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五十鈴メールマガジン〔No.854〕新常態への挑戦
配信日時:2020/05/14 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.05.14発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.854≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            初夏の訪れとともに

          汗ばむ時期になってきました。

    今年はいまだ人前ではマスク着用が推奨されているため

           難儀なこともありますが、

          直面している課題解決に向けて

       一致団結して臨んでいかなければなりません。

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☆No.854 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_新常態への挑戦
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_新たな世界の道へ(瀬戸執行役員)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_問題解決<問題発見(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 新常態への挑戦 ―――
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鈴木貴士です。

今回の新型コロナウイルスの対応で、政府は緊急事態宣言をし、国民に
は自粛を要請しました。だいたい、自粛は自粛であり、要請するという
のはおかしな話なのですが、日本人にはその社会的圧力が法律よりも効
くことがあるので、今回も自粛ポリスが出没していますが、法治国家な
のですから法律で対処しないと私刑になってしまいます。

もうそういう話はうんざりするので、これからの自分たちの在り方を模
索してみたいと思います。

今回の新型ウイルスは厄介で、潜伏期間が長く、無症状や軽症の人が8
割ということで、残りの2割の人が重篤化、死亡するということになり
ます。それも基礎疾患がある人や、高齢者が圧倒的に多いのです。

要するに無症状の感染者が高齢者に感染させてしまうことが、懸念され
るので、そういう人々を隔離しなければならないのですね。そこに医療
問題が発生します。軽症者を病院に入院させず、自宅待機にすれば家庭
内感染も多くなります。

また、長く緊縮財政を続けたので、ICU等の高度医療機器の余裕も医
師や看護師に対する感染防止用具も足りない状態です。病床や保健所も
減らし続けた結果が現状です。

そんな中で政府の専門家会議は感染を予防する「新しい生活様式」を公
表しました。この内容はまたもや、手段と目的が混沌とするようなもの
で、さらに長すぎて覚えられませんし実際にこれを実行するとなると、
ほとんどの飲食店は成立しなくなりますね。

よく考えて整理してみましょう。まず、このウイルス騒動が簡単に終息
はしないで、長期戦になること。ただし、確率から言って過度に恐れる
ことはないということ。そして重要なのは感染の種類は飛沫感染、接触
感染が圧倒的に多く、空気感染はエアゾル感染のみだということ。

従って、まず、コロナ弱者を徹底的に護る。こまめな手洗い、うがい、
マスクの着用を習慣づける。そしてこれが最も重要なのですが、顔を触
らないということです。感染者と遭遇しても、マスクをお互いしていれ
ば、飛沫感染のリスクは低減されます。そしてもし感染者から接触感染
でウイルスが付いても、手洗いをし、顔を触らなければ、いや、顔さえ
触らなければ、感染しません。これが基本です。

もちろん3密を避けることも大事ですし、ソーシャルディスタンスを取
ることも大切ですが、目的は感染しない、感染させないということです
から、そこのところを明確にしないと何でもかんでもダメになり、金縛
りのような状態になり、社会生活や経済活動ができなくなってしまいま
す。

と言って、自粛を緩和すると何をしてもいいのだというようなことにな
り、タガが外れて元の木阿弥になってしまいます。テレワークやリモー
トでできることはどんどん推進してよいのですが、その前に仕事の見直
し、やめてもよい仕事や重複業務などはやめてしまうことが重要ですね。

五十鈴の組織文化はプロセス重視でやってきましたが、これをどう変革
させるか。みんなで一緒に知恵を絞り、効率的な新常態を創出していき
ましょう。

五十鈴の基本の「エチケット・マナー」も変わりますね。活発な議論も
直接はできなくなるのでしょうか。しかし、一堂に会さないと一体感が
感じられないと思うのは私だけでしょうか。懇親会も会食もできないと
なると、人間関係も難しくなります。ともかく、感染しない、させない
という大目的を基本に五十鈴の新組織文化を考えていきましょう。


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【執行役員が伝えたいこと】_瀬戸執行役員

        ――― 新たな世界の道へ ―――
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連休明けの初日、いつもと変わらぬ「社訓」の唱和で朝礼が始まり、一
気に全身に力が湧いてくるのを感じました。自分たちの日常は、やっぱ
りこれだ!と思うのですが、多くの日常は変わってしまいました。

環境変化に適応するために自分たちもさまざまな生活スタイルや仕事の
仕方を身に付けるしかないのですが、暑くなるこの時期のマスク着用は
熱中症のリスクもあるので本当に注意が必要です。これまでとは違う施
策も取り入れ柔軟に状況対応をするしかないです。

足元の状況は仕方のないことなので、現時点では感染リスクを避けるこ
とは勿論のこと、安全や品質管理における基本を徹底し、ウイルス騒動
後への飛躍の準備にしっかり取り組むことが大切です。

このコロナウイルスでもさまざまな社会の歪みが見て取れますが、私た
ちが日頃接しているビジネス環境においても、世の中の変化と現実のビ
ジネス現場には多くの歪みが存在しています。この歪みを解消すること
の大切さはコロナウイルスへの対応の遅れによる医療現場の大変さを見
ているとよく認識できます。

バリューチェーンの隅々まで目を凝らせば、「ひずみ」はまだまだあり、
さまざまなアイデアとテクノロジーを組み合わせることで、多くの人が
諦めていた“変えられない”“変わらない”状況が変えられること、独
創的な発想で解決を試みていけばおのずと新たな世界の道が見えてくる
ことが、今回のコロナウイルスでの多くの人々の試みからも感じ取るこ
とができます。

いつの時代も困難を乗り越えるのは、人と人との絆や強い信念、意志な
のだとつくづく感じます。

連休中に読んだ本に書いてあったことですが、イノベーションは生き物
の生態系を育てていくようなものだとあり、個人の思いを起点に、場を
つくり、ビジョンを発信し、新たな生態系を形成することだと。

そのために、お互いにやりたいことを共有する「仲間をつくる」、思っ
たことを素直に発信し、やりながら考えていく空気感がある「場をつく
る」、場も多様な人が交じり合う場をつくると、新たなモノ・コトを生
み出し続ける価値の源泉になるとあります。

世の中の役に立つこととは何かを考えながら、共にする仲間と場をつく
ることはVC(バリューセンター)を目指している我々にとっても共通
する価値観であると思います。

厳しい状況ではありますが、世の中の変化とそこから波及するさまざま
な動向をとらえて、現場感を磨きながらポジティブに変革を推進してい
きましょう。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

        ――― 問題解決<問題発見 ―――
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新型コロナの影響で、世の中の様変わりを肌で感じている今日この頃。
電車通勤も以前の3割程度で空いています。行きつけの床屋さんは、同
業者間でのオンライン飲み会が頻繁に行われるようになったことで以前
よりも仲良くなり、いろいろなアイデア交換をしているそうです。

IBSでは、4月からできるだけ在宅勤務に切り替え、2ヵ月目に突入
しました。みんな慣れないなか、またお客さまのシステム変更が重なり
慌ただしいなか、よくやってくれています。

正直に言えば、今迄は営業事務で在宅勤務をすること自体ほとんど考え
たことはありませんでした。今回の異常事態により一気に動いたわけで
すので、当然のようにいろいろな問題が発生します。

ただし、それを当たり前としポジティブに解決策を検討し実践していて、
IOC活動やIVC活動等で培ってきた人の力と組織の力が発揮されて
おり、頼もしい限りです。五十鈴グループ各社共通の強みのひとつだと
思います。

さて、今年度は五十鈴グループの長期経営目標Will-Navi最終
年度です。10年間追い続けてきたゴールに向け、IBSは次期長期経
営目標のスタートに自信を持って立ちたいと考えています。そのために
成長する上での課題はいろいろとありますが、特に力を入れて取り組み
達成したいことが題に掲げた「問題解決<問題発見」です。

この3年、目指す企業像を「ビジネスイノベーション企業」と掲げ、組
織変革を推進してきました。グループVC・LOG営業活動での主体性
を発揮した取り組み、RPAのグループシナジー発揮に向けた取り組み
等、数多くの新しい取り組みを実践してきました。

行動レベルは上がってきています。でも、今のままで良いハズはありま
せん。成果出しもイマイチです。どちらかと言えば多くの時間を「問題
解決」に費やし、将来・未来のWill探求による「問題発見」にまだ
まだ至っていないと思うのです。

先日ですが、テレビのコロナ関連をテーマにした番組で、和歌山県にあ
るゲストハウスの新しい取り組みが取り上げられていました。ホテルの
倒産が後を絶たないなか、ここもコロナの影響を大きく受け、宿泊キャ
ンセルが相次ぎ、大ダメージを受けたそうです。

ここのオーナーは、お客さまが何を求めて泊まりに来るのか、お客さま
側に立って考えオンライン宿泊なるサービスを立ち上げました。お客さ
まの目的は知らない人たちとの出会い、旅先の情報交換等であり、ゆっ
くり温泉に浸かる、美味しい料理を食べるとかではなかったのです。そ
のサービス、今では満室に近い状況が続いているそうです。

IBSは常に本質・目的について思考することで、問題発見力に磨きを
掛け、次期長期経営目標に臨んでいきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.855〕は、2020年5月21日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

新型コロナ禍で自粛状態が続いており、自粛警察などの問題も発生した
りと暗いニュースもありますが、一方ではこのような時期だからこそ、
いろいろなアイデアで多くの人々を励ましてくれる人たちもいて、ポジ
ティブに捉えることの大切さをあらためて実感しています。
この先にある多くの課題に向けて、さまざまな情報を活かし、多様な人
の知恵を集めて、前向きな姿勢で臨んでいかねばならないと思うところ
です。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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