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五十鈴メールマガジン〔No.851〕危機意識のない人々
配信日時:2020/04/16 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.04.16発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.851≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          連日のテレビのニュース番組は

         ほとんど新型ウイルス関連ですね。

      それだけ一刻一秒を争う危機に直面しています。

        しかし、すぐに解決できることではなく

         国民が国を挙げて冷静に、地道に、

      真剣に取り組んでいくことが求められています。

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☆No.851 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_危機意識のない人々
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_この国難を乗り切るために(山田専務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_デジタライゼーションの推進(新川社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― 危機意識のない人々 ―――
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鈴木貴士です。

まず、先週のメルマガでは失礼いたしました。高橋是清と五・一五事件
の犬養毅の話をすっかり勘違いしていました。「話せばわかる!」「問
答無用!」のところだけ省いて読んでいただければと思います。お詫び
して訂正させて戴きます。

さて、緊急事態宣言が出されましたが、大混乱というか、おかしなこと
になっていますね。繁華街はそれなりに自粛モードになっていますが、
公園やスーパー、中心街でないところの商店街、飲食店も人で溢れてい
ます。何か、やむなく行ってもいいというところは、普通に行ってもい
いのだというように勘違いしているのではと思ってしまいます。

マスクを買うのに密着して並んでは本末転倒です。食料品も路面に面し
ている店では長蛇の列、これも表だからというように、三密でなければ
大丈夫と勝手に思い込んでいるのです。

もはや、自分も含めて、「人を見たら泥棒だと思え」ではないですが、
「人を見たら感染者だと思え」ぐらいの、危機意識が必要です。

欧米で言われている「ソーシャル・ディスタンス」が今のところ一番有
効のようです。人との距離を2メーターくらい離すということですが、
なかなか難しいですね。公園で散歩をしていても、後ろからジョギング
している人に追い抜かれるときは接近しています。表だからとか走って
いるからとか言っても、ウイルスに巻き込まれる公算はあります。

接触感染も気をつけないと、新聞から宅配便、郵便物とすべてにリスク
があります。潜伏期間が長いうえに、無症状や軽症の人が圧倒的に多い
ので、かえって危険なのですね。

私は基礎疾患を持っている高齢者なので特に注意が必要だそうです。気
がつけば高齢者ですし、毎月医者から高血圧等の薬を処方されているの
ですから当然です。

ですから、物凄く気をつけているのですが、コンビニやスーパーに行く
と全然気をつけていない人がいるので、驚いてしまいます。ですから買
い出しは魔女に任せています。

散歩をしながら喫茶店や飲食店を眺めると、接近戦でお喋りしたり、飲
食したりしている人々が多いので驚きます。気をつけている人たちは騒
げば騒ぐほど委縮し自粛し、さまざまな対応を過剰なぐらいしています
が、反対に気にしない人はパチンコ店に開店から並んだり、カラオケし
たり、クラブに行ったり呑気なものです。

この格差が問題で、気をつけていてもそういう人から感染したりするの
で注意が必要です。もっとも問題なのは仕事ですね、休めと言っても休
めない、工場や物流関係の仕事、そして都会でテレワークができず、や
むを得ず通勤電車に乗る人々、決算期等で自分が行かなければと責任感
を持っている人たちが多いのです。

しかしそこで無理をすると、どこかのアナウンサーのようになってしま
います。ここは真面目と真剣の区別をつけなければなりません。真剣に
考えて、自分も人も感染しないようにし、風邪の症状が出たら出勤しな
い。特に発熱したら十分に注意しなければなりません。大事を取るとい
うことが自分や家族、周りの人たちのためなのです。

新型ウイルスとの戦いは長期戦になりそうですが、ここはいちばん早期
収束をするために、我慢と忍耐が必要です。欧米のような強い規制がか
からずとも、我々の新常識で世界に誇る日本人の連帯感や助け合う、気
づきあう行動を取るようにしましょう。感染者の数ばかり気にしないで。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

      ――― この国難を乗り切るために ―――
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新型コロナウイルスの感染拡大はなかなか収まらず、東海地区において
も愛知県が独自緊急事態宣言、岐阜県は独自非常事態宣言をそれぞれ出
されました。今後、東海地区の自動車関連の企業も追加の対策が必要か
否かを検討しています。

五十鈴東海においても、感染防止策と組織力を生かした対応策を徹底さ
せています。

そういった状況下で思うことがあります。それは、社員総会等で歌う五
十鈴グループの社歌です。社歌の二番に「かん難辛苦のりこえて、みな
ぎる若さ旗のもと・・・」とあります。

「艱難辛苦」とは、言葉で言い尽くせないほどのたいへんな苦労を意味
します。特に、人生や仕事においてぶつかる困難や、大きな目的を大成
するまでに経験する、さまざまな苦労を言い表すときに用いられる、と
あります。

すなわち「かん難辛苦のりこえて」とは、非常に困難な状況を乗り越え
て目的を大成した時や、さらなる発展を遂げるために乗り越えるべき辛
い試練に対して使われる言い回しです。

我々はこの10年間においても リーマン・ショックや、東日本大震災
の影響による経済環境の落ち込みからの立ち直りを経験してきました。

五十鈴の社歌は「誓う我等の団結は、はがねの強さゆるぎなし・・・」
と続きます。そして社歌の歌詞の通り、我々の組織力は確実に成長し結
果・成果につなげることができています。

新型コロナ感染予防対策についても、国や地方自治体に頼るだけでなく、
我々独自でやれることをキッチリやることが重要ですし、乗り切る力は
充分にあります。

そして、このような時期だからこそ、時間の使い方が大切になっていま
す。以前から書店には、成功や幸せをつかむには何をすべきかを説く人
生の指南書がずらりと並んでいます。

その中には「人生を向上させるには、新しい思考や行動をプラスするよ
りも、失敗を避け、良い結果を出せるようになるための土台づくりをす
るほうが効果的で、人間が犯しがちな間違いを把握して予防策をとれば、
良い結果はおのずとついてくる。」と書いてある本もありました。

しかし、多くの本の結論は「重要な知識は実践を通して得られるもの」
とありました。

土日は家でじっくり本を読む時間も増やすことができると思いますので、
たまには自分に合った「人生の指南書」を読んでみるのも良いかと思い
ます。

また、土日はテレビの情報番組を観る機会も増えていますが、いろいろ
なコメンテーターが意見を好き勝手に述べていますが、正しく情報を見
極めることもとても重要だと感じています。

ただ先週末に聞いたある専門家の言葉が心に残りました。それはアリス
トテレスの言葉で「賢人が目指すべきは、幸福を手に入れることではな
く、不幸を避けることだ」でした。

感染拡大を防ぐため、医療崩壊を避けるための行動制限につながる考え
だと思います。

また、いろいろと不安を感じる人が増えている今だからこそ、会社でも
家でも「心配り、気配り、目配り」が重要だと言うことを五十鈴東海に
おいて全社員が意識し、日々変化する状況変化を正しく共通認識したう
えで、組織力で切り抜けていきたいと考えています。


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【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

     ――― デジタライゼーションの推進 ―――
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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、7日に緊急事態宣言が発出され
てから1週間が経過しました。

対象区域となった東京など7都府県では、外出自粛を市民に呼び掛ける
とともに、人が密集する施設への休業要請も行われています。

また、いまだに通勤者の減少が十分でない面があることから、「オフィ
スでの仕事は原則として自宅で行えるようにし、どうしても出勤が必要
な場合でも出勤者を最低7割は減らす」との方針を示し、中小・零細を
含むすべての事業者に要請されています。

IMSの東京オフィスでも、緊急事態宣言を機に在宅勤務を「奨励」か
ら「原則」に切り替えました。

日本CFO協会が実施した「新型コロナウイルスによる経理財務業務へ
の影響に関する調査」の結果によれば、必要な制度やシステムが未整備
であることがテレワーク普及の阻害要因となっているが、テレワークを
実施できていない企業の最大のネックとして請求書や証憑などの紙の書
類がデジタル化できていないという回答(77%)が最も多く、紙文化
からの脱却が不可欠だとされていました。

この結果について、その通りと思って見ていましたので、グループや外
部企業の財務経理業務を行っているIMSにとっては、原則として全員
がテレワークを実施するということは非常にハードルの高いことだと考
えていましたが、行ってみると工夫やアイデアが生まれてきており、
「思い込みのブレーキ」をかけなくて良かったと感じています。

今期のIMSでは、「スマート・ワークスタイルへの変革」に向けて、
デジタライゼーションの推進・強化を課題の一つとして挙げています。

今は想定外の厳しい状況ですから、現在視点での外部環境の変化に対応
する問題解決型のアプローチも必要ですが、将来視点でライフスタイル
や価値観の変化をイメージしながら、IMSのビジネスと経営基盤、双
方の「構造改革」を加速させていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.852〕は、2020年4月23日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

4月だと言うのにこの週頭まで寒い日が続いていて、ウイルスにとって
は生きやすい日よりだと皮肉を言いたくなる気持ちでしたが、ようやく
暖かい春の日差しになって少しは気分が晴れてきた状況です。
しかし例年のような春の気持ちよさは新型ウイルスの影響で望むべくも
なく、ややもすると不平不満につながってきてしまいます。ここは冷静
に、そして根気のいることになりますが、ウイルスをやっつけるために
国民が知恵をしぼり、一致団結して取り組んでいかねばなりません。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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