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五十鈴メールマガジン〔No.880〕ゴールなき戦い
配信日時:2020/11/19 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.11.19発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.880≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         今週は季節が戻ったのではないか

       と思えるほどの暖かな陽気が続いています。

         このような小春日和にまどわされず

        寒暖差のギャップで体調を崩さないよう

      常に気候情報には注意していかねばなりませんね。

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☆No.880 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_ゴールなき戦い
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_企業の変革(老田常務)
┃
┃【五十鈴中央の現場から】
┃ ■_新たなプロセス作り(本郷社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

        ――― ゴールなき戦い ―――
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆

鈴木貴士です。

秋も深まり、気温も下がり、その影響もあってか、コロナウイルス陽性
者も北海道から増えているニュースが出ています。ウイルスが寒さや乾
燥で増えるというのはわかり切ったことで、この約一年そういう対応を
強化しなかったのかなと思ってしまいますが、考えてみれば気温が上が
る春先や湿気のある梅雨、猛暑が続く真夏ごろには終息は無理でも収束
していくであろうという予測がありましたね。

特に緊急事態宣言やその後の第2波と言われた後には、収束の傾向がみ
られ期待していたのですが、またもやここにきて第3波と言われる状況
になっています。

GoToキャンペーンもあり、街はある程度活況を呈しているところも
ありますが、全体として相当に景気経済は落ち込んでいます。人々の対
応も新しい生活様式を真面目に取り組んでいる人もいれば、あまり気に
していない人もいるように見受けられます。

いろいろなお店を覗いても、検温から消毒、3密を避けるようなことを
徹底しているところと、そうでもないお店が入り混じっています。感染
予防を徹底し、経済も回していくという政府の方針もわかりますが、人
々の感染不安より、経済低迷による影響の方がどんどん大きくなってい
くのは目に見えています。

ここにきて悲しいことに自殺者が急増し、ますます状況を悪くし、人々
の不安は増すばかりです。そういうなかでも逆に業績が良くなるような
企業も多くありますが、それは一部で、経済を引っ張っていくような力
強さはありません。

大きな企業、特に莫大な投資が必要だった企業は金融機関や国の補償ま
で取り付けなければ生きてはいけないでしょう。

そして欧米をはじめ各国の状況も気になるところです。何しろ日本と違
いコロナウイルス感染症による死亡者の数が桁違いに多いのですから、
ああいう風になるのではないかと恐怖感を募らせるのももっともですが、
今までも体験したように日本は「ファクターX」により、感染爆発のよ
うなことにはなっていませんね。

それについて諸説がありますが、まあ、比較的真面目にマスクや手洗い
をして、そして自粛警察のような人が多く、社会的圧力で制御されてい
る部分が多いからなのかと思います。マスメディアに登場する学者や専
門家もどちらかと言えば楽観的な人は叩かれ、煽り気味の人の方が多く
出演していますね。

そして私たちの周りでも、家族をはじめ職場や取引先の方々、行きつけ
の飲食店でも考え方や対応が異なります。マスクをする、頻繁に手を洗
う、消毒を怠らず、顔を触らない、大声を出さない、というようなこと
はできますが、これからはこまめに換気するということが必要なのでし
ょうが、これをどういうタイミングでやればいいかが難しいですね。

カラオケや居酒屋で大騒ぎをするようなことはしないまでも、焼き鳥や
おでん屋、鍋料理のお店など行きたいところは山ほどありますが、黙っ
て食事をして、マスクをして静かに話をするのでは楽しくありませんし、
あのアクリル板も効果があるのでしょうが、難聴の私には苦痛です。

うちの魔女は自分がやるべきことは徹底し、あとは日常と同じようにし
ていますが、心配性の私とぶつかるときが多々あります。取り巻く人々
も楽観的な人と悲観的な人では全く対応が異なるので、その調整が難し
いのですが、こういうことをいつまでやらなければならないのか、残念
ながらゴールのない戦いはこれからも続くのですね。


□■□■============================

【執行役員が伝えたいこと】_老田常務

          ――― 企業の変革 ―――
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11月半ばとなりました。スポーツの秋、紅葉の秋、食欲の秋など、秋
と言うと本来は天気も安定しており、外出しやすく、いろいろなことに
チャレンジしやすい季節です。

私自身も1年前はラグビーワールドカップの生観戦や登山、バーベキュ
ーなどのイベントで外出する機会が多くありましたが、今年の秋はコロ
ナ感染予防を第一に、外出先も3密は避け、慎重に行動せざるを得ない
ので休日の行動範囲が限定されてしまい、1年前との様変わりを実感し
ています。

2020年の干支は庚子(かのえね)でした。その特徴としては、植物
が成長を終え、次の世代を残すために種子を準備する状態の「庚」と、
植物の種から芽が出始める状態の「子」の組み合わせということで、新
しい物事のサイクル(新次元)が始まる年と言われていましたが、今年
は結果的にはコロナ禍がそういった動きを後押しした年になりました。

コロナ禍が本格化する前から、企業の持続的成長のためには従来型のビ
ジネスモデルではなく、新しい多様なデジタル技術を活用し、イノベー
ションを起こしていく必要があると言われてきました。

例えばここ1、2年の各業界の経営トップの年頭挨拶における「経営課
題・施策」の多くで、5G(次世代通信規格)やAIなどからなる第4
次産業革命を見据えて、“デジタル化が生み出す社会や産業構造の変化、
ビジネスモデルの変化への対応”が掲げられています。

単なるRPAなどのデジタルツールの導入による効率化に止まらず、ビ
ジネスモデルそのものをデジタル技術の導入で変革し、社会の求める新
しいニーズに応じた、新しい付加価値の創出が企業の存在意義につなが
ります。

コロナ禍により、企業を取り巻く経営環境が悪化し、経済活動の規模が
コロナ禍以前の状況まで回復するにはまだまだ時間がかかるとみられて
いる状況下、デジタル化によるビジネスモデルの変革、業界全体、さら
には産業構造や社会までイノベーションを起こしていくというデジタル
トランスフォーメーション(DX)に向けた大きな流れに変化はないと
思いますが、いかに迅速に変革に向け実行できるかが重要なポイントと
なります。

良いビジネスモデルを考えても、各社員が理解し、実現させなければ意
味がありません。

イノベーションを起こす実現力、それは実際にビジネスパートナーと接
し、最前線で活動を行っている各拠点の社員であり、現場のオペレーシ
ョンの実行力にかかっていると思います。

ただ、現場の実行力をつけるには、日頃から各社員が直面している問題
を共有、分析し、問題の原因を洗い出し、問題解決に努めていく姿勢や、
既存の仕事のやり方に捉われず、新しい付加価値の創造に結びつけてい
こうとする高いモチベーションが必要です。

デジタルツールの導入だけならどの企業でもできますが、社員の圧倒的
な当事者意識、現場における実行力が新しいビジネスプロセス、モデル
の創造、DXに向けた競争の優位性に結びつきます。

未来のニーズとなるものは何か、これまで情報収集、意見交換を活発に
行い、ビジネスパートナーと連携し、新たな価値創造に向け継続的にワ
ークしてきた五十鈴の社員にとっては存在価値を高めていくチャンスで
もあります。

今年もあと1ヵ月半。まずは今年やり残した目標は社員間で共有し、必
ず実行するように努めること、そして指示待ちではなく、日々問題意識
を持って考えて行動すること、社内外のネットワークを拡げ、積極的に
意見交換を行うようにしてください。変革は自ら行動を起こすことから
始まります。


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【五十鈴中央の現場から】_本郷社長

        ――― 新たなプロセス作り ―――
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今週、民間の宇宙船としては世界初となる「クルードラゴン」1号機が、
日本人宇宙飛行士の野口聡一さんら4人を乗せて打ち上げられました。

コロナによる閉塞感が続くなか、とても明るい話題で、YouTube
で映像を観たときは高揚感を抑えきれませんでした。ミッション遂行と
無事の帰還を願うばかりです。

また、野口さんが着ていた宇宙服「スターマン」もスマートで、特にグ
ローブ部分が一体型で指先をめくることができるそうです。変化はロケ
ットも同様で、操縦はタッチパネルです。グローブの進化はこのためだ
そうです。改めてテクノロジーの進化に驚きました。野口さん曰く、黒
電話からスマートフォンになったような衝撃とコメントしておりました。

五十鈴中央の経営プロセスのベースは、経営幹部が集まり方向性の確認
・軌道修正をマネジメントの観点から議論する「スマートナビ」とビジ
ネスデザインを議論する「ビジネスラボラトリー」があります。

スマートナビは月1回、ビジネスラボラトリーは週1回。この他に朝礼
後毎日行う「Webミーティング」があります。このミーティングはさ
まざまな現場の実態、申し送り、情報共有をメインに短時間で実施して
おります。

これらのプロセスは五十鈴中央発足時から継続されているもので、環境
や経営実態に合わせて内容は変えながらも継続されている、五十鈴中央
の太い幹と枝葉のようなプロセスです。

11月に入り、経済環境もエリアでの差はあるものの上向いてきた状況
のなかで、五十鈴中央としても次期長期を見据え「耐える」から「作る
・慣れる」のステージにスピード感もって実行していかねばならないと
思っております。

というのも、どうしても必死に耐えながら仕事・生活をしてきたからこ
そ、経済活動の上向きは心理的な安定に入ってしまいがちになるからで
す。ですから、ここでもう一段熱量を増幅させることが真の組織力とな
り、新たな社会環境に貢献できる企業につながるのではないかと思うか
らです。

上期からさまざまな仕込みとシミュレーションを実施してきた種を、今
年度中には芽吹くようにしていくためにも、ファブレス・LOG・知財
というリアルビジネス領域から、次なる事業創造ステージに変えていき
たいと思います。

現在、大和では神奈川SDGsパートナーの登録が完了しました。まだ
取り組みを開始したばかりで勉強中ではありますが、環境や循環という
テーマに取り組めないか模索中です。

青梅や富士は地域ごとのオープンイノベーション活動に参画し、他拠点
が創り上げているサービスも取り入れながら活動しております。このよ
うな活動は、異業種・異文化の人たちとのやり取りになるので、とても
刺激になっていると思います。そして、この刺激を現業にフィードバッ
クすることで、また新しい発見につながっていくのではないでしょうか。

五十鈴中央は、足腰を強くする意味でも、アイデア先行の枝葉を長くす
るより、根本の幹を太くしっかりしたものにしていける、新しいプロセ
スで事業創造に挑戦していきたいと思います。


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 ◇◇◇NEW!今週の五十鈴グループホームページ更新情報◇◇◇ 
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今週、新たに五十鈴グループホームページに掲載しましたニュース記事
は以下の内容です。ぜひご確認ください。 

◆ニュースリリース 

2020.10.26 「かながわSDGsパートナー」に登録されました

        http://www.isz.co.jp/news/2020/1026_000322.html

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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.881〕は、2020年11月26日に配信
 いたします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

冒頭でも書きましたが、今週は小春日和の気候が続いていて戸惑う人も
いるのではないでしょうか。電車内でもこの陽気のせいか、上着を脱い
でワイシャツ姿の人もいれば、コートを着ている人もいて体感温度の差
を感じずにはいられません。と思いつつ、例年暖冬が続いていましたが、
今年の冬は寒くなるということです。そう言えば、先々週は3年ぶりに
東京では木枯らし1号が吹きました。
冬を前にして、あらためて冬支度はもちろん、感染症対策を含め体調管
理をしっかりとしていかねばならないと感じているところです。

                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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