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五十鈴メールマガジン〔No.833〕ジョーカー
配信日時:2019/12/05 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2019.12.05発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.833≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            12月になりました。

       東京では昨年に続き今年も木枯らし1号が

            吹きませんでしたが

       記録では木枯らし1号が吹かなかった年は

    寒い冬が多かったそうです。油断しないことが肝要です。

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☆No.833 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ジョーカー
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_バズ(buzz)ワード(黒田常務)
┃
┃【五十鈴オート整備工場の現場から】
┃ ■_五十鈴オートのファンを増やす(小林社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― ジョーカー ―――
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鈴木貴士です。

私は映画を観ると大体、このメルマガにそのことを書くのですが、今回
はどうしようかと随分悩みました。なぜなら、その映画が何とも言えぬ
ものだったからです。

映画「ジョーカー」は大ヒットしています。ですから、何の予備知識も
なく、ヒットしているからということで観に行ったのですが、強烈な映
画で作品としては素晴らしいのですが、ものすごく嫌な気持ちになり、
2、3日は頭から離れないような状態になったのですね。

この映画を何回も観る人が多いそうですが、3回以上観る人、5回とか
観る人がいるらしいのですが、面白かったなあ、もう一度観ようという
気分には絶対にならないのです。

あの場面のあのシーンはどうだったのかとか、あれは幻想の場面だった
のか、というように深く入り込めば何度も観るというのはわかりますが、
私は2度と見たくないし、思い出したくもないというのが感想です。

後から知ったのですが、このジョーカーと言う人物はバットマンに出て
くる極悪人だそうなのですが、その人物がなぜ誕生したのかを描いたの
が、この映画「ジョーカー」です。

私はバットマンという映画はウルトラマンみたいなノリの映画だと思っ
ていたので、興味もありませんでした。ストーリーは「ゴッサムシティ」
という、アメリカの架空の大都市が舞台で、アーサーという心優しき純
粋な男が母一人子一人で暮らしているのですが、精神的な問題を抱えて
いて、行政のセラピーのお世話に定期的になっています。

そして「道化」の仕事をしながら、一生懸命母親の面倒も見ています。
しかしその暮らしぶりは貧しく、その上街は荒れに荒れています。彼は
子供のころから皆に笑いを振りまくコメディアンにあこがれていました。

その結果、サンドイッチマンのような形でピエロの衣装を着て街角に立
つことになったのですが、街の不良どもに襲われ、それが元でさまざま
な事件に巻き込まれ、その仕事もクビになってしまいます。

さらに追い打ちをかけるように、行政の緊縮予算のためにセラピストが
廃止となり、落ち込みます。それでも彼はさまざまな努力をして母親を
介護するのですが、偶然、母親の手紙を読んでしまい、自分の出生につ
いて疑問を抱きます。

少しまとめると、アーサーは道化の仕事と行政のセラピーと母親への愛
という3つの生きるすべしかなかったのが、すべてを最悪の形でなくし
てしまうのです。

それでも最後に残された希望がテレビでした。彼は偶然にも彼の大好き
だったバラエティ番組からコメディアンとしての出演依頼を受けます。

何もかも失った彼は、この番組の大好きな司会者(ロバート・デニーロ
扮する)こそが、自分の存在を示す最後の砦となったのです。そして、
「自分はここにこうして生きているんだ」ということを世間に知らしめ
ながら、この世を去る決心をし出演するのですが、この最後の望みもそ
の司会者に絶たれ最悪の形で終わり、その時彼は「アーサー」から「ジ
ョーカー」に変貌を遂げるのです。

物語が展開する中で、現在と過去、現実と幻想が錯綜していくのですが、
それを映画として展開するのが非常に難しいのですが、見事に表現して
いると私は思います。

しかしこんな環境でこんな仕打ちをされたら、自分だって悪の権化のジ
ョーカーになってしまうだろうと思ってしまい、自己投影的にさまざま
なことを考えてしまうのですね。でも、傑作なので一度は観た方が良い
と思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

      ――― バズ(buzz)ワード ―――
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早いもので2019年も残すところ1ヵ月足らずとなりました。今年も
さまざまなことが起きた1年であったと思います。

今年の漢字が何になるかまだわかりませんが、昨年の「災」に引き続き
今年も多くの災害が起こり甚大な被害も出ました。しかし悪い出来事ば
かりでなく、新天皇陛下の御即位に始まり、ゴルフの渋野選手の全英優
勝、ラグビー日本代表の躍進など明るい話題も数多くありました。

そして吉野彰氏のノーベル化学賞受賞も明るい話題のひとつだと思いま
す。吉野氏の発明したリチウムイオン電池は商用化当初は携帯やパソコ
ンへの搭載だけであったものが、約30年経った現在では「CASE」
を進める自動車業界においては不可欠なモノとなっています。

その吉野氏の持論は「研究開発で一番重要なのは、未来予測である」で
す。そしてその未来を読み解くためのよりどころにしてきたのが「バズ
(buzz)ワード」だそうです。

「バズワード」とは、なにか新しい重要な概念を表しているようである
けれど、実はあいまいな意味のまま世間に広まっている言葉で、一種の
流行語のようなもので、例えば「IoT」や「ビッグデータ」などがそ
れで、世の中が実際に変わるより先に新たに生まれて未来を語る言葉と
なっています。

そして吉野氏はそのバズワードはある種の社会現象みたいなもので、そ
の裏に大きなヒントが潜んでおり、それを嗅ぎ分けることが必要である
とも言っています。

リチウムイオン電池の開発を決めたのも「ポータブル」というバズワー
ドがきっかけだったそうです。そこから「コードレス」=電源コードを
なくす、「ワイヤレス」=通信ケーブルをなくすなど「持ち運びできる
電池の未来」がはっきりと予測できていたそうです。

さらに電池は今後、電解質を固体にすることにより頑丈な電池ケースを
必要としない全固体電池へと進化していくと言われており、そのような
電池の進化により今までの電気はお金を払って使うモノから、電気は貯
めて使うモノに変わっていくとも言われているそうです。

ひとつのバズワードが発明となり、その発明がさらなる未来へとつなが
っていくのだとあらためて感じました。

五十鈴グループも来年度Will‐Naviゴールを迎えます。私たち
も次の未来を予測していかなければなりません。しっかりと未来を語れ
るように、世の中の流れや新たに生まれてくる言葉に興味をもって未来
について思考していきましょう。


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【五十鈴オート整備工場の現場から】_小林社長

     ――― 五十鈴オートのファンを増やす ―――
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今年も残すところ1ヵ月あまりとなり、日に日に寒さも増し時の過ぎる
のが早く感じられます。

今年を振り返ると我々を取り巻く状況は、政治や経済など世界的な変化
や景気の不透明感、また気候変動に伴う大型台風による被害などが挙げ
られます。

五十鈴オートのお客さまでも車が水没し、その引揚げなどを行いました
が、その他家屋や工場などの水没による完全復旧にはまだまだ時間がか
かるのではないでしょうか。

今まで問題がなかったという考えが避難を遅らせるなど、被害を大きく
した一つの要因とも言われています。

我々は今までの経験や知識や常識をもとに物事を判断し予測を立ててき
ましたが、これだけでは先を見通せない状況になってきているように感
じます。

自動車産業は技術革新により100年に一度の変革期を迎えているとも
言われ、気候変動に伴う排ガス規制に対応したEV化や安全装置標準化、
さらには自動化など自動車産業のパラダイムシフトが進んでいます。

一方、このほど発表された平成30年度の車両別平均使用年数において、
乗用車が平均13.26年と4年連続の増加で過去最高となり、貨物車
は平均15.17年と7年連続の増加で過去最高となり、車の高齢化が
進んでいることがわかります。

このような状況の中で、五十鈴オートでは小山工場が昨年11月に指定
整備の認可を受け1年が経ちましたが、ようやくお客さまの認知も拡大
し安定稼働できるようになりました。

この先、いろいろな環境変化があると思いますが、本社工場を含め2工
場による相互啓発を進めるとともに、地道ではありますが安全・安心の
提供による五十鈴オートのファンを増やしていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.834〕は、2019年12月12日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

12月になり年度も残り4ヵ月を切っており、ここで一気に目標達成に
向けてラストスパートを切ろうと思いがちですが、冷静に考えて残りの
期間にできることを計画的に遂行していくことが大事ではないでしょう
か。師匠も走るほど忙しくなるから師走と言うように、誰もが忙しくな
る時です。しかしそういう時期だからこそ、余裕を持って、先を見据え
て行動していけるように段取り・準備をしっかりとしていきたいもので
す。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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