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五十鈴メールマガジン〔No.877〕インターネット難民
配信日時:2020/10/29 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.10.29発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.877≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           コロナ禍ということもあり、

           インターネットを利用した
          
      さまざまなサービスや手続きが開発されています。

          しかしうまく扱えない人も多く、

         そのためのヘルプ・サポート体制を

       しっかりと築いてほしいと願うところです。

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☆No.877 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_インターネット難民
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_いつでも、あたらしい自分(鈴木副社長)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_自社の強みを伸ばす(岩崎社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― インターネット難民 ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

先週の週末は良い天気で、日本中で人々の動きが活発だったように思い
ます。私も朝の公園や自宅の駅の周りを歩いてみたのですが、コロナ禍
以前と変わらぬ混雑ぶりで、驚くとともにさまざまなことに気づかされ
ました。

魔女は相変わらず元気で、心配性の私とは異なり、娘のところに届け物
をしたりして休日何もしないでボーっとしている私をけしかけるように
いろいろと提案してくれるのですが、今世の中は矛盾だらけで、感染症
対策と経済を回していくということでさまざまな政策が打たれています
が、私にはよくわかりません。

ともかく、制度自体の対応がよくわからないのです。キャンペーンがい
ろいろとあるのは知っていますが、申し込みの方法や手続きが複雑でネ
ットでの申し込みや申請が多いので、敬愛するケン・ローチ監督の作品
「わたしは、ダニエル・ブレイク」のような一人暮らしの老人の生き様
や、「家族を想うとき」のようなフリーランスやギグエコノミーの問題
がどんどん日本の現実になっていくのを目の当たりにしている感じです。

そうでなくても私は家のことや身の回りのことが自分で何もできないの
で、ネット社会以前の問題も個人的にはあるのですが。それはそうとし
て、コロナ禍になってから頻繁に行くようになった近所の商店街の肉屋
で買い物をしていると、商品券のようなもので払っている人がいたので
聞いてみると、区の地域振興券というものがあるのですね。

それすら知らなかったのですが、そういうことが情報として入ってこな
いのも問題です。都や区の情報が自動的に配信されているわけではない
ので、自分で注意するしかありません。

今年になってから勧められて携帯をスマホに変えたのですが、混乱する
ばかりで私にとってメリットはほとんどありません。「いちばんやさし
い! 大人のためのスマホ入門」(英和ムック)という本を買って勉強
しようと思ったのですが、「すぐわかるスマホの使い方はじめの一歩」
という言葉とは裏腹に要領を得ず、やはり必要に迫られ自分でスマホを
操作しながらでなければ無理ということだけがわかりました。

しかし現実はそういうことばかりではなく、蕎麦屋で昼食をして支払い
になったら現金かPayPayだけと言われ、クレジットカードが使え
ず、かろうじて持っていた現金で払えたので良かったのですが、もう本
当に「どうすりゃいいのだ!」という場面が多々ありますね。

会員特典とか、クーポンとかスマホを駆使して手続きするのもこちらは
面倒くさくてやれたものではありません。日常生活で慣れている人は何
ともないでしょうが、これが行政の手続きになると老人にはついていけ
なくなるのは映画のシーンを観ても確実です。

利便性や効率を求めてネット化していくのは仕方がありませんが、これ
を救済する、相談できる窓口等を充実させないとネット難民が高齢化と
共にどんどん増え、そういう人たちは切り捨てられていくような気がす
るのです。

コロナ禍でお店や人々は知恵を絞り、さまざまな新しいサービスや商品
を開発しています。そして、政府は携帯料金の値下げや押印を無くすと
いうような政策を促進しているようですが、すべてのことがデジタル化
につながり、スマホを中心とするネット社会が激しいスピードで展開さ
れています。

これからは高齢者も自分が「インターネット難民」にならないようにや
っていくしかないのでしょうね。


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【執行役員が伝えたいこと】_鈴木副社長

      ――― いつでも、あたらしい自分 ―――
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コロナ第3波の可能性がニュース等で取り上げられ、インフルエンザの
予防対策を併せながら、withコロナの冬を迎えることになりました。

「GoTo~」が始まり、経済の活性を促そうとすると、人の交流機会
と時間が増え、防疫意識と対策の効果が薄れ、感染者数が増えることは
明白で、経済対策&コロナ対策の両立は残念な結果となっています。

コロナは一例ですが、将来を正確に予測できる時代ではないし、何が正
しく、何が間違っているかもわかりにくい、判断しにくい常態になって
います。

多様な立場において多様な意見を発信する時代。こんな時こそ多様性を
認識しながらも、流されることなく、しっかりと自分の信念に基づき、
自分の意見を言えるようになってほしいです。ニューノーマルをどのよ
うに捉え、どう行動するかは、あなた次第ということです。

需要回復の手応えが感じられ、100%とは言えませんが、戻りつつあ
るのは確かです。考えなければいけないことは、回復の段階において、
従来のやり方に戻すよりも新たなやり方を考え出していくことです。

鉄鋼業界の各政策を見ていれば、我々の将来像は想像に難くないです。
そして、我々業界の再編・統合を始め、存在価値を問い直される時代に
突入しています。

まさにデジタル社会に向けて、スクラップ&ビルドを進めていくことが
急務です。設備のS&Bにとどまらず、ビジネスそのものやプロセスに
も踏み込んで存在価値のリセットにつながるアクションを取らねばなり
ません。

当面、持つべき存在感(存在価値)として、

1.モビリティ社会に通用する価値を提供している。

2.社会課題の解決に参画しながら、社会の進展に寄与している。

3.多様なコネクティビティを経営資源として持っている。

以上のような会社となるべく、ビルドアップして新たな存在価値の創造
と発揮につながるように、DXによる第一歩を進めていきます。

さらに社員のみなさんも、デジタル社会に通用する知識とスキルを備え
た人財へと変貌を遂げていくことを、会社のみならず、社会からも大い
に期待されています。

世の中と共に会社の方向性は新たな局面を迎え、そこで働く社員のみな
さんも、世の中にとって役に立つ人財としてのパフォーマンスや生き方
を新たに問い直していく必要があると思います。

「あたらしい自分」のキッカケを見つけ出して、「新最適な自分」を追
求することが、新たな自分ブランド、新たな自分の存在感になっていき
ます。


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【NS九州スチールサービスの現場から】_岩崎社長

        ――― 自社の強みを伸ばす ―――
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今年も残すところ2ヵ月余りとなりました。北九州も最近やっと朝晩が
冷え込むようになり、秋本番を感じております。新型コロナやインフル
エンザ感染には、これからも引き続き注意を払っていかなければなりま
せん。

そんななか、弊社を取り巻く内外部環境は自動車生産の需要の急激な回
復で忙しさを取り戻しており、夏から故障していたクレーンも修復し、
やっと昨年並みの通常稼働状態に戻れました。これから年度後半に向け、
集中して年初に掲げた目標達成に追い込みたいと、今まさに活動してい
るところです。

2020年度もあと半年弱で終わり、次期長期経営目標の10年先に向
けてどこも動き出していると思います。弊社のレベルは決して高いとは
言えませんが、私どもも「考動」していかなくてはなりません。

いつ変化してもおかしくない時代に、私たちは変化することを敏感に感
じながらフットワークをきかせた挑戦行動を起こすことが大事であり、
試行錯誤しながら新しい価値づくりへつながる夢を描き、信じてチャレ
ンジしていかなくてはなりません。

そのためにも新しい領域として、何か強みとなる武器を開発していくこ
とが最優先だと思っております。

まずは次につながる準備を今から少しずつですが手探りで進めていき、
何が強みかを整理して、やるべきことをやり、柔軟な考え方と組織力で、
新しい価値(機能)に結びついた仕事領域を再構築・拡大していきます。

そこで強みを伸ばすには、強みをよく理解していなければなりません。

強みとは他社より魅力的か、その魅力は付加価値を生むかどうかです。
そして魅力とは差別化と独自化で、差別化は他社でもできるが自社の方
が上手にできること。独自化は他社にできないことが自社にはできるこ
とであり、顧客を中心に考えなければならないものです。

つまり、お客さまが評価、変化する場面や環境に対し適応できなければ
意味がなく、仕事や成果に結びつかねばならず、外部(顧客)とその成
果の関係で捉えなければなりません。強みは実践により磨かれ、必要な
ときに必要なリソース、ノウハウを提供することで発揮され、その積み
重ねにより仕事領域が広がった職場が実現する、と言います。

我が社の足元の取り組みとして、本業は高効率安定操業をバージョンア
ップすること。新領域としては製鐵所下工程応援・母材保管機能拡大・
ロジスティクス機能開発等に前向きに「チャレンジ考動」すること。

結果、バランスの良い体制で自己成長でき、お客さまに対して新価値が
提供できる安全で信頼ある会社に近づきたいと考えます。

コロナ禍はまだまだ続き、年末年始の時期に近づくにつれ、寒さや慌た
だしさも増してきます。健康管理と事故・怪我だけには十分に気をつけ
ましょう。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.878〕は、2020年11月5日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

欧米ではコロナ禍が春のピーク時を越える勢いです。日本でも欧米ほど
ではないにしてもこれから冬に向かう季節の感染拡大が懸念されます。
インフルエンザの予防も含め、継続して「新しい生活様式」を実施して
いかなければなりませんね。
在宅勤務や非接触型のサービスなどが展開され、インターネットを利用
した手続きなどが多くなっている昨今ですが、周囲を見回したとき、そ
ういうことをまったくやったこともなければ、今後もまずやらないだろ
うという人もいるのが現実の世の中。そういう人のためのサポート体制
なども考えた「デジタル社会の実現」を政府には期待したいところです
が、まずは自分が挑戦していかねばならないと強く思うところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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