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五十鈴メールマガジン〔No.845〕非常時に思うこと
配信日時:2020/03/05 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.03.05発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.845≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            3月に入りましたが、

     今年は新型コロナウイルスの影響が拡大しています。

           このような状況の時こそ

        一人ひとりが責任ある行動をとれるよう

            日常的な対策を練り、

         実践していかなければなりません。

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☆No.845 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_非常時に思うこと
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_環境整備(鈴木副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_今やること、備えること(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 非常時に思うこと ―――
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鈴木貴士です。

もううんざりするぐらい、新型コロナウイルスの影響でいろいろなこと
が起こっています。東日本大震災の時もそうでしたが、日用品の買いだ
めが一番の問題ですね。今回、マスクはもとよりトイレットペーパーま
でが買い占められています。

土曜日の朝、遅めの散歩をしていると、スーパーの開店直後だったので
しょうか、たくさんのトイレットペーパーをぶら下げた人々を何人も見
ました。ドラッグストアの前を通ると、「マスク完売、入荷未定」と大
きく貼り紙がしてあり、これは大変だと思ってしまいますよね。

我が家はマスクを洗って何回も使っています。これでも十分大丈夫です。
しかし、非常時になると日用品が足りなくなるというのはいけませんね。

震災時の経験から、水や非常食は用意していますし、トイレットペーパ
ーなどは、ある程度普段から備蓄しておかなければなりません。

今回のようにマスクは中国からの輸入が多い、だからきっとトイレット
ペーパーも足りなくなる、という連想ゲームです。ほとんど国内で生産
され、メーカー在庫も十分あると言っているのにこういうことになって
しまうのは非常に残念なことですし、普段からある程度備蓄しておかな
ければなりません。

もう一つは、極端な自粛ムード。人が大勢集まるイベントは中止せざる
を得ないでしょうが、屋外の換気の良いところでのスポーツなどは大丈
夫ではないかと思いますが、こうなってしまうと無理ですね。ともかく
中止にしないと問題視されるような空気が醸成されてしまいました。

学校も突然、安倍総理の発言で休校となり、教育現場や働く女性の行動
に大混乱を起こしました。医療関係で働く女性が多いので、学校が休校
になると子供の面倒を見るため、医療現場を休まなければならないので
すね。

これも、女性の社会進出とか活躍とか言って、多くの女性に働いてもら
うことを奨励してきたことの結果です。

核家族化していて、共働きだとこういうことになりますし、なにしろ突
然言われたら対応が後手に回り、誰かのところにツケがまわります。

大家族で人手があればこういう時に助け合っていけるのですが、コミュ
ニティもあまり機能しませんから大変です。

そして、もっとも困ったことは、無駄とか非効率とか言って、正規雇用
を減らし、非正規の雇用を公務員にも適用したことにより、非常時の公
共サービスが著しく劣化していることです。

公務員はこういう非常時に活躍してもらわなければならないのですが、
人手が足りないのではどうにもなりません。医療関係もこの間まで、無
駄なベッドを減らせと、ともかく緊縮予算で無駄を無くすことばかりで、
余裕というものがなくなってしまいました。

そして企業は在宅勤務やテレワーク、時差出勤を奨励していますが、工
場などできない勤務先もあります。すべての会社が休業すれば別ですが、
そんなことをできるはずもなく、いろいろなところで経済に対する影響
が出てきてしまいます。

ウイルス対策を徹底するのは良いと思いますが、経済の影響と医療現場
の崩壊は特に考えなくてはなりません。そして弱い人々や企業に被害が
及ばないように、国は支援しなければなりません。

非常時には国は予算をつけることが一番重要です。突然さまざまな対策
を言うのではなく、ともかく今回の国難に対し、多額の予算をつけるこ
とをまずは、明確にして欲しいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

          ――― 環境整備 ―――
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先月の22日に春一番が吹き荒れ、花粉症の私は、急に症状が現れ大変
な状況にありました。特に頭痛と咳がひどくて、次の一週間は仕事にな
りませんでしたが、どうにか薬をいただけたので、今月から元の状態に
戻れました。

1月下旬から想定外の事が起きて、対処に慌ただしい毎日ですが、守り
の体制をとりながらも、反転攻勢にむけた準備も怠らないようにしてい
きたいですね。

さて、先日テレビで自然災害の話をしていましたが、森林の間伐は残し
た木を太くしっかりとしたものに育て、良質な木材を作り、またCO2
を吸収し温暖化防止にも貢献し、自然災害を防ぎ止める強い森林を作る
そうです。

ただ林業の人たちが少なくなり、強い森林が減ってきている現実もある
そうです。

その時に、ふと社員の育成環境を考えましたが、森林のようにいかない
わけで、ひとりとして同じ人間ではないので、それぞれの成長に応じた
環境設定と育成プロセスを整備しなければなりません。一律でやるプロ
セスは、限られた範囲と内容になります。

だから、一律でない育成と環境設定をマメに行わないと社員は育ちませ
ん。「手をかける」ということです。

さらに重要なことは、組織や職場が、この育成中の人財をどのように受
けとめて育てていくのか、個人任せにならずに、会社ぐるみでの毎日の
活動として「環境整備」ができていないと、人は育ちません。

仕組みとしての環境もあれば、日常会話や日頃の目のかけ方など、小さ
なことまで意識的に整備されているかがポイントです。

そんな細かいことまでやれるか、という考えになる人たちが多いと思い
ますが、手をかける、愛情を注ぐ時間が多ければ多いほどに、社員の成
長は早まり、周りに良い影響をもたらす人間になり、その人たちがまた
後輩たちを育てるという良い循環が生まれます。そこまで行き着く「環
境整備」を望みます。

人財育成の環境整備が中心でしたが、営業でも、新規事業立ち上げでも、
開発でも、協業でも・・・その環境をどのように整えているのかが、成
否の分かれ目です。直線的に思考せず、もっと周りに気を配り、目配り
しながら考えていくようにしましょう。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

       ――― 今やること、備えること ―――
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今年度も残すところ一ヶ月を切りましたが、毎年この時期は積み残した
ことを明確にし、年度末の締めの追い込みや次年度へのスタートづくり
に日々熱が入って忙しい頃だと思います。

しかし、いつもと違って足元新型コロナウイルスで国中が大変なことに
なっています。新型肺炎が猛威を振るう事態になれば、世界経済全体が
脅威に見舞われ、深刻なリスクにさらされます。ウイルス封じ込め策に
よる自粛(外出禁止)で消費の冷え込みと懸念は広がる一方です。

産業への影響も工場閉鎖やサプライチェーンの寸断によって、供給ショ
ックによる景気悪化と物価上昇が同時に進み、経済のあり方が驚異的な
スピードで経験したことのない状況に一変してしまうのではないでしょ
うか。

この先どうなっていくのか非常に不安な時期ですが、こんな時こそ私た
ちは何をしていくべきなのかを考えなくてはいけないのではないでしょ
うか。自分たちの責任でできること、備えるべきこと、やるべきことは
やるを徹底的に実行することだと思います。

世の中の環境が、どんな状況下でも周りに惑わされず、流されず、私た
ちの役割・責任を全うしなくてはなりません。我が社として今やること
は、年初予算に対しての適正な決算をすることと同時に、来期に向けた
整合性のある事業計画を立てなければなりません。

まずは、基本行動として普段なかなか時間が取れなくてやれなかった機
械やヤードの手入れを怠らずメンテナンスを行い、価値が高まるように
していくこと。

壊れたら新しいもので補充すればいいといった単純な使い捨て志向では
なく、継続して手入れすることでいつしか元のもの以上の価値をもつよ
うにもなります。現実をしっかり見据え、夢を追うためにはまずは足場
を固めることが大事だと思います。

今後は新規拡販にも目を向けて、新しい価値創出を模索していかなけれ
ばなりません。そのためにもマーケットのニーズやウォンツを探り、ど
う取り込んでいけばよいかを模索し「現場からの発想がニーズを見出す」
とよく言われますが、お客さまニーズを見つけ、どうやって満たしてい
くかはまねではなく自分たちが苦心し、自らあみ出していかなければな
りません。

どんな計画を掲げるかで会社の未来も変わります。将来像をイメージし、
今までにないものを創造していくことで、自社ならではの価値をモノに
換えていけるような行動が大事であり、イノベーションを進めていく必
要があると考えます。

春に向けどんな環境変化が現れても慌てることなく、基軸をぶらさずに
将来が良くなると信じ、コミュニケーションをさらに高め、知恵を絞る
ことでこれからもSCへの新たな可能性に踏み出していきたいと思って
おります。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.846〕は、2020年3月12日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

非常事態になってトイレットペーパーの買い占めが発生するなどいやな
雰囲気がありますが、ここは冷静に判断していきたいものです。このよ
うな状況下だからこそ、人間性が試されるのではないでしょうか。
3月に入りましたが、例年忙しい時期ではありますが、それに輪をかけ
て非常事態の制約された環境下に私たちはいます。皆で知恵を絞り、創
意工夫のもとでやるべきことを果たしていこうではありませんか。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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