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五十鈴メールマガジン〔No.879〕アメリカ大統領選挙と立皇嗣の礼
配信日時:2020/11/12 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.11.12発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.879≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

           先週、東京では3年ぶりに

     冬の訪れを告げる「木枯らし1号」が吹き荒れました。
          
          これから秋の深まりとともに

         本格的な冬の到来の時期を迎えます。

         体調管理にはくれぐれも注意の上、

     コロナに罹患しないよう、予防を徹底していきましょう。

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☆No.879 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_アメリカ大統領選挙と立皇嗣の礼
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_「働く」をもっと楽しく、創造的にするために(山田専務)
┃
┃【五十鈴建設の現場から】
┃ ■_情報と知恵を活かし、お客さまに喜ばれる会社に(神生社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

    ――― アメリカ大統領選挙と立皇嗣の礼 ―――
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鈴木貴士です。

アメリカ大統領選挙はトランプ大統領の善戦と、選挙そのものを法廷で
争うような大変なことになってしまいました。朝から晩までテレビはそ
の話題ばかりで、それはそれとして日本にとっても重要なことですが、
あれだけの投票率と高揚した両陣営の人々を見ると、アメリカがいかに
民主国家かということ、そして多様性のある人々で構成されていると思
いました。

日本では、所謂「大阪都構想」の選挙、「大阪市を四分割する」という
重要な選挙でも、あまり問題にされず、中身も「二重行政の廃止」とい
うような単純な効率性というようなことになってしまい、大阪市が「政
令指定都市」ではなくなるという、メリット、デメリットというような
議論はあまりされませんでした。

それでも選挙がらみで公明党が賛成に回っても、結果否決されたのは良
かったと思いますが、僅差であり今後も予断は許さないと思います。

もし賛成で可決されたならば、他の政令指定都市も追従したがる、やり
たがりの市長が多く、改革という名のもとに追従するところが出てきて
しまうところでした。

それもこれも、改革というものの内容をよく知らないと、自分たちが不
利益を被るということを自覚しなければなりません。平成の改革をみて
も、「民営化」が良いことであるという流れとムードでさまざまなもの
が「郵政事業」をはじめ民営化されましたが、「お役所仕事」はムダが
多く、サービスも良くない、競争原理が働かないということで、国民に
刷り込まれました。

確かに「国鉄」がJRになり、都会に住む我々にはメリットがあったか
もしれませんが、北海道や四国は赤字路線ばかりなので、事業は低迷し
廃止せざるを得ない路線が当然出てきます。

競争原理を働かせていいものと、公共サービス的なものをよく考えなか
ったのは、郵便事業もそうですね。そして、民営化すれば、株主に配当
しなければなりません。そういうところまで考えが及ばず、ともかく古
いものはダメで新しいものは良いものだ、構造改革は何でも良いことだ
と言うようなムードが蔓延し、それが「新自由主義」や「グローバリズ
ム」で加速し、文化や伝統というものをないがしろにする傾向になって
しまいました。

さて今回、アメリカでは初の女性の非白人の副大統領が誕生しそうです
が、それはそれで素晴らしいことだと思いますし、アメリカの多様性や
可能性を感じさせられましたが、だからと言ってすべてアメリカのよう
にはなれませんし、日本の一番誇れる「皇統」というものを意識しなけ
ればならないと思うのです。

その日、日本では「立皇嗣の礼」で、秋篠宮様の皇位継承順位一位を国
内外に向け宣言されるという儀式が行われていました。中心儀式「立皇
嗣宣明の儀」には、秋篠宮家の長女、眞子様や次女の佳子様をはじめと
した成年皇族のほか、三権の長や閣僚等46人が参列しました。

天皇陛下は「本日ここに、立皇嗣宣明の儀を行い、皇室典範の定めると
ころにより文仁親王が皇嗣であることを、広く内外に宣明します」と述
べられました。

それに対し、秋篠宮様は返礼され、その後、菅首相が祝辞にあたる寿詞
(よごと)を読み上げました。また、宮殿「鳳凰の間」では、天皇陛下
が「壺切御剣」(つぼきりのぎょけん)」と呼ばれる皇太子の守り刀を
秋篠宮様に授けました。

というように、これだけでも日本の皇統の格式と伝統は欧米とは比べら
れないのです。男系男子は古い、女系でもいいではないか、というよう
な簡単なものではないのですね。しかし、日本人は日本の建国の歴史を
教育されていないのが現状で、非常に心配です。


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【執行役員が伝えたいこと】_山田専務

 ――― 「働く」をもっと楽しく、創造的にするために ―――
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先月末には、トヨタ系部品メーカーの上期連結決算内容が発表され、ト
ヨタ自動車のコロナ禍からの復調で、部品メーカー各社の業績回復が鮮
明になっていることが確認できます。

ほとんどの企業が上期営業赤字ではあるものの、通期ではトヨタの生産
持ち直しで、上方修正による営業黒字を予想しています。

足元では欧米でのコロナ感染拡大など、外的リスクが浮上しているもの
の、各社は生産拡大対応と原価低減という自助努力にいっそう注力し、
再び成長軌道に乗せると強気の構えを各社のホームページなどで宣言し
ています。

またこのタイミングに御取引先各社の経営トップの方から直接お話をお
聴きする機会を増やすと、新聞発表や各社のホームページには載ってい
ない生の考えが伝わり、とても参考になります。会社の規模や系列、取
扱部品によって、現状の捉え方、将来の見立ての違いも伝わってきます。

例えば、「将来クルマのグローバル生産がピークアウトすると当然なが
ら自動車部品市場全体も縮小し、既存プレーヤー間で縮小するパイを奪
い合う世界となる。部品メーカーにとって最大の試練となり、結果とし
て業界全体の再編に向けた圧力がかかることとなる。20年前金融業界
で『財閥の垣根』を越えたメガバンクが生まれたように、自動車業界で
も『系列の垣根』を越えた少数のグローバルプレーヤーと多数の専門領
域特化型プレーヤーの二極化が起きている」と語るT社関連企業の社長
もいます。

また、自動車メーカーが一方的に部品メーカーを選ぶ時代は終わり、部
品メーカー側にも今後新しい取引先の選択肢は増えてくるとの考えから、
「部品メーカーから今まで自然に付き合ってきた関係を明示的に再定義
し、自動車メーカーに直接的に要求されるものに縛られず、真に期待す
るものを理解した上でしたたかな提案や交渉を行うことが必要になって
いくと思う。ただし、同時にこれまで自動車メーカーから暗黙裡に享受
してきたさまざまな便宜を含めて見直す覚悟が求められる」と語る自社
の技術力に自信を持つ社長もいました。

お会いする各社の置かれた状況があまりにも異なるので、全部品メーカ
ー共通の紋切り型のソリューションは存在し得ないこともあらためて感
じます。

また各社は自社の置かれた状況と経営資源をベースに知恵を絞り、将来
への成長の絵姿を描くことがいっそう大切だと考えていて、モビリティ
革命への取り組み実態の一部を感じ取ることができます。

また、昨年までとの会話内容の違いは、SDGsなど「社会問題解決」
は避けては通れないものであると考える会社が増えてきた点と「働き方
改革」に真剣に取り組む会社が増えてきたことだと思います。

同時に「働く」をもっと楽しく、創造的にするために、「人は好きなこ
と、得意なこと、稼げること、社会の役に立つことの4つが交わる領域
で仕事をすると、生きがいを感じられる。経営者としてその組織創りが
ミッションだ」と共感できる考えを持っている経営者もみえます。

また、我々はリアルな社会において「新しい働き方」をどこよりも先に
スピード感を持って実践し、軌道修正しながら、個々の新たな存在感発
見にもつなげたいと考えています。


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【五十鈴建設の現場から】_神生社長

 ――― 情報と知恵を活かし、お客さまに喜ばれる会社に ―――
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建設の神生 幹です。

朝晩の冷え込みがきつくなり、秋を感じることなく、冬に向かっている
ような天候ですが、体調等崩さぬよう気をつけてください。

また、湿度も下がり、新型コロナやインフルエンザウイルスに罹りやす
くなるそうです。湿度を高くするとウイルスの飛沫到達距離が抑えられ、
また喉などを乾燥から守り、ウイルス感染予防にもなるので、加湿器を
会社や家庭でもご使用ください。また、濡れタオルを部屋に干している
だけでも湿度向上の効果はあるそうです。

話は変わりますが、大阪都構想賛否選挙・アメリカ大統領選挙と接戦に
よる投票となり、熱く見守っていた人もいたでしょう。

しかしながら、あれだけ接近した選挙では後処理が大変でしょう。大阪
維新の会は素早く敗北を宣言し、収拾に向かい対応しましたが、アメリ
カではどうなるのでしょうか。

法廷闘争に持ち込む構えを崩さないトランプ大統領への批判もあります
が、郵便投票には最初から法廷闘争も辞さないと言っていたので、私は
良いと思います。結果が出るまでには時間がかかると思いますが、今後
の選挙を考えるとさまざまな問題点に対して答えを出した方が国民もス
ッキリとすると思います。

その他さまざまな問題もありますが、アメリカ合衆国は民主主義国家の
リーダーです。選挙後は収拾に時間がかかってしまい、行政当局も機能
しないとは思いますが、しばらくすると双方の融和が図られて、星条旗
のもと、団結して立ち直ると思います。

このようになったのも、民主主義の根幹とする、「個人および少数派の
権利を組み合わせたものを基盤とし、多数派の意思を尊重する一方で、
個人および少数派集団の基本的な権利を熱心に擁護する」を疎かにした
ことが原因でしょう。

民主主義社会は、寛容と協力と譲歩といった価値を何よりも重視します。
民主主義は、全体的な合意に達するには譲歩が必要であること、また合
意達成が常に可能だとは限らないことを認識していないといけないと思
います。「正義」と「悪」、「敵」と「味方」などの2分化した考え方
を誘導した政治とマスコミの責任は重いと思います。

建設の基本方針に「全員参画」「未来志向」「社会貢献」があります。

平たく言えば「建設を皆の経験や知恵を出し合って、将来を見据えた会
社経営を行い、お客さまに喜ばれる会社になろう」です。

外部環境の変化が大きく、また予想し難い部分が多くありますが、さま
ざまな業種のお客さま、各種の製品メーカーさま等からの今後の予想や
対応等の情報を活かし、会社を変革しつつ、協力会社にも協力していた
だき、適切な対応によりお客さまに喜ばれる施工(仕事)をしたいと思
います。

外部環境の予測が難しいからこそ、皆さまの情報・知恵を活かしたいと
思います。また、全社員が一丸となって取り組んでいきますので、協創、
協働を、今後もよろしくお願いいたします。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.880〕は、2020年11月19日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

最近の朝晩はめっきり寒くなってきましたが、天気の良い日中は暖かい
ため寒暖差には気をつけなければなりませんね。
今年は新型コロナにはじまり、あれよあれよという間に年末に近づいて
きました。そしてこれから冬に向かう北半球の各国では新型コロナの第
2波、第3波への警戒感からさまざまな対策がとられてきています。
経済と感染対策の両立に向けて、これまでの対策を継続していくことが
重要なのは日本も同じです。気を緩めず、新しい生活様式にのっとって
目指すゴールに突き進んでいきましょう。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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