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五十鈴メールマガジン〔No.846〕専門家の言うこと
配信日時:2020/03/12 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.03.12発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.846≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             例年3月と言えば

        卒業式などが行われる大事な時期ですが、

            今年は非常事態のため

      全国各地でさまざまな式典などが中止になったり

           延期になったりしています。

       そんな状況ですが、知恵を出し合いながら

        有意義な時間を過ごしたいものですね。

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☆No.846 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_専門家の言うこと
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_超エリアスマートの構築を目指す(山田専務)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_Will-Naviゴールを目指して(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 専門家の言うこと ―――
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鈴木貴士です。

今回のコロナ騒動でもそうですが、専門家と言われる人が連日テレビに
登場しさまざまなコメントをし、我々はそれを信じてしまいます。

東日本大震災の時もそうでしたが、いかに放射能が危険かを伝え、日本
に滞在する外国人は母国に帰るというのが当たり前のようになりました
し、各国もそういう手続きを争うようにしていました。

当時、五十鈴には何人かの中国人社員がいましたが、皆何らかの理由で
母国に帰ってしまいました。

当時、さまざまな地域で説明会や討論会が、専門家も含めてありました
が、「放射能で死んだ人間は一人もいない」という発言をした人がいて、
それが東京電力の人だったのでボコボコにされたのですが、私は放射能
汚染そのもので亡くなった方がいないのは事実だなと思いました。けれ
どもああいう状況では何を言っても流れは決まっているし、専門家もそ
ういう意見の人はおらず、シーベルトという基準でモノを語られてもよ
くわかりませんでした。

でも専門家もあれだけ言うのだから、危険地域の人々は避難しなければ
ならないのは当然だと思いましたし、汚染された場所は除染しなければ
ならないとも思いました。そして、すべての原子力発電所は菅総理の鶴
の一声で停止され、その影響が今日まで続いています。

しかし、よく考えてみると専門家の意見や知識人で構成される委員会で
原発の場所を決めてスタートしたはずです。一つの原子力発電所が崩壊
したからと言って、あんな簡単に全部止めても良いものかと思っていた
ら、専門家たちは新しい基準を厳しいものにし、それを満たさないと再
稼働させないということになりました。建てるのを決定した専門家と事
故後の専門家の意見の違いを明確にしませんでしたね。

もう一つ、これは素人考えですが広島や長崎は原子爆弾を落とされたの
に除染はしていませんし、原爆手帳を持っている方も長命な方々がおら
れるのも事実です。

放射能の被爆の影響もいろいろ研究が進んでいるはずなのですが、専門
家の意見はあまり変わりません。しかし、専門家の意見でもっともわか
らないのが、経済の話です。

政府の諮問委員会や景気動向を決定する会議では、専門家のその判断基
準があいまいで、いざなぎ越えの長期にわたる景気回復とか、消費増税
の影響はないとか、緩やかに景気は回復しているとか、専門家や権威の
ある学者に言われるとマスコミも反論できないのでしょうか。あと一度
口に出してしまうと、取り消せないということなのでしょうか。

日本は国の借金が多く、財政が破綻する恐れがあり、状況は破綻したギ
リシャよりも悪いと言われ、財務省は財政再建待ったなしで、緊縮予算
を続け、さらなる増税を求めています。

そして、それを後押しするような専門家や知識人も多く、国民も自分の
子や孫にそのツケを回してはいけないと真面目に信じて、痛みに耐えな
ければならないと思っています。

政府の予算を家計と同じように考え、歳入と歳出を一致させなければな
らないということで、プライマリーバランスという言葉も認識していま
す。

10月の消費税増税後GDPをはじめとする経済指標はとんでもなく落
ち込んでいます。そこへ持ってきて、コロナ騒動で日本経済のみならず、
世界経済はリーマン・ショック並み、いやそれ以上に落ち込むでしょう。

このような状況の中で専門家はどのような発言をするのでしょう。私は
大幅な財政出動しかないと思っています。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

     ――― 超エリアスマートの構築を目指す ―――
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新型コロナウイルスの影響は東海地区においても、国内の需要の落ち込
みに伴う自動車の生産調整で、国内の工場稼働に影響がでるとか、感染
拡大防止策の連絡がお客さまから届くといった状態が続き、経済状況の
先行き不透明感が強くなっています。

しかしながら、不確定な情報に振り回されることなく、今できることを
キッチリ行動するのは当然のこととして、次の手やその先を考えた二手
三手を着実に進めなければなりません。

五十鈴東海の来期の基本方針は「モビリティ社会との協創」で、モビリ
ティ社会における我が社の存在感、未来価値を実証し、次世代化社会へ
の貢献につなげ、現経営方針の締めくくりと次の経営方針へつなげる一
年にしたいと考えています。

感染防止によりお客さまとのスケジュール変更が続く中でも、あるトヨ
タ系の部品メーカーの経営者の方と先日じっくりお話をする機会があり、
トヨタが考えるモビリティ社会についても確認することができました。

トヨタはモビリティにまつわるさまざまなサービスを、変化し続ける社
会に提供する「モビリティ・カンパニー」として「未来のモビリティ社
会」の創造を進めると宣言しています。

テレビCMでも流されていますが、米国で行われた世界最大級の技術見
本市「CES2020」で豊田社長は、自動運転の電気自動車が走り、
ロボットなどの先端技術が集まるスマート都市「ウーブン・シティ」を
作ると世界に向けて発信しました。

静岡県裾野市のトヨタ自動車東日本の工場跡地を使って21年初頭には
着工する計画で、トヨタだけでなく世界の企業や研究機関の参加を募っ
て未来の街を創り上げる構想です。

同計画は、まさに直面している「CASE」競争の先の10年、20年
先を見据えたものとの位置づけで、豊田社長の年頭のあいさつでも、社
員に「ウーブン・シティは自分の仕事とは関係ないという意識を捨てて
もらいたい」と訴えたそうです。

今回、トヨタのモビリティ社会について語ってくれた部品メーカーの経
営者の方によると、

「世界では独ボッシュ社がカーシェアリング事業に乗り出すほか、カナ
ダのマグナ社はEVの受託生産を手掛けるなど、部品会社が『CASE』
領域に踏み込んでいます。

『CASE』や巨大部品会社に対し、トヨタグループの部品会社はスク
ラムを組んで対応しますが、これまではトヨタに対する独立心や自前主
義が各社の競争力を支えた面もありました。

チームとしての一体感と、各社の独自性をどうバランスさせ、競争力を
最大化するのか。グループ戦略を主導するスクラムの要、トヨタの手腕
がより注目されている状態です。」

と「同時に自社の新たな存在価値を示す必要に迫られています。」と、
危機感も抱いていました。

我々も来期はエリアスマートの考え方を、業界・系列の枠を超えた最適
な協創体「超エリアスマートの構築」を目指し、ソーシャルWillを
ビジネスバリエーション拡大につなげていきます。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

    ――― Will-Naviゴールを目指して ―――
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2019年度下期IOC成果発表会&経営会議を終え、各拠点来期に向
けた活動を展開している最中と思います。

鈴木代表が成果発表会で話されたことを肝に銘じて、新型コロナ対策を
万全にして、くれぐれも無理をしない、させないように健康維持と事業
継続に邁進していきましょう。

私事ですが、2月末に2番目の孫の「お食い初め」が行われました。一
生に一度の成長をお祝いする機会でもあり参加したかったのですが、娘
からお父さんは移動などせずに、東京でじっとしておくようにと強く言
われ、納得せざるを得ませんでした。

その代りに、LINEのビデオ電話でつなげてもらえたので、思った以
上に楽しくお祝いができました。やりようがあるものだなとつくづく感
じました。

さて、IBSは来年度末のWill-Naviゴールと次期長期につな
がる活動を加速すべく、より具体的な活動が展開できるように、重要な
3月を過ごしています。

コロナの影響で外出等を控えているので、その分いろいろなことを考え
検討する時間に充てています。ここ3年、バリュービジネスの進化に向
けて事業変革を推進してきました。

多くの社員は会社の目的、目標を理解し、日常の仕事の中にIOC活動
が根付いてきており、目指す事業化の方向性が固まってきた段階にあり
ます。

従って3月は目指すビジネスモデルをなるべく明確にすることに注力し
て、狙いを絞った数多くの活動をスタートさせたいと思います。

そのためには、人と組織の力の結集が不可欠です。第一に「考え抜く力」
を一人ひとりの社員が持ってほしいと思います。何年か前のように、一
定の作業処理をこなすことが仕事ではないということをわかってくれて
いるのは心強いです。

だからこそ主体的に考え抜く力を発揮して、組織的なクセ、強みにして
成果創出に貢献してほしいと思います。経済の動きが大きく変化してい
く中で、負けずに主体的に考えるクセをつけ、世の中に必要な存在にな
ってほしいと思います。

第二にICT、AI、IoT活用をモデル構想に組み込むことができる
「IT人財の育成」が急務です。特に人の介入は今回のコロナでも痛感
しましたが、大きなリスクを伴うものということを忘れてはいけないと
思います。

デジタルの利用によるビジネスプロセス変革をお客さま、関係先と取り
組んでいきたいと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2020.03.11 五十鈴の全員参画型経営「IOC(五十鈴組織変革)活動
               ダイジェスト<2019年度下期>」更新
                             
       http://www.isz.co.jp/company/ideamanagement03.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.847〕は、2020年3月19日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

イベント自粛や混雑する通勤電車回避のための時差出勤、あるいは在宅
勤務など、新型コロナウイルスの影響により日本中で張り詰めた空気が
漂っていますが、緊張感を維持して対処していかねばならない状況はま
だ続きます。
そんな状況下、SNSなどから情報を入手しやすくなりメリットを享受
している反面、デマに惑わされず、やらねばならないことをしっかりと
やり遂げる姿勢が私たち一人ひとりに求められるのではないでしょうか。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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