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五十鈴メールマガジン〔No.485〕天高く馬肥ゆる秋
配信日時:2013/09/27 11:25
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2012.10.18発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.485≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
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       からっとした秋晴れは気持ちがいいですね。

    こういう時期にこそ、スポーツ、芸術、歴史、文学など

        何か一つでもいいから自分を磨くために

         真剣に取り組みたいものですね。

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☆No.485 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_天高く馬肥ゆる秋
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_鬼十則(岩織常務)
┃
┃【NS九州スチールサービスの現場から】
┃ ■_環境変化に組織的に対応するために(一倉社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― 天高く馬肥ゆる秋 ―――
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鈴木貴士です。

秋晴れの日、思わず口にしたこの言葉をなんと初めて耳にしたという若
い人が多かったのです。最近日本語が乱れていると言われていますが、
それどころではありません。この秋の好時節をいう句を全く聞いたこと
がない、というのですから話にならないのです。

「『食欲の秋』とか『読書の秋』はさすがに聞いたことがあるでしょう
が、『天高く馬肥ゆる秋』のほうが情緒があって『そうだなあ!』と思
うでしょう?」と言うと、「天が高いというのはどういうこと?」とか
「何故、馬でなくてはならないの?」とかいう質問をされてしまうので
すね。

この答えがまた厄介なことに難しい。「秋は空気も澄んでいるでしょう
? だから空も高く見える」などと答えると「あら、そうかしら」とこ
う来る。「収穫の時季だから、馬が食欲を増して逞しくなるでしょう」
と答えると「だから、牛でも豚でも同じじゃないの?」と言うのですか
ら、「分かった、分かった、もういいよ!」とこうなってしまうのです。

最近のもっと難しいシリアスな問題でも、この調子で議論にもならない
のですから日本は心配です。要するに、真剣に考えるということの基の
知識が不足している、あるいは歪められていることが多いのです。

原発問題、オスプレイの問題、尖閣諸島や竹島の問題、子供にちゃんと
解説できるでしょうか? 雰囲気やムードだけで流れていってしまうこ
とがあまりにも多いのです。

沖縄のオスプレイ配備では大規模なデモが起きるのに、中国で起きた反
日暴動に対する大きなデモは起きていません。この二つの問題が関わり
あっていることすら、あまり報道されていません。

アメリカが何故、あんなに急いでオスプレイを沖縄に配備するのか。オ
スプレイが危険だとか、危ないという次元の話とは全く違います。

もし、中国で内乱でも起きたら、今、中国に居る米国人を救出しなけれ
ばなりません。そういう有事の際のことをアメリカは考えています。日
本政府はそういう心配をしていません。

東日本大震災の時も「トモダチ作戦」で、アメリカの軍隊が助けてくれ
ましたね。日本はアメリカに戦争で負けて沖縄を取られましたが、返還
してくれたものの、極東の戦略的な基地として実質的にアメリカが手放
すはずがありません。

一方、ソ連は日ソ不可侵条約を破棄して、広島・長崎に原爆が落ちてか
ら参戦してシベリアに日本人を長期間抑留したあげく、北方領土を奪い
ました。

東西の長い冷戦があって、ベルリンの壁が崩壊して、一応、西側すなわ
ちアメリカが勝った、というよりは、ソ連が自滅して新しい時代を迎え
ました。

民族紛争等、様々な争いが世界各国で起きていますが、大戦争は圧倒的
な軍事力を持っているアメリカがおかしくならない限り、今後起こらな
いと思います。

EUがこの度ノーベル平和賞を獲得しましたが、こういうことも日本人
にはピンと来ていませんね。「読書の秋」に様々なことを勉強をして、
「私見」を持ちたいものです。

自分が腑に落ちないことから調べてみることが重要だと思いますし、今
はネットで検索すれば何でも知ることができるので、そこはいい時代に
なりました。

まずは日本や日本人のことをよく知る。日本の文化は本当に素晴らしい
ものです。その基となっているのは、なんといっても皇室です。簡単に
「女性宮家創設」などという議論はとんでもないことです。

神話から続いている、この大切な流れを絶対に変えてはなりません。そ
ういうことを知るためにも、秋の行楽シーズン、神社仏閣へ行って、日
本の歴史に触れてみるのもいいでしょう。きっと、自分たちのDNAに
気づくと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_岩織常務

          ――― 鬼十則 ―――
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電通の中興の祖といわれる吉田秀雄氏が残した「鬼十則」というものが
あります。皆さんご存知ですか?

この「鬼十則」は、「広告の鬼」と恐れられていた電通4代目社長の吉
田氏が、昭和26年(1951年)に社員のためにビジネスの鉄則、原
理原則、行動規範を書き留めたものです。

海外でも結構知られているようで、“Dentsu’s 10 Wor
king Guidelines”という英訳版もあり、アメリカのG
Eのオフィスにも飾られているそうです。

7、8年前だったと思いますが、たまたまある雑誌に掲載されているの
が目にとまり、以来、私自身が仕事を進める上での拠り所の一つになっ
ています。

では、その「鬼十則」を紹介します。

一.仕事は自ら「創る」べきで与えられるべきではない。
二.仕事とは、先手先手と「働き掛け」ていくことで、受け身でやるも
  のではない。
三.「大きな仕事」と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
四.「難しい仕事」を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩があ
  る。
五.取り組んだら「放すな」、殺されても放すな、目的完遂までは…。
六.周囲を「引きずり回せ」、引きずるのと引きずられるのとでは永い
  間に天地のひらきができる。
七.「計画」を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そし
  て正しい努力と希望が生まれる。
八.「自信」を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そ
  して厚みすらがない。
九.頭は常に「全回転」、八方に気を配って、一分の隙もあってはなら
  ぬ、サービスとはそのようなものだ。
十.「摩擦を怖れるな」、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君
  は卑屈未練になる。

いかがですか? それぞれが言わんとしていること、即ち社長が社員に
求めていたことは何か分かりますか?

この「鬼十則」が示されたのは約60年前、丁度五十鈴の創立の頃にな
りますが、電通も経営環境が厳しく、ここで頑張らねばと社長自身が真
剣にぶつかっていた頃で、その時に感じたことを書きなぐったものだそ
うです。

「広告の鬼」といわれた人の言葉でもあり、社員の士気を鼓舞しようと
いう思いが強すぎて少し激しい表現があり、若い人には馴染みにくいか
もしれませんが、どうも昨今足りないなと思う心意気・強さというもの
を感じます。

所謂「精神を叩き直す」というようなイメージのメッセージもあります
が、極めてシンプルであり、日頃よく耳にすることのようにも思います。

時代は変わり環境が大きく変わっても、60年前の昔も今の時代にも同
じように満足のいく仕事をするために必要な規範・考え方が、この「鬼
十則」で叫ばれていると思います。

これからの変革の時代、変化の多い時代に立ち向かい新しいものを創り
上げていくには、その仕事を進めていく上での処し方・拠り所の一つと
して、この60年前の「鬼十則」を一度読んで頂き、しっかりと頭に叩
き込んで、それぞれの業務に邁進してもらいたいと思います。

「より熱く! より強く! そして、よりしぶとく!」


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【NS九州スチールサービスの現場から】_一倉社長

    ――― 環境変化に組織的に対応するために ―――
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10月に入りだいぶ気候もよくなり、夏の暑さがウソのように爽やかな
気候になりました。NS九州がある北九州地方も過ごしやすい気候が続
いております。

NS九州では9月29日に拠点開発の上期の成果発表と、下期に向けて
のキックオフを実施し、下期のスタートをきりました。

上期を振り返ってみると、稼働4年目を迎え、トヨタ九州の生産増、拡
販活動、新日鉄と住金の合併によるマーケット変化などにより扱い量が
増加することを前提に、環境の変化に対して組織的に対応できるように
することを進めてきました。

単に生産性を上げるのではなく、設備保全・品質管理の向上により設備
停止をなくし結果的に生産性が上がっているということを目指しました。

また、ラインの生産性については、工場・事務所合同のプロジェクト活
動を行っており、1本のラインで自動車向けから軽天まで加工するのに
最適なやり方をシミュレーションすることにより、組織としての力にな
ってきていると思います。

現在、五十鈴東海安城SCに、4月にNS九州で採用した新人2名を預
かってもらっています。NS九州では出来ない体系的な教育をしてもら
っており、来年4月にこちらに戻ってきた時大きな戦力になると思いま
す。

今年もまた地元高校生を採用して、安城で教育してもらう予定にしてい
ます。

拠点開発活動の継続や地元の人の計画的な採用により、NS九州も少し
ずつではありますが自立した会社になりつつあります。足元、中国での
日本製自動車販売の激減により、中国向け輸出比率の高いトヨタ九州は
生産が急減していますが、将来を見据えて着実に会社の力をつけていっ
ている最中です。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.486〕は、2012年10月25日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

長く暑かったこの夏が漸く終息し、本格的な冬の到来まで暫くの間です
が最高の季節を迎えています。こういう季節にこそ、夏にはなかなか取
り組めなかったことに挑戦し、自分を磨くことが大事ではないでしょう
か。スポーツでも芸術でもなんでもいいですが、「食欲の秋」には気を
つけたいものですね。気を抜くとこの冬ダイエットが必要になるかも知
れません。何に取り組んでも夢中になりすぎて、日常の生活に支障を来
たさないように注意してやりましょう。「何のために取り組むのか」、
目的を再確認していくことが肝要だと思います。
                      (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
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 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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