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五十鈴メールマガジン〔No.864〕新しい日常とは
配信日時:2020/07/23 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.07.23発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.864≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           沖縄・奄美地方を除いて

          まだ梅雨明けのところがなく

        今年の梅雨明けは遅くなる見通しです。

          ぐずついた天候が続きますが、

      気持ちは晴れやかに志高く臨んでいきましょう。

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☆No.864 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_新しい日常とは
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_これまでの歩んで来た道~その2(藤原専務)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_感動パンツ(本郷社長)
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― 新しい日常とは ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

コロナ騒動もちょっと落ち着きを取り戻し、ある程度日々の暮らしが動
き出した途端、東京をはじめとする新規感染者、正確に言うと「PCR
陽性者数」が増え始め、さらにGoToキャンペーンのごたごたで、嫌
なムードが漂っています。

新型コロナウイルスは、私たちから「日常」を奪い去ってしまっただけ
でなく、「自粛」という行為が個人個人の温度差を生み、意見の異なる
相手を攻撃するといった形で争いごとになってしまっています。

毎日毎日コロナウイルスに関しての報道がテレビのワイドショーを中心
に行われ、当然、保守的に語られるので、まあ、煽られる結果となり、
普通の人間ならば感染に怯えるようになってしまいます。

こういう人々はまず自分自身の行動を自粛し、日常を「新しい生活様式」
に準じようとするだけでなく、普通の日常をしようとする人々を「不道
徳者」とか「ルール違反者」として非難し、自粛警察として「社会的圧
力」をかけるようになります。

それがネットでの書き込みであったりするわけですが、過剰自粛を緩和
させようとする意見の学者に対し「殺人予告」のメールを送るといった
事態まで最近では起きています。

私はマスクとか手洗いとかは別に苦もなくやればいい話で、人のいない
ところではマスクを外すくらいの柔軟性をもってはいるのですが、やは
り散歩をしていてもマスクをしないでランニングして追い抜く人を見る
と頭にきたりすることもありますね。

しかし、他者と会うときは2mのソーシャルディスタンスを確保しろと
いうのはなかなかできませんし、外食をしてもそういうことを完璧に守
っているところは少ないと思います。

プロ野球も大相撲も観客を入れて始まりましたが、これを守るための努
力は相当なものですね。しかしこれを続けるとなると興行として成立す
るのかと思ってしまいます。

そして感染に怯えることで、もっとも困るのは医療従事者に対する差別
であり、警戒です。人々のために頑張っている人たちが逆に「社会的圧
力」により、差別されたり、その家族が警戒されたり、本当に悲しくな
ります。

学校関係でも感染者が出るとすぐに閉鎖となり、そういう人たちが悪者
になります。家庭内感染の疑いがあれば幼児であろうと濃厚接触者とし
て検査を受けるわけですがこういう人々もいろいろと「社会的圧力」を
受け警戒されてしまいます。

毎日毎日、感染者の数だけ報道され、東京都ではその発表時間もマチマ
チで、なにかしら操作されているような感じがするなかで、検査数や重
症者の報道はあまりされず、憶測でものが語られるようになり、そうす
ると「社会的圧力」はさらに高まり、外食や旅行に行く人たちを非難す
るようになるでしょう。

しかしそれでは実体経済は回らず、結局自分のところに返ってくるので
すが、ネットで見るところ「非常事態宣言」の再発動を求める声は80
%以上もあり、これでは「社会的圧力」も収まらないだろうと思います。

外食産業から始まって、観光事業やレジャー産業と伝播しているものも、
小売サービスや製造業といずれ自分が関係する経済媒体につながります。

やはり自分で感染対策を十分に取って、顔なじみのレストランやお店に
行くようにしなければみんな潰れてしまいます。

理不尽な「社会的圧力」に屈せず、ある程度「コロナ」から日常を取り
戻せるようにならないかと思い続けているのですが。


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【執行役員が伝えたいこと】_藤原専務

     ――― これまでの歩んで来た道~その2 ―――
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新型コロナウイルス感染の猛威は止まりません。さらに豪雨が追い打ち
をかけており、日本列島自身が暗いニュースに染まりつつあります。

こんな時は「小さな幸せを探すのが大事だ」と教えてくれた人がいまし
た。この人は小職が韓国時代に付き合っていた韓国高炉メーカーの常務
ですが、小職が韓国からインドに赴任することが決まった際、以下の言
葉を餞別としてくれました。

「私もインドに4年程赴任していたが、インドで暮らすには小さな幸せ
を探すことが大事だ。私はインドでゴルフをする時に水を凍らせてプレ
ーしていたが、その冷たい水を飲んだ時に、ああ幸せだ、と感じていた」

従い、小職もこういう時は、ひいきの野球チームが勝ったとか、今日の
昼飯は安くて美味かったとか、できるだけ小さな幸せを探すようにして
います。

さて、第1回のメールマガジンでは高校生までをご紹介し、不真面目で
荒れる学生の真似事をしていたため、70名の同級生の中から、小職が
最も西の広島の大学に一人で行ったという話をしましたが、今回は大学
生活について話をしたいと思います。ここであるものに出会って人生が
変わっていきます。

小職は広島の大学の入学式に出ようとして会場に行ったところ、びっく
りしました。なんと男子生徒がほぼ全員パンチパーマかリーゼントでパ
チッとキメていたのです。

「さすがヤンキーの本場広島じゃ」と思いましたが、途中でなんかおか
しい、先生になる人が多い大学で、多少はヤンキーがいても全員はあり
得ないと思って看板を見たら、会場を一つ間違えていてヤンキーが集ま
る専門学校の入学式に紛れ込んでいたのです。

初日から失敗した小職は、さて大学で何をしようかと悩みました。

学部は法学部でしたが高校時代から勉強もできるとは言えないので、勉
強への挑戦は早々と諦め(いや諦めたのではなく最初から考えませんで
した)、海や山を走り回った少年時代のお陰で足腰や腕には多少自信が
あり、エネルギーがあり余っていたため、激しいスポーツをしようと思
い、アメリカンフットボール部に入部しました。

アメリカンフットボールは見た目が格好良く、もしかしたらもてるかも
知れないという下心も多少ありました。

これが、不真面目だった小職にはハマりました。若いが故に余っていた
エネルギーは、毎日練習で人とぶつかり合うことで全て発散、ボロアパ
ートに帰る頃にはクタクタで何もする気が起きません。

勿論授業なんて全く身が入りませんでしたが、人とぶつかり合う、ボー
ルを持った人を思いっきりタックルして倒すことが面白くてしょうがな
くなりました。そう、「あるものに出会って」とはアメリカンフットボ
ールのことです。

結果、不真面目な小職がこの競技だけは一度も練習を休まず4年間一生
懸命に打ち込み、中四国リーグで優勝する程の強豪校となり、九州代表
と優勝決定戦をやるまでになりました。

アメリカンフットボールは選手交代が全く自由で、一人の人が何回交代
しても問題ありません。私立ではない大学が比較的強い一因に、運動能
力では劣っていてもフレッシュな人を投入することによって活躍すると
いうのがあり、部員確保を大変重要視しました。

運動能力が多少低くても、4年間一生懸命にやればこれがちゃんと選手
として使えるようになっていきますので、とにかく部員を辞めさせない、
モチベートするということに全力を傾けました。今で言うと人材育成で
しょうか、これが現在も小職の原点になっているかも知れません。

ところで、自信満々で臨んだ九州との優勝決定戦でしたが、スピードも
体格も全く歯が立たず九州代表に0対36の大差で敗退、小職の競技生
活の最後は大敗で終えました。

その九州代表には同じく三菱商事に入った同期がいて、35年以上経っ
た今でも「お前の大学はえらい弱かったなあ」と馬鹿にされ続けていま
す。因みに大学時代の学業はとても皆さまに紹介できるような内容は全
くありません。

就職活動は体育会所属ということからスムースに進み、三菱商事に入社
しました。

次回以降はこの会社生活についてご紹介したいと思いますが、これも山
あり谷ありの人生です。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

         ――― 感動パンツ ―――
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コロナがなければ、7月24日(金)はオリンピック開幕で、世界各国
からトップアスリートが集結し、手に汗握る熱い戦いが始まる予定でし
た。

コロナ禍で改めて、国民と政治の間に「ズレ」が生じているのではない
かと感じております。自社に置き換えてみると「ズレ」ないように仮説
立てたり、お客さまと徹底的に議論したりしていますが、やはりこのズ
レを0(ゼロ)にすることはできません。

しかし大事なことは、ズレをズレとして認識できるかが重要だと思いま
す。過去のしがらみや固定概念、今までこうだったからという考え方だ
と、ズレても人のせいにしてしまいがちです。

安全・品質のベースとなる部分は、ルールや手順書に立ち返り、イレギ
ュラーが発生したら基本に立ち返るようズレの補正が重要です。

もう一方、これからの社会変化や足元のコロナの影響で方向性や戦略転
換を考えているお客さまを考えたときには、ズレない、ズレても瞬時に
切替えられる新たな協創コミュニティが大事だと思います。

唐突ですが、「感動パンツ」を知っていますか?「このはきごこち、言
葉にできない」というキャッチフレーズのパンツです。衣料メーカーと
繊維メーカーだけでなく、そこにプロゴルファーも参加し共同開発した
商品です。

ストレッチが効いていて、吸水・速乾に優れ、洗濯機で丸洗いが可能な
上に、シワがつきにくくて超軽量。それでいて、見た目はウールのスラ
ックスに見間違えるほど普遍的。

つまり、日常を感動的なレベルで快適にする魔法のパンツだそうです。
試着したら本当に感動しました。

営業や事務の社員には外回りや通勤時の暑さやベタツキは不快しかあり
ません。しかしこのパンツはそれがない。見た目もウールのスラックス
と遜色なく清潔感があり、何より価格帯が素晴らしい。

中央のVC活動もファブレス・LOG・知財を中心に、お客さまからの
期待以上の成果につながるよう、さまざまなビジネスパートナーさまと
連携しながらリアルな活動を心掛けていますが、感動パンツのようなプ
レミアムまでには至っていません。

商品そのものの価値はもちろんですが、企画から開発、そしてさまざま
なモニタリングやフィードバックを重ねたプロセスは、単なる個社同志
の強みを掛け合わせただけでなく、消費者目線の使い勝手を組み込んだ
もので、我々のVCに必要な要素だと思います。

このモニタリングやフィードバックは、さまざまなズレを解消する上で
大切な機能の一つです。最近、世の中を見渡しても実証実験をキーにし
た活動が盛んに行われていますが、中央においてもスタートアップ企業
やビジネスパートナーさまと連携した実証実験テーマの洗い出しや、S
L部門と連携して自社工場を実証実験する活動を始めています。

まだスタートしたばかりですが、モニタリングやフィードバックから得
られるさまざまなズレをアジャイル的に解消しながら、世の中から認め
られるプレミアムなサービスをビジネスパートナーさまも含めた全員参
画で創り上げていきたいと思います。

感動パンツですが、中央の5人の営業マンが今月延べ10本購入したそ
うです。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.865〕は、2020年7月30日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

今週は本来ならば東京2020オリンピック開会式で盛り上がっている
連休でしたが、新型コロナウイルスの影響で予定とは異なった日々とな
っています。そしてかつてのような日常様式には戻れない状況です。
状況は変わりましたが、これを機にかつての過ごし方を見直し、新しい
生活様式にのっとり3密を回避しながらも十分に楽しめる休日の過ごし
方を考え、実践していきましょう。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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