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五十鈴メールマガジン〔No.865〕虻蜂取らず
配信日時:2020/07/30 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.07.30発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.865≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

             コロナの影響は、

        夏になっても一向に収まる気配が見えず、

       一方で経済再開への期待は募るところです。

        対策をとりながら、ねばり強く地道に

       経済再開への道を探っていかねばなりません。

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☆No.865 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_虻蜂取らず
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「のび太」という生きかた(山田専務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_新たな10年に向けて(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 虻蜂取らず ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

コロナ騒動も、もはや混乱状態になっていますね。テレビではコロナ感
染症のことばかりで、それもネガティブな情報が多く、軽く扱っている
人に対する批判的な声を多く目にします。

それでも街に出れば、この間の連休も人出が多く、人々の対応もお店の
対応もマチマチですね。

世界中の情報も感染が広まっている地域のことが多く、日本も油断する
と大勢の感染者が今以上に増えるような気にさせられてしまいます。

日本はGoToキャンペーンでごたごたして、結局、東京が外されてし
まいましたが、首都圏からの旅行者が多く、また東京に観光に来る人も
多いのですから、東京外しは経済面からみれば痛手でしょう。

そもそもWithコロナということで、感染を抑えつつ、実体経済も回
していこうということなのですが、どうしても目先のこと、つまり感染
者が増え続ければブレーキがかかります。

しかし実体経済や社会生活がボロボロになれば、そちらのほうが結果的
に多くの被害が出てしまうということで、政府が経済を優先しているよ
うに思える報道が多いように感じます。

感染防止については専門家会議の「新しい生活様式」がありますが、文
章としても長く、またその内容も難しいですね。冒頭に出てくる、「感
染防止の3つの基本」1.身体的距離の確保 2.マスクの着用 3.
手洗いとなっていますが、その解説がややこしい。

1がソーシャルディスタンスというのも、満員電車などはどうするのだ
と、思ってしまいます。だから食いつきが悪い。手洗い、マスク、距離
という順番ならば、まだ受け入れやすいですが、全体として項目が多す
ぎて覚えられません。

そして、感染防止のための基本的事項が示されておらず、経済や社会に
影響を及ぼすことが多すぎると、私は思っています。まず「飛沫感染」
「接触感染」「空気感染(エアロゾル)」を防ぐのが目的ですから、そ
の状況に応じて個々人が対応しやすい形にしなければなりません。

「身体的距離の確保」はとりわけ難しい。スポーツ観戦等は客席を離し
対応していますが、これでは興行的に難しく、さらにはそこに集まる、
解散するという移動の時もちゃんと距離が取れているかといえば疑問で
すし、観戦後に応援歌を唄って帰るような人たちもいるようです。

大声を出せば、たとえマスクをしていても脇から飛沫が漏れてしまいま
すし、空気感染の恐れもあります。距離を保てば、声が大きくなり、そ
の意味をなさなくなってしまうこともあります。要するに目的と手段が
ゴチャゴチャになっているのですね。

キャンペーンもやらない方が自然と東京の人も旅行に行けたのではない
かと思いますし、結局、各地では受け入れる、受け入れないと分かれて
しまったりしています。

そして、「人の命」か「経済」か、というような分断が起こり、結局、
感染は拡大し、経済も社会も傷つくことになってしまいます。

政府や自治体の政策も「虻蜂取らず」にならないようにし、個々人は上
述したような3つの感染に気をつける。

会話をするときはマスクをし、大声を出さず、マメな手洗いと顔を触ら
ない癖をつける。所謂3密をなるべく避けて、そういう状況になってし
まったらマスクをして会話をせず、その場から離れたら手洗いはもちろ
んシャワーを浴びるとか、できる限りの接触感染を防ぐという努力が必
要だと思います。

しかし、経済の痛手の方がこれからはもっと心配ですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

      ――― 「のび太」という生きかた ―――
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連日、コロナ関連の報道が続き、精神的にも落ち着かず、気の抜けない
日々が続いています。

しかし、我々はWithコロナの環境下においても、「明るい未来」を
考え、VCビジネス会議での新たなVC企画の確認、未来志向での新た
な教育スタイルで進められる人財教育の展開等々、「変化に強い柔軟な
組織創り」のスピードをゆるめるわけにはいきません。

会議の場においても、教育の場においても、いままで以上に「柔軟に考
える」ことが求められます。因みに、「考える」とは「広げること」と
「深めること」であると学んできました。

「広げる」とは、可能性を考えていくことで、いままで存在しなかった
ものを生み出したり、新しい価値を創っていくことでもあります。

「深める」とは、本質的な価値を考えていくことで、「そもそも」を考
えることである、とも学びました。

改善活動においては、蓄積されたデータをベースに「考えていく」論理
的思考が重要ですが、いままでにないものを「考える」、これからの社
会がどうなるかを「考える」、この場合はロジカルに考えるだけではな
かなか答えが導き出せません。

その時に必要なのが「非論理的に考える」だと思います。そして世の中
には、非論理的に考えた結果に生まれたヒット商品は数多くあります。
そして商品誕生秘話等については、TVの情報番組などでよく紹介され、
興味深く知ることができます。

また番組で紹介されるヒット商品の多くは、「あったらいいな」といっ
た「遊び心」も加わった非論理的思考と論理の両面から考えられたもの
であることも気づかされます。

「あったらいいな」で頭に浮かぶのが、携帯電話会社のCMでもおなじ
みの「ドラえもん」ではないかと思います。

人は何かを考えるとき、やれそうなこと、実現できそうなことから考え
がちです。「あったらいいな」は、そういった現実や可能性を一度取っ
払って、ドラえもんにひみつ道具を頼む「のび太」になったつもりで
「あったらいいな」を考えるのもよいかもしれません。

いま進められている「リモートワークができる職場づくり」は「あった
らいいな」を本気で考えるよい機会だと思います。

余談ですが、「ドラえもん」のストーリーには「あったらいいな」を実
現する「ひみつ道具」が登場しますが、その道具には常に何らかのメッ
セージが込められているとのことです。

因みに、本屋で見つけた『「のび太」という生きかた』(横山泰行著/
アスコム)という本には、「のび太」は実は人生の勝ち組としての生き
かたをしているとの解説がありました。

〇ひみつ道具はのび太の長所や優しさを引き出すツールであり、それ自
 体が夢をかなえることはない。最終的に夢をかなえるのは、のび太の
 行動と努力である。

〇のび太の「優しさ」が成功要件の一つである。のび太は集団において、
 常に大事なメンバーとして迎えられており、彼の優しさがしずかちゃ
 ん(クラスのマドンナ)のハートを射止めた。

〇非常識な夢、欲望丸出しの夢はかなわない。夢は自分でコツコツ努力
 してかなえるものである。

今の、人財育成プロセスにも通じると感じた次第です。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

       ――― 新たな10年に向けて ―――
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日本航空の2020年4~6月期連結決算が1000億円超の赤字とな
る見込みとのニュースも流れており、コロナ禍の経済への影響も大きく
なってきています。我々が新技術や新商品の情報収集によく訪れる東京
ビッグサイト等の展示会も中止または延期で8月いっぱいは予定がない
状況です。

ITCもここ数年デジタル化やIT化を意識した商品・サービス開発を
進めています。開発途中の商品もあるのですが、来年2021年1月に
東京ビッグサイトで開催予定の「スマート工場EXPO」のブースを確
保し、出展を予定しており、見る・買う側から売る側への転身を図ろう
と思っています。

展示予定のサービスの一つとして、生産性向上ソリューションサービス
があります。現在五十鈴グループの中で展開を進めていますが、加工設
備の段取り時間、通板時間、実稼働時間等を自動で収集し、それぞれの
時間の平均やMin.やMax.等を分析することができるシステムに
動画撮影も同時に加えて改善ポイントを瞬時に明確化させていくもので
す。

また、浜松SCで考案したI-SMOをベースにした現場の改善を促進
する、「現場マネジメントサポートシステム」も展示予定です。現在、
「安全改善」「品質改善」「設備改善」の3つの機能を投入し、五十鈴
グループで活用しています。過去の問題点や改善状況が一覧で見える機
能もあり、再発防止を真剣に考えるためのツールとして有効だという現
場の声も聞こえてきています。

もう一つの展示商品として、目標達成を支援していくアプリケーション
を現在開発中です。さまざまな目標達成(体重管理、やること管理等)
を支援する無料アプリケーションが世の中に存在しているのですが、企
業の中で上手く使えそうな商品がなく、自分たちで考えて開発していま
す。

ITC社内でも実施していく各種タスクや個人重点課題など、達成目標
を持って取り組む課題が多くあり、それらの進捗状況を関係者がいつで
も共有でき、目標達成を促進させるために管理者や関係者がアドバイス
できたり、相談しやすくし、会社全体としての目標達成率を上げていく
ことを目的としています。

その他、輸送会社向けの安全教育用VR動画やドローン活用サービス、
各種コンサルティングサービスも展示していく予定です。

全社員一丸となって、来年のスマート工場EXPO出展を一つのターゲ
ットとし、今までサービスセンターの現場で培ってきたノウハウをどこ
の現場でも活用可能なサービスへと進化させ、新たな10年のスタート
にしていきたいと思います。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.866〕は、2020年8月6日に配信いた
 します。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

コロナの影響は変わらず続いていて、この夏は例年にない暑さ対策が必
要になってくると思われます。同時にいまだに梅雨が明けていませんが、
雨の降る夕方、ふと外から聞こえてくる蝉の鳴き声。まもなく梅雨明け
がくるのではないかという期待に胸を膨らませています。
コロナ禍も早く明けてほしいと願うところですが、これは相当に手ごわ
い相手で、気を抜けない日々はまだまだ続くことを覚悟していかねばな
りません。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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