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五十鈴メールマガジン〔No.849〕社会的圧力
配信日時:2020/04/02 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.04.02発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.849≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          2020年度が始まりました。

       今年は年明けから不穏な状況が取り巻いて

     例年とは違った雰囲気のなかでの新年度となります。

         いろいろと大変なこともありますが、

         不平不満を言っても始まりません。

         できる限り前を向いていきましょう。

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☆No.849 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_社会的圧力
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新入社員の成長を全員の力で(瀬戸執行役員)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_新しい働き方改革を考える(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 社会的圧力 ―――
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鈴木貴士です。

もはや自粛要請の嵐で、何もできないような状況になってきました。し
かし自粛は本人が決めるもので、それを要請されるというのはどういう
ことか、と思ってしまいますが、昭和天皇崩御の時は日本中で自粛ムー
ドになりましたが、強制や要請されるものではなく、国民の気持ちやイ
ベントを開催する人たちの考えが優先されましたが、それでも自粛して
いないとなんとなく後ろ指を指されるということで自粛ムードの方が優
先していました。

今回は疫病ですから、自粛するのはある程度当たり前だと思うのですが、
情報がさまざまあるので、総理大臣や知事の要請で強化されるというこ
とはあります。しかし何といってもそういう状況の中で、報道やSNS
で誰がどうしたという情報が拡散し、対象者に社会的圧力や制裁を与え
るといった風潮はいかがなものでしょうか。

確かに、「ウイルスをばらまいてやる!」と言って飲食店に行った男は
糾弾されるべきでしょうが、その家族がどこの誰から始まり、社会的制
裁を受けていると思います。

一番ひどいと思ったのは、どこかの大学教授が休校中に海外旅行を無断
で実行し、結果、コロナウイルスに感染し、その大学の卒業式が中止に
なってしまいました。ここまではまあ可哀そうにというぐらいでしたが、
そこの学校の付属の中学や高校の生徒がイジメに遭い、制服を着ての登
校ができないような状況になったということです。

これって社会的圧力というよりイジメの範疇ですよね。インターネット
の書き込みも多く、そういうことに対する批判も多いのですが、社会的
圧力というのは本当に怖いと思ってしまいます。

こういう力学を使って、為政者がコメントなり、要請をすると事態はや
やこしくなってきます。例えば全国一律の休校の総理からの要請は、そ
の根拠よりも、「この騒動は本当に大変だ!」と思わせるには効果があ
ったと思います。

しかし、突然のことでさまざまなことが混乱したのも事実です。そして、
小池都知事はあまりそれまで現れなかったのに、東京オリンピックの延
期が決まってからは颯爽と登場し、力強い言葉、特に横文字を連発し、
「これは東京が大変なことになるぞ!」と思わせる効果は抜群だと思い
ました。

細かい質問をされても、最後は「ステイ・アット・ホーム」とか言って
煙に巻きましたが、これって「家に居なさい!」ということでしょう。
だから、買い物とか散歩とかどのくらいの頻度とか重要度で決めるのか
というような質問にこれでは答えていません。

ですから、捉える方もバラツキがあり、まじめな人は一歩たりとも外へ
出ない方が良いと思ってしまいますし、いい加減な輩は「何を言ってい
るのかわからない。具体的じゃないから適当に!」と行動してしまうで
しょう。

今の時期、為政者は客観的なデータを基に自分の決断というものを見せ
てもらわなければなりません。頼むだけではダメなのです。これだけの
お金や対策を打つという具体的なものがなければ、間髪を入れずとか、
果敢にとか、最大規模にとか言っても感覚的にしかわからないのです。

数字が入っているものもありますが、例えば何人検査して何人感染して
いるのがわかり、そのうち何人が重症なのかというようなことを明確に
すべきです。

経済対策の規模でも総額何兆円と言いますが、国債発行の部分、真水の
数字はまず言いません。ともかく要請という社会的圧力だけでなく、数
字的な対策を望みたいものです。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

      ――― 新入社員の成長を全員の力で ―――
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今年も小山サービスセンターの敷地にある桜が、新入社員を歓迎するか
のように満開になりました。満開の桜の下、みんなで記念撮影ができる
ことが今から楽しみです。コロナの感染拡大と恐怖が広がり、世界経済
も大混乱の中ですが、心が和らぐ瞬間でもあります。

新入社員もグループ総勢32名、五十鈴関東には7名(男性4名、女性
3名)を迎え入れることになりました。先輩社員全員で愛情を注いで育
成してもらいたいと思います。

最近の世の中の傾向では入社3年以内に3、4割が辞めてしまう時代で
す。人を育てて人材を「人財」にすることは五十鈴グループの基本的な
考え方です。そのための仕組みもたくさんありますが、その中でも特に
大切にしてもらいたいことは、社訓にある「何でもみんなで話し合おう」
の実践に通じる毎日の業務日誌です。

新入社員にとって一番身近な指導者となる先輩・上司との信頼関係をし
っかりと築き上げていくプロセスでもあり、きめ細かなコミュニケーシ
ョンを通じて新入社員の気持ちに寄り添って支援することができます。

見守られていることを実感しながら安心して会社生活を送っていく過程
の中で信頼関係が育まれ、職場への愛着や仕事を続けていける自信もつ
いてきます。

先輩社員や上司の目からは、新入社員が何に悩んでいるのかはわかりに
くいものですが、業務日誌を効果的に活用することで、日々の学び・気
づき、不安や悩みを吸い上げて、丁寧にアドバイスをしてあげてくださ
い。

コメントもできる限り多くの先輩社員からすることが望ましいです。社
訓や創業者精神、価値観に基づくものの見方・考え方の理解や実践に通
じる具体的な行動を教えることは勿論ですが、エチケット・マナーや社
会人としての心構えも五十鈴が大切にしていることとして指導をお願い
します。

とにかく、みんなで世話を焼くことが大切です。これは新入社員の育成
に限ったことではなく、若手の育成には欠かせないことだと思います。

世話を焼く行動の中で人間関係が良くなり、成長を実感する瞬間が日々
の中で生まれてくるのだと思います。多少しつこいくらいにコミュニケ
ーションを取り、具体的な指導をしながら、みんなでかまってあげるこ
とが大切だと思います。

そして、チームや組織に必要な存在だと実感できる成長を認めてあげる
ことが何よりも大切なことだと思います。

Will-Navi最終年度がスタートします。決意を新たに、そして
新たな力を結集してバリューセンターへの進化に邁進していきましょう。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

      ――― 新しい働き方改革を考える ―――
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新年度がスタートしましたが、新型コロナウイルスの影響でなんとも重
苦しい空気でのスタートです。東京オリンピックも延期となり、各種行
事も中止が相次ぎ、経済への影響も計り知れない状況になってきました。
早く収束するように、自分たちでできることを粛々と行っていかなけれ
ばなりません。

ITCでも海外出張での業務や各種新人研修が3月からすべて中止とな
り、2020年度の事業計画にも大きな影響が出ています。感染予防・
拡大防止の目的で、3月からは在宅勤務ができる社員は基本的に在宅勤
務で業務を行ってもらっています。

ここ数年、遠隔(カメラモニタリングやTV会議)での支援業務が増え
てきたこともあり、在宅でも遠隔支援業務ができますし、ITCとして
の考える(ソリューション企画を作る)仕事も在宅でできるので、やる
べき業務は順調に進められています。出社が必要な時は計画的に出社予
定を決めて出社してもらっています。

ここ何年か、国を挙げて働き方改革の推進をしており、さまざまな法改
正も進む中、ITCとしてもこの在宅勤務の機会を使い、新しい働き方
の模索をしていこうと思って取り組んでいます。

タスクの進捗を皆で共有する会議や、一年間の成長度を発表する価値プ
レゼンなどもTV会議で行い、特に問題もない状況です。

在宅勤務自体のメリットもあるようで、通勤時間がなくなり、一日の時
間がゆったりと有効に使えストレスが軽減されるとか、周りの雑音がな
いため集中して考えられることや、いろいろな姿勢ができて腰痛も軽減
される、という社員の声も出ています。

デメリットもあり、ネットワーク環境(課金問題やトラブル時の対応、
プリンター有無等)を整備する必要や共有サーバーへのタイムリーなア
クセス、会社全体の動きがタイムリーに掴めない等のデメリットもある
ようです。

IOC活動のミーティングなど、皆で集まって考えるような会議は顔を
突き合わせてやらないとできない、というような固定概念も取り外し、
TV会議で実施してみるなど、今までの固定概念に捉われずに働き方改
革につながるトライをしていきたいと思っています。

そのようないろいろな取り組みを行い、皆で在宅勤務での課題を整理し、
今後のITCの働き方改革につなげていきたいと思います。

実際にいろいろなツールを使ってTV会議をすることも、新しいテクノ
ロジーを体験しながら課題を発掘できるため、すべてのことをポジティ
ブに捉えて対応していきたいと思います。

そう言いながらも、事業環境は非常に厳しい状況です。締めるべきとこ
ろは締めて、Will-Navi最終年度としてふさわしい一年にして
いきたいと思っています。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.850〕は、2020年4月9日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

五十鈴はWill-Navi最終年度を迎えましたが、今年は経済の悪
化が見込まれています。さまざまな行事や催しが中止や延期になり、先
行きが不透明で落ち着かなくなりますが、世界中にまん延する疫病相手
に戦うには国民が総力を挙げてのぞまなければなりません。長期的な戦
いになるからこそ、腹を据えてのぞんでいく。自暴自棄になって、デマ
やイジメに加担しない冷静な態度を持ち続けることが必要ではないでし
ょうか。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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