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五十鈴メールマガジン〔No.881〕若者たち
配信日時:2020/11/26 11:30
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━2020.11.26発行

                 五十鈴メールマガジン ≡No.881≡

==ISZ Mail Magazine =====================

 ◆                            ◆
◆◇◆     ┃今┃号┃の┃メ┃ル┃マ┃ガ┃は┃    ◆◇◆
 ◆                            ◆

         今週に入り、先週までの暖かさと

        打って変わり、寒い日が続いています。

         この極端な寒暖差には十分用心し、

       新型コロナ感染症対策もしっかりと行って

           経済を回していきましょう。

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☆No.881 CONTENTS━━━━━━━━━━━━━━ ISZ Mail Magazine
┃
┃【代表メッセージ】
┃ ■_若者たち
┃
┃【執行役員が伝えたいこと】
┃ ■_循環型ビジネス創造に向けて(黒田常務)
┃
┃【アイ・ティー・シーの現場から】
┃ ■_気を緩めずに(川合社長)
┃
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◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【代表メッセージ】

          ――― 若者たち ―――
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鈴木貴士です。

昔、私の学生時代にこういう歌がありました。「君の行く道は 果てし
なく遠い だのになぜ 歯をくいしばり 君は行くのか そんなにして
まで~」という歌詞だったと思いますが、ともかく冷戦時代の真っただ
中、学園は荒れ、三島由紀夫はテロで割腹自殺をとげ、そういう時代で
も若い者は世の中に対する不平不満を持ちながら、平和な日常社会に組
み込まれていきました。

しかし、そこからはみ出す過激派という一団が大きな事件を起こし、社
会問題化するのですが、大きな意味では日本はアメリカとの関係を強化
し、経済でも「ジャパン・アズ・No1」と言われた時代があり、すべ
て絶好調でしたが、バブル経済とその後の破綻ですっかり自信を失い、
何十年もデフレ経済から脱却できない状況になり、政権が変わってもさ
らに政治不信は高まり、選挙の投票率も低いままです。

成人式で大騒ぎするような輩もどうなったのか。最近は話題にもなりま
せんね。ともかく、若い人がみんなおとなしいというか、元気がないと
いうか。目標がないというよりも、グローバリズムの進展で「今だけ、
カネだけ、自分だけ」というような風潮になり、高学歴のエリートとそ
うでない人の国民の分断が起きているのではないかと思うのです。

当然のように若者は都会に集まり、ITプラットホームに組み入れられ
る仕事が多く、安定しない収入のため結婚もできず、したがって少子化
につながっていくのですね。

少子化は結婚が少ないのであって、結婚した夫婦は子供を欲しがる傾向
があるので、子供手当よりも若者の収入を増やしてあげたほうが良いと
思うのですが、このデフレでは無理ですね。

しかし、そう言って嘆いてばかりはいられません。いつの時代にも若者
のエネルギーが世の中を動かします。今の日本を見ても、スタートアッ
プ企業や新しい産業では起業家が多く誕生しています。

需要と供給がインフレ状態ならば良いものを作れば売れる、仕入れれば
売れる状態だったものが、デフレの時は売れるものしか売れないのです。

ではどういうものが売れるかと言えば、昔は価格や品質ということだっ
たのですが、今やそういうことではありませんね。品揃え、利便性、お
客さまが自分でもわからない欲しいものを提供する。そして今注目され
ているのが、SDGs(持続可能な開発目標)を中心とする、仕事のや
り方や商品、サービスの提供ですね。

渋沢栄一は、次の一万円札の肖像になり、来年NHKの大河ドラマの主
人公になる「日本の資本主義の父」と言われる立派な人です。彼が書い
た一番有名なものが「論語と算盤」というものですが、私に言わせると
「論語で算盤」と思うぐらい、経済よりも国や社会貢献への思いが強い
人でした。

今日、地球環境問題や格差社会、世界にはさまざまな問題があります。
そういうことを踏まえた経済活動をしていかなくてはなりません。五十
鈴の未来も若い人を中心に「第三の創業」を目指しているところです。

デジタル社会とか、モビリティ社会とか、さまざまな言葉が飛びかって
いますが、それを体系的にビジネスにつなげ、世界の人々が幸せになる
ようにするには、冒頭に述べた「若者たち」の歌詞が心に響きます。

そのぐらいの気持ちでやらないと、今蔓延している「今だけ、カネだけ、
自分だけ」の世界から脱出できません。社会貢献活動につながる経済活
動、業態構築をぜひ、「若者たち」に挑戦してもらいたいと思います。


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【執行役員が伝えたいこと】_黒田常務

     ――― 循環型ビジネス創造に向けて ―――
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ここにきて新型コロナウイルスの猛威が急激に拡大してきています。季
節的な寒さや空気の乾燥が大きく起因しているとは思いますが、慣れや
気の緩みも少なからずあるようにも感じられます。

必要以上に恐れすぎることはないと思いますが、気を抜くことなくしっ
かり予防対策をして、やれること、やるべきことを確実に実践していき
ましょう。

そんな激動の一年もあと1ヵ月余りとなりました。この時季になると今
年のヒット商品とか流行語大賞のようなモノが発表されますが、今年は
当然コロナ関連のコトが中心となるのでしょう。

雑誌やテレビを観ていても「鬼滅」「マスク」「Zoom」などの単語
が上位にきているようですが、今年は自粛などによるステイホームでの
コト消費が主流となり、経済や生活様式に影響を与えました。

「マスク」の消費が5000億円市場に急拡大し、新たなビジネス機会
を生み出し、「Zoom」は働き方や飲み会などを変え、「鬼滅」はア
ニメの「鬼滅の刃」関連商品を含め大きな市場となっているようです。

ちなみに「鬼滅の刃」はキャラクターやストーリーの良さもあると思い
ますが、ステイホーム期間中にその存在や面白さを知った人も多かった
のではないでしょうか。

実は私も、まだ今ほど「鬼滅の刃」が騒がれていないGW休暇中に、あ
まり外出もできず時間をもてあましていたこともあり、アマゾンプライ
ムにて過去テレビ放送されたものがアップされているのを見つけ、20
数話も一気に観てしまい、その面白さを知ることができました。

今年はコロナで終始した一年となりましたが、来年は違うことが話題に
なって欲しいと思います。循環型ショッピングプラットフォーム「Lo
op」って聞いたことはありますか。2019年1月のダボス会議で
「捨てるという概念を捨てよう」というミッションを掲げ、発表されま
した。

日本でも来年の3月から大手企業が参画し、サステナブルプロジェクト
としてスタートする予定となっています。捨ててしまうプラスチックな
どの容器を何回も使える頑丈で高級感ある金属などの容器に変え、リユ
ースして「Loop」のネットワークで商品の販売・容器の回収をする
とのことです。

それにより新たな物流や関連するビジネスが生まれるとともに、エコの
推進にもつながり、日本人本来の「もったいない」精神にあっているよ
うな気がします。

来年はぜひ、今私たちも取り組もうとしているSDGsにつながるよう
なコトがヒット商品や流行語となって欲しいと思いますし、私たちの新
たな活動やビジネスにもつながって欲しいと思っています。


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【アイ・ティー・シーの現場から】_川合社長

         ――― 気を緩めずに ―――
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先週末の3連休では、このコロナ禍の中、観光地等の各地での人出が非
常に多かったとニュースで流れていました。私は家から出ずに過ごして
いましたが、世の中的には天気も良くて3連休ということもあり、少し
でも気晴らしをしたい気持ちになったのでしょうね。

振り返ってみると、4月7日に7都府県を対象に緊急事態宣言が出され、
4月16日には全国が対象になりました。このころの新規感染者数は3
50人~580人程度でした。5月25日には緊急事態宣言も解除され
ましたが、この日の新規感染者数は21人にまで減少していました。

現在の足元一週間では、毎日2000人を超える新規感染者数が報告さ
れており、緊急事態宣言は出されていないものの、非常に警戒しないと
いけない状況です。

11月も残り一週間となり、2020年も残すところ1ヵ月となります。
寒さもいっそう厳しくなり、インフルエンザにも注意しないといけない
季節です。人にうつすかもしれない、人からうつされるかもしれない、
という「かもしれない行動」を意識して、気を緩めずに新常態を実践す
るしかありません。

事業の方も今年度は残り4ヵ月となり、今年度の締めとともに来年度以
降の計画作りを始めています。

ITCでは来年1月にビッグサイトで開催される「スマート工場EXP
O」への出展準備や新サービスの開発、お客さまからの支援要請などが
重なり、有難いことに少し慌ただしい状況になってきました。

ITCではいろいろなタスクを皆で担当を割り振りながらチーム分けし
て推進しており、その状況を全社員が共有できるようにしています。ま
た、在宅勤務になってから、毎週月曜日に各自の先週の業務内容と今週
の予定を報告し合っています。

その報告の中で、各タスクの進捗が悪かったり、手が付けられていない
タスクがあるなどの話を聞く中で、それぞれの負荷状況(慌ただしさ)
を感じ取っています。

皆が出社している頃は、皆の動き方や目つき、会話の内容などで慌ただ
しい状況を肌で感じることができましたが、今は離れた場所での業務に
なっているために、各自の負荷状況も皆で共有する必要があります。

そばにいればすぐに声を掛けられることも、離れた場所にいるとなかな
か声を掛けにくくなりがちですが、やはり離れているからこそ、各自が
メンバーそれぞれの状況を慮り、状況を確認したり、問題共有をしたり
するなどの行動が重要になっていると感じます。

通信手段も電話、メール、Teams、LINE等、いろいろと選択肢
もあるため、業務以外のことも含め、皆で発信回数を増やし、コロナ対
応と同様にITCとしての新たな新常態を作っていきたいと思っていま
す。


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【次号のお知らせ】
 次号の五十鈴メルマガ〔No.882〕は、2020年12月3日に配信い
 たします。
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☆★━編集後記━☆★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━☆★☆

SDGs、循環型ビジネス・・・、新聞等でこれらの活字を見ない日は
ありません。新型コロナウイルスのそもそもの発生原因も地球環境破壊
から来ているものと言われ、より身近な厳しい現実として我々に問いか
けられているのではないでしょうか。
個人的には毎日リサイクルプラスチックごみと可燃ごみの分別には心が
けており、家庭におけるプラごみの量の圧倒的な多さに驚いているとこ
ろです。
生きていくための利便性の追求が、一方で我々が暮らす地球環境を破壊
しているという矛盾に対して、全人類が取り組んでいかねばならないテ
ーマだとあらためて思うところです。
                     (編集室/本間 靖啓)
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 発行人:五十鈴株式会社 鈴木貴士
     (〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-2-1 岸本ビル10階)
 編 集:株式会社アイ・コミュニケーションズ

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