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五十鈴メールマガジン〔No.872〕ウィズコロナ
配信日時:2020/09/24 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.09.24発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.872≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           今週、五十鈴グループでは

         IOC成果発表会が行われています。

     コロナ禍のためこれまでとは異なる発表形式ですが
          
            こんな状況だからこそ

          次の長期経営目標も見据えた

     新たな価値づくりの道筋を示してほしいと思います。

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☆No.872 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ウィズコロナ
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_魔法をかける人(山田専務)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_0地点からのバリュー探究(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

         ――― ウィズコロナ ―――
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鈴木貴士です。

新首相が誕生し、スタート時の内閣支持率が驚異的な数字になっていま
す。「安倍政治を継承する」という方針がわかりやすいこともあります
が「菅総理の人柄が良い」というのが支持の理由の一位になっています。

この危機的状況でも日本の国民は情緒的に振れるということが明らかに
なりましたね。安倍前総理に対する同情票や労いと菅総理に対する人間
的信頼ということにでもなるのでしょうか。

そして、新首相が対処しなければならない一番の課題はコロナ感染症対
策の強化です。それにしても今回のコロナ禍は本当に厄介です。

PCR検査で陽性となれば、無症状や軽症者でも隔離しなければなりま
せん。そして、感染を抑え込みつつ経済も回していくということで、さ
まざまな感染対策に対する緩和策が実行に移されつつありますが、それ
を歓迎する声、次期尚早だと懸念する声が錯綜し、結果自己責任で感染
対策を取りながら、経済活動をしていくということになっていますね。

我々の取引先でもさまざまで、未だに面会もままならない会社もあれば、
必要なら少人数での会食も認めている会社もあります。

社内の会議や研修もほとんどオンラインになりました。感染そのものよ
りも、もし感染者が出たら周りに迷惑がかかるし、その責任は誰がとる
のか、ということが日常を取り戻せない根本原因だと思います。

毎日発表される「感染者数」(陽性者)で、一喜一憂することはないと
頭でわかっていても、東京都の場合、発表される15時過ぎには「今日
はどうだったろう?」と気にしてネット配信を見てしまうことになりま
す。

今のところ、爆発的に陽性者が増えるということはないと思いますが、
秋になり、涼しくなったら、従来のインフルエンザと共に脅威になるの
ではないかと心配されています。

私は人間ドックをはじめ、いろいろな病院に行くのを休止していました
が再開しました。どの病院も結構混んでおり、毎月クリーニングを兼ね
て診療してもらっている歯科医に半年ぶりに行きましたが、これからは
毎月来る必要はないと言われました。

要するに感染リスクを冒すほどの状態ではないということなのですが、
無症状の感染者が多いという認識でしたね。

それはそれとして私が最も懸念しているのが、アフターコロナです。自
民党総裁選の時、菅さんは、「将来消費税増税もありえる」と言って、
その後「10年は考えない」と安倍元総理の方針に言い換えましたが、
増税基調の考え方を持っているということは窺えました。

今政府や地方自治体の政策で、資金繰り対策のようなものは行われ、そ
れが功を奏しているところもありますが、もともとデフレで、景気の悪
化局面で消費税を増税し、さらにコロナ禍でGDPも戦後最悪の状態に
なっているのですから、ここからコロナを引いても相当悪い景気状況、
経済状況です。

ましてや今財政出動してある程度凌いだとしても、そのあとに増税が待
っているとすれば消費は冷え込みますよね。GoToキャンペーンでい
ろいろやってもたかが知れているし、個人消費が大きく伸びる、驚くよ
うな財政出動や減税をしなければ、ますます経済は縮小し、倹約ムード
が高まり、政治家や公務員の給与を削減しろというような風潮が強くな
れば、ルサンチマンだらけになります。

そういうことは腹いせにはなるでしょうが、経済的には逆効果です。皆
がお金を使える状態に持っていくことが必要なのですが、国の財政と家
計とを混同している人ばかりなので難しいですね。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

         ――― 魔法をかける人 ―――
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このメルマガが発刊される日は、2020年度上期IOC成果発表会の
真最中となっています。

今回の経営会議、発表会はいつもとは違い、コロナ感染対策を考慮した
形で進められています。我々はいかなる状況下においても変革スピード
を落とすことなく、今のコロナ禍においても活動プロセスの工夫はいつ
も以上に行われ、年度末の長期ゴールに向けた変革活動が進められてい
ます。

そして今回の発表会においても、コロナ禍だからこそ気づかされたこと
や、外部環境の変化を先取りした新常識を基にできた絆が、新たなビジ
ネスモデルにつながりそうな事例、また、この中期で開拓された未来社
会につながる事業構想等が発表されます。

また発表の中には、異業界を含むエリア内外のビジネスパートナー(B
P)とのつながりによる活動事例も発表されますが、絆を深めるプロセ
スで重要なこととしてあらためて感じたことは「信用と信頼」でした。
ちなみに「信用は理性的な判断だけど、信頼は感情的な結びつき」です
よね。

このメルマガを書いているタイミングで、新内閣が組閣されましたが、
国民にとって今のコロナ禍を打ち破る「信用、信頼」できる政治を進め
ることを期待したいと思います。

菅新総理は「国民のために働く内閣をつくる」と明言していますが、じ
ゃあ今まではどうだったの?と突っ込みたくなりますが、今までとの違
いを期待したいと思います。

IOCの発表でも、今までと違いを活動のプロセス面でも、結果成果の
面でも明確にしています。また新内閣では、デジタル化の遅れに対処す
るのが緊急の課題の一つとし、デジタル庁が設置されますが、我々も働
き方改革を進める上でも重要な課題として取り組んでいます。

我々の改善活動でも日々システム開発が進められますが、忘れてはいけ
ないこととして、システムになくて人間だけにある「モチベーション」
があります。

システムには「これがやりたい」という動機がありません。目的を与え
れば人間には太刀打ちできないスピードと精度でそれを処理しますが、
それは「やりたくてやっている」わけではないでしょう。

IOC活動においても、何を実現したいのかというモチベーションは常
に働く社員側にあります。だからシステム開発においても、モチベーシ
ョンをしっかり持ち実装する方法があれば、システムを「使う」側にい
られると思います。

逆に言えば、何かに対する強いモチベーションのない人は、システムに
「使われる」側にしか立っていられないかもしれません。

私みたいなデジタルが苦手な人間は、スマホという小さな道具の中で、
アプリを使いこなして便利に生きているつもりでも、それは誰かが作っ
た「魔法」の世界にいるにすぎないように思えるのです。

そのような、システムに「使われることによる幸せ」という概念も存在
しうると思いますが、我々はコンピューターを使ってシステムを作る側
の人間、システムにモチベーションを与える側に立った改革を進めてい
るはずです。

モチベーションを持ってコンピューターをツールとして使う「魔法をか
ける人」になれるか、あるいは「魔法をかけられる人」のままになるか、
大きな差が生まれるはずです。

システム音痴の私が言うのも変とは思いますが・・・。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

      ――― 0地点からのバリュー探究 ―――
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今週からIOC成果発表会が始まりました。新型コロナウイルス感染症
により活動計画は大幅な修正を余儀なくされましたが、ブレることなく、
ファブレス・LOG・知財というバリューの芽を、社会・生活の未来を
起点に思考しながら、さまざまな官公庁やスタートアップ企業、そして
お客さま、ビジネスパートナーさまとの接点をWEB会議も活用しなが
ら、少しずつ具体化してきました。

一方、産業においてはデジタルトランスフォーメーション(DX)を起
点としたビジネス・リデザインやスマートLOGの探究、スマートな働
き方をセントラル構想で挑戦する活動に取り組んだチームもあり、中央
ならではの多岐にわたるフィールドで多種多様なビジネスバリエーショ
ンを生み出している姿を確認できた発表会だったと思います。

正直、どのチームも道半ばであり、構想段階の部分もあったかと思いま
すが、この上期成果発表会を「0地点」としてさらに大きな視点で、小
さく始め、素早く拡大するプロセスに磨きをかけていきたいと思います。

「0」はスタート地点でもありますし、無限の可能性を感じさせる数字
でもあります。この10年で取り組んできたさまざまな活動は、我々だ
けでは到底成り立たないことでした。そしてこれからも同じだと思いま
す。

共有された時間軸の中でさまざまな貴重な機会や場があり、その場面場
面で多様なスイッチがあったかと思います。環境が大きく変わろうとし
ている今だからこそ、その時々のスイッチを敏感に感じ取らないと良い
スイッチが思わぬ方向にいってしまうこともあります。

だからこそ、仲間・コミュニティを大切にしながら、我々のパラダイム
も大きくシフトしていかねばなりません。

五十鈴中央は、今年度の基本方針を「スマートバリューの実現」、キャ
ッチフレーズを「VCプレミアム~未来へ~」としております。

今までのビジラボプロセスから生み出されたバリューをスマートバリュ
ーとして結実化させて、場面場面のスイッチを感じ取りながら、みんな
が主役、みんなが主人公となり、未来社会に向けてなくてはならない必
要な存在になれるよう、こだわりを持って、この瞬間を大切にしていき
たいと思います。

「0」と言えば、新入社員も上期発表会は「0地点」でした。新入社員
全員が、発表者や司会者となり、自分たちが今できることを全力でこな
し、新入社員らしさを存分に発揮している姿は頼もしく感じました。

また、新入社員にチーム活動の歴史・目指す姿・活動内容を教えている
先輩社員も一生懸命でした。こういった育成プロセスは代々受け継がれ
てきたものであり、これからも大事に、そして成長につなげるスイッチ
として、進化させていかねばとあらためて感じました。

余談ですが、ゼロ(0)を横に二つ並べると∞(無限大)になり、国立
競技場を上から眺めると「0」に見えます。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.873〕は、2020年10月1日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

五十鈴グループでは今、IOC成果発表会が行われていますが、今年は
新型コロナの影響で制約された環境下での活動となり、当初の想定通り
にはいかないことも多々あったのではないでしょうか。
経済全体の循環がコロナ以前に戻らない状況下です。ここで小手先の案
を講じるのではなく、10年・20年先を見据え、ウィズコロナ、アフ
ターコロナ、ポストコロナの多様な状況下でも生き残れるアイデアこそ
が求められるのではないでしょうか。
半年後に長期経営目標のゴールが控えていますが、あくまでもここは一
里塚にすぎず、その次のISXの長期経営目標がよいスタートを切れる
ようにこの下期、意義ある活動につなげていきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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