派? ―――
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先日大手金融機関に勤務している男性といろいろな話をしているなかで、
「新聞」が話題としてあがりました。現在、会社の寮に入っているその
男性の話だと、200名ほどの入寮者の中で新聞をとっている人は10
人くらいということでした。

会社からも新聞は必ず読むようにと新人時代から言われているので、全
員読んでいるのだそうですが、10人以外の人は皆「電子版」とのこと
でした。

最近は通勤時にホームに並んでいても新聞を持っている人はほとんどい
ません。電車の中では、多くの人はスマホを見ています。話をしていた
男性も、通勤時にスマホで新聞をチェックすると言っていました。

私はいまだに新聞紙派です。大きな紙面、1面の見出し、話題のトピッ
クが一目で確認できることと、新聞の大きな見出しを俯瞰することで自
分の興味とは異なる企業のニュースやさまざまな動向が目に入ってきて
新たな発見をすることが多々あるからです。

また、家でとっている新聞と日経新聞では取り上げる話題や同じ話題で
も取り上げ方が異なっており、それもまた面白いと感じます。

以前懇意にさせていただいている経営者の方が、「日経は読むものでは
なく、眺めるもの」と仰っていたのですが、まさに新聞紙には新聞紙と
いうものの価値があると思っています。 

また、先月の大きな台風の翌朝、今日の新聞はいつも通りには届かない
だろうと思っていましたが、きちんと届いており改めてきちんと配達す
ることを当たり前にこなす仕事ぶりに感心しました。

情報はテレビやパソコンで十分という人がどんどん増えていて、新聞配
達というものが無くなってしまう時代は来るのでしょうか。私は新聞の
文化はなくならないで欲しいと思う一人です。

同じようなことは他にもあります。今や買い物の大半はネットで、日々
必要なものはコンビニで、という人が増えています。必要なもの、欲し
いものが決まっているための目的的な購買には良い手段であるけれども、
買い物もデパートに行けば、今のトレンドがわかるし、買い物に来てい
る人の層やどこに人々の関心があるかということもわかるという楽しさ
が存在します。

それはスーパーでも同じです。旬の食材や人気の食材はリアルにわかり
ます。大きな展示会イベントもそうですね。参加企業の自社製品の打ち
出し方や来場している人々の人気を集めているテーマや商材は何なのか
ということが実感できます。

大きな書店も同じです。力を入れているコーナーやジャンル別に売れて
いる本がぐるりと歩くだけでわかります。リアルな世界には、さまざま
な体験価値が存在しています。

何をどう感じるかは人それぞれですが、今のように未来予測をしっかり
行いながら自分たちはどうあるべきかということを考える時こそ、現実
の変化から大きな将来の変化を自分ごととして捉えられる感性やそうい
った感性や思考を高めるための行動の領域と質を拡大してくことが今後
ますます大切になってくると思います。

あの人はビジネスセンスがある、あの人のファッションセンスはかっこ
いい、というように私たちは良い「センス」の持ち主に憧れますよね。

以前読んだクリエイティブディレクターとして有名な水野学氏の書籍の
一節にこうありました。

「センスとは、集積された知識をもとに最適化する能力である」

生まれながらにセンスが備わるのではなく、努力すれば身につけること
ができると断言されていました。豊富な知識を状況や課題に対して最適
化する訓練がセンスとなるのです。

現在の自分の日常の情報収集の習慣が、自身のセンス磨きになっている
か今一度考えてみるとよいのではないでしょうか。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.833〕は、2019年12月5日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今年のクリスマスまで1ヵ月を切り、街かどではLEDで装飾されたク
リスマスツリーをあちらこちらで見る季節になりました。これからの1
ヵ月は町並みを鑑賞しながら歩くことも楽しみになってきます。
しかしながらせわしない季節の年の瀬。来年に持ち越さないよう、やる
べきことをしっかりとやり、良い年末を迎えたいものです。まだ1ヵ月
ありますが、うかうかしているとあっという間に過ぎ去ってしまいます。
しっかりと計画立てて進めていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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