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五十鈴メールマガジン〔No.862〕国民国家
配信日時:2020/07/09 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.07.09発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.862≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

            先週から九州を襲った

         豪雨の影響で多くの方々が被災され、

          非常に困難な状況にあります。

          お亡くなりになられた方々に

          お悔やみ申し上げますとともに

      被災された方々には心からお見舞い申し上げます。

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☆No.862 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_国民国家
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_気分よく働くために必要なこと(鈴木執行役員)
┃
┃【五十鈴ビジネスサポートの現場から】
┃ ■_期待してください(判治社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 国民国家 ―――
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鈴木貴士です。

日曜日の都知事選挙も予想通り、現職の小池知事の圧勝に終わりました。
あれほど前回揉めた自民党の都議連も早々に二階幹事長の支持発言で対
抗馬を出せず、野党も強力な統一候補を立てられずに山本太郎氏の直前
の立候補もあり、分裂選挙のようになってしまいました。

しかし都民は前回の小池旋風や、その後の豊洲や築地、国政にまで影響
した希望の党のことなど忘れてしまったのでしょうか。今回のコロナ対
応でも、オリンピックが延期になるまでは動かず、延期になったとたん、
「オーバーシュート」「ロックダウン」「ステイホーム」と横文字で騒
ぎ出し、休業要請やその補償まで国よりもダイナミックに発言実施し、
リーダーシップを発揮しているように見えました。

それに押されるように、安倍首相は「緊急事態宣言」を発令することに
なりました。また大阪の吉村知事を意識し、「東京アラート」なるもの
を公表し、レインボーブリッジや都庁舎を赤く染めましたが、結局何の
ことやらその後の解除でわからなくなりました。

休業要請も最初はパチンコ屋をターゲットにし、次は歌舞伎町、続いて
池袋の夜の街と誰かをターゲットにすることで、自分のパフォーマンス
を効果的に見せる手法は以前と変わりませんね。

豊洲問題で「盛土」や「地下空洞」などをターゲットにしたのと同じ手
法でマスコミも煽り立てる。そのおかげで、オリンピック用の豊洲から
の道路もできず、莫大な費用で仮設の道路を作らざるを得なくなりまし
た。

築地を食のテーマパークにすると築地の人たちを喜ばせましたが、結局、
彼女の政策変更やパフォーマンスで一体いくら予算が使われたのか。そ
してそれによって振り回された人々がどのくらいいたのかを、都民は忘
れてしまったのでしょうか。

前回の選挙で同志として戦った、テレビでおなじみの髭の弁護士、政界
のホープの細川豪志氏、豊洲問題で責任を取らされた都庁の幹部や職員
も、今回の彼女の圧勝を見てどう思ったでしょうか。

選挙ですから「勝てば官軍」です。それも投票率もそこそこで、過去二
番目の得票数での当選ですから文句のつけようもありません。でもこの
前までは「緑の狸」とか「豊洲の女」とか「小池にハマってさあ大変」
とか揶揄していたではありませんか。

たしかに、この状況で現職の知事を変えるのは問題かもしれませんが、
冷静に振り返って評価するということが、国民はできなくなっているの
かもしれません。

そして、国政レベルでは衆議院の解散風が吹いていますが、国会は閉会
しており、危機対応ができない状態です。

内閣支持率も問題があれほど出ても急激に落ちることはありません。で
すから、解散総選挙で勝つことができれば、それらがチャラになるとで
も思っているのでしょうか。「モリ・カケ」「桜を見る会」「検事長の
麻雀」「選挙違反」「汚職」すべて忘れ去られることになるのでしょう
か。

「拉致問題」「北方領土」「国土強靭化」、何より「デフレ脱却」を目
標にした政権が2度の消費税増税を断行し、2%のインフレ目標も60
0兆円のGDP目標も達成する可能性もありません。

そして、緊縮財政で削減しつづけた医療費、介護費、保健所、病床数、
公務員、公共投資、その結果が今、目の前に突き付けられているのです。

「国民国家」として、我々は「選挙」という唯一の国政参画の権利を行
使し、今こそ、自分たちの責任を全うしなければならないと思うのです。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木執行役員

     ――― 気分よく働くために必要なこと ―――
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梅雨前線発達の影響で球磨川や筑後川が氾濫し、大きな被害が出てしま
いました。被災された方、そのご家族に心よりお見舞い申し上げます。

ここ数年、ゲリラ豪雨のような降り方が増え、洪水や土砂災害は毎年の
ように発生しています。非常時の備えはできているか、家・職場でしっ
かりと確認しておきましょう。

また、一時帰休を取りながらで、イレギュラーなことがあるのかもしれ
ませんが、最近、交通事故や労災、設備故障、お客さまからのクレーム
が、仕事量が減っているにもかかわらず、発生していることも心配して
います。

1年ほど前の日経新聞に「心の資本を増強せよ」という記事が出ました。
組織の活力を高め、イノベーションを起こすためには、「心理的安全性」
が重要であるということです。Googleの社内調査チームが発表し
たことで注目を集めましたが、元々はハーバード大学の研究者が唱えた
概念です。

「心理的安全性」とは、率直にアイデアやミスを言い出せる関係性が組
織にどれだけあるかということです。何かいいアイデアが閃いたらすぐ
に発言し、実行に移す。失敗に終わっても、笑われたり、罰せられたり
せず、社内で尊重されると本人が確信している状態だそうです。

考え方としてはシンプルですが、組織には上下関係があり、常に評価さ
れるので、評価や失敗を恐れ、「黙っている」「何もしない」というこ
とを選択しがちになります。そのほうが、リスクがないと感じるためで
す。従って、組織は放っておくと、「心理的安全性」が自然と低下する
構造を持っています。

みずほにいたときは、この「心理的安全性」が高い組織状態にすること
を意識していました。「成功したから幸福だと感じる」のではなく、
「幸福だと感じることが成功を生む」と信じているからです。

先日、新会社設立が発表されましたが、担当していた日立製作所ではハ
ピネスの研究をしています。彼らの実証実験の結果、ハピネス度が高い
組織は、生産性が高いということがわかったそうです。

実は、私も日立のハピネス端末を身に着けて、実証実験をしたことがあ
ります。発言がない会議や、一方的に指示を受ける会話が多いとハピネ
ス度やパフォーマンスが下がったり、短い細切れのデスクワークが多い
と残業が多くなったりする傾向などを把握することができました。

一番関心を持ったのは、双方向の短いコミュニケーションの頻度が高い
ほど、ハピネス度が高いということでした。ちょっとした会話によって
信頼関係が構築され、それにより生産性が改善することがわかったので
す。

そのため、会話したいと思ったときに、そのタイミングで気楽に聞ける
人間関係と、いつでも声をかけられても大丈夫な状態を維持し、そして
変なことを気楽に聞いても大丈夫だ、という組織風土を大事にしてきま
した。そしてそれは、これからも、テレワーク中であっても大事にして
いきたいと思っています。

「心理的安全性」が低い状態は、組織として問題です。結果的に生産性
を下げ、不具合や事故を起こし、そして社員の心身にストレスがかかる
原因となるからです。

気分よく働けているかということを、もう一度自分自身でチェックして
みましょう。そして、そのためにちょっとした会話が仲間とできている
か、「目配り、気配り、心配り」にも通じる部分がありますが、それが
会話に結びついているか、確認してみましょう。気分よく働くことが、
ビジョナリーカンパニーへの第1歩なのですから。


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【五十鈴ビジネスサポートの現場から】_判治社長

        ――― 期待してください ―――
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今年度は長期経営目標Will-Naviゴールの最終年度、そして次
期長期に向けた「魁」の年度です。先日行われた五十鈴社員総会ならび
に拠点社員総会は、初めてのWeb開催でした。全員参画で現在地点を
振り返り、これからの方向性の浸透をはかるといった会です。継続でき
て良かったと思います。

さて、IBSの拠点社員総会では、テーマを「自信を持って次のステー
ジに臨む人と組織の可能性」として会を進行しました。

全3部構成で、第1部は「私たちの10年進化」を管理職2名でプレゼ
ン、ところどころで指名してその時の思いを話してもらうという内容で
した。

事前にグループの年間の進化と自社の変化・進化について管理職でパワ
ーポイントにまとめ、プレゼンした内容について指名を受けた社員がそ
の時の思い・受け止め方を素直に、またリアルに伝えるというものでし
たので社員の納得度は高まったと思います。

社員総会パンフレットの10年進化年表の「主な取り組みと構造・業務
変革」には、2016年以降でIBSが関わった取り組みが多く記載さ
れており、それも逃さず話をしてくれたので余計自信につながったと思
います。

これからも、人と組織の成長・可能性について、しっかりと振り返り確
認することを徹底していきたいと思います。また、当たり前のことです
が、人の話を良く聴くことで可能性の芽を育てていきたいと思います。

第2部「IBSの魁」では、IBSの10年後の夢を語り合おうという
内容でしたが、グループ方針・方向性に沿って、夢を語り合うにはまだ
まだ理解不足の点も多いのではないかと感じましたので、そこから始め
ていこうと思います。

そんななかでも多くの社員が、もっと自分たちの存在を知ってもらいた
いと思っているということ、さらにここ数年の変革活動を当たり前のこ
ととして受け止め推進していること、そしてこれからの未来に向けて変
わろうとしていること、に新たなVCアイデンティティーの芽生えを感
じました。

第3部「五十鈴グループ社員総会エンディング動画視聴」では、これか
らを担う若手の魁パワーが感じられて頼もしく感じました。

そういえば、IBS名古屋オフィスの山添君は今年度から[in]の編
集委員ですが、自己紹介で「やってみようをモットーに、五十鈴の社員
がワクワクする[in]を創っていきます」と発しています。VCでは、
入社年数の差そのものは余り意味をなさないものとなるのではないかと
思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.863〕は、2020年7月16日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

例年7月になると線状降水帯という大雨によって引き起こされる地すべ
り、土砂崩れ、河川の氾濫等が人命を奪い、家屋を潰し、押し流してい
ます。
今年も九州からその後各地を襲った豪雨により、広域で大勢の方々が被
災されました。お亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみを申し上げ
ます。そして、被災された方々のご無事と行方不明の方々の早期の救出
救助を祈るばかりです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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