バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.867〕感染者と国の借金
配信日時:2020/08/20 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.08.20発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.867≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

          遠出や帰省などがしづらかった

              この盆休みを

        いかがお過ごしになられたでしょうか。

           まだまだ暑い日が続きます。

      くれぐれも体調管理に気をつけていきましょう。

================================

☆No.867 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_感染者と国の借金
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_大きな時代の転換期を迎えて(黒田常務)
┃
┃【五十鈴マネジメントサービスの現場から】
┃ ■_新しい働き方の探求(新川社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 感染者と国の借金 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

猛暑の夏休みも終わりましたが、新型コロナウイルスの収束は全国的な
感染者の急増でまだまだです。

しかし、データによっては実効再生産数が1を切っていることなどから、
期待できるものもありますが、ニュース速報で毎日の感染者数を流され
たりすると不安な気持ちになりますし、テレビはどちらかというと不安
を煽る傾向がありますね。

そして楽観的なことを言う学者やコメンテーターを感情的に非難すると
ころもあります。京都大学の上久保特任教授の、日本人がすでに免疫を
持っているという記者会見はあまり話題にもならず、ミュージシャンの
世良公則さんがネットで紹介したくらいでした。

さて、そもそもこの感染者数というのもPCR検査の陽性者のことで、
感染者という表現は適切でないということで、たしかにちゃんとしたデ
ータを公表しているところでは陽性者数と記されています。

そして、その他の陽性率とか、重症者、死者、前述の実効再生産数とい
うデータはあまり報道されません(重症者が少し多くなり最近は報道さ
れていますが)。ともかく、PCR検査を数多く行い、感染者を隔離し、
高齢者にうつさないという流れに世論はなっています。

そして感染したら社会的に大変なことになるということで、無症状の人
も戦々恐々としていて、情報が混乱しているのが実態です。二週間後に
はとんでもないことになるとか、ネガティブな話題ばかりで嫌になりま
すね。

指定感染症から外さないと、無症状や軽症者の隔離の問題や、保健所の
対応の混乱が続き大変なことになると思うのです。

発症した人を感染者と言うことにして、無症状で陽性の人を感染者と言
って騒ぎ立てると、検査数が多くなればなるほど陽性者の数が増えるの
で騒ぎは大きくなり、隔離施設が足りるはずもありません。

検査の実態や基本的なデータとセットで公表し、正しく恐れ、感染を防
止することにしないと社会の構造が壊れてしまいます。

同じことが「国の借金」という言葉でも言えます。これは随分前から言
われているのでもう多くの人々は信じ込んでしまっていますが、日本は
高齢化で社会保障の財源がなく、それを埋めるために財源が必要で、そ
のため国の借金が多く財政が破綻するので、緊縮予算と増税が必要だと
言う話。

国民一人当たり900万円の借金を背負っているので、プライマリーバ
ランス【基礎的収支】を達成しなければならないということで、今回も
コロナで大幅な補正予算を組んだので、いずれはコロナ増税が東日本大
震災の時の復興増税になると今から言われています。

しかし、「国の借金」という言葉もおかしい。「政府貨幣発行残高」と
いうのが正解ですが、これを返済しないと子供や孫にそのツケを回すこ
とになるというストーリーが主流ですね。

そもそも国債の半分くらいは日銀が所有しているのですが、それすらあ
まり報道されない。国の借金問題で破綻すると何年も前から言われ、ギ
リシャのようになると言われていたのに国債の金利は上がらず、今回の
補正予算の増発でも全く問題がありませんでしたね。

変動相場制の自国通貨建ての国債で破綻する訳がないということは財務
省も日銀も認識しているのですが、日本人は借金という言葉に弱く、反
応してしまいます。

真面目な日本人がコロナ感染者でも、国の借金問題でも、言葉を正しく
理解し間違った対応で自滅しないことを祈るだけです。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

      ――― 大きな時代の転換期を迎えて ―――
============================□■□■

異例、特別などと言われていた夏季休暇も明けました。今年も休暇中は
猛暑となり、いつもなら夏のバカンスへと繰り出すところなのでしょう
が、リフレッシュのための旅行や遊びには行きづらく、田舎への帰省も
こそこそと行かなければいけないような風潮であったり、なにかと不自
由なお盆休みだったのではないでしょうか。

テレビ等では、政府と各都道府県の方針が対立してるかのような報道も
あり、さらにこのような状況下でお盆休みの帰省をどうするか皆が迷っ
ているかのような報道もありましたが、私が何人かの単身赴任者など帰
省先のある人に聞いた話では、かなり遠方に帰られる人も含めてほとん
どの人は不自由ながらも帰省すると責任を持って自己判断しているよう
でした。

因みに我が家のお盆休みは、娘たちと孫たちは帰省してきてくれました
が、あまり遠くにも出掛けられず、近隣のショッピングセンターでの買
い物や庭先でのビニールプールで水遊びと、孫たちの子守りに終始して
いたお盆休みでした。

まだまだ新型コロナ感染拡大の収束も見えておらず、暑い暑い夏の日も
まだまだ続くようですが、経済活動も徐々に回復してきており、私たち
もこの休み明けからはこれまでの遅れを取り戻すべく、本格的にスピー
ド感をもって活動していかなければなりません。

しかし、これからは今までのように多くの人が集まり方向性を共有する
ことは難しくなってきています。

特にLG部門では全員が集まって同じ目標観を捉えて、それを継続的に
実践していくことによりパワーとしてきた部分が多々あったと思ってい
ます。しかし、今期は一度もLG部門全員が集まることはできていませ
んし、これからも当面は集まれないと思っています。

これからはデジタル化、ネット化を駆使して全員が集まらなくても一体
感や組織力を発揮させ、成果に向かっていける新たな働き方やマネジメ
ントスタイルへと進化させていかなければなりません。

そして、それには今まで以上に現場感あるマネジメントや一人ひとりの
社員が責任感を持って自分自身で行動していくことが必要になると思っ
ています。

新型コロナの影響で大きな時代の転換期を迎えていると思いますが、自
分たちの未来は自分たちで創っていきましょう。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【五十鈴マネジメントサービスの現場から】_新川社長

        ――― 新しい働き方の探求 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

職場におけるパワーハラスメントについて企業に防止措置を講じること
を義務付ける法律が、2020年6月1日に施行されました(中小企業
は、2022年3月31日までの間は努力義務)。

そもそもパワハラとは、職場において行われる優越的な関係を背景とし
た言動であって、業務上必要かつ相当な範囲を超えたものにより、労働
者の就業環境が害されることと定義されています。

パワハラ防止法では、こうした言動に対して「雇用管理上必要な措置を
講じること」を義務付けています。

この、企業が講ずべき措置については、厚生労働大臣の指針が示されて
います。

1.事業主の方針等の明確化及びその周知・啓発

2.相談(苦情を含む)に応じ、適切に対応するために必要な体制の整
  備

3.職場におけるパワーハラスメントに係る事後の迅速かつ適切な対応

4.併せて講ずべき措置(プライバシー保護、不利益取扱いの禁止等)

こういったことを背景にして、五十鈴グループの各職場にも、各拠点長
が策定した「ハラスメントは許しません!!」という掲示がなされてい
ると思います。

示されている方針や体制等を理解するとともに、一人ひとりがハラスメ
ントへの意識を高め、誰もが働きやすい職場を全員でつくり上げていく
ことが重要です。

一方で、何でもハラスメントだという風潮になってしまっては、職場全
体がギクシャクしたものになってしまいます。

ハラスメント禁止と言っているだけで、一人ひとりが「どんな行為がハ
ラスメントに該当するのか」を知らなければ、いたずらに行動が制限さ
れかねません。

働く人の能力が十分に発揮される環境づくりのためのハラスメント防止
ですから、何がハラスメントにあたるのかという正しい知識を持った上
で、企業の健全な成長を促す職場風土や文化を築いていくことが重要だ
と思っています。

2020年度のグループ基本方針概念図では、アウトプットの一つに
「インクルージョン経営への進化」が掲げられています。

一人ひとりの強み・能力・Will等を、本人を含む周囲の人たちも認
識・共有しながら、それらを最大限に活かすことのできる環境の中で、
それぞれの目的や課題に皆で取り組んでいくという状態をつくっていく
には、ハラスメントがないということも基本要素の一つだと思います。

政府が進める働き方改革の目的を理解し実践していくとともに、五十鈴
が目指すビジョンの実現に向けて、それぞれが互いに尊重しあいながら、
働きがいや自己実現につながる職場環境・働き方を全員でつくっていき
たいと思います。


●━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━●
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.868〕は、2020年8月27日に配信い
 たします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

お盆休み中は、新型コロナの影響で自粛ムードのなか、感染防止策をと
りながら過ごす夏でしたが、危険な暑さの状況が今でも続いています。
私は、真夏の灼熱の太陽の下で庭の手入れを行い、夏バテになりそうな
状況にもなりましたが、このような時期はなによりも無理せず、自分自
身で体調をいたわって過ごしていくことが大事ですね。あらためて身体
が資本だなと実感したところです。
そして秋以降の本格的な活動を視野に入れて、夏の疲労を残さず、新し
い働き方にも柔軟に対応できるよう体力づくりをしていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=BN&gid=1&aid=81

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
https://a09.hm-f.jp/index.php?action=R1&a=81&g=1&f=1
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.867≡

======================= ISZ Mail Magazine