バックナンバー
五十鈴メールマガジン〔No.484〕はやぶさとiPS細胞
配信日時:2013/09/27 11:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.10.11発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.484≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆□◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆□◆
 ◆                            ◆

         日本人のノーベル賞受賞という

     晴れやかなニュースに、多くの人がエネルギーを

         もらったのではないでしょうか。

       弛まない前進の果てにWillを発掘すべく、

     五十鈴でも下期に向けた活動がスタートしています。

================================

☆No.484 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_はやぶさとiPS細胞
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_明るい話題(大黒専務)
┃
┃【ベル・インフォ・テックの現場から】
┃ ■_新たに(山室社長)
┃
☆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

       ――― はやぶさとiPS細胞 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

長期のデフレ、円高、株式低迷で経済は閉塞感が漂い、外交は領土問題
で混沌として、政治は政局が混乱と、このところ日本はいいところがあ
りませんでしたが、今週はビッグニュースが飛び込んできました。

今回の山中伸弥教授のノーベル賞受賞は本当に快挙で嬉しくなりました。
そのうえ、彼は50歳と若く、研究もこれからの再生医療に新たな道を
切り拓くもので、難病の解明や治療、臓器の再生等、さらに期待が持て
ます。

人類に貢献できる、それだけ考えても素晴らしいことだと思います。2
010年の6月に地球に帰還した「はやぶさ」の時と同じような、夢の
ある感動でした。私は朝食会で直接「はやぶさプロジェクトマネージャ
ー」の川口淳一郎教授のお話を聴き、「はやぶさ式思考法」という本も
購読し、会社の営業セミナーでも取り上げ、解説しましたが、とてもた
めになったと思います。

この2人が、偶然、「致知」という雑誌の今月号の表紙に顔写真が出て
いて、「一念、道を拓く」という特集で「人類の未来の扉をひらく」と
いう題目で対談をしています。そのなかで面白かったのは、「はやぶさ」
は宇宙が舞台で、「iPS細胞」は顕微鏡の中というところで語り合う
ところでした。

ともに無限の可能性の中で次元が違うのですが、科学者としての思考法
は同じです。可能性と現実性とのバランス、夢と実現性みたいなものが
あって、興味が持てました。

対談の中で、一つはすでに分かっているようなことで、「警視庁の捜査」
みたいに犯人は絶対にいるのだから、いかに早く見つけ出せるかという
側面。一方で大航海に乗り出したように、そこに何があるか分からない
けれども、行かないわけにはいかない、行ってみれば必ず何かがある、
役に立つか立たないか分からないが、行くこと自体に価値があるという、
この二面性が科学者として大切だと述べられていました。

受賞後の記者会見でも言われていましたが、山中教授は整形外科医とし
て手術が下手だったので、医局で「邪魔中(ジャマナカ)」と呼ばれて
いて、外科医には向いていないということで、研究者の道に進んだとい
うことです。まさに怪我の功名でしたが、そういう運を呼び込む力もお
2人はお持ちになっていると思いました。

ともかく語られていることは、「誰にも譲れない信念があるかどうか」、
またプロジェクトですから、「心で動いてくれる人をいかに集められる
か」とか、「独創力を生む秘訣はまずは実験に取り組んでみる」という
こと、そして、「成功の秘訣」はVW、ビジョンとワークハードとのこ
とでした。

長期的な展望としっかりした目標を持って、懸命に努力すること。日本
人は「ワークハード」には長けているけれども、ビジョンをはっきりさ
せるのは苦手ではないかと言われていました。結論として科学者の使命
は、「フロンティアを拓くこと-人類の活動領域を拡大するという一念
を持つ」ということでした。

五十鈴には「Will-Navi」という長期ビジョン、そして「グロ
ーバル・バリューセンター」という大目標があります。それに向って、
当下一念、この一瞬一瞬を大切にしていかなくてはなりません。「Do
it!」目標に向って、考え抜いたら、まずはやってみること。発射し
ないことには「Fix it!」軌道修正はできません。そして、決し
て諦めることなく、「Try it!」なのです。


□■□■========================================================

【執行役員が伝えたいこと】_大黒専務

         ――― 明るい話題 ―――
========================================================□■□■

政治、外交をはじめ経済にまで、スポーツ以外明るい話題がしばらくあ
りませんでしたが久々におめでたいニュースです。生理学・医学賞に京
都大学の山中伸弥教授がジョン・ガードン英ケンブリッジ大名誉教授と
ともにノーベル賞を授与されるとの発表がありました。

日本人のノーベル賞の大多数の受賞者は研究の成果が実績となった後の
受賞であり、御高齢であったり、また特に医学の場合は病気が治るなど
の実績があって受賞するケースがほとんどのため、周囲からいつかはノ
ーベル賞がもらえるのは確実視されていましたが、今回50歳の若さで
受賞されたのは大変な名誉だそうです。

受賞内容のiPS細胞の作製成功には、今までは治療不能だった、事故
や病気で痛んだ組織や臓器の機能を取り戻す、再生医療への応用が期待
されているそうです。まだまだ実用化には解決しなくてはならない安全
面や倫理上の問題がありますが、これらを克服し、待ち望んでいる多数
の難病の患者さんの臨床に一日でも早くこぎつければと願っています。

ノーベル賞をいただけるような人は生まれたときから、細胞の出来が普
通の人とは異なり天才肌の感覚や思考が出来る人間かと思えばそうでな
く、けっこう挫折と失敗を乗り越えて今があり、研究を支えてくれた国
や関係者に感謝していると発言されています。転機の奈良先端科学技術
大学院大の助教授に採用され、政府の助成機関から研究費も獲得できた
のが大きかったみたいです。

その審査の責任者でさえ助成を決めた研究開発のテーマを、「ほんまに
できるんやろうか」と疑い「千に三つでも当たれば成功」の内容だった
みたいです。

科学技術の発展や偉大な研究テーマに対しては本人をはじめとした研究
者のチームが偉大なことはもとより、それを支える社会も偉大な理解や
支援、環境整備が必要と思われます。同様に五十鈴においても、高い目
標の実現に対して、偉大な信念をもった挑戦を目指したいと思います。


*━■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ベル・インフォ・テックの現場から】_山室社長

          ――― 新たに ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□━*

先日10月1日は、台風一過の元、日本晴れのなか、東京駅丸の内駅舎
がオープンし、新会社「日本郵便」や「新日鉄住金」が発足初日を迎え、
かつ我がグループでは、来年度採用者内定式がとり行われました。

話は変わりますが、日中摩擦や中国の労働コスト上昇等もあり、「チャ
イナ・プラス・ワン」(脱中国)、「リショアリング」(製造業自国回
帰)が着々と進行しつつあるのをご存知ですか。

例えば、カントリーリスクとしてものづくりの拠点移動、例えば、中国
からミャンマー・ベトナムへ、米国ではGEがケンタッキー州へ工場建
設、レノボPCの中国生産の日本への移管等々の動きが見受けられます。

それでも、リショアリングが加速するまでには、「少人数」「多品種」
「短納期」で生産できることが条件など、まだまだ課題はあるようです。

ところで、五十鈴グループでは上期IOC活動発表会・経営会議が先日
終わりました。結果として振り返ってみると、今年度より新たな中期3
ヵ年計画のスタートの年でもあり、BITとしてのバリューのステージ
アップを模索してきましたが、なかなか、わが社の新化に繋がる活動に
は至っておりません。

これからはリショアリングのような試み(新たな視点)をBITでも創
り出すために、全員で新たな・自由な発想を持って、たくさん悩み・考
え抜いて、バリュー創造への目標・仮説をしっかり立て行動していかな
いといけないと思っております。

外部の環境や内部体制では色々な不安定要素がありますが、「新たに挑
戦」「新たな創造」を意識しつつ、いよいよ下期です。下期活動では、
新しいSLサービス創造に向けて、わが社の新たな挑戦が始まります。
乞うご期待です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 
┏ ■ Voice to Voice!
┃
┃ 皆さんのご意見・感想お待ちしています。
┃ たとえば「〇〇さんにコレについて書いて欲しい!」などの
┃ リクエスト、その他何でも言いたいコトはこちらへ!
┃
┃    ┏━━┓
┃    ┃\/┃  mailmaga@isz.co.jp
┃    ┗━━┛
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

────────────────────────────────
【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.485〕は、2012年10月18日に配信
 いたします。
────────────────────────────────

☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

皆さま、はじめまして。今週より当メルマガの編集室に加わりました、
野々村悠希と申します。皆さまの心に届くメルマガを配信していきたい
と思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
さて、先々週に上期の成果発表会を終えたばかりの五十鈴ですが、すで
に先週から、下期へ向けたキックオフが各拠点・SCで始まっています。
自分たちの志を目標に変えて半年間活動した結果を反映させながら、必
要に応じて修正し、より良い活動に結びつけるためのアイディアを出し
合います。単に改善策・打開策にとどまるのではなく、より志に近づく
ための挑戦をしていくような活動が、生まれていってほしいと思います。


                      (編集室/野々村悠希)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆メールマガジンバックナンバーのご利用は◆
http://e8.wingmailer.com/wingmailer/backnumber.cgi?id=E647

◆メールマガジンの新規ご登録◆
当メルマガを転送でご覧いただいている方で正式に配信を希望される方
は、
http://www.isz.co.jp/ml/form_group.html
の所定フォームにご記入の上、お申し込みください。

◆メールマガジンの配信停止◆
今後配信をご希望にならない場合は、大変お手数ですが、このメールに
ご返信いただき、配信停止の旨、お伝え下さい。

◆メールアドレスの変更◆
修正・変更の場合は、大変お手数ですが、このメールにご返信いただき、
修正・変更内容をお書き添えの上お送りください。

================================

 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

 転載を希望する場合は編集室までご連絡下さい。
 mailmaga@isz.co.jp

==ISZ Mail Magazine =====================

 五十鈴メールマガジン ≡No.484≡

======================= ISZ Mail Magazine